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2006年3月31日

OLYMPUS E-330

昨年からさんざん迷ったあげく、ついにデジタル一眼レフを買った。
OM1、OM2を所有していてオリンパスのレンズが好きだったこともあり、デジカメもオリンパスに決めた。他のメーカーのように、銀塩時代のレンズをそのまま使うことは出来ないのだけど、デジタル専用設計にレンズを作り、ラインナップを一新した心意気に一票という感じである。
オリンパスが作ったフォーサーズという企画には、パナソニック、ライカも参入が決まっており、これからますますの充実が予感される。このへんの話は、検索してもらったほうが、詳しく出ています。
バッテリーの充電が終わらないので、今のところ一枚も撮影していない。
選んだレンズは35mm/f3.5マクロ軽くて、常用レンズにはぴったり。フォーサーズ企画では、焦点距離が35mm換算で2倍になるので70mmとなり、中望遠レンズでやや画角が狭い。早く25mmぐらいのマクロレンズが出てほしいところである。
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新品で一眼レフカメラを買うのは、実はこれが初めて。これまでは、レンズもボディも、中古ばかりで買っていた。けっこうハードに使うので、新品は緊張する。
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こっちはサブカメラ。広角側をこちらで受け持つ。型落ちでちょっと古い機種なのだけど、性能はとしては十分。ほんとはお金があれば、こっちが欲しいのだけど。なかなか手が出ません。

3月も今日で終わり。今年の3月は、とても長く感じた。起きている時間が長かったのだろうか。
明日からもばりばり描いていきます。
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投稿者 corvo : 18:27

2006年3月29日

Diplodocus skeleton & living body 05

今回は「有言実行」、生体復元完成である。
また手を入れるかもしれないけど、とりあえず出来上がった。
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画面の中での、ディプロドクスの占める面積が小さかったのも、早くし上がった要因であろう。描き込むには、少しちいさいのだけど、掲載される誌面の大きさを考えると、必要にして十分なサイズである。
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頭も小さく、十分に描き込めたとはいえないのだけど、もともとは虫類には表情筋がないので、あっさりとした描写になっている、
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長大な消化器官を収納するように、胴体はでっぷりとしている。
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後ろ足には、厚いパッドがあったことが、足跡の断面から分かっている。とくに踵のほうが深くなる。このことからも、重心が後ろ足に寄っていることが分かる。地面にめりこんだ、足裏のパッドを表現するため、このような描写になった。

これから、別件をもう一仕事。まだまだ終わりません。
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もうひと頑張り、応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 23:41

2006年3月28日

Diplodocus skeleton & living body 04

今日から生体復元。少しペースダウンかな。
明日、フィニッシュの予定。
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カラーインクのセピアと、ローシェンナでざっと立体感をつけたあと、アクリルで描き込んでいく。もともとが大きな恐竜なので、この大きさでは体表のうろこはほとんど判別できないだろう。
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胴体のディテールから始めている。ここのボリューム感が大事。どうしても横に長いため、画面の中で小さくなってしまう。それでも重量感と、巨大さは表現したい。
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明日はペースアップします。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 23:19

Diplodocus skeleton & living body 03

今回は早いです。
ディプロドクスの骨格図が完成。
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画面に収めるため、尻尾を少し無理にあげている。ここまで柔軟に動かなかったかもしれない。
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頭部のまわりのディテール。きわめて小さな頭に、貧弱な歯。
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胸部のディテール。左右の肩甲烏口骨は、触れ合うような位置で関節している。四足歩行するほ乳類の肩甲骨は、左右が独立して柔軟に動かすことが出来るが、恐竜は左右の肩甲烏口骨は動かさなかったと考えられる。重心も後ろ足にあり、ほ乳類とは全く違うバランスを持った生物である。
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前足に比べて、後ろ足が極端に大きい。この点からも、後ろ足が大きな加重を支えていたことが分かる。
明日(今日か?)から、生体復元をスタート。
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投稿者 corvo : 00:33

2006年3月26日

Diplodocus skeleton & living body 02

今日のところは、ここまで。
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イラストボードへ転写した後、セピアのカラーインクで、陰をつけていく。使用する筆は、イタチ毛の面相。
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セピア一色なので、あっさりした描き込み。

ここのところ画像ばかりで、あまり文章が書けてません。ちょっと余裕がなくなっているかも。
気をつけなくては。
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投稿者 corvo : 23:55

2006年3月25日

Diplodocus skeleton & living body 01

今日から新しい恐竜をスタート。今回はディプロドクス。
竜脚類の中では、アパトサウルスのほうが好きなのだけど、出版社、監修者との打ち合わせでディプロドクスに。アパトサウルスとプロポーションに違いがある程度に思っていたのだけど、論文の図版を仔細に見てみると、別属であることが分かる。
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コピー用紙に鉛筆でエスキースを制作。竜脚類はとても好きなので、スムーズに描ける。
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胴体部分の描写。何度も線を引き直しながら、形を探っていく。
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今日は、もう休みます。ポチポチっと押してくれると嬉しいです。

投稿者 corvo : 23:06

2006年3月24日

電車吊り広告デビュー「恐竜の科学展」

今日は午後から都内へ出かける。妻と行く予定だったのだけど、妻は体調が優れず断念。一人で色々と廻ってきました。電車に乗ったところ、前々回のエントリーで書いた通り、山手線の車内に、「恐竜の科学展」の広告を発見。吊り広告デビューです。
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これが山手線の広告。鉄パイプに阻まれて、全体が見えません。
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山手線だけだと思っていたら、千代田線にも。一番良く利用する地下鉄なので、なんだか嬉しいです。
イベント開催まで、ほぼ一ヶ月。諸々のことと合わせて、準備をしなくてはいけないので、どんどんスケジュールが詰まってきました。頑張ります。
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投稿者 corvo : 22:52

プロ野球中継

先日までのWBCは試合内容も良かったのだけど、中継の方法、カメラの位置など、随所に工夫が見られて、とても楽しめた。しかし、なんといっても大きかったのは、1回表から9回裏まで全て中継していたことだ。
これが日本のプロ野球中継ではなされていない。サッカーの試合であれば、必ず試合開始から、終了まで中継する。もちろん90分と試合時間が決まっているため、放送のスケジュールもたてやすいと思うのだが、野球が重要なコンテンツだというならば、きちんと最初から最後まで見せてほしい。
現実は番組が始まると3回ぐらいまで試合が進んでいて、時間が来ると8回でも中継は中断される。
今日、フジテレビのスポルトを見ていて、プロ野球中継についての特集があったので思いついて書いているのだけど、スタッフたちは異口同音に、魅力あるプレーをしてくれれば人気は戻ってくると言う。それ以前に、ちゃんと中継をしていないのはあなた方だろうと、突っ込みをいれたくなる。
アメリカの中継でもうひとつ感心したのは、少しカメラが引き気味で、広い範囲が見渡せる。それぞれの選手の動き、守備の連携が分かって面白い。一方、日本の中継では、個々の選手にカメラが近づきすぎて、プレーの全体が見渡せない。野球の守備は、ボールがとんでこなかった選手も、バックアップなど様々な重要な動きをしている。これは、サッカーの中継にも言えるかもしれない。団体競技なのだから、全体の動きが分かる中継を工夫してほしい。
なんだか、夜中に思いついて書いてしまった。もう寝ます。
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投稿者 corvo : 00:19

2006年3月23日

Stegosaurus skeleton & living body 06

ステゴサウルス、生体復元図完成。
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今回も派手め。BBケントのイラストボード(細目)に、アクリルとカラーインクで制作。
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尻尾のとげ。かなり大きく立派である。強度もかなり高かったらしい。しかし、尾椎の先の方についているので、とげ自体に強度があっても、尻尾がどれぐらい衝撃に耐えられたか疑問がある。
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頭部。喉の下から、頸にかけてびっしりと保護のための装甲がある。
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背中の板の役割はよくわかっていない。ディスプレイ的要素が大きかったと考えて、派手で目立つ色にしてみた。わざわざ体温管理のために使っていたとは、どうも思えないのだけど。
ここまででようやく3種。あと7種、さくさく描いていかなくては。

東京大丸でゴールデンウィークに開催される「恐竜の科学展」の広報が、ぼちぼち始まっているようです。
明日から、山手線の中で吊り広告が掲示される予定です。(と聞いています)
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投稿者 corvo : 21:06

Stegosaurus skeleton & living body 05

昨日、22日中には完成といったのだけど、出来なかった。これでは「有言不実行」である。
そこで、今の状況をアップ。明日は背中の板を中心に完成まで持っていく予定。うんと派手な板にしようと思う。
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胴体から尻尾にかけては、ほぼ完成に近づきつつある。骨格の特徴から、腰の周りの立体の造型は複雑で、描いていて楽しい。光のあたり方で変化していく、面の移り変わりをウロコを表現しながら、追いかけていく。
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頸周り。頭部は、まだ全然手をいれていない。眼も描いていない。
ちょっと時間がかかってしまっているが、いい感じで進んでいる。

近所に、定期的に通っている接骨院があるのだけど、いよいよ右手に腱鞘炎の症状が出てきた模様。長時間、制作していると親指の付け根と、関節にぴりぴりとした痛みが出てくる。午前中、親指に灸を据えてもらったところ、非常に調子が良くなり、効く物だということを実感。毎日、するわけにもいかないので、しっかりケアーをしつつ、ハードに仕事をこなしていかなくては。
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投稿者 corvo : 01:55

2006年3月22日

Stegosaurus skeleton & living body 04

前回のエントリーで書いた通り、WBC観戦のため、あまり仕事が進まなかった。
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これが、21日昼間の状態。筋肉を意識しながらカラーインク陰影をつけ、中間色のイエローオーカをラフに塗ったところ。背中の板は角質の鞘で覆われていたと思われるので、骨の状態よりもさらに長く伸びている。
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今日(21日)はここまで。22日中に完成させてしまいたい。
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少し寄ったところ。まだまだこれから描き込む。
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投稿者 corvo : 01:35

2006年3月21日

WBC、日本優勝!

今日は本当にものすごく嬉しかった。予選から熱心に見続けていたわけではないのだけど、かつて野球少年だった僕としては大いに盛り上がった。
いつものように仕事場でテレビで観戦。さすがに手を動かすことが、ほとんど出来なかったので、昼間の進捗具合はそこそこ。
色々な面で問題のある大会であったと思う。また、野球という全世界に普及しているとはいえないスポーツで、世界大会を開くことの意義など、野球に興味のない人には納得のいかない部分もあるかもしれない。それでも、大会を通じて頂点にたったことは、日本人として誇りを持ち、胸を張ってよいことだと思う。
野球というスポーツは、試合終了まで非常に長い時間がかかる。他の多くの球技のように、時間が来た時点で終了というわけにはいかない。必ず27個のアウトをとるまでは、勝つことができない競技だ。だから、いくらリードしていても最後の一球まで試合の結果が分からない面白さがある。
今日のように、初回から先制し、リードを保ち、詰め寄られると突き放して、とすばらしい展開だったのだけど、相手チームに勝とうとする気力がある限り、最後の最後まで気を抜けない。
かつて王監督が野球の魅力について訪ねられたとき、次のような答えだったことが印象に残っている。「野球は必ず打席が回ってくる。そのとき、打席に立つ者はゲームの主役になれる。そこが一番の魅力ではないでしょうか」。試合に出ている全ての選手に、攻撃の機会が与えられる、そんな団体球技は、野球やソフトボール以外にはないと思う。(多分)
こんなことを書くと怒られるかもしれないが、サッカーのワールドカップで日本がチャンピオンになることは、これから先も限りなく不可能に近いだろう(個人的には無理だと思っている)。直接、体をぶつけ合い、ボールを追い回す競技では、身体能力の差があまりに大きいのではないだろうか。
野球は、バットやグローブなどの道具を使い、様々な特性の選手が組合わさることで、強い力を発揮することができる。遅い球でも打者を抑えるが出来るし、ホームランを打つパワーがなくても、得点に貢献することができる。そして、世界一を勝ち取った。
野球という競技で、日本人が世界一になれたことが、本当にとてもとても嬉しかった。
たくさんの勇気をもらい、野球の素晴らしさをあらためて実感した試合だったのだけど、おかげで仕事があまり手につかず、といった一日でした。(どうも文章のまとまりも悪いです)
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投稿者 corvo : 23:37

2006年3月20日

blog「絵本の仕事・実情と問題点」

僕の場合、専業の絵本作家というわけではないのだけど、出版と関わって仕事をしてきている。かねてから、絵本や挿絵の印税やギャラが低いと感じており、次のような問題提起をmixiで参加しているコミュニティにしてみた。
---
「絵本の印税は安すぎないか?」
絵本の印税は、どうしてこんない安いのでしょうか。
小説であれば10%。
絵本の場合は、文章と絵の両方を描いても、8%、ときには7%。
絵と文章の印税の配分は1:1。
これが小説に挿絵などを描いた場合は、印税で受け取ると1%ぐらいとなります。
絵本を印刷するためにコストがかかったり、原価自体が大きいのかもしれませんが、絵を描く側の立場が考えられているとは思えません。
僕の仕事の中で経営的に判断するなら、絵本を一冊出版することは道楽ぐらいに考えないと、やっていられないのが現状であると思います。
原稿料プラス印税を手にするか、印税をもっとあげていくか、そういったことを考えていかないと、あまりに寂しい現状であると思うのですが、いかがでしょうか。
---
今、とても活発に意見交換がされているのだけど、SNSという閉じた世界でのことでもあり、公開した状態で意見交換、情報交換ができるようにと、友人で絵本作家の田中清代さんがblog「絵本の仕事・実情と問題点」を作成してくれた。誰でも読めるし、コメントの書き込み、投稿も可能です。興味のある方は、是非、ご覧になってみてください。
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気が向いたら、ポチポチっとお願いします。

投稿者 corvo : 00:10

2006年3月19日

Stegosaurus skeleton & living body 03

今日のWBCの結果には大満足。6回までは、ミスでチャンスを潰す重苦しい展開だったが、7回のビッグイニングで一気に試合が決まった。素直に嬉しい。良い気分で、テレビ観戦しながらの制作。筆も進む。
そして、ステゴサウルスの骨格図が完成。
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BBケントのイラストボード(B3サイズ)にアクリルとカラーインク。カラーインクはセピア。アクリルは、チタニウムホワイト、ローアンバー、イエロオーカ、ローシェンナ、マルスブラックを使用。
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背中の板のディテール。溝と凸凹のテクスチャーがある。
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頭部のディテール。喉にびっしりと、装甲板が集まっていて鎖帷子(くさりかたびら)のようである。
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投稿者 corvo : 22:49

2006年3月18日

Stegosaurus skeleton & living body 02

この週末は、WBCとF1が楽しみ。メキシコの勝利で、思いがけず巡ってきたチャンス。今度こそ韓国に打ち勝ってほしいと思いながら、明日はテレビ観戦する予定。そして、夜はマレーシアGP(実際はもっと早い時間に行われるはずだけど)。

今日はステゴサウルスの続きを始める。鉛筆のエスキースをイラストボードに転写して、カラーインクで彩色していく。
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セピアのインクで、陰影をつけた状態。
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まだ、あっさりとした描写である。ここからアクリル絵の具で、明部を中心に描き起こしていく。現時点で、1/3ほどアクリルで描き起こしたので、明日のblogでアップする予定。出来れば完成まで持っていきたい。
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投稿者 corvo : 23:56

2006年3月17日

ボローニャ国際絵本原画展、今年も落選でした。

昨年10月に応募したボローニャ国際絵本原画展、今年も残念な結果でした。ネットで調べて、しばらく前にわかっていたのだけど、今日郵便で結果通知が来たのでお知らせです。
今回、出品したのは次の5点。
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Cat Skull
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Cat Head
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Wolf Skull
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Wolf Head
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Skull & Head
当然、来年もチャレンジします(出品は今年中)。しつこく入選するまで、出し続ける予定。
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特に落ち込んでいる訳ではないのですが、応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 23:10

2006年3月16日

Stegosaurus skeleton & living body 01

一日開いてしまった。
昨日はステゴサウルスの資料をチェックしながら、使える図版を探す作業。夕方6時30分から自宅にて、大丸のイベントの打ち合わせ。その後、行きつけの料理屋で食事をし、久しぶりに少々飲み過ぎた。

今日から、ステゴサウルスのエスキースを描き始める。
国立科学博物館に展示してある標本をもとにしているのだけど、椎体の数がThe Dinosauriaでは頸椎10個、胴椎16個、仙椎5個、尾椎46個となっている。実際の標本で数えたところ、頸椎11個、胴椎15個、仙椎4個と微妙に違う。今回の骨格図の角度だと、厳密に椎体の数を表現することはできないのだけど、The Dinosauriaの数をもとに描くことにする。
標本の場合、変形やどこまで発掘されたものかわからない部分もあるので、論文のデータが重要になる。
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相変わらず、資料が散乱している。
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まだ修正の余地があるかもしれないが、それなりに「しっくり」きている。
これも、ステゴサウルスを中心に研究している学生に意見を聞く予定である。
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投稿者 corvo : 18:16

2006年3月14日

Triceratops skeleton & living body 11

昨日は朝から税務署へ。いくつもりだったのだけど、最寄りの駅で降りると、構内で臨時の提出所があるということ。申告書は出来上がっていたので、並ぶこともなく提出することができた。税務署までいくのに、駅から徒歩10分ぐらいかかるので、大幅な時間の短縮ができて、とても助かった。
来年は、もっと早く出すこを目標にする(と毎年、心に誓っているのである)。
その後、上野の科博へ打ち合わせと取材に。月曜日で休館日なのだけど、研究のために標本を見に来ている学生たちに便乗させてもらい、今回も多くの資料写真を撮影することができた。このトリケラトプスの復元でお世話になっている藤原君も来ており、他の学生も交えていろいろ議論することができた。

トリケラトプス、今日ようやく完成。
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これほど派手な模様を描いたのは、初めてかもしれない。
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目の周りのディテール。つぶらな瞳。
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巨大な嘴である。植物食と想像される恐竜ではあるが、この嘴があれば肉や骨でも簡単に切断できるかもしれない。角と合わせてみても、とてもおとなしい動物とは思えない。
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特に前脚の復元が、今回のポイントのひとつである。動物を描くときも、人間を描くときも、末端の描写にとても気を使う。どんなに中心がよく描けていても、指先まで神経が行き届いていなければ台無しになってしまうからだ。
さて、次はステゴサウルスか、ディプロドクスの予定。
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投稿者 corvo : 19:14

2006年3月13日

Triceratops skeleton & living body 10

今日、生体復元は完成することができなかった。
途中までの状況をアップ。
blog06031301.jpg
夕方までで、こんな感じ。
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頭部まわりを、中心に進める。色は地味だが、ちょっと派手めの模様。形が似ているというだけで、エボシカメレオンを参考にしている。
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これが、今の段階。あと半日はかかるだろう。でも、月曜日は朝から確定申告の提出と、昼から上野の科博で打ち合わせがあるので、ほぼ一日出かけなくてはいけない。

アロンソ、優勝。琢磨、完走おめでとう。最初に積んでいる燃料の量がわからないので、レースの終盤になるまでさっぱり順位が見えてこない。燃料給油はやめてほしいのだけど。
ケケの息子がすごい。ここまでやるとは、ニコ・ロズベルグ。
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投稿者 corvo : 01:33

2006年3月12日

2006年 F1GP開幕

ようやくというか、ついにというか、えっもうというか、そんな感じで今週末からF1が開幕している。
今年から大幅に予選形式が変わり、色々読んだ感じでは非常にわかりにくいというのが正直なところだったのだけど、中継を見ると意外に面白くて、久しぶりにわくわくした予選セッションであった。いっせいにマシンがコースへなだれこむ映像は、懐かしささえある。スポンサーとテレビ中継の都合で、一台ずつのアタックだった昨年までの予選形式は、二度と見たくないと思ってしまう。
特に現場でみると、全車がアタックする予選は迫力があるだろう。
シューマッハが、とうとうセナのもつポールポジション記録に並んだ。
マクラーレンは今年も壊れ続けるのだろうか。
スーパーアグリは、とにかく完走することだけが目標だろう。
もう、現地では結果がでているはずだけど、これから地上波でフジテレビ中継を見ます。まだ始まらない。前振り長過ぎ。レースをカッとするぐらいなら、タレントのコメントなんかいらない。
さて、今年の楽しみが始まりました。
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投稿者 corvo : 23:56

2006年3月11日

Triceratops skeleton & living body 09

昨日と違って、とてもよい天気。気温もたかく、ぽかぽかして気持ちがいい。
骨格図が完成したので、次に生体復元を始める。
blog06031101.jpg
筋肉を意識しながら、陰影をカラーインクでつけていく。
blog06031102.jpg
すこし、拡大。ちょっと皮膚を剥いだ感じの描写になっている。今回は何色にするか。
リクエストありますか?
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投稿者 corvo : 15:17

2006年3月10日

Triceratops skeleton & living body 08

今日は朝から夕方まで、都内で打ち合わせ。いろいろと話が盛り上がり、予定時間を大幅にオーバーして終了。また、新しいプロジェクトが始まります。

帰宅してからトリケラトプスを仕上げる。昨日の疲れが残っており、もうひとつ筆先に切れがないがなんとか完成。
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昨日の画像はデジカメで撮影したもので、少し形が歪んでいる。今日はスキャナで取り込んでいるので、これが正しい画像。
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頭部。
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さらにディテール。嘴の部分。
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ちょっと疲れました。今日も、ポチポチっとお願いします。

投稿者 corvo : 20:55

Triceratops skeleton & living body 07

今の時間まで頑張ったのだけど、これが限界。
これ以上は手の動きの精度が落ちるので、明日に持ち越す。特に最後の仕上げに手元が狂うと、結果がよくない。
blog06031001.jpg
もう少しで完成するところまで来ている。ここから、より丁寧な仕事をしていきたい。
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頭部のディテール。トリケラトプスの頭骨には、溝が多くテクスチャーが複雑で、描写に時間がかかってしまった。
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前肢、今回の復元の肝の部分である。
さすがに体がきつい。これからゆっくり休みます。
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応援、よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 02:45

2006年3月 9日

Triceratops skeleton & living body 06

転写が終わった後から、カラーインクのセピアで立体感をつけていく。
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ここまでで15分ぐらい。エスキースでしっかりと形態をりかいできているのと、トレースした線があるので、スムーズに手早く進めることが出来る。
blog06030904.jpg
夕方、カラーインクでのプロセスが終了。ここからアクリル絵の具で、明るい部分を重点的に描き起こしていく。
今晩中に仕上がるかどうか。やれるだけやってみよう。
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頭部のディテール。まだまだあっさりとしたもの。
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投稿者 corvo : 17:46

Triceratops skeleton & living body 05

今朝、どきどきしながらメールをチェック。藤原君からメールが来ている。

「第4案のトリケラトプスについて


全体として、すごくいいですね! 最高だと思います。
ここまで現在の藤原のイメージするトリケラトプスに近い復元はないかもしれま
せん。私は以前、このアングルでの肋骨の復元を描こうとしてみましたが、私に
はどうも難しすぎて挫折しました。すごいです。かなり気にいっています。
このあとのコメントはどうしても重箱の隅つつき的なものになってしまうのです
が、そのへんはご勘弁願います。全体のアウトラインに関しては、小田さんの復
元で異論はありません。」

といううことで、このエスキースをもとにすすめることにする。これから着彩。
当然、この文の後についていたコメントを参考に、細かな修正を加えていく。
今回は、本当に藤原君に感謝。骨格図が出来上がった後に、生体復元も描くので、筋肉のつき方などチェックしてもらう予定である。だいぶスケジュールがおしてしまったけど、これからペースアップしてがんがんいきます。
blog06030902.jpg
いつものようにトレーシングペーパーでアウトラインをトレースする。その後、イラストボードへ転写。使用するイラストボードはBBケントの細目で厚さは1mm。
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どんどんアップしていくので、応援よろしくお願いいたします。ポチっと!

投稿者 corvo : 11:50

Triceratops skeleton & living body 04

今日もほぼ一日、トリケラトプスにかかりきり。
前回のエントリーで書いたように、藤原君からのコメントをもとに、修正版を描いていたのである。
今回はかなり「しっくり」きているのだけどどうかな。明日の朝のメールを開くまで、どきどきである。
blog06030901.jpg
トリケラトプスは真上からみると、なす型というか、水滴型をしており、腹部の幅が著しく大きくなる。この特徴を、この角度から表現し、形態を理解するのに時間がかかってしまった。
復元画の制作は、これまで紹介してきたように、とても時間のかかるものなのだけど、時間がないときほど準備にコストをかけるべきだと思っている。焦って見切り発進すると、たいていの場合、失敗することが多く、また振り出しに戻ってしまうということがよくある。
準備の段階をしっかりとやっておくと、フィニッシュワークを短い時間で仕上げることが出来る。やはり段取り八分は真理であると実感する。

今日、管理画面のトラックバックをみると、なんだか気になるものが「日本画家」。見に行ってみたのだけど、まったく要領を得ないというか、不思議なコンテンツなのだけど、正直、気持ち悪さがある。「天才」らしいのだけど、どうなんでしょ。

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いつも読んでいただきありがとうございます。応援、よろしくお願いいたします。

投稿者 corvo : 00:19

2006年3月 8日

Triceratops skeleton & living body 03

今朝、メールをチェックすると、藤原君からメールが届いている。
今日も全面的に描き直し。今度は貴重な情報とともに、スケッチを添付してくれている。彼は絵を描いたり、粘土で造型することが趣味なのだけど、これがなかなかうまい。情報が良く整理されており、さらに理解が進む。特に、機能形態や化石を扱う研究者には、優れた観察力が不可欠であると思う。僕のまわりでも、絵が得意だったり、好きな研究者が多い。
記憶が不確かなのだけど、バージェス動物群の研究者として知られるサイモン・コンウェイ・モリスが、著書の中で古生物学者にはデッサン力が必須であるということを書いていたと思う。恐竜研究のビッグネームの一人であるポール・セレノも、もともとは美術を専攻していたらしい。

トリケラトプスという生物のコンセプトを、ようやくつかめてきたかもしれない。
朝から、メールと送ってくれた図版を参考に、スケッチを何度も繰り返す。
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一番手前のものが、今描いているもので、だいぶ形になってきた。
blog06030802.jpg
良い感じ。感覚的な表現なのだけど、「しっくりくる」というのは、復元において重要だと思っている。昨日までのものは、どうにも生物らしさにかけるかもしれない。
頭では立体を理解していても、平面に描くというのは、とても難しい作業である。僕自身、自分のイメージしたものを、まだ100%描けるわけではない。このずれを埋めるために、もっと上手くなりたいと思うのである。
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投稿者 corvo : 14:11

2006年3月 7日

Triceratops skeleton & living body 02

トリケラトプス、大幅に修正である。
昨日の夜、 blogでも少し触れた知人の大学院生にメールで画像を送り、気になるところをチェックしてもらった。
結論から言うと、ほとんど全てにといっても良いほどである。彼は 藤原慎一君という、東京大学大学院の学生で、角竜を中心に恐竜の機能形態について研究をしている。おそらく、日本でもっともトリケラトプスの標本を、詳細に見ている人間かもしれない。
blog06030702.jpg
今日、修正版を朝から制作。途中で気に入らなくなり、午後からもう一枚描き直す。

まず、全体についてのコメント。
「1.全体のバランス

頭、もすこし大きく。胴、もすこし前後に短く。頭の長さとribcage(胸郭)
の長さがほとんど同じくらいに見えるような感じ・・・なんとなく、遠近感のせい
でしょうか、頭が小さく見えます。
 前肢、もすこしごつく。後肢、もすこし短く。大腿骨と肩甲烏口骨の長さはほ
ぼ同じく100 cmなんで(レイモンド)、まぁ・・・これも斜め前から見てるから短
く見えてしまっただけかもしれません。
 たしか、一昨年のSVPで、尾椎の傾きをもっと下方に傾けている方が正しいと
する説も出てきましたね。割と納得しています。小田さんの第一案の方がしっく
りくるかもしれません。仙椎の一番後ろは、結構下の方に曲がっているんです。」

「レイモンド」というのは、国立科学博物館に収蔵されている、右半身が関節したトリケラトプスの標本の通称である。
各部についてのコメントも的確でわかりやすい。以下、その抜粋。

「2.胴体の形状

 左腸骨は腹側の面が見えている状態ですよね? コレの背側面が水平であった
としたらば(鎧竜みたく)・・・一番後ろの肋骨は真横に伸びます(横に3伸びて、
下に1下りるカンジです)。従って、恥骨ももう少し上の方に着くことになるで
しょう。腸骨と恥骨の角度はもう少し狭くなるということです。(中略)
 肋骨全体のカーブ具合は・・・後でまとめて添付ファイルで画像を送ります。
 ちなみに、仙椎に取り込まれた胴椎もいくつかあると思われます。その肋骨の
名残が、腸骨の前端と一番前の仙椎との間に見られます。
 肋骨の数・・・頸椎9個、胴椎12個、仙椎10個とされています。肋骨は頸椎の7番
目から少し長く伸びてきて、8、9(レイモンド全身骨格のpr8, pr9)になると胴
椎の肋骨とほとんど同じ長さになります。従って、見た目の肋骨の数は15個くら
いになるのでは? 
 胴椎の神経弓、特に腸骨の前から肩甲骨のあたりまで、骨化した腱が発達して
います。これは描かれますか?
 (中略)「Ostrom and Wellnhofer (1986): The Munich specimen of Triceratops
with a reversion of the genus. Zitteliana 14: 111-158.」がいいかと思います。
もっと直接的な資料としては、「恐竜学最前線Vol. 10」の4、5ページの見開きがい
いかと思います。

肋骨の角度、カーブの形状など、あと数も間違っていた。焦るとよくない。骨の数をカウントし、計測しながら制作するのだけど、焦りから仕事が雑になることがある。それ以上に、理解が足りなかったということもあるのだけど、このコメントでかなりイメージがスムーズに出来上がってきた。

「3.前肢
 
 肩甲骨の位置。おそらく、レイモンドは肩が本来の位置から若干(肋骨ひとつ
分)ズレてますね。他の関節標本を見ると、肩甲骨の一番近位(一番後ろ端)は
私が第13仙前椎「p13」としてある椎体のあたりに来ます。しかも、その近位端
は肋骨の一番上の辺りにくるのでは? ここは、そのあたりの神経棘と菱形筋に
よって結ばれているはずなので、現生の四足歩行動物でもその傾向はわりとでて
いるはずです(レアとかエミュとかが例外・・・私の悩みの種です。今度解剖して
じっくり観る予定)。
 結果、左右の肩甲烏口骨の位置はもう少し首を絞めるようなカンジで上に移動
することになるのでは? 左右の烏口骨、くっつけちゃってもいいかもしれませ
ん。肩甲骨と烏口骨の境界にある肩関節(glenoid)の位置は、肋骨よりもずっ
と前の方にあるはずです。ワニとか鳥でもそうですね。
(中略)結果的に、頭の位置がもう少し下がることになるかもしれません。
 手に関して、ほとんど言うことはありません。ありがとうございます。ひとつ
だけ・・・小指(第5指)は後ろに飛び出させてほしいのです。撓・尺骨の長さだけ
だと、第1指から第4指までで占拠できてしまう長さですので、第5指が手首関節
に収まる余地がないんです。これは、鳥脚類にもあてはまることですね(例:ハ
ドロサウルス類、ヒプシロフォドン類)。ワニの手をイメージしていただけると
いいかもしれません。(中略)
 上腕骨の形状が少し気になります・・・。関節する骨頭の位置が違うんでは? 」

上腕骨をもっと観察しなくては。絵に合わせた角度の写真を撮ってくるか、画像を送ってもらわねば。
肩甲烏口骨の位置が、四足歩行の恐竜の復元で、いつも悩みどころである。この位置の決定には、いつも頭を悩ます。

といった感じのやりとりをしながら、進めている。もっと時間があって、トリケラトプスだけを復元するのなら、もっと突っ込んだ議論と多くのスケッチが必要になってくるのだけど、とてもそこまではコストをかけられない状況にある。それでも、丁寧なコメントや、資料を送ってくれる藤原君に、とても感謝している。
blog06030701.jpg
これが修正版。椎体と肋骨はペン入れしてある。
今、この画像を送り、コメントを待っているところである。明日には、着彩の骨格図まで進めてしまいたい。

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投稿者 corvo : 18:06

2006年3月 6日

Triceratops skeleton & living body 01

今日からトリケラトプス。まずは、骨格図から描き始める。いつものように資料が、どんどん広がっていく。
今回のポイントは前肢のつき方。直立型でも、は虫類型でもない。この学説は、知人の大学院生が今研究しているところで、論文になる前なので詳しくは書けないのだけど、僕自身は非常に納得のいく姿勢だと感じている。
このエスキース自体が、彼の考える姿勢になっているかどうか、確認しなくてはいけないのだが、すっきりとした自然な姿勢になったと思う。
blog06030602.jpg
制作が進むにつれて、資料が増えていく。
blog06030601.jpg
A3のコピー用紙に鉛筆。
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blogを書いている途中で気になって修正。骨盤の角度と、尾椎を直す。
どちらにしても、おとなしめなポーズで、アクティブに走り回るようには見えない。

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投稿者 corvo : 20:11

2006年3月 5日

Tyrannosaurus skeleton & living body 10

記念すべきエントリー300。

今日、ティラノサウルスの生体復元を完成。かなりのスピードで制作。できればもう少し時間をかけたいのだけど、そうも言っていられない。
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骨格図と同じポーズ、サイズで制作。いつもながら使用する色は少なめ。おもったよりスマートな印象に出来上がった。
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頭部のアップ。唇が厚く、あまり外側から歯は見えない。
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後肢のアップ。ここはやはり鳥を参考にする。
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この骨格図は、もう少し修正を加える予定。

今日はこれから確定申告の続きをやります。もう少し。
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日本ブログ大賞「イラスト部門」

投稿者 corvo : 15:55

2006年3月 4日

Tyrannosaurus skeleton & living body 09

ちょっと更新が開いてしまった。2日の木曜日は、国立科学博物館新宿分館で行われた、「パレオパラドキシア研究集会」に参加。3日の金曜日は非常勤講師の日で、今年度、最後の授業であった。
今日は朝からティラノサウルスの生体復元の制作。
blog06030401.jpg
午前中までの段階。前回の状態から、まずローシェンナのカラーインクで全体を塗ってしまう。セピアのインクとあいまって、より立体感が明確になってくる。その上から、アクリルのディテールの描写をしていく。
僕は全体を一様に描いていくことはしない。まず、部分から完成させていく。そうすることで、完成までの緊張感を保つとともに、自分にプレッシャーをかけていく。
blog06030402.jpg
今回のカラーリングは、グールドオオトカゲをモチーフにしている。実は、古生物の色を決定することがとても苦手で、できればさけて通りたいところである。そんなこともあって、以前、こんな馬鹿なことを考えたものである。
blog06030403.jpg
これが、夜の状態。今日のところはここまで。完成まで持っていきたかったのだけど、ちょっと残ってしまった。
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頭部のディテール。口の中と歯は、まだこれからである。
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胴体にもう少しでっぷりとした印象と、リアリティのある皺を表現したいと思っている。
これからペースアップしていかなくては、加速度的に仕事が忙しくなってきている。
体壊さないよう、進めていきます。
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日本ブログ大賞「イラスト部門」

投稿者 corvo : 23:21

2006年3月 1日

Tyrannosaurus skeleton & living body 08

今日から3月。といっても、もうすぐ2日というタイミングでの更新。
しばらく止まっていた、出版の仕事に復帰する。前回のプロセスはこちら。それにしてもティラノサウルスが続く。資料も充実してきたので、このまま一気にやってしまおう。
blog06030101.jpg
骨格図のアウトラインを転写し、鉛筆で筋肉を意識したアウトラインを描いていく。
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セピアのカラーインクで、濃淡をつけながら立体的に描写していく。脚の部分の、筋肉がむき出しになった感じがわかるだろうか。この上からウロコの皮膚をかぶせていく。
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少し、寄ったところ。これをベースに、ディテールをつめていく。
明日、明後日は出かける用事が入っており、ほとんど制作に時間が割けない。
確定申告の準備も、こつこつと進んでいます。ちょっと疲れがたまってきた。
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日本ブログ大賞「イラスト部門」

投稿者 corvo : 23:55