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2012年8月27日

アロサウルススケルトンモデル


中国出張などを経て、開発を進めてきたフェバリットのアロサウルススケルトンモデルの完成もいよいよ間近。
最終サンプルが届いたのでチェック。
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ほとんど修正の必要のない完成度の高いものだった。
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派手なポーズではないが、角度によっては迫力ある姿に。
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最近は中国スタッフもよく理解してくれていて、化石の質感の再現性も高くなってきている。
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この前肢のポーズがポイントの一つ。鳥様に復元。
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早足ぐらいのイメージの足の運び。
微修正を加えて画像を確認したのち、生産に入ることになると思います。
9月末ぐらいのリリースになるのでは、ということです。乞う御期待!


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投稿者 corvo : 23:57

2012年7月23日

アロサウルススケルトン商品開発


中国へは中華料理を食べきに来ているわけではない。
本当のミッションはフェバリットコレクションもアロサウルススケルトンモデルの原型を完成させるこである。
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この二人が中国工場の担当原型師。手前に見えているのは、こちらも開発中のブラキオサウルスデスクトップモデル。原型制作に長い時間がかかっているが、なんとかリリースできる段階まで近づいて来ている。
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一つ一つ修正を加えていって、出来上がって来た各パーツ。これらをくみ上げて、全身骨格を作っていく。ここからがもっとも緊張するところでもあり、わくわくするところだ。
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頸椎、胴椎、肋骨、骨盤を一体化したもの。椎体が連続して美しく変化していく様を再現することが出来たと思う。
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各パーツを変形させないよう、慎重に組み立てていく。
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頭部を残すのみ。
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細部の仕上げは残っているが、完成したアロサウルススケルトンの原型。手前味噌ではあるが、素晴らしい出来上がりになったと思う。

(追記予定)


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投稿者 corvo : 10:39

2012年7月22日

中華三昧2012 3


遡って、思い出しながらアップ。
2日目夜は四川料理。
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おしぼり。
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豚足のぶつ切りを辛いスープで煮込んだもの。四川料理の辛さは主に山椒によるもので、唐辛子の辛さとは性格が違う。
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日本では見かけない形の筍が美味い。
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この日の一押し。肉は豚肉。山椒の実が豪快にのっていて、味も香も期待を裏切らない。肉の脂の味を山椒がすっきりと中和してくれる。いつまでも舌先がしびれるような嫌な感じもない。
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ホイコーロー。
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麻婆豆腐。
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楽しい食卓。
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四川といえば、三国志の蜀が建国されたところ。関羽の等身大フィギュアが入り口に立っている。現代的な造型でカッコいい。

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投稿者 corvo : 10:23

2012年7月21日

中華三昧2012 2


香港であれば世界中の食べ物を経験することができるが、中国本土にいるときはひたすら中華である。しかし、中国は広く郷土料理も多い。同じ中華ではあるが、特徴のある味を楽しむことが出来る。
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こちらは朝ご飯。
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午前中に修正を加えた、アロサウルススケルトンの左後肢。ポイントを説明して、右側を中国人スタッフに修正してもらう。
2日目の昼は広東料理。
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きくらげ。
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鳥の臓物と野菜をさっと炒めたもの。様々な臓物が入っており、箸をつけた場所によって違う味を楽しむことができる。味付けも強すぎず美味かった。
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豆腐の上に豚肉のひき肉が乗っているもの。蒸し料理かな。豆腐は柔らかく、絹ごしの食感。
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山芋とキクラゲと野菜の炒め物。肉ばかりでなく、野菜もたくさん食べられるのも中華の良いところ。
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蒸し鶏。ちょっと肉がかたかった。
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そして、皮蛋。これは外せない。白身の部分が黄金色だった。
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そして、やはり大量に残る。
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工場で飼っているワンコ。
この日は昼からアクシデントがあって、突然工場が停電に。比較的よくあるらしいので復旧を待ったのだけど、何度か復旧と停電を繰り返した後、長時間の停電になってしまった。暑い中、冷房もきかない部屋で作業を続ける訳にもいかず、急遽ホテルで続きをやることに。
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僕も同じ部屋で作業を続行。快適だが狭い。


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投稿者 corvo : 14:53

2012年7月20日

中華三昧2012 1(追記あり)


久しぶりの中国出張。フェバリットコレクションの新作商品開発のためである。いつも通り、関空から香港へ飛び、陸路で深圳へ向かうルート。
今回の飛行機はボーイング767-300だったのだけど、おもいがけずパンダに運んでもらうことに。
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細長い飛行機にパンダ柄だとパンダに見えないのが難点。悪天候の中、少し予定より遅れたが無事出発し、蒸し暑い晴れた香港に降り立ったのだった。
香港空港は無線LANが完備されており、いつでも無料でWi-Fiにつなぐことができる。iPhoneを持っているとわざわざノートパソコンを出さなくても良くて、すこぶる便利である。
香港から工場最寄りのホテルまでは、車で片道2時間ほどかかる。朝7時前に家を出て、ホテルにチェックインしたのが午後5時30分(現地時間なので、日本では午後6時30分)。隣の国とはいえ、移動だけで11時間以上かかるのだから、スケジュールもハードになる。
その後、夕飯を済ませてから作業をするという段取りだったので、まずは中華料理の店へ。滞在中は毎日、毎食、中華三昧なのである。
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食前に必ずといってよいほど置いてあるピーナッツ。お腹が空いているからといって、うっかりこれを食べ過ぎてしまうと食事本番にさしつかえてしまう。ピーナッツ、お腹の中でふくれるし。
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白菜と豚肉の水餃子。もちもちとした厚い皮が特徴的で、白菜の風味がとても良い。
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中国に来たら必ず頼むのが皮蛋。しかも毎食。日本だとネギが上に乗っているだけとシンプルなのだけど、中国ではいろいろな具材とソースが絡まって、店によって全然違う皮蛋を食べることができる。白身が黒っぽい物から黄金色のものまで、素材のバリエーションもある。
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ニラと豚肉の水餃子。白菜ほどの主張もなく、ちょっとおとなしめの味だった。
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この店のヒットはこれ。
豚の血を固めた腸詰めと、各種キノコ、野菜が辛いソースで煮込まれている(調理法は自信がない)。この血の腸詰めが実にソフトな食感で臭みもなく美味であった。いろいろなキノコを楽しめるのも良かった。
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キャベツいため。シンプルな味付け。
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羊肉を皮に包んで食べる。かなり臭みの強い羊肉で、なれてない人だときついかも。もちろん僕は平気。
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エビの唐揚げと野菜を炒めたもの。もうそろそろお腹がいっぱいで苦しくなっている。
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豚の唐揚げ。
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中国の流儀とはいえ、いつも食べきれない量の料理が並んでしまう。
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アロワナをモチーフにしたと思われる、この店の店頭に置いてあった置物。硬貨を模した鱗になっている。

食後に工場へ行って原型のチェック。
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各部の修正箇所を洗い出し、2日目の作業に備える。これまでで一番スムーズに進んでおり、良いモデルになりそうな予感がした。ただし、修正箇所は多岐にわたるため、ほぼ全面的に手を入れていく必要がある。
滞在期間を一杯に使った、長くて短い造形監修作業のスタートである。


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投稿者 corvo : 23:34

2011年12月27日

ステゴサウルス・スケルトンモデル


フェバリットコレクションで開発中のステゴサウルス・スケルトンモデル。大学の研究室で造形監修。ある程度完成に近づいてきたので、ポーズや細部を最終チェック。一箇所、致命的な間違いがあったのだけど、無事修正することができた。
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科学的な監修は研究者が行っている。縮尺は1/15で約40cmほどの大きさ。
エレガントなモデルに仕上がりそうだ。


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投稿者 corvo : 01:24

2011年11月 7日

中華三昧 5


4日目。香港も朝から蒸し暑かった。
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朝食後、ショッピングモールを散策。
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ランチは恒例の香港国際空港内のステーキハウスで。
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サーロイン。
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帰りも767-300。787に乗れるのはいつかな。
今回も中国出張も無事に終わったのでした。
中華三昧終了。


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投稿者 corvo : 23:59

2011年11月 6日

中華三昧 4


中国3日目。
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ホテルでレッドブルを注入。量は多いけど薄かった。
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恒例のチビワンコとの挨拶。次に来る時にはすっかり大きくなっているか、どこかにもらわれていくのかな。
この日が工場での作業の最終日。夕方までに全ての決着をつけなくてはならない。
朝から昼まで集中して修正作業。そしてランチ。四川料理よりも辛いと言われる湖南料理。四川は山椒の香りと辛味なのだけど、湖南はがっつりトウガラシの辛さ。
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これは比較的マイルドなキャベツ炒め。
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どの料理も辛いことが基本。パクチーと牛肉。
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そしてピータン。これも辛い。
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これがこの日一番の辛さ。夜まで胃の中に辛さを感じたほど。
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これはそんなに辛くなかったかな。それほどの量ではなかったのに、辛さであまりたくさん食べることが出来なかった。
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昼食後、工場に戻るとイヌが授乳中だった。しかし寝転がってゆっくりとおっぱいを与える気が母イヌにはなく、立ったままの姿勢でチビワンコがぶら下がるように乳首を吸っている。母親が歩くとそのまま引きずられながら吸い続ける。ユーモラスというよりスパルタだ。
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作業場所はこんな感じ。
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リークしてしまおう。今、開発中なのはこれ。
夕方までになんとか切りのいいところまで進めることが出来た。
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どうも中国の工場や建物はどこも汚い。綺麗にしておこという意識がないのか、壁は染みだらけ窓にはクモの巣。

夜、香港へ移動してディナー。
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小籠包。
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豆苗の炒め物。
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中国の麺はいつも食べるたびに後悔してしまう。残念。
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しかし、鶏スープは絶品。
毎回、香港に戻ってくるとほっとする。隣接した地域がこれほど違う場所もなかなかないだろう。


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投稿者 corvo : 23:04

2011年11月 5日

中華三昧 3


午後からもがっつり仕事をして、今回訪中の目的がほぼ達成できる目処がたった。
ということで今度はディナー。
山の中腹にあるレストランで、ちょっとしたリゾート地といった場所だということなのだけど、見た目は田舎の村といった風情。
中国での食事は工場側の接待の要素もあるのだが、毎回、工場経営者の友人たちもまざっての会食になることがおおい。こういった緩さというか、大らかさが中国にはある。お酒も持ち込みがほぼ自由。持ってきた食材を料理してくれることもある。
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そこで今回持ち込まれたのがこのお酒。何をつけ込んだのかよくわからないらしいのだけど、アルコール度数は驚きの62度(中国人自己申告)。ところがびっくりするほど口当たりがよく、飲みやすかった。
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次に勧められたのがこのスープ。
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ヘビのスープ。ただし、出汁としてとっているのでヘビの姿を拝むことは出来なかった。味はあっさりとしていて、薬のような味わい。特別美味いというものではなかった。
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この店にはメニューがなくて、次々と料理が運ばれてくる。エビと小魚とニラを炒めたもの。
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鶏肉と川にすむ巻貝を煮込んだもの。
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瓜の一種。
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骨まで食べられる川魚。独特の風味があるが臭くはなく美味いが、初めて食べる味だった。
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何か聞きぞびれたのだけど、歯ごたえがあって食が進む。
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チベット原産の豚肉らしい。肉料理は全般にしっかりとした味付けがしてあるため、あまり肉の味を楽しむことができない。でも、嫌な臭みや脂ぎった感じはいっさいない。
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このバナナが小さいのだけど、ぎっしりと実がつまっていてとても甘くおいしかった。ねっとりした食感もすばらしい。
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オープンカフェスタイルの客席に、オープンな厨房と食材の集められたスペース。魚の水槽もこの中にある。
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今回は食べなかったけど、巨大なウナギ。
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食材として飼われているチベット原産のブタ。このケージのすぐ横でスタッフたちが洗い物をしている。中国の水回り(トイレを含む)の衛生観念は謎な部分が多い。

そして、まだまだ続く中華三昧。


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投稿者 corvo : 23:50

中華三昧 2


中国2日目。朝からがっつり缶詰仕事である。
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上腕骨。左が修正前、右が修正後。
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資料はこれ。中国人造形師たち、手先の器用さはあるのだけど、全体に形がぬるくなる傾向がある。面を意識して最も重要な稜線を見つけ出すことが苦手だ。

ランチ。
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未だ中国ではプルタブが主流。
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ピータン。中国に来たら、ピータン三昧。これも基本。毎日食べてる。
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空心菜だったかな。シャキシャキの歯ごたえ。
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トマトと揚げた鶏肉。
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サンラータン。酸っぱいだけで辛みがなくて今ひとつだった。
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羊肉の餃子。癖のある味がたまらない。これもあると必ず頼む(フェバリット社長は食べられない)。
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どういった料理かわからなかったのだけど、豚肉や豚の臓物を煮込んだもののなかに、透明の麺が入っている。スープの味はあっさりしていた。
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豚の血を固めたもので、臭みもなくゼリーのような食感。
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白菜と肉の餃子。美味い。
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香菜と肉の餃子(これもフェバリット社長は食べられない)。パクチー好きにはたまらない。
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豚の前腕部。豚足ならぬ豚腕か。コラーゲンもたっぷり。
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工場で飼っている犬の親子たち。ランチで残った骨を母犬が食べているところなのだけど、子犬たちが少しでも近づくとうなり声を揚げて追い払ってしまう。この子たちはまだ乳離れしていない。
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子犬たちはまだまだ天真爛漫。成犬は番犬として飼われていることがほとんどらしく、かなり凶暴。近づいて写真を撮ろうとすると止められるほどである。


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投稿者 corvo : 23:26

2011年11月 4日

中華三昧 1


4日から出張で中国に来ている。フェバリットモデルの新作開発のためである。
久しぶりの関西空港。香港を経由して深圳に行くのも約1年ぶりである。間が空いてしまったのは、開発指示書の作成が遅いのが原因のひとつなので、クライアントにはとても申し訳ない気持ちなのである。
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乗ったのはボーイング767-300。空港までフェバリットの社長とともに車で移動し、関空から約4時間のフライト。香港から陸路で約2時間という道程。その間の待ち時間も考えると、10時間近くかかっている。時差の関係で1時間得をするのだけど、それは1時間余分にかかっているということなので、肉体的な負担は大きい。
ホテルにチェックインした後、すぐに工場へ移動して仕事を開始。5時からおよそ3時間ほど一気に原型モデルのチェックをしてしまった。
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左が修正していないもの、右が僕が修正を加えたもの。
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元になっている図版はこれ。見る人が見れば何を作っているかすぐにわかってしまうだろう。
仕事中はほぼ工場に缶詰になるので、楽しみはなんといっても食事である。中国本土では中華を食べるに限る。ということでしばらく中華三昧の日々。
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メモをとっていないので、どんな料理なのか説明が出来ないのが玉にきず。食べるときはいろいろ説明してもらうのだけど、食べるのに忙しくてなかなか覚えていられない。ほとんど好き嫌いがないので、勧められたものは必ず食べることにしている。
この日はお酒も入っていて、ホテルの部屋に入ってからはすぐ爆睡の夜でした。



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投稿者 corvo : 23:37

2011年1月 9日

ブラキオサウルス・スケルトンモデル最終調整

先月、中国に行って造形のチェックをしてきたブラキオサウルス・スケルトンモデルの最終調整。型抜きされたばらばらのパーツを組み立てて、もっとも理想的なポーズにするための手順である。
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微妙な部分が’多く、こればかりは画像と文章で伝えるのは難しいので、実際に組み立てたものを参考にしてもらうことにしている。この部分だけ見ると、ちょっとゴリラっぽい。
これで後は商品化を待つばかり。乞うご期待。
ブラキオサウルス・スケルトンモデル

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投稿者 corvo : 23:52

2010年12月 9日

ブラキオサウルススケルトンモデル

先日、中国で造形監修してきた『ブラキオサウルススケルトンモデル』。フェバリットのサイトでも紹介されたので、こちらでも少し画像を掲載。
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初日、工場に着くとすでに道具や飲み物やおやつが、きっちりセッティングされていた。
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これが修正前のモデル。かなり良い仕上がりになっていたが、細かくかつ大胆に修正していく。
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この日の夕飯。中華鍋を中心に。いつものように食べきれないほど出てくる。
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2日目。ばらして修正。片側を僕が修正し、それに合わせて中国人造型師が反対側を仕上げるという手順で進めていく。
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水餃子のお店で昼食。
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夕飯はシーフード。
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3日目。ほぼ仕上がったところ。
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歩行姿勢も美しい。
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自然なつながりの脊椎と肋骨のライン。
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ランチは香港空港でステーキ。これがいつもの楽しみである。
2泊3日の強行日程での商品開発でした。

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投稿者 corvo : 00:40

2010年1月13日

Triceratops skeleton もうすぐ完成

午前中、1年生の作品提出の受付、そして午後からは2年生の合評と、通常授業と同じ時間帯での業務だった。
年末に軽く研究室の掃除と片付けを済ませておいたので、人体表現研究室にも自分の研究室にも気持ちよく入ることができた。でもそんなにピカピカというわけではないけど。

昨年から続いているフェバリットコレクションの監修作業。トリケラトプスのスケルトンモデルは、正真正銘これで最後の監修にしたい。
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肘の関節を微調整して、メーカーへ発送。ほんの少しのずれが、大きく印象を変えてしまう。スケルトンモデルとはいえ、生き物らしさが重要である。今にも動き出しそうな、そんなモデルにしたいと常々思っている。

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2009年10月20日

中国で商品開発

昨日、無事帰国しました。

中国滞在中はかなりの密度で仕事をこなした。初日は午後5時頃に工場に到着してから午後8時まで。2日目は午前9時から午後8時まで。3日目は香港への移動の日だったので、午前9時から午後4時30分まで。限られた時間の中で全ての原型をチェックしなくてはならなかったので、時間との闘いでもあった。
今、最も大変なのが、トリケラトプススケルトンモデルの開発である。
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スケルトンモデルは作り込む要素も多く、化石として分かっている部分に関してはごまかしがきかない。論文の図版から全てのことが分かるわけではないので、補足しながら進めていく必要もある。
中国のスタッフと一緒に作業を進めて行く。手前が僕の作業場所。
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ようやく3日目にして、理想的な形にすることができた。まだ細部を詰めて行く必要があるが、概ね良い状態に出来上がってきている。
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逆光で見づらいが、全体のシルエットがだいたい分かってもらえると思う。

以前から感じていた事だが、中国の原型師に作ってもらうと、いつも工芸的に整いすぎた造形になってしまうことが多い。骨も生物の一部である。メカニカルな構造を持っているとはいえ、非常に複雑で一つとして同じ形はない。左右でも微妙な違いが表れる。今回、彼らに伝えたかった大きなポイントは、自分たちは生物を作っているのだということである。小さく縮尺されているが、模型ではなく生物を作っている意識を強く持ってもらいたいと僕は思っている。
表面の処理も綺麗にしすぎないようにお願いをしてきた。どこまで実現出来るかは、完成した原型を見てみないとわからないが、楽しみに待つ事ができるレベルまでは、今回の開発作業で持って来れたのではないかと思っている。

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投稿者 corvo : 12:27

2009年10月18日

今、中国にいます

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16日から中国に来ています。
昨日一昨日と夜8時まで仕事して、その後はゆっくり時間をかけての食事となるのが恒例なので、ホテルの部屋に戻るのが遅い時間になってしまっていた。そのためblogを書く事も、メールを出す事もほとんど出来ず、滞在3日目の朝である。連日、暑い。昼間は30度の、常夏といってもいいような所だ。

仕事の内容についてはいずれ書くとして、昨日のブラジルGPの予選は雨で荒れてしまった。僕は雨のレースが好きではない。実力をもったドライバーが下位に沈んでしまう事があるからだ。特に今回はベッテルの順位に注目が集まっていたが、Q1敗退してしまい彼の逆転ワールドチャンピオンの可能性はほぼ0になってしまった。
チャンピオン争いから脱落したチームメイトのウェバーが2番グリッドというのも皮肉なのものである。ポールポジションはバリチェロ。バトンは14位と不甲斐ない。もし仮にバトンが最終戦までこんな状態でトップを守りきっても、チャンピオンと呼ぶのを疑問に思ってしまう程の駄目さ加減だ。是非、アグレッシブに勝ち取ってほしい。バリチェロ優勝、バトン無得点だと、俄然最終戦が面白くなってくるが。

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投稿者 corvo : 08:49

2009年8月28日

中国出張、帰還

出張中にいくつかエントリーを書こうと思っていたのだけど、昨日の夜には無事帰帰宅しています。2泊3日の行程だったので、かなりばたばたと忙しかった。とにかく暑かったの一言につきる中国滞在だった。
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朝、ホテルから工場の車で移動。窓から見える景色を撮影。もう8年ほど通っているが、そこかしこで工事中なのは今も変わらない。
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仕事の内容はこんな感じ。画像を見れば、分かる人には分かると思うが、詳しい内容についてはしばらく秘密ということで。
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お昼も中華。いつものことだが、量が多い。ゆっくりたっぷり時間をとったランチ。とはいえ、仕事にもかなりの時間を費やした。作業中はほぼ休憩なしで集中していたので、ホテルではぐったりだった。短い時間で的確な指示を出さなくてはいけないし、基本的な知識のない造形師に理解してもらう必要があるので、こちら側が試されているような部分もある。
夜、工場を出たのは8時過ぎ。それから食事に出るということになって、ちょっと遠いけど美味しいシーフードが食べられるからと連れて行ってもらったのだが、行けども行けども店に着かない。近くまで来たかと思うと迷ったり、店が閉まっていたり、ようやく食事にありつけたのは10時過ぎだったのである。大陸的というか、おおらかというか。
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この日はなんとウニづくし。皿の上、全てウニである。スープもウニ。他にはボイルドのエビ、イカ、魚など。どれも美味でした。
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このオイスターのチヂミも美味かったです。
ホテルに戻れたのは結局午前様。帰りの車ではぐったり寝ていたのであっという間だったけど、夕飯で疲れてしまうとは。

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ホテルの窓からの風景。
最終日は工場に行かずに帰るだけだったので、朝はゆっくり寝て朝食も遅め。ミニバンタイプの乗り合いタクシーでホテルから香港に向かい、12時30分には香港国際空港に到着。いつものことなのだけど、香港に着くとほっとする。中国本土に一人で放り出されたら、ちょっと生きていく自信がないです。

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空港へ向かうタクシーから。香港の高速道路。
飛行機の遅れもなく関空に降り立ち、夜、無事に大津のアパートへ戻ることが出来た。かなり疲れたけど、体調を崩すこともなく、滞りなく予定をこなすことが出来た。
怒濤のような夏の予定、どうにかこうにかこなしてきている。最後に今週末、石川県の白山市へ1泊2日で化石の調査の手伝いに行ってきます。これで正真正銘、夏の予定は全て終わり。結局ほとんど休みのない夏だったかも。ちょっと疲れをとって体調を戻さねば。

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投稿者 corvo : 21:43

2009年8月25日

中国出張中 1

実は現在、中国出張中である。行き先は日本よりずっと南の方で、昼間はほぼサウナのような状態の天候。とにかく蒸し暑い。
今朝の午前5時30分には最寄り駅で電車を待って、関空に向けて出発。
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朝焼けが美しい琵琶湖。関空で軽く朝食をとって、機内では映画も観ず、機内食も食べず、本も読まず、ひたすら爆睡。香港国際空港に到着。
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いつもは帰りに寄る空港内にあるステーキ屋で、がっつりとランチ。いつ食べてもここは美味い。
その後、3時間ぐらいかかって中国本土へ陸路で移動。
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ホテルにチェックインしてから、工場で商品のチェックと修正をしてから、街の中華屋で夕食。
いつもながら、食べきれないのである。

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投稿者 corvo : 23:53

2009年4月28日

New Tyrannosaurus Skeleton Model 2

今日の午後、フェバリットの社長と打ち合せ。もうすぐ発売になるティラノサウルス・スケルトンモデルの現物をようやく見る事ができた。まだ出荷前なので、市場には出ていない。完成品を見たのは初めてだが、予想以上に出来が良い。
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完成直前に、全体の姿勢を修正したため、後肢のつま先が台から浮いてしまったのがおしい。左後肢の膝も、もう少しだけ曲げたいところ。
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蛍光灯が邪魔だけど、逆光であおり。「逆光は勝利!」だ。って全然よくない写真だなあ。
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こちらの写真のほうが、このモデルの良さがよく分かる。
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頭部のディテールはブラックヒルズの1/6モデルを参考にしているので、忠実に再現されている。単体で見ても、かなりの出来だ。
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肋骨はそれぞれの形の違いに注意して作っている。中国の造形師は椎骨など連続していて形の似ている骨を、同じように作ってしまう傾向が強い。かなり強く指示を出して、微妙だけど大きな違いをきちんと表現してもらった。
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頸椎から尾椎まで、連続する流れが美しい。腸骨の薄さもうまく再現されている。

元プロダクトデザイナーの同僚の先生に見せて値段を聞いてみたところ、「20万ぐらいするの?」という答え。実際の販売価格(25000円+税)を伝えるとびっくり。中国で生産しているとはいえ、安い。大きさが小さくなったとはいえ、前回のティラノサウルススケルトンよりも、10000円の値下げである。内容から言ったら、値上げしても充分に競争力のある価格になったと思う。学生や、他の先生方に聞いても、大体「10万円ぐらい?」という答え。

とはいえ、多くの方に購入していただければ嬉しいです。骨王さんは、すでに予約済みですよね!違うかな。これは絶対買い、ですよ。責任を持っておすすめします。

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投稿者 corvo : 23:59

2009年4月17日

New Tyrannosaurus Skeleton Model

以前、このblogでも少し紹介していましたが、ようやく公表出来るタイミングになりました。
ついに発売です。
New Tyrannosaurus Skeleton Model
フェバリットコレクションのスケルトンモデルシリーズ、リニューアル第一弾です。前作とは全く違ったモデルになりました。詳しくはリンク先をご覧ください。僕のインタビューもすこしあります。
まだ、完成品が手元に届いていないので、写真で紹介出来ないのです。
昨年、中国の工場に出張したときには、かなりの部分を手直ししました。その後も、何度もやりとりを繰り返して、おくれにおくれて完成しました。しかし、値段を見てびっくり。こんなに安くていいのかと。サイズが小さくなったとはいえ、前作より1万円も安いです。
現物が届き次第、詳細な写真を掲載する予定です。

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投稿者 corvo : 23:18

2008年11月 9日

恐竜のいる風景-フェバリットコレクション

僕がデザインをし、原型制作を徳川君が担当したフェバリットコレクション恐竜のいる風景』が発売になりました。正確には発売日は11月14日なのですが、最初のロットが入荷したということで、配送が始まっています。僕のところへもサンプルを大学宛に送っていただいたのですが、週末と重なってしまい、まだ確認できていません。明日にも、商品画像を合わせてアップしたいと思います。
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恐竜 ティラノサウルス&エドモントサウルス
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恐竜 デュエル オブ トリケラトプス
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恐竜 ライフ オブ ブラキオサウルス

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投稿者 corvo : 23:23

2008年11月 5日

中国出張4日目

月曜日は朝から工場でふたたび作業。夕方には広州へ移動するため、”無駄にゴージャスなホテル”を朝のうちにチェックアウト。
日曜日は工場での作業がストップしてしまっているため、修正自体は進んでいない。土曜日終了時点のままである。以前だと朝くる頃には劇的に変化した状態を見ることが出来たのだけど、これからはもう望むべくもない。
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スタッフたちの作業風景。事前に指示を出してあった部分を、どんどん進めてもらう。
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大雑把ではあるが、おおよそ出来上がった頸椎から尾椎までの体幹部分。
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頸椎。仕上げと右側面の修正はこれから。
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胴椎と肋骨。肋骨の角度と、連続した形の移り変わりに注意して仕上げてもらうよう、指示を出してきた。
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骨盤と尾椎。上から見ると肋骨、腸骨、尾椎は連続して流れるように、その形を変化させていく。ひとつひとつの骨の形を正確に作っても、それぞれの関係がぎくしゃくしてしまっては、生き物の骨格としておかしなものになってしまう。
指示書作りの課題もいろいろと見えてきた。
中国の造形師たちは仕事熱心だし、手先も器用で、その技術力はきわめて優れている。僕のような立体造形の素人にしてみれば、とてもまねの出来ないレベルだ。でも、何かが足りない。食玩のように、すでに原型のあるものを生産することは得意中の得意であるが、一からデザインするとなると全く違ったスキルが必要になる。今回のような骨格モデルを作るには、手がかりになるのは僕の指示書や論文の図版、写真資料などである。ただその指示通りに作ろうとしても、二次元の情報だから欠落してしまっているものがある。そこをどう補って、資料から必要な情報を読み取るかということが問われてくる。これらのスキルを彼らに要求するのは難しいというよりも、ほとんど無理である。
一番の問題は、彼らが恐竜の化石の骨格や、動物の骨格を実際に見たことがないことである。彼らは純粋に造形物を作る職人として雇われている。企画やデザインに普段から関わっているわけではない。職人としての技術を通して、高い理解力や造形力を有してはいるが、アカデミックな造形の訓練を受けているわけではない。博物館にも、美術館にも、動物園にも、おそらく行ったことがない。工場のある街には、そのいずれの施設も存在しない。従業員は会社の用意した寮に住んでいるので、ほとんどの時間を職場との往復だけで過ごすことになる。
僕らが依頼をしている模型の制作は、工場にしてみればほんの一部の業務である。人的にも、時間的にも、多くを割いてもらうことは、当然のことながら出来ない。興味を持った造形師が、博物館や美術館に行ったり、高価な専門書を入手しようとしても、経済的にかなり難しいと思う。ましてや海外の博物館に遊びにいったり、SVPに参加することなど、夢のまた夢である。中国人がそれだけのことが出来るようになったら、僕の出番なんかなくなってしまうのかもしれないけど、理想的にはそこまで出来るようになってほしいと、淡い期待を持っている。

一つ前のエントリーにも書いたが、日本にも似たような状況はいまでも残っている。A-WINGさんのエントリーで紹介されていた、「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語るに通じるものを感じる。

考えて考えて考え抜いて、身体を、手を動かし続けることで、ようやくほんの少しだけ積み上げることができる。ものを作る仕事とは、そういったものなのである。どこにも錬金術はないのだ。

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投稿者 corvo : 22:00

2008年11月 4日

中国出張3日目 2

無事、帰国。思い出しながら、オフの日の出来事を。

小西湖の中に「地下迷宮」という施設があったのだけど、これがすごかった。入り口にはちょっとした博物館のような内容が写真パネルで紹介されていて(写真を撮り忘れたのが残念)、多少でも期待したのが大きな間違いだった。逆の意味では期待を裏切らなかったとも言えようか。いちいち説明するのは面倒なので、写真で一気に紹介。
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ここを訪れた日本人はどれぐらいいるのだろう?ましてや写真で紹介されたことはあるのだろうか?意外と有名だったりして。
でも、一昔前の日本もこんな感じだったかもしれない。博物館の仕事に関わったり、様々な展示を見たりしていると、似たような部分を感じてしまうことがある。「博物学」というジャンルにおいて、知らないこと、調べないこと、考えないことは罪だ。見終わった後、どんよりとした気分になってしまった。単純に笑い飛ばすことは出来なかった。僕たちも、どこかで同じようなことをやってしまっている。

こんな感じのオフの一日でした。

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投稿者 corvo : 23:01

2008年11月 2日

中国出張3日目 1

今日は丸一日オフ。ホテルを近くを散策することに。
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無駄にゴージャスなロビーも写真で紹介。とにかく巨大な空間だ。エアコンもがんがんに効いている。外の喧噪と蒸し暑さとは無縁の空間で、そのコントラストが凄まじい。
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一歩外に出ると、見事なパチものに遭遇。
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近くのショッピングセンター街。
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恵州西湖。西湖は本来、杭州西湖のことであるが、日本でも各地に「小京都」と呼ばれる地方都市があるように、恵州でも「小西湖」と名乗っているらしい。
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現在地の書いてない残念な地図。
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こうやって写真に撮ると、なかなか風光明媚な感じ。
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夜間には気がつかなかったが、かなり水が汚い。蓮の枯れ方を見ると、ちょっとヤバそうな感じ。

続きます。

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投稿者 corvo : 23:34

2008年11月 1日

中国出張2日目

中国に来て、いよいよ仕事が始まる。
今回渡航前に知ったのだけど、北京オリンピックにともなって、大きく中国の労働環境が変わってしまった。以前は徹夜も厭わず働いてくれたのだけど、労働者の権利が強くなり、夕方はきっちり5時30分までで終わってしまうのである。なのでこちらの指示だしや、修正も時間との勝負である。
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工場へ移動する途中、街の様子を車の窓から撮影。朝食の待ち合わせに、寝坊をして遅れてしまったのはここだけの話しだ。備え付けの目覚まし時計の音に全く気がつかなかった。
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9時を少しすぎたぐらいにホテルを出て、工場についたのが9時40分頃。挨拶もそこそこに、早速出来てきているものを見せてもらう。やはり予想通りではあったが、大幅な修正が必要。特に、頸椎、胴椎、骨盤(腸骨)には納得がいかない。後肢は上手く出来ている。脊椎の修正は、僕が直接作業することにして、早速道具を借りて進めていく。半ば破壊しながら修正していく感じだった。集中して作業していると、あっという間にお昼休み。上の写真はそのときのランチ。美味美味。作業場所で食事をして、ほとんど休憩もとらずに午後の作業を開始。時々指示をだしつつ、質問に答えつつ、黙々と手を動かし続ける。
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こちらが修正前。
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こちらが修正後。仕上げは彼らに任せるのと、左右で違いが分かるように、左反面だけを修正。粘土造形は得意分野ではないけど、自分の勉強にもなった。
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さらに拡大して、上が修正前、下が修正後。機械的に全て同じ形に作ってしまっているのを、大幅に修正した。
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作業場はこんな感じ。BHIスタンも大活躍。わざわざ日本から、機内持ち込みで運んできた。

明日の日曜日は1日オフ。ホテルのすぐ近くに湖があり、ちょっとした観光スポットになっている。いろいろ散策する予定。

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投稿者 corvo : 22:56

無駄にゴージャス

中国出張は恵州というところに来ている。
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関西空港からのフライトだったのだけど、カウンターも、出国審査も、機内もがらがらだった。機内食のナイフやフォークがいまだに金属製であることに驚く。
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離陸後少し揺れたが、途中は安定した飛行。4時間ほどで到着。夕方の出発だったため、到着後はすっかり暗くなっていた。時差は1時間。これならジェットラグに悩まされることもない。問題は寝不足だけか。
広州の空港に降り立ったのだけど、おどろくほど蒸し暑い。日本の気候とはまったく違う。機内も寒かったので、寒暖の差が激しい。ホテルのある場所へは、空港からさらに車で2時間ばかりいったところだ。中国の車の動きは、いつ来ても読めない。無秩序に全ての車線を使って動いているようにしか見えない。もちろん、運転しているわけではないが、よく運転できると関心してしまう。彼らには彼らの秩序と流儀があるのだろうな。

「無駄にゴージャス」というのは、泊まっているホテル。ロビーから凄いことになっていた。
そして部屋はこんな感じ。
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水回りを含めて12畳ほどだろうか。インターネットもすぐにつながって、快適である。サウナまでいついているが、シャワーのみでバスタブがないのが残念。しばらく湯船につかれない。
ガラス張りのおしゃれなシャワールームだが、ゴムパッキンが弱っていて、さっきシャワーを使ったら洗面ルームが水浸しになってしまった。大事には至ってないけど、どこかちょっと抜けている。

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投稿者 corvo : 02:27

2008年10月31日

中国出張準備

現在もまだ出張の準備中。資料をかなりそろえていかないと、向こうに伝わらない恐れがあるので、慎重に過剰に準備しているところである。12時に家を出れば間に合うので、午前中は多少ゆっくり出来る。
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昼間は授業で、その間もほぼずっとクロッキーをしたり、制作をしていたので18時間ほど断続的に、様々なものを描き続けていることになる。

忘れ物をしないように、荷物のチェックも入念しなくては。

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投稿者 corvo : 04:49

2008年9月19日

フェバリットコレクション『恐竜のいる風景』

これまでも造形監修をしてきたフェバリットコレクションから、新商品が出ます。
恐竜のいる風景
実際、開発に携わっていたの春から夏にかけて。どんな仕上がりになってくるのか、楽しみです。原型制作は徳川君。僕の指示スケッチをもとに、彼が原型を制作するというプロセスを経て出来上がっていきました。
詳しくはリンク先をご覧ください。

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投稿者 corvo : 23:59

2008年8月13日

Tyrannosaurus skeleton model 01

この数日は地道な図面描き。図面といっても、ちまたに流通している正確なものではなく、比較的ラフなものである。ただ、構成する要素が多く、実物を全く見たことがないと思われる人間に渡すものなので、どこまで詳細に描くかのさじ加減が難しいのである。一度でも実物の化石を見ていれば、ある種の勘所を獲得することができると思うのだけど、恐竜の骨の持つ特徴をどこまで伝えられるかが肝になってくる、
先入観がないことが良い方向に転ぶこともあるが、僕自身はあまり良いことだとは思っていない。作業としてただ言われたことをやるだけでは、限界も低くなってしまう。その対象を観察し、知り尽くして、それでも追いつけないのが宿命である。そんなことを思いながらも、出来るだけ誤解がないようにと、図面を描いていたのである。
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ここ数日の成果。1日に2枚程度しか描けなかった。
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大腿骨。右だけを描いて、コンピュータ上で反転して並べたもの。原画の制作は紙に鉛筆。
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脛骨と腓骨。
最初の図面でどこまで作ってくることができるか。楽しみでもあり不安でもある。


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投稿者 corvo : 09:26

2006年10月14日

Favorite collection "Scene Model"

今日も朝から、ゆったりめの1日を過ごす。といっても、やらなくてはいけないことは山積している。
昨日、髪を切ったので気分よく過ごせたが、あまり胃腸の調子が良くない。
もっと早くやらなくてはいけなかったのだけど、ようやくFavorite collectionの新作Scene Modelのための着色サンプルを制作。立体物の塗装は得意分野ではないが、中国のスタッフはどうしてもきっちりと塗ってしまうため、生物らしさが乏しくなってしまうことが多々ある。そこで、僕が着色したものを作ることになったのである。立体の塗装は決して上手くはない。あまり手先が器用ではないので、細かい作業は苦手なほうである。
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広角レンズを生かして、パースを付けて撮影してみた。ストロボの影響で明るめの色に見えるが、実際はもう少し落ち着いた色である。模様のパターンは「恐竜 わくわく観察図鑑」を踏襲している。
このモデルの発売はもう少し先ですが、決定したらここでも告知します。
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更新さぼり気味ですが、応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 23:55

2006年6月17日

中国出張5〜帰国

昨日、金曜日は朝7時に起きて、7時30分に朝食。9時前には工場に移動して、最終チェックを行った。
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これは泊まっていたホテルの様子。部屋も広々としていて、LANでネットにも接続できる。でも、連日帰りが遅かったので、それほど長い時間を過ごしていない。
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これは工場の外観の様子。綺麗とはいえないが、抜群の技術力と生産力を持っている。
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こちらは夜の工場の様子。従業員には残業代が支払われるため、積極的に長時間労働をこなすことになる。食事も工場内でまかなわれ、寮も完備している。ただし、決して環境がよいとは思えない部分もある。僕が中国に行っていた間は、日本の真夏並みの暑さで湿度ものすごかった。僕らが通される部屋にはエアコンがあり、快適に過ごせるのだけど、造型師たちの作業場はエアコンも扇風機もなく、汗を流しながら黙々と作業を続けている。
塗装担当の作業場には扇風機はあるが、換気が不十分で有機溶剤の刺激臭がこもってしまっている。それでも彼らは気にせずに作業に打ち込む。
こういった現場だからこそ、安く大量に作ることができるのだが、自分のこととして考えても、もっと改善されていくことを
望みたい。快適な現場なくてしては、結果的に良い物は出来ないだろう。
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これはトリケラトプスのスカルモデルをチェックしているところ。
全てのモデルの修正箇所を指示して、後はネットで画像が送られてくるのを日本で待つことになる。後何回かのやりとりで製品化することができるだろう。楽しみである。

中国に来ると、ついつい食べ過ぎてしまう。連日、ごちそうになるのだけど、とにかく大量にメニューを頼む。食べきれないほど頼むのが習慣といっても、残ってしまうのはしのびない。なんとか食べきろうと頑張ると、食事量が増えてしまうのだ。
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これは二日目のランチの全メニュー。基本は水餃子屋さんで、どれも美味かった。僕が気に入ったのは、羊肉とパクチーの水餃子。苦手な人が多い食材の組み合わせだと思うのだけど、癖になる味である。日本で食べられるところはないだろうな。

こんな感じで2泊3日の中国滞在を終えて、午後11時には無事帰宅。工場のあった深圳から香港空港へ移動するには、パスポートコントロールがあるのだけど、予想以上に混雑していて大変時間がかかった。タクシーでの移動なのだけど、途中から我慢できないほどの尿意に襲われる。なんとかゲートを通過したところで、トイレに駆け込んだのだけど、いやこれは至福のひとときである。この時ばかりは何事にも代え難いね。

行きの飛行機では「ピンクパンサー」。帰りの飛行機では「明日の記憶」を見た。どちらも当たりでした。「ピンクパンサー」見ながら機内で爆笑するわけにもいかず、しかし、「明日の記憶」では涙が出ました。詳しくはそのうち書くかもしれないけど、原作を読んでみようと思います。
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帰ってきました。ポチポチっと応援おねがいします。

投稿者 corvo : 23:50

2006年6月16日

中国出張4

午後からはブラキオサウルススケルトンの修正と指示。一人の造型師が一つの原型を担当するのだけど、今回僕がいるまでに完成することは無理なので、いっしょに手分けして制作することにする。
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ただひたすら手を動かす。僕はけっして粘土がうまいわけではない。フィニッシュの仕上げまでは、僕のスキルでは無理なので、基本的な構造と骨格の形態を修正していくことに集中する。
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前肢と後肢は、片側だけを僕が修正して、後で造型師に両方しあげてもらうことにした。彼らは実際の標本を見たことがないため、多くの写真資料や論文の図版を渡してあっても、基本的な構造をつかみきれないことが多々ある。そんな部分を僕が補完していくのである。
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ばらばらにして修正していく。壊しているわけではないよ。
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肋骨の大きな流れが正確でない。もっと肩幅が狭く、骨盤に向かって広くなっていく。真上からみると、洋梨型とも水滴型とも言える基本的な形態を持っている。
これらを今晩のうちに修正してもらい、朝チェックをして帰路につく予定である。
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金曜日の夜には自宅に戻ります。

投稿者 corvo : 00:36

2006年6月15日

中国出張3

午前中もそろそろ終わりという頃に、ようやく前日の修正点を直したものが出来上がってきた。まだ途中なのでディテールまでは詰められていないが、昨日の状態より格段によくなっている。
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口で説明したり、図で描いたことが伝わりにくいときは、自分でも手をいれていく。造形スタッフと一緒に並んで作業しているところ。たまに粘土をさわると楽しい。普段は立体を作ることはないが、空間や立体感を描くことを大切にしているので、スムーズに制作することができる。
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原型のまわりに資料が散乱している。どんな資料や指示書を作成するかが、毎回難しく試行錯誤の連続である。友人の造形師と話をするように、「あの博物館の骨格の感じで」とか、「最近出た本の、あのイラストかっこいいよね」とか、そんな感じの説明をすることはできない。
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おおよそ修正が終わった状態。格段によくなってきた。こういったモデルは、科学的な正確さとドラマティックでエンターテインメントな部分をあわせもっていなくてはいけない。
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別び角度から。二頭のアロサウルスに教われるディプロドクスの亜成体。
これからブラキオサウルススケルトンの修正です。
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投稿者 corvo : 15:17

中国出張2

中国出張二日目。朝からどんよりした天気。結局、昨日も寝不足気味。でも熟睡したので、けっこう空模様とは違いすっきりしている。工場に着いた頃には、雨が激しくなってきた。
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ホテルから見える景色。光化学スモッグがまじったような曇り空。川の向こうに市場が見える。時間があれば行ってみたいが、とてもそんな余裕はない。
今日はまだスタッフは原型を持ってきていない。急ピッチで制作している。もうしばらくしたら、チェックのために降りてくる。一息ついて、ネットにつないでblog書いています。

中国人スタッフは手先が器用で、仕事熱心であり、きわめて優秀なのだけど、もの足らない部分もある。彼らは言われたことは忠実にやるが、自分で考えて進めていくことが苦手だ。いろんなクライアントのオーダーを受けて作るので、個性は邪魔になることが多いのだけど、もう少し作る対象に対して興味を持ってほしいと思うことがある。僕は恐竜を中心に関わっているのだけど、彼らは博物館に行って骨格標本を見たり、化石に触った経験がない。なので本質的な部分で理解しているとはいえないところがある。原型の表面にテクスチャーをつける場合も、写真から判断しているだけである。
この辺りのことは、今後改善していきたい部分ではあるが、日本側からコントロールできる部分ではないので悩ましい。
あれほどの腕と観察力があれば、実際に見ることで一気に殻を破ってくれると思うのだけど。
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ポチポチっとよろしくお願いします。

投稿者 corvo : 11:24

2006年6月14日

中国出張

今日から3日間の中国出張。朝5時50分に起きて、近くのバス停から最寄り駅行き6時28分に乗る。常磐線、成田線を使って、成田空港第一ターミナルへ向かう。出発カウンターに着いてみると、すっかり様子が変わっていて驚く。Eチケットでのチェックインだったのだけど、すべてのカウンターに端末が置いてあって、タッチパネルを操作し搭乗券を受け取る仕組みである。それほど迷うことなく発券できたのだけど、機械を前に緊張してなかなかうまくいかない人もいる。結局、荷物を預けるときはカウンターで直接お願いするのだから、発券も同時にしてもらったほうが効率的だと思うのだが。操作に不慣れな人のために、かなりの人数がサポートしていて、どうにも無駄に感じる。
機内持ち込み荷物の検査場の入り口に、こんなオブジェが出現していた。写真には片方しか撮らなかったのだけど、色違いで両側に構えている。
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現代美術作家、中村哲也の作品か。
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ワールドカップ開催中のためか、ドイツ行きのルフトハンザ航空のカウンターが、ものすごく混雑していた。ジャンボの機種にもサッカーボールのマークが塗装してあった。僕はANA NH909便で香港へ向かう。平日なのに満席。
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香港空港へ到着。これに乗ってきたわけではありません。

今回の中国出張の目的はフェイバリットコレクションの商品開発のためである。今開発しているモデルは二種類で、アロサウルスに教われるディプロドクスのシーンモデルと、ブラキオサウルススケルトンモデルである。
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まずはシーンモデルから修正指示。僕の描いた平面の指示書をもとにするため、どうしても伝わらない部分がある。そこを直接やりとりをして、時にはスケッチを描きながら、理解していってもらう。もちろん通訳にはいってもらっての作業である。
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指示した通り、即座に修正をいれてくれる。ここの会社でもっとも優秀な造形師で、理解力も抜群に高い。
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こちらはブラキオサウルススケルトン。これも修正箇所を細かく指示。今日の夜の間に修正して、明日さらに完成に近づけていく。できれば夏の恐竜博にはリリースしたいので、急ピッチで作業を進めなくてはいけない。
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早速、MacBookが活躍。無線ランがあるので、ネットに常時接続することができる。これまでは夜ホテルに戻ってからしかネットをチェックできなかったのだけど、今回から昼間から接続できて非常に便利である。
明日がもっともハードです。
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こっちは蒸し暑く、真夏のような気候です。気が向いたら、ぽちっとお願いします。

投稿者 corvo : 23:59

2005年11月25日

FAVORITE COLLECTION

24日の夜は都内で食事。店は根津の「はん亭」。
僕が造型アドバイザーを務める「フェバリットコレクション」の社長との会食であった。
社長といっても彼は二代目で先代の社長と中国へ行っていた時に、彼が通訳などの手伝いで同行していたときからのつきあいである。当然、食事をしただけでなく、打ち合わせもかねている。
フェバリットコレクションでは、恐竜などの生体復元模型、骨格復元模型などの観賞用モデルを販売している。詳しくは上記のリンクを覗いてみてほしい。
来年には大型の恐竜展も控えており、ミュージアムショップ用のコレクションの充実をはかる時期に来ている。
新しく展開したいシリーズのアイデアもあるのだけど、具体的にしていくのはこれからである。
そこでこのblogでもほしい商品を募集してみたいと思う。これからのフェバリットコレクションに何を期待するか。どんなものを作ってほしいか。どんな意見でも良いので、コメント欄かもしくはメールでこっそりと教えていただけると嬉しいです。
100%期待に応えることは不可能ですが、良いアイデアは反映していきたいと思います。
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投稿者 corvo : 01:22

2005年6月21日

saichania model 05

豚鼻がかわいい。
いかつい外見とは裏腹に、ディテールを見ていくと、とてもファニーである。
やはり愛すべき恐竜のひとつである。

DSCF7641.JPG

投稿者 corvo : 00:52

saichania model 04

サイカニアのスケルトンモデルの修正画像が届いた。
かなり良くなっている。
全体のわかる写真が多かったのだが、ディテールがわかる写真が少ない。そのためいくつか部位を指示して、写真のリクエストをする
完成が楽しみである。

DSCF7626.JPG
DSCF7636.JPG

投稿者 corvo : 00:46

2005年5月30日

saichania model 02

指示書と修正中の原型が転がっている。
かなりの状態までくみ上げられたものでも、修正箇所がある場合はばらばらにしていく。
造型師もプロフェッショナルに、きちんと対応しくれる。

RIMG0030.jpg

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投稿者 corvo : 23:16

saichania model 01

この日から3泊4日の中国出張である。
フェバリットコレクションの新商品開発のためである。
造型アドバイザーとして指示書(6月1日の図版)を作り、出来上がった原型をチェックし修正するのが仕事内容である。
中国の工場では造型師が原型を制作し、生産までを一貫して行っている。
指示書と画像のやりとりだけでは、どうしてもうまくいかない部分があるため定期的に中国へ出張する必要がある。
写真はパソコンの資料画像をみながら、粘土の原型を修正しているところである。

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投稿者 corvo : 22:53