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2008年2月29日

葉っぱを描く2

のは嫌いだ、と昨日は書いたのだけど、全ての葉っぱを憎んでいるわけではない。
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こういう葉っぱを描くのは好き。長いストロークでタッチをいれて、光の方向を意識しながら空間を描いていく。気持ちいいです。
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投稿者 corvo : 02:23

2008年2月28日

ガンタッカ

先日、キャンバスを張っていたところ、ガンタッカの調子がおかしくなってしまった。わざわざ釘で打つのも面倒なので、学生時代からものぐさな僕はガンタッカを愛用していたのだけど、ついに駄目になってしまった。20年近く使ってきたので寿命がきてもおかしくない。
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これがなくては仕事にならないので、近くのホームセンターで急遽購入。6500円ほど。外見の仕様はまったく変わっていないが、少し値上がりしたかな。学生のときは買うまでにけっこう勇気のいる値段だったなあ。
さすがに新品の使い心地は快適でした。
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投稿者 corvo : 23:32

2008年2月27日

葉っぱを描く

のは嫌いだ!
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丸一日、葉っぱ。葉っぱ、葉っぱ・・・・。
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投稿者 corvo : 23:10

2008年2月26日

翼竜完成

午前中に翼竜完成。全貌はお見せできないのだけど、画面サイズは300x2300mm。ほんの一部ですが、画像を。
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水しぶきを描き込んだら、ほとんど魚が見えなくなってしまった。それもまたよし。
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眼に光をいれると、ぐっと引き締まる。
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薄い皮膜を表現するため、血管を透かしてみた。
さあ、つぎは中生代の植物だ。これからキャンバス張ります。
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投稿者 corvo : 13:24

2008年2月25日

ワンフェス初体験

土曜日は強風のため出掛けられなかったおかげで、「サイカニア」を完成することができた。依然スケジュールはきつきつで時間に余裕があるわけではないのだけど、日曜日が午後から東京ビッグサイトまで行ってきた。そうワンダーフェスティバルを見に行くためである。有明に行くときは電車でいくとかなり不便なので、車で行くことにしているのだけど、強風のためハンドルを取られることがあり、けっこう怖い思いをした。背の高いカングーを避けて、安定性の高いRSを選んだのだけど、首都高ではかなり神経を使った。
これまでも友人数名が出展しているにも関わらず一度も行ったことがなく、「小田はワンフェスには来ない」が仲間内での定説になっていたのだが、関東にいる間に一度は行っておこうと思い足を運んだのである。
エルステッド&Fragi-ragiSHINZEN造形研究所RC GEARアクアプラントといった友人のブースを中心にまわる。というより時間もなく、広すぎてとても見切れるものではなかった。もうひとつ目当てにしていたのが、ANIMAL BONE & SKULL専門ブランド『GALVANIC』。僕は勝手に骨屋さんと呼んでいるのだけど、仲間内では「骨屋さんどこ?」で通じてしまう。ここで散財。いい買い物ができた。
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ダチョウの頸椎。実際はこんなに曲がらない。ばらばらの頸椎を簡単にアルミの針金でつなげたもの。もう少し綺麗に加工しなおす予定である。初めてじっくりと観察したのだけど、椎体の関節が竜脚類の物とはまったく違う。ダチョウの頸椎は可動することを前提の構造になっているが、竜脚類では出来るだけ動かさずに姿勢を保持する構造にしか見えない。やはり何事も本物を見てみないと気づかないものである。
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カニクイザル。表面に塗られたニスがちょっと邪魔であるが、猿の頭骨は持っていなかったのでひとつ欲しかったのである。(人間も猿に含めれば、ひとつはもっていたけど)
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魚のハモ。鋭い歯が並んでいる、口蓋歯まで鋭く尖っている。
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これは描いてみる予定。いい形をしている。

今回は初めてのワンフェスということで、いろいろと失礼なことをしでかしそうになってしまった。
ブースはほとんどが長机を並べて、その上に模型を飾っている。ちょっと凝ったひな壇を設置しているブースもあるが、すべての模型はむき出しで至近距離で見ることができるようになっている。友人に頭骨の模型を見て欲しいと言われたので、思わず手に取ろうとしたら、すごい勢いで止められてしまったのである。そこで注意されなかったら、よそのブースでやってしまってトラブルになってしまっただろう。危ない危ない。ただ、個人的には、机の上に置いてあるだけだと思わず手に取ってしまうと思うのである。そのためにガイドブックにもマナーとして明記してあるのかもしれないが、まったく知らない部外者には容易には気づかないことのひとつのように思う。もうひとつ感じたのは、それぞれのブースが展示空間を形成していないということである。多くの場合、ただ机があり、展示品があるだけである。露店が並ぶ猥雑さもなく、それぞれのブースが響き合うという感じでもない。長机を挟んで来場者と極めて個人的なやりとりをする、悪く言えばお役所の相談窓口のような雰囲気を感じた。17時までのイベントなのに、16時30分ごろからいそいそと片付け始めるブースが多いのもお役所的。
友人とも会えて、目的の骨も買えて、僕としては充実した2時間ほどだった。急いで家に戻って、制作の続きを始めたのは言うまでもない。
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投稿者 corvo : 23:55

2008年2月24日

子供向け絵本企画05

昨日、今日とほんとうにすごい風だった。春一番とはいえ、交通機関にも多くの影響が出てしまった。
土曜日は夕方から都内へ出ようと思ったら、強風のため電車がストップしてしまっていて、駅まで行きながら断念してしまった。おかげで仕事が進んだのだけど、なんというか徒労感に苛まれたのは否定出来ない。
そこで、昨日完成して、今日取り立屋「タカ・マスカラス」に持っていかれたのが、これである。
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サイカニア。キャンバスにアクリル。この角度がサイカニアの特徴をもっとも表現しやすいため、俯瞰の構図ばかり描いているかもしれない。サイカニアはもっとも好きな恐竜の一つだが、数多く描いている種のひとつである。
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部分。
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部分。

最近の届きもの。
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巨大オリゼー。ポーちゃんは気になるらしい。ちょびは怖がって逃げていた。
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そして学研大人の科学のテルミンmini。けっこう音が大きくて、猫達が興味津々でやってくる。気になる周波数の音なのだろうか。全然上手く鳴らせないのだけど、ただ音を出しているだけで楽しい楽器。でも、曲が弾けるようになったら、もっと楽しいだろうなあ。
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投稿者 corvo : 23:29

2008年2月22日

URL占い

普段はこういったものに、ほとんど関心がないのだけどやってみた。URL占い
結果はと言うと・・・・
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corvoさんのサイトは「まぐれ当たり」サイトです!

あなたのサイトは、コンテンツもぶっちゃけヘボいし、文章力も小学生なみ、載せてる絵は幼稚園なみかもしれません。
いえ、たぶんそうでしょう。
でも、その天衣無縫さが人の琴線に触れるのでしょうか、ある日突然、まぐれ当たりする可能性があります。
ラッキーでしたな。
---
「載せてる絵は幼稚園なみかもしれません。」とは。
ほ、褒め言葉として受け取っておこう!ま、負け惜しみを!な気分です。
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投稿者 corvo : 23:54

2008年2月21日

ひたすら描く

ひたすら描いています。
コメントへの返答、エントリーのアップが遅れ気味で申し訳ない。実は、ほんの少し前にエントリーが1000を超えました。明日は非常勤講師の日。高校で授業をするのも、後2回。
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魚を捕らえた瞬間のアンハングエラ。幅が230cmある復元画のほんの一部。まだまだ途中。
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投稿者 corvo : 23:53

2008年2月19日

描く、描く、描く

週末はテルミンマイナスイオンライブに出掛けていただけではなく、フル回転で仕事をこなしていた。
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それぞれのサイズは20x20cm。アルシュ紙にセピアインク、透明水彩。ほぼ2日で10点仕上げた。
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これは部分、アルシュ紙にチャコールペンシル。これは昨日完成。
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制作途中の惨状。大量のチャコールペンシルを消費しながらの制作。
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久しぶりの猫写真。チョビ。
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ポー。

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投稿者 corvo : 23:46

2008年2月18日

『フレンズ・オブ・テルミン〜特別企画"and more..ライブ"』円盤にて

注>今回のエントリーには虚偽の内容がふくまれております。ご注意下さい。半分は嘘かも。

昨日の日曜日は、夕方に仕事を一段落させて都内までお出かけ。高円寺の円盤で開催された『フレンズ・オブ・テルミン〜特別企画"and more..ライブ"』を聞きにいくためだ。kikulogの管理人である菊池誠氏が東京でテルミンの演奏するということを知り、かねてからお会いしたかったこともあり、前日から予約までしてこの日に備えていたのである。
しかし、最初からハプニングが。新宿で三鷹行きの総武線に乗り換えて高円寺に向かったのだけど、駅を目前に減速を始めた車両の電源が全て落ちて急停車。しばらく真っ暗な車両に閉じ込められる。おそらくホームまでは数百mも離れていなかったと思う。阿佐ヶ谷で転落事故があり、非常停止装置が働いたらしい。救出のため、しばらく動けないというアナウンス。ライブに間に合わないかもしれない。ちょっとどきどきしたのだけど、20分後には動き出してことなきを得た。これがもっと離れた場所だったら間に合わなかっただろう。直前での停車だったのは不幸中の幸いだった。でも、実は阿佐ヶ谷で転落事故があったというのは表向きの理由で、某国の陰謀なのである。テルミンを演奏したり、それを聞きにいくのは、とても危険でアンダーグラウンドでイリーガルな行為なのだ。きっと。
妻との待ち合わせには間に合わなかったので、円盤に現地集合。見るからに怪しい雑居ビル。階段を上って2階に上がるとすでに会場は混雑していた。先の転落事故の影響で予約していたお客さんが遅れているということで、開始時間がおせおせ。陰謀、恐るべし。

ようやく始まったのは7時15分ごろだったろうか。まずは、賃貸人格&クリテツさんによる、テルミンmini(学研大人の科学)やマトリョミンを使った演奏。むむむ、コミックバンドだったとは!爆笑に包まれた会場ではあったが、暖まったのやら、ひいたのやら。
そして、いよいよand_more..の演奏に。白衣で現れるメンバーの二人。ステレオタイプな「科学者」「博士」を具現化した出で立ちに、菊池さんはつねに「たまえ」口調。「聞きたまえ」「そこもうちょっと前に来たまえ」「静かにしたまえ」。テルミンの音は予想以上にパワフル。
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どこからどう見てもマッドサイエンティストにしか見えない菊池氏。目、いっちゃってます。ライブがしばらく進んで来ると、目に見えない妙な波動とマイナスイオンが放射されて会場に充満してきた。その場では気がつかなかったのだけど、デジカメの画像はしっかり影響を受けていて、右側の写真のようになってしまった。恐ろしい。マイナスイオンは健康に良いのではなかったのか。
菊池氏、途中「たまえ」口調に疲れたのか、突然「(おかしな言葉だと思うのだけど、という注釈つきで)テルミンを弾かさせていただきます」と。「その言葉遣い、僕大嫌いなんですよ」と、しばしやりとり。最後に僕も「それでは聞かさせていただきます」。自分で使っても虫酸が走る。
テルミンは直接手を触れないで演奏するので、非常にチューニングが微妙な楽器だ。狭いライブ会場では観客にも影響を受ける。もう一人のメンバーである児嶋嬢が、客に対して「動くな(実際は動かないいでくださいとお願い)!」と。怖い怖い。テルミンでなくて、ピアニカの演奏のときもお客さん固まっていたよ。最前列でなくて良かった。
陰謀に始まり、波動とマイナスイオンに終わったライブ。大変楽しかったです。

会場を後にして、妻とエスニックを食べにいったのだけど、ここでも陰謀が。生春巻き、フォー、ナシゴレンを頼んだら、なんと全ての料理が揃うまで1時間もかかってしまったのだ。テルミンで前頭葉がほどよく破壊されて(テルミン脳)気分が良くなっていた僕は我慢出来たのだけど、普段であれば完全に切れてしまっていただろう。生春巻きよりも先にナシゴレンが出て来るなんて、初めての経験だった。

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お土産にもらった、and_more..チロルチョコ。食べてみると、僕の嫌いなホワイトチョコが中心に!これも陰謀か。

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投稿者 corvo : 18:21

2008年2月17日

塩ビパイプで発送

これは金曜日の出来事。土曜日午前着で送るため、梱包の準備。これまでだとパネルに水張りしていたので、多きな板状のものを発送していたのだけど、コストの問題や取り回しのしにくさを考慮して、今回は丸めることのできるキャンバスにしたのである。
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まず木枠から慎重に外していく。とにかく画面に傷をつけないように、細心の注意を払う。自分で修復できるとはいえ、傷つけるのは精神衛生上よくない。
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絵を丸めるときは、画面を外側に向けて丸める。クラフト紙に包んで塩ビパイプの中へ。
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2ヶ月あまり絵の存在したところに、今は木枠だけがぶらさがっている。
指定通りの時間に到着した連絡を受け取ったので、一安心である。どんな展示空間になるのか楽しみです。
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投稿者 corvo : 15:45

2008年2月16日

STUDIO D'ARTE CORVO 関西事務所開設の準備

タイトルについては、半分冗談、半分本当のことである。4月から成安造形大学に勤務するための部屋探しに、木曜日に妻と出掛けてきた。
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天気も良く富士山が綺麗に見えていた(らしい、というのもこのとき熟睡中)。名古屋から京都までの間は雪が吹雪いていた。そのため予定よりも15分遅れで京都に到着。
事前にインターネットで調べておいた物件を紹介してもらうため、連絡をとっていた不動産屋へ直行。ネットには情報が出ていなかった物件も含めて、5件ほど見せてもらうことに。車で移動して各所を見ていく。一番見たいと思っていた物件は、どうも良くなかった。まずまわりのロケーションが非常に暗かった。駅からはそれほど遠くないのだけど、奥まったところにあって静かというより寂しい雰囲気。部屋は充分に広いのだけど、立って手を伸ばすと届くほど天井が低い。圧迫感がある。築15年ほどということもあって、水回りの設備もそれなりに古くなっている。しかしこの物件、敷金と礼金で28万円という金額が設定されているのに、どうもそれを有効に使っているとは思えない。汚れのこびりついたガス台がそのままになっている。高い金額をとるなら、しっかり直しておいてもらいたい。大家の考え方が見えたようで、早々に撤退。その後いくつか見せてもらうが、あまりピンとこない。結局、ネットに情報のなかった担当者一押し物件に決定。築年数も4年と新しい。駅からも近く、徒歩圏内だ。それほど広くはないが、敷金礼金も常識的な範囲内であり、更新料も無料。見てすぐにほぼ決めてしまった。でも実は室内は見ていないのである。まだ退去前ということで、間取り図と外観、ほぼ同じ広さの他の物件から判断した。まあ、大丈夫でしょう。
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ここが4月からの職場。遠景に琵琶湖を臨むことができる。
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帰りの新幹線の車内ではちょっと贅沢を。京都駅ビルの伊勢丹で買った、牛ひれタタキの寿司とウニ、カニ、イクラの海鮮丼。美味かった。ビールも飲んだことのない地ビールを試したのだけど、いい味でした。
懸案事項だった部屋探しが一段落し、ほっとして帰ってきたのでした。
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投稿者 corvo : 23:51

2008年2月15日

クロネコヤマトの時間指定は配送料金に含まれていない

先日、イラストを一点宅急便を使って送ったのだけど、時間指定通りに着かなかった。よくある話なのかもしれないが、当然こちらもクライアントも非常に困ってしまった。12日午前着指定で10日の夜に近くのコンビニエンスストアから送ったのだけど、12日の正午過ぎに申し訳なさそうな声で、クロネコヤマトの営業所からまだ手元に荷物がある旨の電話がかかってきた。一気に頭に血が上る。ふざけるな。どういうことですか?交通渋滞や事故なので遅れたというのならまだ分かるが、まだ手元にあるって!待ち合わせの時間に起きて言い訳の電話をするようなものだろう。強い口調で問いただす。集荷ミスがあり、配達当日までコンビニに荷物が置かれたままになっていたらしい。まあ、これもよくある話かもしれない。とにかく急いで先方に届けてもらったが、午後になってしまったため、印刷所へ届く日程が一日延びてしまった。
そこで、おさまらない僕としては、送料を返金してもらおうと頑張ったのだけど、これは結果的に駄目だった。その理由がタイトルなのである。そう、時間指定は無料サービスであり、送料には含まれていないのだ。だから返金は出来ないという説明。1日延びた場合は、返金に応じるということであったが、午前指定が午後になったぐらいでは、返金の対象にならないということである。営業所でもかなりきつく言ったが、以上のような説明で、サイトから本社へ問い合わせをしたが同じような回答であった。納得はいかないがしかたがない。以下に、僕のところへ届いたメールを掲載する。
---
小田 隆 様


平素はヤマト運輸をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。
メールにてお問い合わせを頂戴した件につきまして、まずは弊社のミスによりお客様はもとより、お荷物の受け人様にもご迷惑をお掛けしてしまった事、大変申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げる次第でございます。

メールでご指摘頂きました「配達時間指定」に関してでございますが、このような状況を引き起こしておきながら述べるのも、非常に恐縮なのですが、基本的に見解は営業所と同一でございます。「宅急便」の時間帯指定はサービスで、これに関しての付加料金は頂いておりません。したがって、お荷物を遅れて配達した場合(道路状況などの理由以外でも)でも、運賃の返金などは致しておりません。ヤマト運輸としての基本スタンスは以上のようになります。(尚、このメールは松戸の営業所を管轄しているヤマト運輸・船橋サービスセンターより返信しておりますが、上記が弊社の基本的な考え方であると理解して頂いて構いません)

ただ、どちらにいたしましても、お客様にご迷惑をお掛けした事は、かわりありません。これに関しては、ヤマト運輸として謝罪させて頂きます。どうも申し訳ございませんでした。
---
ということなので、時間指定はあてにしはいけない。
ぎりぎりでない限りは、余裕を見て出すしかないか。でも、そんな状況ではないのだよなあ。常に綱渡りのような状況で仕事をしていると、こういったミスは痛い。
もう一度書いておこう。
『クロネコヤマトの時間指定は配送料金に含まれていない』
皆さん、気をつけましょう。
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投稿者 corvo : 23:03

2008年2月13日

梱包材

大作も完成したということで、発送するための梱包材を用意。今回は木枠に張った状態ではなく、キャンバスだけ丸めて送るので、硬いパイプ状のものが必要だった。最初はボール紙でできた、太いパイプを探していたのだけど、近くのホームセンターにはなく、ちょっと思案したところちょうど良いものを発見。
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それがこれである。この写真は部品を組み立てた後のものだが、使用したのは排水などに使う塩ビパイプ。安価(総額1500円ほど)で丈夫。直径100mmで長さは1100mm。少し重いが。これで絵が駄目になることはないだろう。ネジのついた蓋にはオーリングまで完備しているので、完全防水でもある。
今まで思いつかなかったけど、これは使える梱包材だなあ。ポスターなどを送るときは、もっと細くて短くても大丈夫。お勧めです。
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投稿者 corvo : 20:59

2008年2月12日

鱗を描く-番外編『鱗がない』

番外編とか大層なタイトルがついているが、なんのことはなく「スッポン」を描き加えただけである。
スッポンはカメでありながら硬い甲羅を持っておらず、全身がやわらかい皮膚で覆われている。
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白亜紀の北米に生息していた、甲長1mに達する巨大なスッポン。巨大とはいえ、現生種には甲長1mを超えるものもいるので、特別大きいというわけではない。どうしてスッポンを描いたかというと、恐竜が特別な時代ではなく、現代と繋がっているのだということを強調したかったからだ。恐竜が生きていたのはファンタジーの世界ではない。今と同じ地球(もちろん大陸の位置や気候、生態系は違うが)だ。
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ということでワニも描いている。鳥も描き込もうと思っていたのだけど、資料不足で断念した。魚も描こうかどうしようか迷いつつ、完成ということで今日筆を置いた。
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投稿者 corvo : 23:53

2008年2月11日

関西の不動産事情

4月からの大学勤務のために、部屋を借りなくてはいけない。地方ということで、首都圏や大都市圏に比べれば家賃相場は低いのだが、関西特有の商習慣に面食らっている。まだ、実際に現地の不動産屋を回ったわけではないのだけど、ここ最近はネットで物件を定期的にチェックしていて気がついたがことがある。
首都圏との大きな違いは、家賃以外の礼金、敷金、保証金の高さだ。家賃がそれほど高くなくても、契約時にかかる金額がかなりの大きさになってしまうことが考えられる。こちらの方だと、礼金1ヶ月または無し、敷金2ヶ月というのが、ほぼ共通した数字だと思うのだけど、関西の物件はとにかくばらばらだ。礼金のほうが敷金よりも高い場合もあり、5ヶ月分とか法外と思えるような金額を設定しているところもある。礼金って、まったく戻ってこない金額だし、そもそも根拠がない。敷居を高くして、入居者の選別をしているのかもしれないが、とてもまともな金額とは思えない。事務所でもないのに、保証金が必要というのも、関東では見たことがない。まあ、これは退去時にある程度戻ってくると考えていいのだろう。
今まで見ていて、べらぼうに高かったのが、家賃6万円ほどの一軒家。礼金25万、敷金25万。これに不動産屋の仲介手数料も必要となるから、とんでもない金額である。一方、礼金、敷金0の物件もあり、何が何だかよく分からない。
敷金は少々高くてもいいから、礼金は0か1ヶ月にしてくれないかなあ。最初から値切るのが前提になっているのだろうか。
今週、日帰りで部屋探しに行ってきます。
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投稿者 corvo : 23:52

2008年2月10日

制作プロセスの違い

現在、複数の企画に関わっているため、それぞれのプロセスの進度に違いがある。これはこれで頭の切り替えが難しい。エスキースを決定するまでの試行錯誤には、かなりの時間とエネルギーが必要だ。すとん、とひらめくこともあるが、多くのエスキースは無数のラフスケッチの上に成り立っている。形にもならないような、線の集積が机の上に次々と積み重なっていく。こういったラフには主に安価なコピー用紙を使う。
古生物の復元画の場合は、この作業と同時に資料のリサーチという重要なプロセスが必要になる。なので、手が止まる事もしばしば。何時間も資料を読んだり、探したり、描く事に集中出来ない時間も多い。こういった時間を経て、ようやく納得のいくエスキースが出来たときは、本当に気持がいい。絵画的な構造がきちんと出来ている事、美しい構図である事、資料的にも科学的にも破綻がないこと、これらを理想として制作している。

エスキースが決まると、今度は本番(タブロー)に入るわけだが、ここからのプロセスは作業という側面が強い。まったく使う筋肉が違うというか、頭を使う領域が違う。何か問題が起きても、技術と力技で対応できる部分が大きい。ただし、そのためには理想的なエスキースが出来上がっている事が必須だ。良い土台なくしては、何も建てることはできない。エスキースの検討が不十分だと、迷い、苦労することになってしまうのである。

一点だけの制作ならば、集中して制作することも可能だが、同時にいくつもの絵を描いていると、それぞれの進捗具合によって、僕自身かなり混乱してくるのも事実だ。特にエスキースの作業と、タブロー制作の作業を同時進行するのは難しい。どうしてもどちらかにウェイトが偏ってしまう。もともとあまり器用なほうではないので、同時並行に進めるのは得意とは言いがたい。これまでの経験と訓練で、なんとか出来るようになってきたようなものだ。

今日は一日、エスキースの制作で苦しんだ。ぴたりと決まった感じではないが、これはちょっとラフな感じで進めてしまおうと思っている。時間的に追いつめられているが、新しいことを試してみたいのだ。
もっと手数を減らして、ラフなタッチで効果的な画面を。大作の制作で新しい領域が垣間見えた気がするので、忘れないうちに現実のものにしたいと考えているところである。
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投稿者 corvo : 23:58

2008年2月 9日

GREEN COTTON AIR FILTER(追記あり)

今日は仕事の合間をぬって、車のメンテナンス。エアフィルターの交換。数年前にGREEN COTTON AIR FILTERに交換してから、クリーニングもせずに使い続けていたので、いい加減マズいと思い新品のフィルターとメンテナンスキットを取り寄せたのである。
早速、新品のフィルターに交換。取り外した古いフィルターを、メンテナンスキットを使って洗浄する。
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これが取り外したフィルター。さすがに相当汚れている。これでは吸気効率も落ちてしまっていただろう。
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専用の洗浄液でじゃぶじゃぶ洗う。すぐに真っ黒な汚れが流れ出して来る。時々歯ブラシも使って、汚れの酷いところをブラッシング。
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そして、これが洗浄液を水で洗い流したあとのフィルター。すっかり綺麗になった。完全に乾燥させた後、専用のオイルをスプレーして完了。スペアとして確保しておき、ローテーションで交換していく予定。

色々と書きたいエントリーがあるのだけど、なかなか考えがまとまらず時間もとれていない。大画面の制作が一段落したので、少し落ち着いて今後の計画を考えられそうだ。まだまだ、大きな画面も控えていて、とにかく枚数をこなさなくてはならない。地道に、モチベーションを落とさないように、進めて行きます。
そろそろ領収書の整理もしなくてはね。

先日、「燃費向上グッズ16商品「根拠無し」 19社に排除命令」という報道があった。
これらのメーカーがどこまで商品開発をしていたか分からないが、もし絶大な効果があるなら、自動車メーカーやモータースポーツの世界で評価されているはずである。しかし、そんな事実はない。
燃費がそんなに気になるなら、普段からメンテナンスをしっかりして、車を良い状態に保つ事を心がけた方が良い。ガソリンスタンドに行って、タイヤの空気圧をチェックもしないで、怪しげな「燃費向上グッズ」に手を出すのは本末転倒だ。燃費の向上には、道路行政も大きく関わってくるだろう。今の道路事情は信号が多く、そのタイミングもスムーズに走りやすいとは言いがたい。また、過度のストップアンドゴーを強いられる。燃費を向上させたかったら、運転が上手くなることも重要だ。無駄なブレーキングを繰り返したり、流れを無視した運転では、効率の良い走りとは言えない。アクセル開度を細かくコントロールすることで、安全にスムーズに走る事ができる。オートマの普及した今、どばっとアクセル踏んで発信し、こまめにブレーキをかけるような運転をしていては、燃費は一向に良くならないだろう。でも、そんな運転をする人が、一番燃費(というかお金)を気にしているような気がするのだけど。
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投稿者 corvo : 23:50

2008年2月 7日

鱗を描く5

昨年末から鱗を描き続けて、はや二ヶ月。ようやく(一応の)完成までこぎつけた。ここまで来ると描き込むのが楽しい。風景を描くときのセオリーで、背景から順に描いてきたので、登場する生物も遠方のものから描いている。遠方のものを詳細に描いてしまうと、手前に来るにしたがって、さらに描き込みと密度を上げなくてはいけない。そうやって、自分を追い込むというか、首を絞めるような、マゾヒスティックなプロセスをここまで経てきたのである。
まだ全貌を見せるわけにはいかないので、例のごとく加工した画像と、部分を紹介しようと思う。
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こんな画面もかっこいい。構図が決まっているね、と自画自賛。
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爬虫類らしいディテールのトリケラトプス。どうしてこういった復元になったかも、実は内緒なのだ。時期が来たらお話しします。
もっといろいろな生物を隠しアイテム的に描き込もうと思ったのだけど、画面が五月蝿くなりそうだったので、今回は見送ることに。もう少しディテールアップの描き込みをする予定。来週末納品です。
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投稿者 corvo : 23:10

2008年2月 5日

鱗を描く4

久々の「鱗を描く」エントリー。やく一月ぶりではあるが、毎日ひたすらに鱗を描き続けてきた(ちょっと大げさ)。そして、ほぼ完成するところまでやってきた。
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例のごとく、全貌を見せることはできない。なので、ディテールのチラリズムを。
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エドモントサウルス。
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トリケラトプス。
「いい目をしているな」度胸がいいかどうかは分かりませんが。
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普段使っているパレット。紙パレットなので使い捨てなのだけど、極めて限定された色数で描いている。ほとんどが土性系の茶褐色で、パレットだけ見ているととても美しいとはいえないかもしれない。実際の画面のディテールも、顕微鏡レベルまで拡大すれば、そんなに美しいものではないだろうな。
絵を描いていて「ゾクッ」とする瞬間は、それまでのただの絵の具しかなかったものが、絵画空間の中でまったく別の存在に変化するときだ。タッチを描くリズムもそれほど大きく変化するわけでもないし、使用している筆も限られている。でも、それぞれの物質が「水」のように見えたり、「土」を感じさせたり,存在しないはずの「光」を演出したりする。紙や布の上に付着した、ただの絵の具の集積でしかないものが、まったく違ったものに変質する瞬間に立ち会えることに、僕は望外の喜びを感じるのである。いや、もうねえ、なんかたまらないのですよ。
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投稿者 corvo : 02:37

2008年2月 4日

クロコダイルの進化をつなぐミッシングリンク

”ワニ、ワニ、水辺の兄弟”(by KUWATA BAND)。と歌われるように現代のワニは、全て水棲生活に適応している。1日、「クロコダイル進化の「失われた環」とみられる化石、ブラジルで発表」という報道があったのだけど、今朝のワイドショーでも取り上げられていた。比較的地味な古生物の発見を、ワイドショーで見ることになるとは思いもしなかった。復元模型の画像も流れて、しっかりとした紹介だったと思うのだけど、今回発見されたワニが陸棲であることに何もそんなに驚かなくても、という出演者達の反応だった。犬のような姿勢で歩く姿のその復元模型は、現生のワニからは遠い存在のように思うかもしれないが、三畳紀に現れたもっとも原始的なワニも、直立して歩く陸棲の動物だった。
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これは僕が以前に描いたプロトスクスというワニの復元画。現生のワニも、素早く動くときは大きく胴体を持ち上げて、直立に近い姿勢でダッシュする。ジョンストンワニに至っては、ギャロップすることが知られている。
腹這いになって水辺で過ごすのが、ワニの一般的なスタイルなのは確かだが、折角面白い素材なのだから直立して歩くワニは、かつてはそれほど珍しいものではなかったというところまで踏み込んで欲しかったなあ、とテレビに無い物ねだりをしてしまうのである。
'Missing link' crocodile fossil found
FÓSSIL ENCONTRADO NO BRASIL É ELO PERDIDO DOS CROCODILOS
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投稿者 corvo : 23:59

2008年2月 2日

早稲田取材

今日は朝10時過ぎに家を出て早稲田へ向かう。寒い。正午前に着いたので、ブランチを済ませてキャンパス内へ移動。大隈重信像をスケッチするためである。ある仕事のために描くのだけど、大隈重信像には肖像権があるということを聞いて驚いた。
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アルシュにセピアインク。描いているとだんだん身体が冷えて来る。大隈講堂を描いているおじさんたちがいたのだけど、僕が来て帰るまでずっと集中して描いていた。僕は根性なしのプロです。
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帰宅後、写真を利用しながら描き起こす。アルシュにセピアインク、透明水彩。サイズは28x38cm。
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ディテールはこんな感じ。
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この顎のラインを見ていると、ブライキングボスを思い出す、といったら不謹慎か。
これから、大作の制作を始めます。
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投稿者 corvo : 23:51

2008年2月 1日

日本古生物学会・第157回例会

本日から3日(日)まで、日本古生物学会・第157回例会が開催されます。開催場所は宇都宮大学・栃木県立博物館です。残念ながら、今回僕は参加できません。ぎりぎりまで迷ったのですが、どうにも時間の都合がつかず行かないことにしました。
誰でも参加費を支払えば、講演やポスター発表を聞いたり見たりすることができます。興味のある方は是非。リンク先のプログラムで講演内容をチェックすることもできます。
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投稿者 corvo : 00:33