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2007年7月31日

黒猫写真03

ここのところ、まるで猫blogのようだ。猫工房が開店休業状態なので、ここで書く事になってしまっている。
昨日は悪天候の間隙を縫って、ケージの掃除とチビクロのブラッシング。ケージの中にはフロントラインでやられて落ちた、のみの死骸が無数に転がっている。ガムテープにはりつけて集めて捨てる。卵もないか注意深く探す。
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チビクロをブラッシング。最初はおとなしくしていたのだけど、途中からむずがりだす。まだまだ力も弱いので、逃げられるということはない。
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目やにもすっかり綺麗になった。こんな顔をしています。
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僕の手と比べてもらうと、その小ささがよく分かる。
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今日はポーがケージの上に乗って、しきりに遊ぼうとする。接触させたくないので、何度もおろすのだけどすぐに乗ってしまう。すごく気になるらしい。チビクロもまったく動じることなく、ケージの中からちょっかいを出そうとしていた。
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投稿者 corvo : 23:27

2007年7月30日

黒猫写真02

酷かった目やにも、先日病院でもらってきた目薬のおかげで、大分良くなって来た。よく効いている。くしゃみや咳をすることはないので、風邪はひいていないだろう。食欲ももりもりである。うんちの状態も良さそうだ。
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目薬をさされた直後に、不快感をあらわにしている様子。
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今日の昼間。目の状態はいい。僕の手と比べてもらうと、その小ささが実感してもらえるだろう。
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ちび黒、隔離病棟の前で興味津々の先住猫ポー。時々チェックにくるのだけど、観察するばかりで威嚇することはない。ただし、まだしばらくは接触させることはできない。
この子猫、名前はまだない。
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投稿者 corvo : 02:25

2007年7月29日

白亜紀後期の情景 in マダガスカル01

今回の「情景」シリーズ。3点セットでの納品が条件となっている。当初は白亜紀後期、前期、そしてジュラ紀後期というラインナップだったのだけど、白亜紀前期南米の登場恐竜がうまく決まらず悩んだ結果、時代は重なってしまうが白亜紀後期のマダガスカルで行くことにした。そこで主役をはってもらうのは「マジュンガサウルス」。困ったときの「キスケ」である。
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これが完成したエスキース。実際に制作したのは27日。そう、子猫を保護した日である。細切れの時間のなかで、集中する事が難しい一日だった。
完成した絵を31日までに仕上げなくてはいけない。できるかな!?いや、やるしかないのである。
恐い取り立て屋さんは、1日午前10時にやってきます。
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投稿者 corvo : 23:55

ジュラ紀後期の情景02

数日前から制作していたのだけど、かかりきりでアップする事ができなかった。子猫のことでもばたばたしていたし。なので、一気にほぼ完成までを紹介しよう。
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アウトラインを転写した後、セピアのカラーインクで陰影をつけていく。
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暗い部分を描いてから、明るい部分を描き起こしていっている。体色は派手目。
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ほぼ完成した画像。描く要素が多く、予想よりも時間がかかってしまった。
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このステゴサウルスの体色、バララント軍のファッティーを思い出してしまう。復元とはまったく関係ない話です。
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投稿者 corvo : 23:51

2007年7月28日

黒猫写真01

なんとか見せられる写真がとれたのでアップ。黒猫は本当に難しい。こどもなのでよく動くし。
デジタル一眼レフのマニュアルモードで撮影。オートにすると露出を勝手に動かしてしまい、黒い被写体に対して露出オーバーになってしまう。
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カメラ目線。目やにが多い。
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やせてますが、身体の発育はしっかりしているということ。まだ走る事もできず力も弱いので、あつかいはそれほど難しくない。
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こんな感じのお転婆に成長しそう。
名前はまだない。
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投稿者 corvo : 11:17

2007年7月27日

黒い子猫を保護

ここ数日、外から子猫の鳴き声がずっとしていた。うちの猫たちも気になるのか、しきりに窓から外を眺める日々。昨晩、一際大きな声で泣きながら、近所をうろうろしている様子。気になって外にでてみるが、暗くて見つける事は出来なかった。
今日の朝になっても声がするので、少し近所を散策してみると小さな黒猫を発見。よその敷地にいるところを、近所の子どもたちと協力して餌を使っておびき寄せる作戦に。ずっと見ているわけにもいかないので、子どもたちに後を託して仕事に戻る。10分ほどして「捕まえたよ」の伝令が。すぐに猫のキャリングケースを持っていき、無事に子猫を保護。その後、かかりつけの動物病院に連れて行った。健康状態もよく、食欲も旺盛なのだけど、のみがすごい。首筋にフロントラインを処方してもらう。家のなかでも、キャリングケースでしっかり隔離。中に簡易トイレを作ってやると、すぐにおしっことうんちをした。うんちの状態も良さそう。すぐに検便ケースにいれて、再び動物病院へ。そんなこんなで、ものすごく時間をとられてしまった。
年齢は推定1ヶ月半。メス。真っ黒で短毛。尻尾はまっすぐで長い。検便の結果は、今のところシロ。ただ、お腹の中の虫がまだ卵を産んでいない可能性があるので、後日もう一度検査の予定。いなければ、それにこしたことはない。血液検査もまだなので、伝染性ウイルス保有の有無もまだ分からない。
今後のことはまだ決めていない。名前もまだない。
後日、写真がうまく撮れたらアップしていきます。興味のある方いたら連絡ください。
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投稿者 corvo : 18:08

2007年7月26日

白亜紀後期の情景06

予定通り午後3時、取り立て屋さん約2名現れる。1分も遅刻する事なくやってくるあたり、気合いが入っている。わずかに残っている部分があったので、その場で待っていただき無事納品。あと2点。納期に間に合えば奇跡か。
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完成した画像。家でスキャンし忘れたので、ファイルを送ってもらった。若干、青かぶりしているかな。
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トリケラトプス頭部ディテール。
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ティラノサウルス頭部ディテール。
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地面との接点、体重のかかりかた、描写するうえでとても重要なポイントである。
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ケツァルコアトルス。良い資料がなく、ちょっと自信がない。北九州から、図録だけでも取り寄せるべきだった。
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久しぶりにグレースケールチェックを追記。バルールあってますね。
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投稿者 corvo : 22:50

2007年7月25日

白亜紀後期の情景05

ただ、ただ描き続ける。身体が悲鳴を上げ始めたので、午前中はかかりつけの接骨院で身体のケア。大分、楽になる。
個展のお礼状のための絵も、一枚描き下ろした。といってもそんなに大したものではないです。郵送が終わったぐらいのタイミングで、ここでもアップする予定。
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動物たちは、ほぼ完成。残るは植物を背景である。結局、後から背景まで手をいれることになってしまった。なかなかうまくいかないものである。
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トリケラトプスとティラノサウルスの頭部ディテール。M.A.F.さんから「マツゲハブの体色」のリクエストがあったのだけど、黄色は僕がコントロールするのに一番苦手とする色で、努力はしてみたのだけどうまくいかなかった。なので路線を変えて、カイマンを参考にした体色と模様にしました。
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影の部分の鱗も描き込んでいる。

明日、午後3時。恐い取り立て屋さんがやってきます。
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投稿者 corvo : 23:27

2007年7月24日

白亜紀後期の情景04

たんたんと続きを進める。ちょっと進みが遅い。昼間は午後から出掛ける用事もあったので、まとまった時間をとることが難しかったが、現時点ではこんな感じ。
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背景も同時に手をいれていく必要がある。他人が思うほど、計画的なほうではない。けっこうアバウト。
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トリケラトプス頭部ディテール。完成に近い状態。
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トリケラトプスの見せ場の一つである前肢。完成までにさらに陰影を強調し、立体感を表現する予定である。

今日は個展で追加注文のあった、ティラノサウルス骨格図のシルクスクリーンをギャラリーに届けてきたのだけど、これでお買い上げいただいた全ての作品が、僕の元を離れていった。まだ、お手元に届いていない方は、しばしお待ち下さい。
その後、銀座の文藝春秋画廊 へ移動して、「内藤貞夫個展」のオープニングにお邪魔してきた。
丸善の個展の時に同時開催していた「Wildlife Art 動物・植物画展」で知り合った方から、案内状をいただいており、また内藤さんは、丸善での個展をきっかけに参加することになった日本ワイルドライフアート協会の会長でもあることから、挨拶もかねて顔をだしてきたという次第である。
長くネイチャーイラストレーションの一戦で活躍されてきた仕事の数々は、非常に勉強になった。まだ始まったばかりの展覧会なので、興味のある方は是非。

夜、家に戻ってからメールをチェックすると、常連コメンターの一人からメールが届いていた。
どうも、僕の描いた絵を無断で使っているサイトがあるということなのである。教えてもらったリンク先を見てみるとありました。随分昔に描いたものですね。手前の模型はフェバリットコレクションを撮影したもの。これは問題なし。その背景にある骨格図が僕の描いたものである。このタッチを見ただけで分かってもらえるとは、とても嬉しい。
先方のサイトが化石の販売をしながらも、まったく会社の情報が記載されていない。注文フォームはあるが、連絡先はおろか、メールアドレスを見つける事もできない。あまりにずさんで、乱暴なつくりである。胡散臭さがぷんぷんする。
まあ、放っておきます。実害もないし。こんなところでは絶対に化石など買わないように。
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投稿者 corvo : 02:12

2007年7月23日

F1 ヨーロッパGPと「オレさま烈伝」

F1ヨーロッパGP。ドイツ、ニュルブルクリンクサーキット。2007年シーズンも中盤戦である。フェラーリとマクラーレンが、他チームを圧倒する強さを見せているが、過去2戦はフェラーリのキミ・ライコネンが強さを発揮した。また、マクラーレンのフェルナンド・アロンソも調子を上げて来ており、今週末はライコネン、アロンソのガチンコ勝負を期待していたのだが、雨に水を差される展開となってしまった。
スタート直後に土砂降りの雨。たまらずタイヤをウェットに履き替えていく。ピットは大混乱。ライコネンは一度ピットロードに入りながら、ウェットの路面に足下をすくわれ、再びコースに戻ってしまい、丸々一周低速走行を余儀なくされてしまった。いきなりついていない。3周目1コーナーのエスケープゾーンに次々とコースアウトしたマシンがたまっていき、ペースカーが出た後についに赤旗中断。久しぶりである。
その後、天候も回復し再スタート。ややウェットの状態だった路面も急速に回復し、全車ドライタイヤへと交換し、しばらくは安定したレース展開が続く。34周目にライコネンがマシントラブルでリタイア。これは痛い。せっかく2連勝と波に乗って来たのに、チャンピオンシップ争いから一歩後退である。順位もほぼ安定し、マッサが悠々と逃げ切るかと思われた展開に、再び雨が大きな影響をもたらした。とてもドライで走れる状態ではなく、全車がウェットへ交換。マッサもアロンソの前でコースに戻るが、まったくペースが上がらない。一方のアロンソは圧倒的な速度差でフェラーリの後方へ迫る。少し接触もあったが、見事なパッシングでアロンソがついにトップに。マッサは全くついていく事ができなかった。
やはり、アロンソは強い。しかし、ライコネンにはツキがない。ハミルトンが始めてポイントを取れなかったレース。フェラーリは出来る限りマクラーレンに追いつきたかったが、マシントラブルと天候で全てが台無しになってしまった。前戦のマッサのトラブルといい、接戦になればなるほど、たった1ポイントでも大きな意味を持ってくる。スピードではフェラーリに、信頼性ではマクラーレンにアドバンテージがあるといえるだろうか。次はアロンソの得意なハンガリー。調子にのって連勝もありうるだろう。フェラーリの巻き返しに期待したい。

F1ついでに本の紹介。

F1が好きな人も、そうでない人にもおすすめです。
もう一冊は、F1とはまったく関係なく、猫好きなら是非。

写真の質はお世辞にも高くないが、軽妙な文章とのマッチングが秀逸。笑えて、とてもほっとした気分になれます。
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投稿者 corvo : 01:14

2007年7月22日

白亜紀後期の情景03

ちょっと更新の間があいてしまった。いまだペースは本調子に遠いながらも、じりじりと制作しているところである。
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これは土曜日昼間の状態。背景から進めていく。
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土曜日の夜。雲までかなり描き込んだのだけど、どうも気に入らない。手前の生物を描いてからも、手を入れる可能性は大である。どうもしっくりこない。
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現在の状態。翼竜、トリケラトプスの一部は、ほぼ完成に近い状態まで描き込んでいる。地道に鱗を一枚一枚描いていく作業が続く。
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先週届いた、SVPAnnual meetingのプログラム。今年はテキサス。博物館も非常に充実しているらしい。当然、行く予定ではあるのだけど、今年後半は加速度的に忙しくなっていく模様で、スケジュールのやりくりに今から頭が痛い。でも、なんとかします。まずは、現在遅れがちになっている仕事を全てクリアにしなくては。7月中が勝負です。
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投稿者 corvo : 23:37

2007年7月20日

今日も打ち合わせ

今日も午前中からでかける。まずは早稲田へ。
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ある用途で使用するためのスケッチをするためである。モチーフは大隈講堂。
その後、平山研究室で打ち合わせ。
午後5時30分に早稲田を出て、お茶の水のとあるギャラリーへ向かう。mixi経由で知った、銅版画作家の個展を観に行くためである。「佐藤真衣 銅版画展『湿地帯』」。非常に良かったです。会場の雰囲気と空間ともよくあっていました。日曜日までなので、時間のある方は是非。
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投稿者 corvo : 23:31

2007年7月19日

白亜紀後期の情景02

昨日は個展終了直後に関わらず、午前中から打ち合わせ。まずは午前10時に代々木へ。1時間ほどで終了し、11時30分には麹町へ。美味しいフランス料理のランチを御馳走になりながら歓談。その後、事務所へ移動して打ち合わせ。ものすごくきついスケジュールであることが判明。個展でまったく仕事できなかったので、しょうがないのだけどね。あらゆるものが遅れ気味になっている。早く取り返さなくては。この日はまったく休むことが出来なかったので、今日は久しぶりに昼前まで寝ていた。おかげで復活。仕事場を軽く片付けて、すぐに仕事を始める。

「白亜紀後期の情景」の続き。
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エスキースのコピーを置き、カーボンで転写していく。
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転写の終わった状態。アウトラインだけを丁寧に写しとることができた。
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カラーインクのセピアで、濃淡をつけて立体感を再現していく。画面全体が、おおよそ出来たところ。
がんがんスピードあげていきます。でないと終わらない。
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投稿者 corvo : 23:55

2007年7月18日

個展、無事終了(追記あり)

7月10日より、丸善丸の内本店にて開催していた「小田隆原画展〜恐竜復元画の世界〜」が17日無事終了いたしました。ご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。今回、都合が付かずご来場頂けなかった皆様も、次回は是非ご高覧頂ければと思います。
台風が来たり、地震があったりと、決してツキに恵まれた会期ではなかったと思うのですが、大変盛況で新しい出会いも多く、僕にとってもとても有意義な展覧会でした。重ねて御礼申し上げます。次回はさらにパワーアップした作品を発表したいと思います。
 
少しさかのぼって15日のオフ会の話。僕が主催するオフ会では「恐竜」や「古生物」の話をしないのが基本である。あえて避けているわけではないのだけど、「プライベートまで仕事の話はしたくない」という気持ちが大きいのかもしれない。
酔った頭と、震える手で、さくっとMS-06SとMS-07を書いてしまったりと、相変わらず馬鹿話で盛り上がる。集まった業種も様々で、話題もいろいろな分野を飛び交う。

16日の緊急追加トークショーは15日ほどではなかったのだけど、たくさんの人に聞いてもらうことができた。話す内容はほぼ同じだったので、僕もなれた部分もあり少し滑らかにしゃべる事ができたかもしれない。知り合いが少なかったのも、大きな要因かも。

17日最終日は、再び雨。つくづく天気に恵まれない会期中だった。
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会場の展示の様子。
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全景。洋書コーナーの仮設イベントスペースにも関わらず、普通のギャラリ−のような展示空間を再現することができた。洋書を買いに来て素通りするお客さんも多いのだけど、ある程度強度と魅力のある空間が出来たのではないかと思っている。
今回は、これまでの個展の中で一番売り上げが多かった。といってもまだまだである。さらに質の高い作品を作っていきたい。僕は作ってしまった作品には、まったく執着がないので、どんどんお買い上げいただけるとありがたいです。次への作品の活力になりますし、部屋も広く使えます。

今回僕の元を離れたのは、次の作品たちです。
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そして、ティラノサウルスの骨格図シルクスクリーン2点です。

少し困った出来事など。前回の大丸ででもあったのだけど、サイン会の時に書籍やポストカードを買わず、黙って自分のノートを取り出して、いきなりリクエストを言い出す人がいる。これが子どもだったりすると、お小遣いで買えないのかなと思い、混雑していなければ描いてあげない事もないのだけど、どうみても大学生以上と思われたのでお断りした。「買っていただかないと・・・」と伝えても、その後何かを買って持ってくる事はなかったし、、罫線の入ったノートだったものだから、僕は余計に機嫌を悪くしてしまった。しかも、けっこうマイナーで面倒くさいリクエスト。ちゃんとギャラを払ってくれるのなら、描いて差し上げます。
最終日。閉場10分前。そろそろお客さんもいなくなったし、児童書売り場担当の方からお願いされていた、サイン本作りをせっせとしていたら、来場者がひとり。以前から何度か来てくださっている方だと思うのだけど、まいど的外れな話をしてくるので嫌な予感が。時間になったので片付けが始まる。その間もずっとサインを描き続けていたのだけど、案の定話しかけられてしまった。しつこく「恐竜の色」のことを聞いてくる。色々なところで何度も繰り返しているが、色のことは分からないし、答えようがない。現生の爬虫類や鳥類を参考にしている、という以上にほとんど答える事ができない。また、科学的根拠に乏しい話なので、議論をすることもほぼ不可能である。といったことを説明しても(話しながらも、顔もあげずに僕は描き続ける)、「化石に色素が残るのではないか?」「DNAが検出されれば、分かるのではないか?」「いまは出来なくても、やがて検出方法ができるのではないか?」など、矢継ぎ早に聞いてくる。「恐竜の化石は鉱物に置換されたものなので、色素もDNAも取り出す事は不可能だと思います。元の情報が失われているのだから、将来的に検出できる方法が確立されることはないでしょう」と僕は答えるしかない。それでも、ぶつぶつと同じようなこと聞いて食い下がってくる。
もっと、早い時間にご来場いただければ、もう少しゆっくり話をすることもできるのだけど、片付けも始まっており、サインを描かなくていけない僕に対して、そんなくどくどと自説を披露されても困る。「僕は色の件に関しては、全く興味がありません!!!!」と強い口調で伝えて、ようやくご退場願うことができた。
案内状は出していないはずなので、どこで見つけてくるのか不思議である。

無事、会場からの搬出も終わり、自宅に帰り着いたのは午後11時過ぎでした。
ご来場いただいた皆様、お買い上げいただいた皆様、本当にどうもありがとうございました。次回の展覧会に乞うご期待!
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投稿者 corvo : 18:02

2007年7月17日

個展、在廊スケジュール

個展中、ギャラリーに詰めているスケジュールのお知らせです。なお、このエントリーは個展最終日まで、トップにくるようになっています。
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10日(火) 15時〜21時、在廊。
11日(水) 15時〜18時、在廊。
12日(木) 15時〜18時、在廊。
13日(金) 17時まで都内で非常勤講師。17時30分〜21時、在廊。
14日(土) 17時50分まで東京芸大で美術解剖学会に参加。18時30分〜21時、在廊。 
15日(日) 10時〜21時、在廊。14時からトークショー。夜、オフ会。
16日(月) 10時〜21時、在廊。
17日(火) 15時〜21時、在廊。搬出。
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会場で皆様にお会い出来るのを楽しみにしています。
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投稿者 corvo : 21:00

2007年7月16日

7月15日トークショー

昨日は台風直撃が予想される中、トークショーを開催。まったく観衆が集まらないのではと危惧していたのに、まったく拍子抜けするほどに盛況でほっとした。台風もそれて、天候もどんどん回復傾向にあったようだ。ぐっしょりと濡れて、不快感を伴ったまま聞いてもらうのは忍びないと思っていたので、そんな状況にならなくて本当に良かった。
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友人が撮影してくれた、トークショーの様子。
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こちらも、別の友人が撮影してくれたトークショーの様子。
スライドを交えながらしゃべったのは、およそ40分ほど。時間制限があるわけではないので、時間をそれほど気にせずにスライドの画像にコメントを付け加えていく。
スライドショーのタイトルは『古生物の復元』。直球である。
テーマの違いに応じてつけたサブタイトルは次の通りである。
「生態環境復元図」・・・数年前に描いた大作の紹介。
「復元の方法」・・・少しかための話で、データや解剖学的知識の大切さを強調。
「アパトサウルス骨格図の復元」・・・骨格図の制作過程を紹介。
「ティラノサウルスの頭部の復元」・・・Tyrannosaurus rex Skull & Headの制作過程を紹介。
「トリケラトプス制作プロセス」・・・「わくわく観察図鑑」の骨格図と生体復元図の制作過程を紹介。
「学研のジュニア図鑑「恐竜」・・・トリケラトプスシーンの制作過程の紹介。
「絵本「アパトサウルス」制作プロセス」・・・卵から孵化するシーンの制作過程を紹介。
「ナウマン象の復元」・・・博物館のポスターの制作過程を紹介。
「学研わくわく観察図鑑」・・・全9種の骨格図と生体復元図を紹介。
「Argentina 2006 Aug 16 ~ Sep 6」・・・アルゼンチンでの発掘経験を紹介。
知った顔が半分ぐらいいたことは、やりやすくもあり、やりにくくもあり、まあ適度な緊張感の中でおしゃべりする事ができた。つぎは、どかんと笑いをとれるようなネタを仕込んでおこうかな。まだまだ工夫の余地はたくさんありそうだ。天気が悪かったせいか、丸善というロケーションのせいか、予想していた以上に子どもたちが少なかったのは、ちょっと残念だった。
でも、その分会場が騒がしくなく、とても話しやすい雰囲気だった。

その後、サイン会に突入。ひたすら描き続ける。一段落したところで、友人たちと談笑。
ほっとする、楽しいひととき。

夜はかねてから企画していたオフ会。写真も全然撮っていないのだけど、こちらもとにかく盛り上がりました。その詳細はまたいずれ。
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投稿者 corvo : 08:33

2007年7月15日

トークショー追加開催のお知らせ

今日15日、台風真っ只中の日曜日になってしまいました。
本日午後2時からトークショーを予定しているのですが、この天候で来られない方も少なからずいると思います。そこで明日16日も追加でトークショーを行うことにしました。時間は同じ午後2時です。
内容は今日のものと全く同じです。ふるってご参加ください。
皆さま、よろしくお願い致します。

15日、丸善店内より。

投稿者 corvo : 11:59

2007年7月14日

第14回美術解剖学会

今週、土曜日。第14回美術解剖学会が、上野の東京芸術大学美術学部大会議室で開催されます。
個展会期中に関わらず、一般講演を引き受けてしまい、てんてこまいの日々。
僕の発表は13時10分からで、演題は「絵画表現における古生物の復元」。
その他のプログラムは、次のようになっています。
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■ 開会挨拶(9:00)     会長: 高橋 彬

■ 一般講演(9:10〜9:50)   座長  伊藤 恵夫 (武蔵野美大)
1. 教育現場の現状と造形教材を用いた理科教育・解剖生理学教育の実践
                     手塚 恵子 (海技大学校)
2. 構造学教育 アトリエ路樹絵のアプローチ報告 
                     渡辺 一雅 (アトリエ路樹絵)

■ 一般講演(9:50〜10:30)  座長  森 敏美  (東北生活文化大・美術)
3.凝りと表現              池上 恵一 (京都精華大・芸術) 

4.技法「星取り法」と形態の生成  −石膏原型と大理石の狭間から生じるもの− 
    福江 良純 (京都府立亀岡高校)

■ 一般講演(10:30〜11:10)  座長  島田 和幸 (鹿児島大・院・歯科応用解剖)
5.外科的矯正治療によるスマイル変化について
               ○寺田 員人*、吉田 満*、佐野 奈都貴*、齋藤 功**
     *(日本歯科大新潟生命歯・矯正)、**(新潟大・院・矯正)
6. Motion Capture と人体機能論     市原 恭代 (工学院大・情報・デザイン) 

●特別講演(11:10〜11:50)  座長  島田 和幸 (鹿児島大・院・歯科応用解剖)

  風神雷神図考       小山 清男 (東京芸術大学名誉教授)

○昼休み

■ 総会 (12:40〜13:00) 美術学部大会議室

■ 一般講演(13:10〜14:10)  座長  間壁 治子 (共立女子大・家政・被服)
7.絵画表現による古生物の復元         小田 隆 (画家)

8.断面特徴量による男子高齢者体形の分析    ○堤 江美子*・柿沼 よしえ** 
        (*大妻女子大・社会情報、 **埼玉県産業技術総合センター北部研)
9.明治初期の美術解剖書-本多錦吉郎による美術に関する解剖書について− 
                   島田 和幸 (鹿児島大・院・歯科応用解剖)

■大会企画シンポジウム■(14:20〜17:50)

          『手の美術解剖学 −それぞれの視座−』


    司会  楜沢 順(千葉商科大・政策情報) 14:20〜14:30 
   
   「手の機能解剖学」     14:30〜15:00
       桜木 晃彦 (解剖学)

   「不可解なカタチ…「手」」 15:00〜15:30
       上田 耕造 (画家)

   「手の表情 -東京国立博物館における展示から-」        15:30〜16:00
       木下 史青 (東京国立博物館・デザイン室)

   「仏像の手」         16:00〜16:30
       西山 多寿子 (仏像彫刻)

   「進化から見た手」              16:35〜17:05
       香原 志勢 (立教大学名誉教授)
  
  「手の未来形」(ゲスト講演)  17:10〜17:40
       田口 安男 (画家・いわき市立美術館館長)        

       まとめ    17:40〜17:50


■ 閉会挨拶 (17:50)  会長 高橋 彬 17:50〜18:00


■ 懇親会 (18:10〜19:30) 大浦食堂

   会費 会員:2,000円、非会員:3,000円、学生:無料
   懇親会費 3,000円
---
サイト上では、事前申し込みが必要とあるのだけど、当日受付でも大丈夫なようです。
興味ある方、いかがでしょうか。僕は初めての参加で、どんな感じになるのか全然つかめていません。
久しぶりの母校です。
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投稿者 corvo : 00:00

2007年7月13日

個展三日目

三日目は、朝から生憎の雨。悪天候のせいか、客足も鈍い。でも、そのおかげでじっくりと話をすることもでき、悪い事ばかりではない。
金曜日は朝から非常勤講師。夏休み前、最後の授業である。土曜日は芸大で美術解剖学会。先ほど、ようやく発表用のスライドショーをまとめることが出来た。15分という短い時間で話さなくてはいけないので、普段の講演会よりも難しさがある。ただし、子供向けではないので言葉を平易にする必要がなく、その点については楽に作成することができた。

先日のコメント欄や、今日会場でも質問があったのだけど、肉食恐竜の下あごの歯だけむき出しに復元するのはどうしてなのか?という問いに対する写真をみつけたので掲載してみる。
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引用先は「動物大百科12巻(平凡社)」123ページからスキャンしたものである。ボイドクレストモリトカゲ。著作権上、問題があるということであれば、すぐに削除します。
全てのトカゲがそうである、というわけではないはずだが、写真で見る限り下あごの歯だけむき出しになっている。

12日は38回目の誕生日でした。明日に備えて、そろそろ寝ます。金曜日の会場入りは夕方5時頃の予定です。
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投稿者 corvo : 02:07

2007年7月12日

個展用小品の制作06

ギャラリーから戻ってから、小品を制作。
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スティラコサウルス。100x150mm。紙にペン。
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投稿者 corvo : 02:06

2007年7月11日

個展二日目

今日は朝から不穏な空模様。湿度も高く、蒸し蒸しする一日だった。
そのせいか、客足はあまり伸びない。どうしても仮設のスペースということもあり、お客さんの目につきにくいようだ。でも、このblogをいつも読んでくださっている方は、まっすぐに会場を目指して見に来てくれる。次から次へとお客さんが、という訳ではないので、比較的じっくりとお話することができた。これが週末になると、なかなかそうも言っていられない状況になるかもしれない。それはそれで、とても嬉しいことなのですが。
今日から同じフロアにあるギャラリーでも、二つの展覧会が始まった。「Wildlife Art 動物・植物画展—ナチュラルヒストリーの息吹を現代に伝える—」と「紺田コレクションによる古代・中世とんぼ玉展」である。どちらも見応えのある展示なので、この機会に是非。

今日は3点、僕の手元を離れました。もちろん、会期中は展示してあります。
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パキリノサウルス。
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ヴェロキラプトル。
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メイ。
どうも、ありがとうございました。とても嬉しいことです。
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投稿者 corvo : 23:56

個展初日

昨日、無事に個展初日を迎える事ができました。
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丸善1階入り口前。
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展示会場はこんな感じ。カフェと洋書売り場に挟まれた仮設のギャラリー空間ではあるのだけど、よくまとまった展示になったと思う。
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関連書籍の即売も行っており、買っていただいたお客様には、その場でサインをしてお渡しします。
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お買い上げ第一号。DMの作品が、一番最初に決まりました。
多くの方のご来場をお待ちしております。よろしくお願いします。
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投稿者 corvo : 10:23

2007年7月10日

個展用小品の制作05

いよいよ今日から個展がスタート。僕にしては早起き(午前7時)して、小品を制作。
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パキリノサウルス。150x100mm。紙にペン。

ひとつ完成したので、これから家を出て会場に向かいます。予定よりも、ちょっと早く会場入りできそうです。
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投稿者 corvo : 11:03

〜恐竜復元画の世界〜小田隆原画展

ここのところ、宣伝告知のエントリーばかりです。なぜだか、この時期に集中してしまいました。
2年ぶりの個展のお知らせです。(個展初日まで、このエントリーがトップにくるようになっています)
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開催場所は、丸善・丸の内本店の4階洋書フロアイベントスペースです。あまり広いスペースではないですが、「恐竜―恐竜の骨格と生態」「ジュニア学研の図鑑・恐竜」で掲載された原画を中心に展示します。また、原画の販売も行います。

会期:2007月7月10日(火)〜7月17日(火) 午前9時〜午後9時

7月15日(日)午後2時より、トークショーの開催も予定しています。是非、お出掛け下さい。
会期中、会場に詰めている時間等、またこの場で告知していきます。
皆様、よろしくお願いいたします。
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投稿者 corvo : 09:00

個展用の小品の制作04

昼間はずっと小品の制作にかかりきりだった。
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ヴェロキラプトル。150x100mm。紙にペン、透明水彩。
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ティラノサウルス。100x150mm。紙にペン。
会期中にも制作を続けて、小品の展示が増えるかもしれません。

出来上がっている小品6点と、絵本「アパトサウルス」の表紙の原画(非売品)を携えて、午後6時30分に家を出る。丸善には午後7時30分過ぎに到着。8時頃には展示にとりかかれるという話だったのだけど、今日まで開催されていたイベントの撤収に時間がかかり、展示を始められたのは9時過ぎだった。10時30分に、無事展示終了。関連書籍も会場内でまとめて見てもらう事ができる。在庫もたっぷりあるので、是非この機会にお買い上げいただければと思います。
明日は、予定では午後3時からに会場入りになっていますが、もう少し早くいこうと思っています。午後1時ぐらいには行けそうです。
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投稿者 corvo : 00:42

2007年7月 8日

個展用小品の制作03

出掛ける用事の合間を縫って、小品を制作中。まだ数が揃わない。
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パラサウロロフス。サイズは100x150mm。紙にペン。
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アロサウルス。サイズは150x100mm。紙にペン。
ぎりぎりまで頑張って描きます。
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投稿者 corvo : 20:14

東京国際ブックフェアと恐竜おはなし会

今日は朝からカングーで、有明ビッグサイトへ。東京国際ブックフェアのポプラ社ブースでサイン会と、恐竜おはなし会を行うためである。サイン会に会わせて、絵本「アパトサウルス -かみなり竜のくらし-」の原画を持っていく必要があったので、カングーの出動となった。日曜午前中は交通量も少なく、スムーズにビッグサイトまで行くことができた。
ブース内に原画を展示してもらい、その前で午前11時からサイン会をスタート。いつものように、リクエストに応えて好きな古生物(恐竜が中心)のカットを描きサインを入れていく。僕の名前だけのサインをもらったって価値もないだろうから、毎度カットをいれて渡す事にしている。大体一回の所要時間は2分から3分ぐらいだろうか。
11時50分頃にサイン会を切り上げて、少し離れた場所にあるブースで、「恐竜おはなし会」の準備。MacBookをプロジェクターにつないで、スライドショーのセッティング。準備して来たプレゼンファイルも問題なし。小道具に持っていった、現生動物の頭骨も好評で、楽しんでもらえたのではないかと、勝手に思っている。今日、参加いただいた方、感想などコメント欄に書いていただけると嬉しいです。
その後、ポプラ社ブースへ戻り、サイン会の続きを午後2時30分ごろまでおこなって、ようやく遅い昼食にありつくことができた。
何人かの友人にも来ていただき、思いがけず高校の後輩に会ったりと、充実した一日でした。
ブックフェア会場では、多くの出版社がセールをしているので、安く本を買うことができる。今日の戦利品は「地球動物記」と「Loretta Lux」。どちらも2割引でした。
これからF1イギリスGP。そして、明日は夕方から個展の展示準備です。
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投稿者 corvo : 19:41

2007年7月 7日

個展の作品搬入

昨日は朝から、非常勤講師の日。夕方、額装の済んだ作品を、学校まで届けてもらう。カングーの荷台に、ちょうど収まるほどの点数だった。
午後6時頃、丸善に無事搬入。まだ小品が出来ていないが、額はそろっている。9日の展示の時に、小品を搬入する予定。電車で行くので、手提げの紙袋などを使って運ぶ事になるだろう。天気がよいといいのだけど。

明日の、東京国際ブックフェアで行う「おはなし会」のスライドショーをKeynoteで作成。3点だけだが、原画をポプラ社ブース内に展示するので、セキュリティーのため朝から一日詰めていなくてはいけない。
ご来場いただく皆様、お会い出来るのを楽しみにしています。
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投稿者 corvo : 23:51

2007年7月 5日

販売用ポストカード

販売用ポストカードが準備出来ました。ラインナップは写真を見て判断してください。ここのblogで紹介してきた絵ばかりなので、多分分かると思います。
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5枚セット。予価750円。
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3枚セット。予価450円。
それぞれ200セットずつ用意しました。個展会場で販売いたします。目指せ完売!ご協力よろしくお願いいたします。
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投稿者 corvo : 22:09

東京国際ブックフェアでおはなし会

以前にもお知らせしたかもしれませんが、今週末に東京ビッグサイトで開催される「東京国際ブックフェア」会場内にて、「恐竜についてのおはなし会」を行います。
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日時:2007年7月8日(日曜日)
時間:12時〜
会場:活字文化推進コーナー 児童書イベントスペース ブースNo.11-38
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サイン会の一環としてのイベントですが、スライドショーを交えて40分ほどしゃべる事になりそうです。
また、絵本の原画の一部を、8日(日)限定で展示します。
会場でお会い出来るのを楽しみにしています。

アパトサウルス
小田 隆著
ポプラ社 (2007.6)
通常24時間以内に発送します。

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絵本「アパトサウルス」を荒木さんのblog所さんのblogでもご紹介いただきました。どうもありがとうございました。

投稿者 corvo : 01:49

2007年7月 4日

個展用小品の制作02

昨日に引き続き小品の制作。
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ステゴサウルス。サイズ100x150mm。紙にペン、透明水彩。
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オヴィラプトルの前肢。手羽先ですね。サイズ100x150mm。紙にペン。
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投稿者 corvo : 18:05

個展用小品の制作01

個展用の小品を制作。比較的大きなサイズの物は、すでに額装に出してあるので出来上がりを待つばかりである。キャプションのための出品リスト作成など、事務的な作業ものこっており、その他の仕事も並行して進めなくてはいけない。
小品は手頃な値段で(といっても安くはないが)、オリジナルの作品を買っていただければと思い制作している。
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サイズ100x150mm。紙にペン、透明水彩。こんな感じのものを10点作る予定。初日までに間に合うか。今なら,リクエスト等あれば、コメント欄に書いてください。シチュエーションもあわせて書いてもらえるとありがたいです。でも、採用するかどうかは、僕が決めますので悪しからず。
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投稿者 corvo : 01:02

2007年7月 3日

携帯キャリアを替えました。

ようやく携帯キャリアを乗り換え。やふだふぉんからあーうーへ。
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選んだ機種はMEDIA SKIN。ボタンの操作感に問題があるのを理解した上で、単純に形だけで選んだ。機能的に使いにくいということは、優れたデザインとはとても言えないと思うのだけど、携帯でメールをそれほど頻繁に使わない僕としては、手触りの良さとシンプルな外観で満足している。
しかし、相変わらず事務手続きは煩雑で時間がかかる。MNPのために前キャリアにかかる代金なんて、ほんとうに手数料として必要とは思えない。制裁金的要素が大きいのではないかと勘ぐってしまう。
操作方法が全く変わってしまったので、覚えるのに一苦労である。
でも、ちょっと新鮮な気分で、いろいろとモチベーション高まって来ています。
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投稿者 corvo : 01:54

2007年7月 2日

徳川広和恐竜造形作品展 in 大阪

昨日、夕飯前に帰宅。充実した大阪出張でした(半分以上、遊びか)。
1日は学会会場へは行かずに、ホテルふらぎから、直接「徳川広和恐竜造形作品展」会場へ。この日の目覚ましはこれ。久しぶりに画像をみたけど、すべてセル画で描いていたんだよなあ、この時代は(飛び交うミサイルにバドワイザーのラベルが描いてあったり、そんな遊びも多かった)。トマス・ホルツ博士の大のお気に入りでもあります(分かる人には分かるということで)。
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こちらは、ホテルふらぎの番犬「パスタ」。せわしなく動き回る、ヒットアンドアウェイが得意技。
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ホテルから最寄り駅までの細い路地裏。
いつもそこに寝ているという猫に遭遇。人になれていて、全く逃げる様子がない。
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マクロ撮影にも、気軽に応じてくれる。触られても、いっこうに構わない。
阪神電鉄で梅田に出てから、地下鉄で四ツ橋駅まで移動。軽めの昼食を「マクド」で済ます(断じてマックではないと、念をおされる)。
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こちらが作品展の開かれているギャラリー。可愛い雑貨やグッズも多数扱っている、楽しいお店。
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徳川広和恐竜造形作品展
2007年6月28日(水)〜7月8日(日)まで
会場:Gallery & Tearoom Erio
550-0013 大阪市西区新町1-20-1 電話:06-4390-5780
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会場は小さいが、充実した展示。作品の制作過程を詳しく解説したパネルも展示してあり、造形になじみのない人にも楽しめるだろう。
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この日は学会を終えた研究者や学会関係者も、多数来場。
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「恐竜造形」と冠はついているが、モチーフは恐竜に限定する事なく多岐にわたる。
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これらは、恐竜以外の生物ばかり。
ふらぎさんも僕も、恐竜だけを作ったり描いたりしているわけではなく、対象は「古生物」である。これまでビジュアル化されていない古生物は星の数ほどもあり、到底少ない人数で出来る物ではない。これから「復元」を始める人が、増えてくれればいいなあ、というのが2人の希望である。
会期終了まで余裕があるので、大阪近郊の方は是非。
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投稿者 corvo : 11:44

2007年7月 1日

日本古生物学会 in 大阪

予告通り、ただいま大阪に来ています。
連日の飲み会で、まったく更新できなかった。
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昨日は今回の目玉である、丹波竜の学会発表があった。朝から報道陣も多く、テレビカメラは5台も。口頭発表は15分なので、それほど多くの情報が紹介されたわけではないが、注目度は大きかった。もっと会場に人がごった返すかと思っていたが、そんなこともなく落ち着いて聞く事ができた。まだ、研究途上にあるため、画像を掲載する事も、詳細にここで書く事はできないが、日本の歴史上最大級の発見であることは間違いないだろう。
学会発表は、ある程度公になった状態ではあるのだけど、論文として書かれたわけではないので、その扱いは慎重にしなくてはいけない。

ちょっと遡って。
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大阪に着いた日。大阪市立大学は阪和線杉本町駅に隣接していて、大学の町という趣であるが、線路を挟んでその雰囲気は一変する。片方は広々とした大学キャンパス。片方は安い食堂や、店が密集する駅前。
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初日は懇親会だけだったので、二次会で飲むために大阪天王寺へ移動。大阪の地下鉄構内は天井が高い。蛍光灯を効果的に使った、シャンデリアのような照明器具。ところどころが抜けていて、そのままになっているのだけど、どうも一定の法則はないようだ。

昨日、一昨日と、かなり飲んだので、家に帰ってからゆっくり更新したり、コメントの返事を書いたりします。
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投稿者 corvo : 08:10