2008年02月04日
クロコダイルの進化をつなぐミッシングリンク
”ワニ、ワニ、水辺の兄弟”(by KUWATA BAND)。と歌われるように現代のワニは、全て水棲生活に適応している。1日、「クロコダイル進化の「失われた環」とみられる化石、ブラジルで発表」という報道があったのだけど、今朝のワイドショーでも取り上げられていた。比較的地味な古生物の発見を、ワイドショーで見ることになるとは思いもしなかった。復元模型の画像も流れて、しっかりとした紹介だったと思うのだけど、今回発見されたワニが陸棲であることに何もそんなに驚かなくても、という出演者達の反応だった。犬のような姿勢で歩く姿のその復元模型は、現生のワニからは遠い存在のように思うかもしれないが、三畳紀に現れたもっとも原始的なワニも、直立して歩く陸棲の動物だった。

これは僕が以前に描いたプロトスクスというワニの復元画。現生のワニも、素早く動くときは大きく胴体を持ち上げて、直立に近い姿勢でダッシュする。ジョンストンワニに至っては、ギャロップすることが知られている。
腹這いになって水辺で過ごすのが、ワニの一般的なスタイルなのは確かだが、折角面白い素材なのだから直立して歩くワニは、かつてはそれほど珍しいものではなかったというところまで踏み込んで欲しかったなあ、とテレビに無い物ねだりをしてしまうのである。
'Missing link' crocodile fossil found
FÓSSIL ENCONTRADO NO BRASIL É ELO PERDIDO DOS CROCODILOS
![]()
投稿者 corvo : 2008年02月04日 23:59
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.studio-corvo.com/blog/mt-tb.cgi/984
コメント
ワニって、最初はポストスクスに似たようなごく普通の肉食動物でしかなかったものが、恐竜に押されて、水辺でクラス、蟹股で冷血な種しか生き残らなかったために「愚鈍」とか「鈍い」ってイメージがあるのでしょうね。
プロトスクスなどのような、脚がぴんと立っていて活発に走り回る種は、きっと温血動物だったのではないでしょうか?
現世のワニは、そこから二次的に冷血動物になったのではないかと思います。
投稿者 ニヤゾフ : 2008年02月05日 17:46
>ニヤゾフさん
恐竜よりもワニのほうが、最初は強く大きく支配的だったのですね。恐竜がその後進化した結果、陸生についてはより適応度が高かったということだと思います。
温血動物だったかどうか分かりませんが、ワニの心臓は鳥やほ乳類のように二心房二心室なのですよね。
可能性はまったく否定できないかな。
投稿者 corvo : 2008年02月07日 03:30


