2012年12月19日
3週連続ヌードデッサン 2
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二週目の写真を撮り忘れて、先週はエントリーをアップすることが出来なかった。
先週終了時点。大腿部が長過ぎる。
まだまだ完成まではほど遠い。
そして、今日の終了時点。計24ポーズ、480分。B1のワトソン紙にペン、セピアインク、アクリルのチタニウムホワイト。
かなり多くの修正を繰り返しているところを、学生には見て欲しい。
顔のアップ。
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投稿者 corvo : 23:12
2012年12月 5日
3週連続ヌードデッサン 1
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成安造形大学の授業。3週連続で計24ポーズのヌードデッサンが始まった。
画面の大きさはB1サイズで、あたりをとった後、顔から描き始めたところ。
最初のあたりは鉛筆でとっている。徐々に描き込む範囲を広げていく。
学生の指導もしながらなので、この日はここまでである。
プロポーションがきちんととれない学生が多く、どう指導すればうまくいくのか模索中である。
3次元の立体として人体を捉えることを苦手とする学生も散見されるのも悩ましい。
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投稿者 corvo : 23:36
2012年12月 4日
ヌードデッサン100分
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久々に授業で気持ちよく描けた1枚。
サイズは約B2。ワトソン紙にペンとセピアインク。
肩甲骨の周囲の筋肉をはっきり観察し描写する事が出来た。
100分とそれほど長い時間ではなかったけど、最後まで描ききることが出来たのは良かった。
終盤、インクを落として染みを作ってしまっているのはいけない。ふっと集中力が切れるとやってしまう。
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投稿者 corvo : 23:22
2012年7月12日
日藝での講評
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日藝で授業で描いたデッサンの講評会。
学生時代から「講評」という言葉に馴染んでいたのだけど、成安で教えるようになってから「合評」という言い方が標準になって、いまでは「合評」の方がしっくりくる。
本来、授業で行う講評は学生全員に向かって言葉を発したり解説をするものなのだけど、あまりに他の学生の描いたものに無関心というか、自分の講評の時以外は聞いていないので個別指導のようになってしまった。次からは容赦しないようにしよう。
デッサンの問題点を身体の構造を描きながら解説していく、いつものスタイル。
その場で即興で描いていくので、多少不正確なところもあるが、メモや写真ぐらいはしっかり撮っておいてほしい。
僕の授業では、僕の描いたもの、板書は全て撮影自由です。
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投稿者 corvo : 23:03
2012年2月26日
東京路樹絵デッサン・クロッキー会 2
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1時から4時までが着衣デッサン(120分ポーズ+講評会)。そして5時からクロッキー会。男性モデル2人、女性モデル1人という贅沢なもの。
講評会の様子。自分が講師として話さないので、久しぶりに新鮮だった。
ここからクロッキーの画像をアップ。
8分、女性モデル。
8分、女性モデル。
8分、女性モデル。
8分、女性モデル。かなり攻めたポーズ。緊張感が伝わってきた。
8分、男性モデル。細身だが筋肉質。
5分、男性モデル。部分クロッキー。
12分、男女ダブルポーズ。
12分、男女ダブルポーズ。
10分、男女ダブルポーズ。
10分、男女ダブルポーズ。
10分、男女ダブルポーズ。コンテ、パステル、チャコールペンシル。
10分、男女ダブルポーズ。水性ボールペン。
10分、男女ダブルポーズ。コンテ、パステル、チャコールペンシル。
クロッキー講評会の様子。いい作品が多く、勉強になった。
今は授業がないので、モデルを描くのは久しぶりだったけど、やはりよいものである。休憩時間を挟んでとはいえ、トータルで8時間の長丁場。そんなに疲れた感じはなかったけど、充実した時間でした。
路樹絵の渡邊先生、hiroさん、モデルの皆さん、ありがとうございました。
参加者の方にこんな紹介をしていただいていますが、神の手と呼んでもらえるようなものではないです。
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投稿者 corvo : 23:31
東京路樹絵デッサン・クロッキー会 1
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昨日、京都にあるアトリエ路樹絵が東京で主催するデッサン・クロッキー会に参加してきた。第一部が着衣デッサン、第二部がクロッキー。
着衣デッサンは120分。着衣のモデルを描ききるには120分は少し短い。
セピアインクとつけペン。サイズは76 x 56 cm。ここまでで40分。少しゆっくり目。
60分。
80分。
100分。
120分、完成。この時間だとやはり出来ることは限られる。
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投稿者 corvo : 12:00
2012年1月19日
日芸、今年度最後の授業
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日芸での非常勤講師も無事1年終わった。
最後の授業は講評会だったので、白版に図を描きながら進めていった。課題は人体デッサンと頭骨デッサン。
胸鎖乳突筋を図解で説明。
今回の優秀作。成安造形大学でやっているのと同じ頭骨デッサンの課題。イラストボードに鉛筆。
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投稿者 corvo : 23:58
2012年1月12日
着衣デッサン
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今日は日芸の非常勤講師の日。着衣男性モデルによるデッサンの課題。デッサンと言っても、20分x6ポーズの計120分なのでしっかり描き込むというわけにはいかない。
指導しながらだったので、僕が描けたのは計60分ぐらいか。色画用紙にコンテ、パステル、チャコールペンシル。B2サイズ。
ホワイトボードにモデルのポーズに合わせた骨格図を図示。
正面から全身骨格。頭骨はホワイトボードの位置が高すぎて描けなかった。
座った姿勢だと、立っている時とは骨盤の角度が異なる。
座りポーズで着衣だと、骨盤の存在を描くのが難しい。
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投稿者 corvo : 23:54
2012年1月11日
人体デッサン
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今日の人体描写は合評週間を除くと、最後の授業(もうひとつ補講があるが)。
B1サイズ。色画用紙にコンテ、パステル、チャコールペンシル。制作時間、約280分。
ディテール。
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投稿者 corvo : 23:55
2011年12月29日
今年最後の人体描写の授業
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9月に台風が上陸したせいで、12月28日水曜日に補講を行わなくてはならず、こんな年末ぎりぎりまで授業することになってしまった。
スケジュールも変則になってしまったので、3週連続の人体デッサンの課題が、年をまたぐことになってしまった。
前回が40分ほど、今回はほぼ120分描くことが出来た。コンテ、パステルで着色。描線はチャコールペンシル。
ディテール。痩せ形のモデルで、前鋸筋もはっきりと分かる。難しいポーズだが、非常に描きやすい。
ポーズ中は学生と一緒に描いているので、アドバイスは休憩中と全てのポーズセットが終了してからにしている。
足の角度について図示をして解説。やわらかな動きのある姿勢が描けない学生が多い。
大きな面の捉え方と、三角筋の構造について。デッサンの経験が少ない学生が多く、面でとらえる意識を持つことがなかなか難しいようだ。
骨盤の傾きと、足の長さの関係について。左右の足の長さが変化してしまう間違いも頻繁に見られる。
足はまっすぐではなく、複雑なカーブを描いている。左右対称の単純な形ではない。
来年度はさらに詳しく、美術解剖学について学生に伝えていきたいと思っている。
もっと勉強せねば。
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投稿者 corvo : 23:33
2011年12月26日
twitpicで繰り返される画像の削除
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画像アップサイトtwitpicで、ここ数日ヌードデッサンの画像が繰り返し削除されている。こちらも意地になって何度もアップするのだけど、1日程度で削除されてしまう。以前は「ヌード」という言葉が引っかかるのかと思って、ツイートにはデッサンとだけ記すようにしたのだけど、それでも削除されてしまう。なぜなのか?
わざわざtwitpicにアップしなくても、このblogで見てもらうことも出来る。ただ、twitterと連動した手軽さと、大きな画像を掲載出来ることから利用していたのだけど、理由もなく削除されるのは納得がいかない。
明確なルールもなく、サイト管理者の裁量だけでコントロールされるのは気持ちが悪い。面と向かって対話、抗議をすることができない。ネットの大きなデメリットのひとつであると思う。
何も分からないうちに、預かり知らぬところで、データが改変されたり削除される可能性を常に考えておかなくてはいけないのは、健康的なことではない。
様々な要因が重なって画像が削除されてしまったのなら仕方がないが、恣意的に行われているのならその理由を聞きたくなる。でも、どこに問い合わせていいのか非常に分かりにくい。また全て英語で書かなくてはいけないのも敷居が高い。
さて、どうしたものか。
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投稿者 corvo : 02:51
2011年12月20日
頭骨デッサン
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先週の日芸の授業で描いた頭骨デッサン。正面までは描くことが出来なかったが、どうにか側面は完成させることができた。とはいえ、ざっと描きではある。
B3イラストボード(BBケント細目)に鉛筆(HB)。
鉛筆の濃さも変えず、タッチの方向と筆圧だけでトーンをコントロールしている。なのでそれほどトーンの幅は広くないし、描き込みも十分とは言えない。
ディテール。
正面と側面の大きな面の変化と立体感を表現することに重点を置いた。
ディテールを描くよりも、その点を描ききる方がずっと難しい。ものの裏側まで描くこと、紙の中に立体物を、空間を表現することが大切である。
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投稿者 corvo : 10:53
2011年12月14日
人体デッサン
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久しぶりにB1サイズで学生に混じって人体デッサン。
色画用紙にパステル、コンテ、チャコールペンシル。指導しながらだったので、延べ40分ほどしか制作出来なかったと思う。
ディテール。
頭骨デッサンについて、面と稜線の関係を図解で解説。すごく分かりやすい図だと思うのだけどなあ。学生にちゃんと伝わっているかどうかは、まだ分からない。
骨盤の傾きについて図示。その場で素早く黒板に描いて解説していく。
こんな感じで授業やってます。
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投稿者 corvo : 23:04
2011年12月 7日
20年ぶりの木炭デッサン
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木炭を手にしたのはほぼ20年ぶりぐらい。木炭紙の感触も懐かしい。
完成させるまでに時間がかかるため、これまで授業で使うのは避けてきたが、いざやってみると面白い。木炭は慎重にのせる必要があるため、いつもよりも集中力が高まる。気がつくと夢中で制作してしまっていた。
20分。
80分。
100分。
120分。
伊研の画用木炭。受験生の時はウインザー&ニュートン派でした。すこし色味が違う。伊研は茶色っぽくて、ニュートンは青っぽかったと記憶している。
これからもすこし木炭で制作してみよう。
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投稿者 corvo : 12:14
2011年11月 9日
最近の人体クロッキー、デッサン
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黒い画用紙に黒い画用紙にコンテ、パステル、チャコールペンシル。およそ木炭紙大。40分。
黄色い画用紙にコンテ、パステル、チャコールペンシル。サイズはB2。ここまで120分。後240分で完成予定。
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投稿者 corvo : 23:12
2011年5月19日
解説しながらクロッキー
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画像だけ載せても伝えることは出来ないが、火曜夜のクロッキーの授業で、解説をしながら20分クロッキーをやってみた。およそ30人あまりが後ろに立って見てたので、多少緊張もしたがなんとか破綻せずに描ききることができた。
特に解剖学的に必要な情報を話しながら手を動かした。鎖骨から肩峰にかけて、それらの骨格に間径する筋肉や、肋骨のライン、骨盤の腸骨稜の位置、それにともなって表現される姿勢の特長等々。
これからの授業でもまたやってみよう。
40分。紙にペン、セピアインク。
ディテール。
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投稿者 corvo : 23:38
2011年2月11日
手を描く1
あるtwitterでのやりとりがきっかけになって、久しぶりに手をクロッキーしてみた。
Photoshopで5分程。手の甲から。
こちらもPhotoshopで5分程。手のひらから。
手は人間の体のパーツの中で、もっとも描くことが難しいものである。
手のひらから見たときと、手の甲から見たときでは、指の長さが違う。と書くと不正確な部分もあるが、中手骨と基節骨の関節は、手のひらからは完全に埋まっていて外から見ることができない。指を曲げると、手のひらの上1/4程から折れ曲がることになる。手の甲からは関節がはっきり分かるが、指と指の根元の間には軟組織があり、関節からすぐに指が分かれているわけではない。見かけ上、手の甲側からと手のひら側からでは、指の長さが違っている。
親指以外の指は、基節骨、中節骨、末節骨の三つの骨から形成されているが、指先にいくにしたがって徐々に短くなっていく。手の甲側からだと関節の位置でそのことを観察することができるが、手のひら側の指の関節の位置を見ると、ほぼ等分の長さに分かれている。
ロボットなどのマニピュレーターを見て違和感を感じるのは、こういった人間の手の持つ特徴が再現されていないからだろう。それを再現したとして機能的であるか?という問題はあると思うが、人間に近いデザインを目指すなら是非とも実現して欲しいと思うところでもある。
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投稿者 corvo : 02:56
2010年12月23日
人体デッサン 後期授業・水曜日
完成したデッサンとは言えないが、気持ちよく描くことができた。学生と一緒に描いたが、途中に指導したり、事務的な作業があったりと、彼らより少し短い時間での制作だった。実質、約4時間。
グラシコファブリアーノ紙にコンテ、パステル、チャコールペンシル。サイズは76 x 56 cm。
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投稿者 corvo : 10:54
2010年12月15日
人体デッサン
先週から3週連続で同じモデルに入ってもらい、デッサンの課題がスタートしている。
どちらも6ポーズ、120分描いたところ。まだプロポーションを確認し直す必要がある。
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投稿者 corvo : 23:49
2010年12月 1日
火曜クロッキー
あっという間に2010年も12月。
火曜日の夜はクロッキーの授業。僕の担当日ではなかったのだけど、急きょ代打で入ることに。着衣とヌードを交互に描くポーズセットを設定。
立ちポーズ。着衣とヌードをそれぞれ20分ずつ。着衣→ヌードの順。紙に鉛筆。その後、座りポーズと寝ポーズ。10分ポーズを着衣→ヌードの順で繰り返してもらった。
最後の2ポーズはまずヌードで20分、同じポーズで着衣20分。紙にチャコールペンシル。
着衣→ヌードは答え合わせを後からするように。ヌード→着衣は答えを分かった上で描くようなものかもしれない。学生たちもヌードを最初に描いてからの方が、描きやすいというコメントだった。衣服を描く難しさもあるが、まずは人体の構造を学ぶことが重要であることを実感できた。
こういった課題をやってみると、自分でもまだまだであることを知ることができる。
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投稿者 corvo : 01:05
2010年10月27日
黒人モデルでクロッキー
火曜日夜の授業。今回はフリーのモデルとして活躍している、黒人モデルに登場願った。僕自身、外国人のヌードモデルを描くのは初めて。日本ではなかなか他の人種を描く機会がない。これからの課題だ。
20分。さすがに全くプロポーションが違う。全くというのは言い過ぎで、少しずつ違うだけなのだけど、全体として大きな差となって表れる。頭身を計ったところ約7.5頭身。これまで出会ったことのない比率だ。
良く発達した大胸筋、僧帽筋も日本人ではなかなか見ることができない。膝から下の長さ、ふくらはぎの形などにも大きな特徴がある。
10分。
10分。
5分。
何度計り直しても、正確なプロポーションで描けているのに、異常に頭が小さく見える。腕が長すぎるか。でも、ちょっと不思議な体験だった。
これからもどんどん入ってもらおう。学生たちにも大好評だった。
人体表現研究室、これからますます充実していきます。
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投稿者 corvo : 23:19
2010年10月 6日
着衣とヌードクロッキー
水曜日は午後からレギュラーの授業。今日のモデルさんには、着衣とヌードを交互にやってもらった。全て木炭紙大のクロッキーブックに鉛筆。
同じポーズでの着衣とヌード。共に20分ずつ。最初、1枚の紙に入れることを想定していなかったので、着衣が中央に寄りすぎている。
座りポーズ。10分x2ポーズ。
寝ポーズ。これも10分x2ポーズ。
最後のポーズだけ、最初にヌードで、次に着衣としてもらった。20分x2ポーズ。
こうやって並べると、なんだか教科書っぽくなってしまうなあ。僕自身にとっても非常に勉強になるクロッキーだった。仕事でヌードを描くことはほとんどない。多くの場合、着衣だろう。そういった点からも、授業内での着衣の比率を上げていく必要があるかもしれない。ただし、今日のようにヌードとセットでのクロッキーが効果的だと思われる。
学生たちにも好評だった。
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投稿者 corvo : 23:59
2010年8月29日
久しぶりのヌードクロッキー
授業がないと、とたんにヌードクロッキーの枚数が減ってしまう。ということで、知人のイラストレーターの主催するクロッキー会に参加してきた。
最初に着衣10分。ヌード10分。以前から授業でもやってみたいと思っていた。後期の授業で試してみよう。
どちらも5分だが、手が遅い。
10分でもまだまだ。
20分、付けペンで描いたので時間がかかっているが、やはり手が遅い。後期の授業でペースを取り戻さなくては。
残った時間で、ざっと参加者のクロッキーを並べて皆で見る。さすがに並べ方にも気を使う人が多い。プロで活躍しているメンバーも多く、見ごたえがあった。
最後にモデルさんに各自、気に入った一枚を選んでもらってプレゼント。5分ポーズのもの。
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投稿者 corvo : 01:02
2010年7月24日
人体デッサン 5
しばらくアップするのを忘れていた、授業中に描いていたデッサン。
アクリルで下地をつくった紙に、チャコールペンシル、パステル、透明水彩といろいろ試してみた。
下半身が太くなりすぎたか。ほぼ6頭身で描いているので、頭が小さいわけではないのに、実際より小さく見えてしまう。
柔らかい素材で時間を使って描いていった。
足は少し時間切れ。長時間といっても360分。
投稿者 corvo : 07:19
2010年7月15日
人体デッサン 4
昨日は固定ポーズによる人体デッサンの最後の授業。大雨で電車の遅れるアクシデントはあったが、しっかり6ポーズ描くことができた。
合計360分。前回から大きく修正を加えながら、一応完成といえるところまで持ってくることが出来た。でも描き足らないところも多く、密度はいまひとつかな。鉛筆はやはりあまり得意ではないなあと実感。
モデルまでの距離が遠く、ディテールが甘くなってしまった。
こちらもそれほど描き込めていない。
今回、基本に立ち返って、じっくり描くことが出来たのは良かった。
投稿者 corvo : 11:35
2010年7月 8日
人体デッサン 3
先週から引き続き、同じモデルで固定ポーズ。
水曜日。授業終了後に撮影したので、合計で240分。
鉛筆デッサンはあまり得意ではない。
木曜日。こちらも合計240分。
アクリル絵の具で着色した紙に、チャコールペンシル、パステル、で制作している。
どちらも来週で完成させなくてはいけない。
投稿者 corvo : 23:40
2010年7月 2日
人体デッサン 2
木曜日は別のクラスなので、モデルさんも変わる。こちらも水曜日のクラスと同じで3週間続けて固定ポーズのデッサンを行う。
アクリル絵の具のイエローオーカとローシェンナで着色したアルシュにチャコールペンシル、コンテで描画。最初の20分。サイズは76 x 56 cm。
40分。
40分のディテール。ゆっくり目に描いている。
途中、写真を撮影しわすれていて、いきなり100分。今日はここまで。
100分のディテール。パステルも少し使い始めている。来週は、透明水彩も使いながら描き込んでいく予定だ。
投稿者 corvo : 00:12
2010年7月 1日
人体デッサン 1
もう今年も7月。
これまでの授業はクロッキーを中心に行ってきたが、今日から3週間に渡って固定ポーズの人体デッサンがスタートした。一回の授業で120分、合計360分(6時間)。ポーズ数としては決して多くはないが、時間をかけてデッサンする機会が少ないので、学生にとっても良い経験になるだろう。
最初の20分はポーズを決めるために使ったので、実質100分での制作。ゆっくりと描きすぎな部分もあるが、学生の指導も時々しながらなので、完全に集中して制作はできていない。アルシュに鉛筆。サイズは76x 56 cm。
上半身。かなり進度が遅い。
顔の描写もまだまだこれから。雰囲気のある良いモデルさん。時間内にどこまで描ききれるか。
学生たちの手が遅いのが気になる。そんなに時間ないですよ。
肩の痛みはデッサンをしていたら、嘘のように引いていった。でも、まだ若干の違和感が残っている。特に朝起きたときの痛みの酷さが問題。運転に支障がでるほどの痛みは、今のところぶり返していない。
投稿者 corvo : 23:35
2010年6月24日
最近のクロッキー
毎週の授業、オープンキャンパス、特別授業などで、ほぼ毎日のようにクロッキーを繰り返しているが、ここ最近描けていないと感じることが多い。実際、後で見直してみるとそれほどでもないのだけど、描いている最中、見えている情報と描けている情報に乖離があるように感じて、日々苦しんでいるところである。
先日(6月20日)のオープンキャンパスで描いたクロッキーの一部をアップ。
5分。紙に鉛筆。
10分。紙に鉛筆。
10分。紙に鉛筆。
10分。紙に鉛筆。
20分。紙に鉛筆。
20分。紙につけペン、インク。
紙の大きさは全て木炭紙大。
投稿者 corvo : 10:53
2010年6月13日
ペンでクロッキー
最近、久しぶりに付けペンで制作してみたのだけど、長らく触っていなかったせいだろう、腕が落ちている。これはまずいと、付けペンで積極的にいろいろ描いてみようと、クロッキーでも使ってみることにした。
60分。ペンの使い方に気を取られすぎて、プロポーションと形が甘くなってしまった。
全然良くないなあ。
これが愛用しているブラウゼのペン先「文字速記用」。すでに生産が終了していて、手元にあるものを大切に使うしかない。
投稿者 corvo : 21:13
2010年6月 8日
最近のクロッキー
ここ数週間の間に、順調に枚数は伸びている。なかなか撮影するのが億劫で紹介できずにいた。
今回のものは60分なので、クロッキーとデッサンの間のようなもの。色紙の上にコンテで描いている。
投稿者 corvo : 10:30
2010年4月22日
今日もクロッキー
ようやく絵を描く体力が戻ってきた。こんなことではいけないのだけど、大学業務とのバランスの中で、制作時間がどうしても削られてしまう。
今日のクロッキーのポーズ数とバリエーションは比較的オーソドックスなものにした。
20分ポーズ。セピアインクとペン。クロッキーブックのサイズは木炭紙大。
こちらは最後に描いた10分ポーズ。鉛筆(3B)。
10分ポーズ。大きく構図をミスっている。
腕の間から覗く乳首に、ふわっとかかる長い髪がエロティック。
こういうところを学生たちには感じて欲しいのだけどなあ。人体のもつ存在感、美しさを最大限表現してほしい。まだまだ魅力の伝わってくるクロッキーが少ない。
まったく関係のない話題なのだけど、友人から破壊力抜群の画像を教えてもらった。
投稿者 corvo : 00:28
2010年4月15日
授業でヌードクロッキー
春休み中、路樹絵のクロッキー会などにお邪魔して何枚か描いていたが、今週から授業が始まって本格的なペースでクロッキーを描くことができるようになった。今年度からは授業の内容にも少し変更があり、午後の授業では3時間6ポーズとたっぷり描くことができる。
20分ポーズ。学生がプロポーションをとりやすいように立ちポーズから。
10分ポーズ。20分ポーズのペースで描いていたら時間が足りなくなってしまった。
5分ポーズ、こちらはもっとひどい。まったく時間が足らなかった。
1分ポーズ。
2分ポーズ。
最後の20分ポーズ。ようやく手が動き出した。今年度は何枚描くことができるか。
--
成安イラストレーションクラスニュース
投稿者 corvo : 14:03
2010年4月 3日
アトリエROJUE(路樹絵)クロッキー会・大阪
今日は大阪の堺筋本町まで、アトリエ路樹絵の出張クロッキー会に行ってきた。授業が始まるまではヌードモデルを描く機会が少ないので、こういった機会を利用して腕を磨いておく必要がある。
今回は男女ダブルポーズの描ける貴重なクロッキー会。
まずは女性モデルのシングルから。10分。クロッキーブックに鉛筆。
10分。クロッキーブックにペン。
これは同じポーズを5分ずつ。左が柔らかいペン先のペン。右は硬いペン。
3分。鉛筆。
次は男性のシングルポーズ。10分。クロッキーブックに鉛筆。
10分。これも鉛筆。上腕の位置を繰り返し修正している。
ダブルポーズ。10分。鉛筆。
8分。鉛筆。
ダブルポーズを3分。鉛筆。この時間だとここまでが限界か。
かなり集中したせいか、家に帰ってからぐったりと寝落ちしてしまった。
イーゼルがなく、常にカルトンを左手で支えなくてはいけなかったのも大きな原因かもしれない。これで、新学期の授業への準備ができてきた。学生にも春休みに準備しておいてほしいのだけど、描きにいってないだろうなあ。一応、勧めはしたのだけどね。
投稿者 corvo : 23:05
2010年3月22日
アトリエROJUE(路樹絵)クロッキー会・東京
今日はアトリエROJUE(路樹絵)クロッキー会に参加してきた。以前から東京の会に一度伺いたいと思っていたのだけど、なかなかタイミングが合わずこの時期になってしまった。路樹絵代表の渡辺先生にも久しぶりに会うことができて、楽しい時間を過ごすことができた。
会場は東京都美術館。ここの展示会場には何度も来ているが、制作用のアトリエに入ったのは今日が初めて。照明にはスポットもあり、天井も適度に高く快適な空間だった。
メニューは20分×6ポーズの固定と10分のムービング。ヌードデッサンもクロッキーも久しぶりということで、最初からデッサンに入らず20分はクロッキーを描いて手を温めようとしたのだけど、なかなか調子を戻すことができなかった。ようやく手が動き出したのは、最後のムービングという体たらくだった。
20分クロッキー。クロッキーブックに鉛筆。
20分×5ポーズ(合計100分)。アルシュにペン、セピアインク。
ディテール。顔はもう少し描き込みたかった。
ちょっとタッチがつぶれてしまって空間感がいまいち。
全体に手が遅く描き込みがたりなかったかも。
最後のムービング。
合評の様子。
やっぱりヌードを描くのは楽しい。
投稿者 corvo : 22:08
2009年12月10日
人体デッサンとクロッキー
少し遡ってエントリーをアップ。水木は朝から夕方までびっしりと授業があるので(もちろん昼休みはあるが)、なかなかそれ以外のことに割く時間が持てない。久しぶりに授業中に描いているデッサンとクロッキーをアップ。
まずは水曜日。
午前中の20分クロッキー。やっちまった。足が切れてしまった。当たりも取らないで、頭から描いていっての目測ミス。
午後は固定ポーズ2週目。合計160分。紙にカラーインク、アクリル、クレヨン(水溶性)のクレヨンを使用。76 x 56 cm。
来週4ポーズでどこまで完成に近づけるか。
木曜日。
20分。この時も当たりをとらずに頭から。時々、自分の感覚をたしかめるために、こういった乱暴な描き方をしてみる。今回はすっきりと画面に収めることが出来た。
固定ポーズ2週目。160分。こちらも後1週、残り4ポーズ。紙に鉛筆。76 x 56 cm。
基本に忠実なデッサンを心がけている。完成させられるかどうかはぎりぎりのところ。
投稿者 corvo : 22:17
2009年10月23日
ヌードクロッキー三昧
水曜、木曜はレギュラーの授業。午前、午後とクロッキーを中心に授業をしているが、木曜日はさらに夜の時間帯まで同じモデルに残ってもらった。もちろんモデル事務所を通してのオーダー。僕が1対1で描くためだ。
授業では学生の動きに目配りしたり、タイムキーパーをしたりと、どうしても集中力をそがれる要因が多い。かなり集中しているといっても、まだまだ完璧とはいえない状況である。そんな中途半端な状態を打開するためもあって、モデルと1対1で制作できる場を作ったのである。
広い人体表現研究室に僕1人、モデル1人。緊張感のある心地よい空間だった。
1ポーズ目。20分。クロッキーブックに鉛筆。
2ポーズ目。20分。クロッキーブックに鉛筆。
80分。アルシュに鉛筆。
久しぶりに集中して没頭することができた。やはり授業中とは全然違う。自分のためだけに制作する空間。
夜遅くまでつきあってくれた、モデルのHさん本当にお疲れさまでした。
この日、関西事務所に戻ってからは、意識を失ったように眠ったのでした。
投稿者 corvo : 23:14
2009年8月13日
ウィトルウィウス的人体"骨格"図
Hiroさんのエントリーに触発されて、以前から描いてみたいと思っていた、『ウィトルウィウス的人体"骨格"図』を描いてみた。といっても、まだ未完成。手元にある解剖図では限界があるため、大学に戻ってから残りの部分を完成させる予定である。
レオナルドの『ウィトルウィウス的人体図』をトレースし、おおむねその体型にあうように骨格図を描いた。レオナルド自身、簡潔な線で描いているため、正確に骨格を当てはめるのは難しかったが、それほど大きな間違いはないと思う。
頭蓋骨は手元にあった骨格標本を描いているので、レオナルドの描いた顔には合っていない。
右手のディテール。
レオナルドの『ウィトルウィウス的人体図』。
(以下、Wikipediaから引用)
--
このドローイングが描かれている手稿には鏡文字で「ウィトルウィウスの著作に従って描いた男性人体図の習作である。ウィトルウィウスが提唱した理論を表現した」と書かれている。
▪ 掌は指4本の幅と等しい
▪ 足の長さは掌の幅の4倍と等しい
▪ 肘から指先の長さは掌の幅の6倍と等しい
▪ 2歩は肘から指先の長さの4倍と等しい
▪ 身長は肘から指先の長さの4倍と等しい(掌の幅の24倍)
▪ 腕を横に広げるた長さは身長と等しい
▪ 髪の生え際から顎の先までの長さは身長の1/10と等しい
▪ 頭頂から顎の先までの長さは身長の1/8と等しい
▪ 首の付け根から髪の生え際までの長さは身長の1/6と等しい
▪ 肩幅は身長の1/4と等しい
▪ 胸の中心から頭頂までの長さは身長の1/4と等しい
▪ 肘から指先までの長さは身長の1/4と等しい
▪ 肘から脇までの長さは身長の1/8と等しい
▪ 手の長さは身長の1/8と等しい
▪ 顎から鼻までの長さは頭部の1/3と等しい
▪ 髪の生え際から眉までの長さは頭部の1/3と等しい
▪ 耳の長さは顔の1/3と等しい
▪ 足の長さは身長の1/6と等しい
--
顎から額、髪の生え際までの長さは身長の1/10で、広げた手の手首から中指の先までも同じ長さである。首、肩から髪の生え際までの長さは身長の1/6で、胸の中心から頭頂までの長さは身長の1/4である。顔の長さは、顎先から小鼻までの長さ、小鼻から眉までの長さ、眉から髪の生え際までがいずれも顔の長さの1/3となる。足の長さは身長の1/6、肘から指先まで、胸幅は身長の1/4である。これらの他にも人体は対称的に均整がとれており、この対称性を用いて古代からの画家、彫刻家は後世まで賞賛される作品を創り出すことができた。
人体と同様に神殿も様々な箇所が対称的に均整がとれ、建物全体として調和していることが望ましい。人体の中心は宇宙の中心と同じである。人間が両手両脚を広げて仰向けに横たわり、へそを中心に円を描くと指先とつま先はその円に内接する。さらに円のみならず、この横たわった人体からは正方形を見いだすことも可能である。足裏から頭頂までの長さと、腕を真横に広げた長さは等しく、平面上に完璧な正方形を描くことが出来る。
--
(引用ここまで)
この図版、完成したら人体表現研究室のシンボルマークにしたり、Tシャツにしたりしようかな。
投稿者 corvo : 16:19
2009年7月16日
前期最後の授業 2
水曜と木曜はクラスは違うが、授業の内容は同じである。クロッキーのときだと、モデルも同じ人に入ってもらうことが多いのだが、3週間続けてのデッサンということで、水曜と木曜でそれぞれ違うモデルに来てもらっている。
午前中は40分の寝ポーズ。画材を色々とらいするのは面白いのだけど、あまりおもしろがってばかりいると進まなくなってしまう。手がちょっと遅めかな。
3週間、240分のデッサン。やはり合計4時間は短い。最後まで描ききることが出来なかった。
下から見上げているとはいえ、頭が小さすぎる。普段からそういった傾向があるので、気をつけなくては。
投稿者 corvo : 23:11
2009年7月15日
前期最後の授業 1
まだ合評週間が残っているが、通常の授業は今週で終了である。
雲は多いが晴れ渡った空。でも、空気はかなりむしむししている。この湿度までは写真に写すことができない。でも、写せる人もいるのだろうな。
午前中は寝ポーズで40分(20分ポーズ、10分休憩、20分ポーズ)。前回から試している、湿らせた紙とインクとペンの組み合わせて描いた。
午後からは3週間にわたって描いてきたデッサン。3週間といっても、1日80分ポーズなので、合計でも240分(4時間)に過ぎない。もっと時間をかけて描きたいところ。来年度からカリキュラムを見直そうかな。学生たちのデッサンを見ていても、消化不良気味な印象を受ける。B1という大きなサイズで描いていることも一つ原因ではあるけど、最低でも合計で10時間ぐらいは描かせてあげたい。
とにかく学生からは、もっとヌードを描きたい、クロッキーをしたいという強い要望がある。出来る限り応えたいが、現状ではこれが精一杯だ。理想は毎日描けること。でも、自由にいつでもという形にしてしまうと、どこかでゆるみが出るので、適切に管理されたシステムと施設を作るべきだろう。
なんとか出来ないかと模索中である。
投稿者 corvo : 23:28
2009年7月 9日
人体デッサン
今日の授業は長めのポーズ。午前中は40分固定(途中10分休憩)。
グラシコファブリアーノ紙にインクとペン、筆。少し紙を濡らしてからペンで描くと、柔らかく自由な線が描けることを発見。なんで今まで気がつかなかったのだろう。表面が強靭な紙であることが条件だが、とても楽しい。
午後から固定ポーズの二週目。
何度も修正を繰り返して、やっとこの段階。
上半身。
右脚。学生のデッサンを見ていると、皆、膝の描写に苦しんでいる。また、大腿部と膝から下のプロポーションが狂うことが多い。どうしてそういった傾向になるのか不思議だ。指導方法も考えなくてはいけなさそうだ。毎回、試行錯誤の繰り返しである。
投稿者 corvo : 23:57
2009年7月 2日
人体を描く 1
タイトルのようなそんなたいそうなものではなく、いつも通り授業中に学生と一緒に描いているだけである。今週から3週間は通しで同じモデルに入ってもらい、デッサンを描くことになっている。とはいえそれほど時間があるわけではなく、学生にとってはかなり忙しいスケジュールである。
20分。
40分。
60分。
80分。最終的に合計240分で完成させなくてはならない。紙に鉛筆。いつもの傾向なのだけど、ちょっと頭が小さいか。
ディテール。
木曜日。別のモデルで40分。紙にチャコールペンシル。
午後からは紙をかえて鉛筆デッサン。ここまでで20分。すこしゆっくり目で描いている。
40分。
60分
80分。この日はここまで。まだまだこれからである。
投稿者 corvo : 22:13
2009年6月23日
火曜クロッキー 6/23
今日は人体表現研究室・火曜クロッキーの日。いつもは最長でも20分ポーズなので、今日はちょっと長めの固定ポーズも入れてみた。
スケジュールは、10分2ポーズ、5分4ポーズ、1分ポーズ(20分間)、60分固定ポーズ(20分ポーズ、10分休憩を繰り返す)。
今回は60分固定ポーズのクロッキーを紹介。でも、クロッキーというよりはデッサンに近い。
20分。肩から描き始めて上半身と頭部を中心に描いていく。顔はこの段階でほぼ完成。
40分。この段階では手を描くことに一番時間を割いた。
ディテール。上半身もかなり描き進むことが出来た。
60分。残り20分で一気に完成まで持っていた。完成といっても、60分なのでそれほど描き込めるわけではない。大腿部がちょっと長かったか。紙(グラシコファブリアーノ)にセピアインク、ペン。76 x 56 cm。
ディテール。
ディテール。まるで左利きのようなタッチの入り方だ。でも僕は右利き。
ディテール。
ディテール。
久しぶりに長い時間をかけてじっくり描けた。
火曜クロッキーも半分以上の日程を消化したが、どうにもやる気のない学生がいることが分かってきた(イラストレーションクラスではない)。毎回、遅刻もせず来ているし、描いてはいるのだが、3時間の間、場所取りをしたところからまったく動かないのである。休憩時間も座りっぱなしで、いつも一緒にいる友人らしき人間としゃべるだけ。だれともコミュニケーションをとろうとしない。どうして他の学生の描いたものを見ないのか?と聞くと、あまり関心がないという。しょうがないから怒って、立たせて、見てまわるよう強要した。そもそも人が作ったものに関心のない人間が、表現者になろうということが理解出来ない。今自分がどれぐらい描けているのか、もっと描けるようになるにはどうすればいいのか、まったく考えていない。もう辞めてもらった方がいいかな。火曜クロッキーは90人近い希望者から、50人に辞退してもらったのだ。その事実は重い。
こちらもない時間を作って、ボランティアで、気力で運営している。やる気なく、だらだらとしている状況を放置することはできない。たった2人とはいえ気になるのだよなあ。
投稿者 corvo : 23:52
2009年6月12日
美術モデルは過酷な仕事
昨日、衝撃的なニュースが!というとご本人は迷惑かもしれないが、友人でもある美術モデルHiroさんの身体がついに悲鳴を上げてしまった。手術しなくてはならないほどの故障なのに、彼はいたって平常心だ。それにしても、美術モデルとは過酷な仕事である。僕のような絵描きにとっても、学生たちにとっても、かけがえのない存在であり、なくてはならないものである。
だからこそ、どれだけ感謝しても感謝し足りないのである。
投稿者 corvo : 23:49
2009年6月10日
クロッキーの時間
授業でクロッキーを行う時、様々な時間で切ってポースをお願いしている。基準となるのは1ポーズ20分間。この20分の間に、10分2ポーズ、5分4ポーズ、1分20ポーズなど、組み合わせを変えていく。だんだん時間を短くしていったり、逆に時間を長くしていったり、間に短いポーズを挟んだり、僕が考えた意図に合わせてスケジュールしている。
1分で描けるものと、20分で描けるもの、さらには何時間もかけるデッサンでは、画面の中の絶対的な情報量が変わってくる。人間という難しく複雑なモチーフを描くのに、何十時間あっても充分とはいえず、短時間では限られた作業しか出来ないのが現実だ。にもかかわらず、20分の間に何枚も紙を変えてしまう学生がいる。絶対にやってはいけないわけではないが、僕が意図をもってスケジュールしたポーズ時間を無視されるのは問題だし、20分で出来る限界を見極めることが出来なくなってしまう。
1分には1分の、5分には5分の、20分には20分の、それぞれに限界があるはずだ。
現在の自分の能力を測るうえでも、ポーズ時間は最後まできっちり描ききってほしい。
時間前に次々と紙を変えてしまうのは、常に自分が描けるものしか描いていないのではないだろうか。それともモデルから受け取る情報料が少ないのか、単に技術的な問題なのか。目の前にいるモデルの存在感に、なんの感動もないのか。今後、指導する上で注意して観察していく必要だありそうだ。
1分と10分。これだけの差になって表れる。
限られた時間でどこまで出来るのか。自分の限界を見極める上でも、学生には時間内しっかり描いてほしいと思う。
投稿者 corvo : 23:50
2009年6月 2日
難しい人物画の描き方
巷には「やさしい」と銘打たれた技法書があふれている。本当に「やさしい」かどうかは分からないが、少なくとも「難しい」ことを売りにした本は見たことがない。
僕は大学の授業で、美術解剖学をベースにした人物のクロッキーとデッサンを教えているが、これが実は非常に難しい描き方なのである。僕自身は美術解剖学の知識があるおかげで、スムーズに描くことができるのだけど、実際にその知識を見つけるためにはかなりの時間と訓練が必要である。そんなことに教える段になって、初めて気がついたという間抜けな話なのであるが、悪戦苦闘する学生たちを見ていると、道のりは遠いのだなと感じている。
しかし、ひとたびこのスキルを身につければ、大きな武器になるはずだ。ただ観察するだけでは得られない情報を、画面の中に表現することができる。でもここでも問題が。情報が多すぎるために、描くのに時間がかかることになってしまうのである。それを解決するには手を速く動かさなくてはならない。何から何まで難しい。
土曜日の公開講座で描いたクロッキー。
20分。チャコールペンシル。頭が小さすぎるプロポーションになってしまった。
ともに10分。
1分クロッキー。連続して20ポーズを描いたものの一部。
5分。
最後の20分ポーズ。ペンとセピアインク。
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成安イラストレーションクラスニュース
投稿者 corvo : 23:44
2009年4月19日
アトリエ路樹絵でクロッキー会
土曜日はアトリエ路樹絵のクロッキー会に参加してきた。僕のカリキュラムで開催してほしいと、以前から依頼があったのである。路樹絵に伺うのは二回目だが、ポーズのセットも決めて、合評やアドバイスもとなるとさすがにちょっと緊張する。でも、クッロキー自体はとても楽しかった。
ここのモデルさんは、非常に意欲的なポーズが多い。ちょっとひねりすぎかなと思うこともあるが、なかなか描けないポーズでとても勉強になる。
やはり、人に何かを教えるというのは、とても難しい。日々、これも勉強の連続である。
左から、1分、1分、10分。
投稿者 corvo : 23:43
2008年12月 5日
クロッキーの授業2
木曜日も水曜日と同じメニューだが、午前、午後ともモデルが変わる。使う画材も変えてみた。
水彩紙にペンとインク(セピア)。ここまで20分。
2ポーズ終了時。合計40分。来週も続きを描く。後、2ポーズで完成させなくては。
午後は男性モデル。水彩紙に鉛筆。
20分。
40分。
3ポーズ終了時に撮影し忘れて、これは4ポーズ終了時、合計80分。
「端から描いていくのでは、参考にならんだろう」と友人に言われてしまった。確かにそうかもしれないが、このスタイルだしなあ。今回はデッサンに近いので、あたりはとっているのだけどね。
投稿者 corvo : 01:39
2008年12月 4日
クロッキーの授業
火曜日の深夜に関西事務所に戻って、水曜は午前中から授業。
午前中は女性モデルで、午後からは男性モデル。
20分 x 2ポーズ。来週も同じモデル、同じポーズで描くので、合計80分描く事になる。クッロキーというよりもデッサンに近い。
午後からは男性モデルで、時間も20分 x 4ポーズと長い。しかも3週間連続で入ってもらうので、午前中の授業よりもずっと長い時間描く事になっている。最終的には、全身骨格模型を組み合わせる。
どちらも水彩紙にチャコールペンシルと顔料。
投稿者 corvo : 23:53