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2011年2月11日

手を描く1

あるtwitterでのやりとりがきっかけになって、久しぶりに手をクロッキーしてみた。
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Photoshopで5分程。手の甲から。
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こちらもPhotoshopで5分程。手のひらから。
手は人間の体のパーツの中で、もっとも描くことが難しいものである。
手のひらから見たときと、手の甲から見たときでは、指の長さが違う。と書くと不正確な部分もあるが、中手骨と基節骨の関節は、手のひらからは完全に埋まっていて外から見ることができない。指を曲げると、手のひらの上1/4程から折れ曲がることになる。手の甲からは関節がはっきり分かるが、指と指の根元の間には軟組織があり、関節からすぐに指が分かれているわけではない。見かけ上、手の甲側からと手のひら側からでは、指の長さが違っている。
親指以外の指は、基節骨、中節骨、末節骨の三つの骨から形成されているが、指先にいくにしたがって徐々に短くなっていく。手の甲側からだと関節の位置でそのことを観察することができるが、手のひら側の指の関節の位置を見ると、ほぼ等分の長さに分かれている。
ロボットなどのマニピュレーターを見て違和感を感じるのは、こういった人間の手の持つ特徴が再現されていないからだろう。それを再現したとして機能的であるか?という問題はあると思うが、人間に近いデザインを目指すなら是非とも実現して欲しいと思うところでもある。

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投稿者 corvo : 2011年2月11日 02:56