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2006年7月 7日

Tarbosaurus hunting 02

タルボサウルスの鉛筆デッサンを描いてみる。完成のイメージが持てるところまでいきたいと思い始めたのだけど、どうもしっくりいかない。
blog06070701.jpg
ここまで描き込んできたのだけど、やめることに決定。新しい紙をセットし直す。どうにも動きがない。固まってしまっている。前回、ここで紹介したエスキースが自分の中でしっくり来ていなかったことが大きな原因だ。もう一度、最初から練り直してみる。こんなときは、どんどんペンを走らせる。手を動かす。何枚も何枚も試行錯誤を繰り返す。いい感じのものが出てきた。
blog06070702.jpg
しっくりくる。このスケッチを軸に、細部を詰めていこう。

前回のエントリーで書いた料理人の件なのだけど、あれから色々考えたりネットで他者の意見を読んだりしてみた。僕自身も仕事となると、相当高い集中力で画面に臨むし、張りつめた緊張感を保つことが必要になる。一人でやっているので、全てが自分の責任なるし、誰かに足を引っ張られることもないのだけど、これが大勢いる職場で、しかも自分が責任者であった場合、部下に対して厳しくなるのは当然かもしれない。調理場という戦場で時間に追われながら的確にオーダーをこなし、お客さんに満足してもらえるサービスを供給し続けることは並大抵ではないだろう。ほんの少しのさじ加減、火加減が、秒単位の間違いで、味を台無しにすることもあるだろう。
「盗む」ではなく、もっと「教える」を重視すれば、と書いたが、日々の現場ではそれはとても無理なのかもしれない。教えたくともそんな時間はなく、自分の仕事を精一杯こなしていかなくては、全体がまわっていかない。そんな厳しい現場なのだろうか。授業料をもらってるわけでなく、給料を払って雇っているのであれば、「技を盗め」という気持ちも分かる。
それでも、仕事が出来る人間が増えれば、より質の高いサービスを提供できるのだと思うのだけど。
とにかく僕は聞かれれば、どんなことでも教えたいと思うし、伝えていきたいと思う。ただし、僕に教えたくないとか、企業秘密にしたいことがあったら、全然かまいません。そこは、盗みますから。
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投稿者 corvo : 2006年7月 7日 00:33