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2006年10月20日

SVP1日目02

ちょっとさかのぼって、旅程の様子から。
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左の写真はシカゴの空港で、到着ターミナルから発着ターミナルまで移動するためのモノレールの車内。成田はよく晴れていたが、シカゴは曇りで時折雨もぱらつく生憎の天気。オタワ行きの飛行機で飛び立つと、眼下は厚い雲で覆われていた。オタワに到着しても曇っていて、あまり天気がよくない。入国で時間がかかったのは、抜き打ちの検査だったらしいのだけど、旅の目的は?、所持金の金額は?、仕事は何か?、帰りのチケットはあるのか?等々、しつこく聞かれた。学会への参加となると観光とも違うし、発表をするわけではないので仕事でもない。荷物の中身をすべてチェックされるのはわかるが、持っていたデジカメのデータの中身までチェックされるとは思わなかった。
前日のオタワ行きの便はトラブルがあり、何人かの参加者は予定通り着けなかったらしい。成田を出た後に急病人が発生してアンカレッジに緊急着陸、その後シカゴに向かうも乗り継ぎに間に合わず、一日足止めを食ってしまったということだった。僕らの便は幸いトラブルがなかったので良かったが、そんなことになっていたらオープニングレセプションに参加することは出来なかった。飛行機は何があるか分からない。

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今回のレセプション会場になっている博物館は、後で聞いたところリニューアルオープン前なのだという。前回と同様なら、食事や飲み物を持って展示室にも入れたのだけど、今回は厳しく規制されていたのが少し残念。そのため、飲食できるところが限られて、ホールの混雑に拍車をかけていたようである。
この会場で出会ったのが、アーティストのマーク・ハレット氏とウイリアム・スタウト氏。どちらも気さくな人柄で、こちらの拙い会話にも快く応じてくれた。どちらも、日本でもよく知られた古生物アーティストである。
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左が自作のポスターとマーク・ハレット氏。右が同行者の徳川君と肩を組む、ウイリアム・スタウト氏。

この会場でどうしても会いたかったのが、友人のタイラー。彼はシカゴのポール・セレノの下で復元の仕事に携わっているテクニシャン(技官)で、復元アーティストとしても非常に優れた腕を持っている。
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写真は彼の制作した復元模型で、今年の4月にネイチャー誌上に掲載されたもの。日本の新聞などでも報道されていたので、この模型の写真を見た事がある人は多いかもしれない。
彼には、今僕が企画しているプロジェクトに参加してほしいので、その主旨を説明して快諾してもらった。内容はまだ秘密です。
徳川君のふらぎ雑記帳でも、SVPの様子は公表連載中です。こちらもよろしく。
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なかなか書く時間がとれなくて、更新遅れ気味です。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 2006年10月20日 19:44