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2006年7月 9日

Tarbosaurus hunting 04

風邪はほとんど治ってきたのだけど、喉の違和感が残っていて時々咳が出る。呼吸がうまくできないと、線やタッチの精度に影響がでる。リズムよく、淡々と描かなくては緊張感を保った画面を構築していくことはできない。おかげでちょっと苦戦している。
昨日のエントリーのコメントに「爪」についての話題が出たのだけど、いつも復元では悩むところである。人間の爪は骨からは離れていて皮膚にのっかっている状態であるが、鳥は末節骨にしっかりかぶさっている構造になっている。復元する上でどこから角質の爪が始まり、どれぐらいの長さまで伸びたのか。軟組織はどれぐらい爪の上にかぶさっていたのか。今のところはっきりとした答えが見つからないでいる。
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画像の図版は「The Origin and Evolution of Birds」の106ページから転載したもの。右の写真はうちにある剥製コレクションのトビの足である。鳥の種類によって、角質の部分の長さには差が大きくあるようだ。
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今日のタルボサウルスの様子。首から胴体にかけても、随分進んできた。画面全体の面積からいったら1/10ぐらいだが、一番重要なポイントから描いているので、それ以上の進捗であることは間違いないだろう。
いつも通りアルシュに描いている。この紙とても強靭でお気に入りなのだけど、膠が強く効いていてかなり臭い。しばらくするとなれるので、どうということはないのだけど、特に湿度の高いこの時期はけっこうきつい。でも、こんな部分も含めて気に入っている。
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前にも紹介したと思うけど、鉛筆はステッドラーを使用。本数はたくさん用意しておく。少しでも芯の先が丸くなったら、新しいものに変えていくためである。鉛筆の先は、常に「新鮮」な状態に保っておく。
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今、机のまわりがとんでもなく混雑してきた。明日、おもいきって机の上の模様替えをする予定。特にパソコンモニターとキーボード、タブレットの位置を快適にしなくては。パソコンで作業をするには窮屈な状態だ。ちょっと気分転換をしなくては、思考も煮詰まってきてしまっているので、良いきっかけになるだろう。
仕事が一段落した後、風邪をひいて片付けが満足にできなかったので、今週は時間を見つけて整理整頓習慣にしよう。
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投稿者 corvo : 2006年7月 9日 23:53