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2006年5月30日

アロサウルス、NHKとBBC

今日、つらつらと友人のblogを読んでいると次のような記事が。決して、新しい話題ではないのだけど、友人であり古生物造形師のひとりである、ふらぎさんの記事「アロ好きとしては言わずにおれない。」にピピッと反応してしまった。
この話題、実は昨年の夏に古生物学会の場で、直接NHKのプロデューサーに質問したことがあった。そのときの顛末はこのblogのエントリー「古生物学会」に詳しく書いている。もちろん、そのときもふらぎさんはコメントを寄せてくれている。
NHKのアロサウルスBBCのアロサウルス。BBCのアロサウルスは頭骨の形状におかしなところがあるが、生物としての実在感と躍動感を感じる。一方のNHKのものは、出来の悪いソフトビニールフィギュアのようだ。
僕はNHKの作るドキュメンタリーの質は高いと思っているし、好きな番組が多い。ちゃんと受信料も払っている。こんな程度のCGで終わってほしくはない。BBCのほうが製作時期が古いのだから、いやになる。参考にも出来なかったのだろうか。
復元とは何かということが、まったく理解されていなのだろう。志も低い。せっかくのCGの技術も、ツールとしてのコンピューターも生かせていないと思う。
久しぶりに改めて、NHKのアロサウルスを見たけど、ひどいなあ。両生類の出来はいいだけに残念である。
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投稿者 corvo : 2006年5月30日 11:29