2005年11月15日
エスキース制作
今日は次の絵本のためのエスキース制作。
このエスキースを元に簡単な製本をしたもの(ダミー本)が、出版社へのプレゼン資料となる。
本を一冊作る作業は、何度も見る、読む行為の繰り返しである。全ての過程を繰り返すことで、徐々に精度を上げて完成へと近づけていく。
同じ構図の画面を少しずつ修正を加えていく。また、時には大きく変更したり、まったくカットしてしまうこともある。
しかし、最初に決定した土台の部分がしっかりしていないと、どれだけ修正を加えても良い方向へは進まない。この土台を築くためにもっとも時間をかけているかもしれない。ここがしっかりしていれば、うまくいかなくなったときの軌道修正も容易にすることができる。
今のところ、まだ土台の作業をしているところである。

ここに写っている論文はSVP3日目に会場で購入した「The Osteology of Apatosaurus」である。やはり買うべきものだったのだと実感する。
図版のコピーは以前から持っていたのだけど、原書の持つ充実度には及ばない。まあ、気分的なものも大いにあるのだけど。1936年の出版ながらいまだ新品の本の香りがする。
これで良い絵本が出来ないわけがないと、自分に暗示をかけているのである。
投稿者 corvo : 2005年11月15日 23:32
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コメント
恐竜にリアリティーを求めるならやっぱり骨ですよね。最新恐竜学のマメンチサウスル何回か模写というかマネしましたが、細かい所がよく分かりませんでした。芸大美術解剖学研究室の中で、各骨を関節させるという作業というか知識が必要なことが痛感させられましたがどうにも・・やっつけ仕事のところや他の文献で脱臼している云々・・骨が関節しているとはどういうことか、もし出来ましたら解説お願いします。
投稿者 aruri : 2005年11月16日 02:42
大変ご無沙汰しておりました。 また通わせていただきますので、宜しくお願いいたします。
何度も見る、読む行為の繰り返しである。全ての過程を繰り返すことで、徐々に精度を上げて完成へと近づけていく。
↑
本当に、そういう努力の積み重ねなのでしょうね・・・素晴らしいです。
徐々に精度を上げていく・・・その気持ちがとてもよく解る気がいたします。
私などは度素人なので、その課程を繰り返す内に混乱して、わけがわからなくなったりします。
精進が足りないのでしょうか?
これで良い絵本が出来ないわけがないと、自分に暗示をかけているのである。
↑
素晴らしいものになると思います。 是非完成したら、教えていただきたいです。
投稿者 satelier : 2005年11月16日 14:00
>aruriさん
やはり骨につきますね。骨の美しさにも惹かれます。
最新恐竜学のマメンチサウルスだと画面が小さいので、いまひとつディテールがつかみにくいかもしれません。
頸椎の関節の仕方については、このblogで解説してみようと思います。しばし、お待ち下さい。
>satelierさん
こちらこそ、ご無沙汰しております。
いつも思うのですが、作る行為は地味な作業の積み重ねです。
完成するまで、こつこつと気を抜かずに進めていくという感じです。
常に全体を俯瞰しながら、客観的に見ている眼が必要だと思います。自分だけが分かっていても他人には伝わらないので、ひとりよがりにならないよう常に気を付けています。時には思いこみも必要ですが。
完成したら、かならずこのblogでお知らせします。
投稿者 corvo : 2005年11月16日 18:04


