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2005年11月 3日

東京モーターショー

今日は東京モータショーへ行ってきた。
このイベントについては、もうたくさんの方がwebやblogで書いていると思うので、少々雑感を。
祝日だったこともあり、午前中からかなりの人出である。駐車場は遠かったが、幸い天気がよくて気持ち良く会場まで行けた。駐車場に停まっている車をチェックするのも楽しみのひとつなのだけど、それほど目にとまる車はなかったのが残念。

まずはルノーのブースのラウンジでコーヒーをいただく。
国産車のブースはほとんど見ずに、欧州車のブースばかり見て回る。(国産車のブースは人がごった返しで、身動きとれないというのも理由のひとつ)
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ブガッティ(確かブガッティ、間違いないはず)。こんな車を作ってしまえる余裕がうらやましい。
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ついつい古い車に眼がいく。スバル360。一番最初に買った車がホンダZ360。空冷2ストと水冷4ストの違いはあれども、同じ360ccの排気量ということから懐かしく見てしまう。ぴかぴかにレストアされているが、デビューは1958年なので、すでに半世紀あまりがたっている個体のはずだ。
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ホンダS800。一度はハンドルを握ってみたい名車のひとつである。
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こちらはELIICA(エリーカ)。慶應義塾大学と民間企業が連携して造り上げた、電気自動車の合同プロジェクトの成果である。テレビのドキュメンタリーで見たことはあったのだけど、実物を見るのはもちろん初めて。実際見るとかなり大きいが、非常に完成度の高い車体であると思う。
この写真は「記録挑戦車」の方で最高速度は370㎞をたたき出す。「公道実験車」も展示されていて、こちらはナンバーを取得していて実際に公道を走ることが出来る。
こういった試みが、大学と企業の合同で出てくることは歓迎されるべきことである。しかし、もっといろいろな所から同時多発的に出てきてもいいのではないだろうか。どの自動車メーカーのブースよりも、エキサイティングでおもしろかった。
日本のメーカーはますます保守的になっているような気がする。見せかけのコンセプトカーではなく、コンセプトカーであったものが実車として公道を走る姿を思い描かせて欲しいと思う。


投稿者 corvo : 2005年11月 3日 22:55