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2010年9月28日

火の国紀行 4

今回で『火の国編』堂々の完結!って、全然どれも大したエントリーではないのに。

復元された本丸御殿。
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当時の工法で建造されており、現代にそれらの技術を継承してきた一流の職人たちの手によって蘇った建築物である。ここを見ることが出来たのが、今回、熊本に来た最大の収穫だった。
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これを見ると、ばたんばたんと襖を次々と開けていくシーンを思い出してしまう。われながら俗だなあ。
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釘隠し。京都の職人の手によって、一つ一つ手作りされている。こういった金物の数は、建物全体で1200個を数えるということである(メイキングのビデオから、数については記憶がちょっと曖昧)。
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加藤清正の時代、もっとも贅を尽くして作られたのが、この奥にある昭君の間。襖の建具の黒い部分は漆塗り。上品なつややかさがたまらない。
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こちらも漆がふんだんに使われている。
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格天井にも漆と金物が。なんとも贅沢。さすがにここだけは中に入れないのが残念。
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宇土櫓(やぐら)。この櫓という字、いつも読めなくて詰まってしまう。でも、もう覚えたぞ。書けないけど。この宇土櫓は、建立当時から現存している建築物である。
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頭を打ちそうなほど低い部分も多く、ぎしぎしと軋み音が響く。一番奥に見える非常口の誘導灯がちょっと残念。
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宇土櫓の最上階から大天守閣と小天守閣。
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二の丸公園から。
熊本城を全て見終えるまでに3時間もかかってしまった。当初、1時間ぐらいですよ、と後輩に言われていたのだけど、ついつい見入ってしまった。また訪れてみたい。熊本城に行く機会があったら、天守閣には入らなくても本丸御殿は必見です。
1日付き合ってくれた後輩に感謝。
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無事、夜に関西事務所へと戻ったのでした。

ここに堂々の完結!!(わずか一泊二日の出張だけど)

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投稿者 corvo : 2010年9月28日 00:02