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2010年3月30日

水木しげるロード

日本海の荒ぶる波を背景に、作業服に身を包んだ男達が、岸壁にハンマーを振るうという「ど演歌」な世界から一変、妖怪の住む街へ。いや、一変というほではないか。
28日の最終日は発掘調査はなく、朝、参加者全員で宿舎の掃除と片づけをし帰り支度をした後、それぞれの方角へと帰路についた。僕はまだ少し時間に余裕があったので、幾人かで境港にある水木しげるロードを観光することになった。
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駅前から鬼太郎の世界が展開していく。
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道沿いに数多く設置された、ブロンズ製の妖怪たち。非常に出来がよく優れた彫刻作品でもある。これがけっこう盗まれるらしい。かなりがっちり固定されているはずなので、人が住んでいる商店街で、だれにも気付かれずに持ち去るのは至難の業だろう。いったいどんな方法で外していくのか。
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偉い先生方も夢中でシャッターを切っている。しかし、こんなことをしていると全く先に進めなくなるので、途中から撮影はほどほどにすることに。
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橋上でくつろぐ、等身大ねずみ男。
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目的地である「水木しげる記念館」はこのアーケードの中にある。
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記念館の外観。主要な展示空間は撮影禁止だったので写真はないが、非常に充実した展示内容だった。ここまでしっかりした施設とは思ってもいなかった。最初の部屋にある「水木しげる年代記」が素晴らしく面白い。混雑していたのでじっくり読むことは出来なかったが、随所に水木しげるのユーモアがあふれている。また、その詳細な記憶力にも驚嘆する。買ってきた公式ガイドブックにもすべて掲載されているので、帰宅後に時々読んで楽しんでいる。水木しげる、抜群に絵が上手い。歴代の漫画家の中でも、群を抜いた上手さではないだろうか。
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中庭にも妖怪が住んでいる。
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ちょうどお昼時だったので、鬼太郎まぐろラーメンを食す。このねずみ男、記念館からまとわりついてきていて、皆にたかろうとしているところ(嘘)。バイト代は観光客を騙して得ているらしい(嘘)。食費も観光客任せ(これももちろん嘘)。
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そして、これが鬼太郎まぐろラーメン。なるとが鬼太郎。刺し身のまぐろがのっている。
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食べきると。
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「見つかってしもうたわい・・・。」どんぶりの底で窒息しないのだろうか。
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握手し続けて、右手がてかてかになったねずみ男。
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なぜか賽銭箱になっている牛鬼。
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このベンチ欲しい。
という感じで、水木しげるロードを堪能したのでした。

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投稿者 corvo : 2010年3月30日 23:25