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2009年11月 2日

人体表現研究室、Hiroさんとの美術解剖学講義『上肢』

日付を遡ってエントリーをアップ。
11月2日は、Hiroさんによる美術解剖学講義『上肢』を行った。今回もモデルはHiroさんとキャメロンさん。
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「上肢」とはひらたく言えば「腕」のことなのだけど(動物では前肢)、前回の体幹とも大きく関わってくる部分だけに、半分ぐらいはおさらいの内容になってしまった。
Hiroさんが写真でポーズをつけてくれている前腕の部分は筋肉も多く、そのレリーフ変化も複雑なのでもっと時間をとりたいところだったのだけど、触れる程度になってしまったのは今後の反省点である。40名を超える受講者に向けて説明するため、同じ内容を方向を変えて繰り返し伝えなくてはならない。これが20名ぐらいであれば、ほぼ1回ずつで先に進んで行けるのだろうから、濃密な講義内容を目指すという点では、人数の多い事はどうしてもデメリットになってしまう。

前腕の男女差。太い細いの差はあるが、それほど性差の出ない部分のひとつである。
今回はアトリエ路樹絵の渡辺先生も見学に来られていて、僕としてもちょっと緊張感のある時間だった。
クロッキーは2枚だけ。
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20分。足が長過ぎる。手が走りすぎて、冷静にプロポーションを取る事がおろそかになってしまった。
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10分。
前期から合わせると計5回目のHiroさんの講義。だいぶこなれてきた部分も多く、でもまだ改良する点もたくさんあるので、僕自身のスキルアップとともにより充実した内容にしていきたい。
きちんと体系化したカリキュラムを、来年に向けて作成してく必要があるだろう。

次回の講義は12月21日。「下肢」編です。

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成安イラストレーションクラスニュース

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投稿者 corvo : 2009年11月 2日 23:29