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2009年2月18日

アケボノゾウ復元画プロジェクト 3

琵琶湖博物館はこれまでも何度か足を運んでいて、最も好きな博物館の一つだ。
この博物館には自然科学系と人文学系が共存している。
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自然科学の展示室にはいると、まず化石林のジオラマが向かえてくれる。まさにアケボノゾウが生きた時代の立ち枯れた樹幹の化石である。
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アケボノゾウの切歯(牙)のレプリカ。この博物館では、展示標本が化石なのかレプリカなのかが明記してあって分かりやすい。
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前肢と下あご。これもレプリカ。化石は多賀町立博物館に収蔵、展示されている。前肢の化石は手根骨から末節骨まで関節しており見事である。
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アケボノゾウの実物大復元模型とジオラマ。植生もよくわかる展示になっている。メタセコイアの林立する林を再現している。
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2階のロビーからみた空。このときには雪はすっかりあがっていた。
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僕がこの博物館で一番気に入ってい展示の一つ、淡水魚水族館。これは外来種の水槽で、ミシシッピーアカミミガメが元気よく、せわしなく泳いでいた。
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中でも、お気に入りは古代魚の水槽。ストロボを使わずに撮影すると、これぐらいが精一杯。
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ちょうど餌やりの時間に遭遇して、チョウザメたちの食餌を観察することができた。以前から大好きなのがこのヘラチョウザメで、自然界ではプランクトンを食べている。水族館では配合飼料を細かく粉状にしたものを与えていて、口を大きくぱかっと開けて泳ぎながら食料を集めていく。以前はたくさんいたのだけど、今は1匹だけだ。飼育員に聞いたところ、デリケートで飼育が難しいらしい。
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外にはメタセコイアの木が植えられていた。残念ながら冬なので落葉してしまっているが、樹形や枝振りを観察することが出来た。
アケボノゾウ復元画のためのかなり良い取材をすることができた。

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投稿者 corvo : 2009年2月18日 21:49