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2008年11月26日

JIŘÍ ANDERLE

JIŘÍ ANDERLEという画家をご存知だろうか。僕が大好きな画家の一人だ。おそらく日本ではあまり知られていないが、リュブリアナ国際版画ビエンナーレでグランプリを獲得したこともあり、グループ展という形で作品が日本に来た事もあった。どうしてこの画家を知ったかというと、高校の美術準備室に作品のコピーが貼ってあったからだ。それはモノクロコピーだったのだけど、恩師の解説とともに、その画面は眼に焼き付いていた。
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これは僕が持っている、唯一の画集。画集というよりも図録の小冊子といったところか。学生時代、ヨーロッパを一人で旅行したとき、ベルギーのブリュッセルの古本屋で出会ったものだ。さすがにこれを見つけた時は興奮した。向こうから呼んでくれたような、そんな感覚だったかもしれない。背表紙も無い、こんな小さな冊子を良く見つけられたものだと今でも思う。常に鞄に入れて持ち歩いていた時期もあって、表紙は全体にすり切れてきてしまっている。でも、今見ても新鮮で飽きる事がない。
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銅版画の作品集。
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左側の画面が、僕が最初に見た作品だ。
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いつみても、大好きなんだよなあ、としか言えない。美しい。
このページで作品集の販売をしている。これも小冊子のようだ。値段を調べると「50.00 CZK =245.074 JPY」と激安。英語のオーダーフォームがあるが、送金方法などよく分からない。この値段なら5冊ぐらい注文してみようかな。
amazonで調べてみたら、1996年にかなり立派な画集が出ていたらしい。アメリカのamazonに古本が1冊あったのだけど、とんでもないプレミアがついていて、とても手が出せなかった。
どこかで出会えるかもしれないと、淡い期待を抱きながら探していこう。チェコに行くしかないかな。一度、本物も見てみたいし。最初に紹介したサイトで、版画作品を販売しているのだけど、大型の代表作が「23,000.00 CZK =112,575.45 JPY」とかなりお買い得だ。
見たい。欲しい。なんだか、ラブレターのようなエントリーになってしまった。

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投稿者 corvo : 2008年11月26日 02:01