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2008年8月 7日

鉛筆削り

ナイフの話が出たので、鉛筆の削り方について書いておこうと思う。以前にもひょっとしたら書いたかもしれないが、まあ鳥頭(3歩歩くと忘れる)の書くことだと思ってご了承いただきたい。
4月のエントリー「関兼常」で紹介したナイフは今も愛用しているし、時々鞄の中にも入っている。
なぜ鉛筆を削るのにナイフが必要なのか?それは次の写真を見ながら説明していこう。
blog08080701.jpg
左側は鉛筆。右側はチャコールペンシル。削り方は基本的に同じである。決してきれいな削り方ではないと思うが、僕にとってはこれでないとだめなのだ。なので、電動の鉛筆削りは未だに持っていない。電動のものだと、削った後の芯はきれいな円錐形になる。これでは都合が悪い。なぜかというと、尖った部分が一点だけになってしまうからだ。この一点が減ってしまうと、それ以上鋭い線は引けなくなってしまう。しかし、写真のように多角形に芯を削っておくと、それぞれの角を使って、長い時間鋭い線を描くことができる。膨大な量の線を必要とするデッサンにおいては、この効率の違いはものすごく大きい。
blog08080702.jpg
さらにアップの写真。美しくはないが、機能的に優れた削り方なのである。誰がなんと言おうと、ナイフは鉛筆を削るのに必要なのである、

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投稿者 corvo : 2008年8月 7日 02:02