2008年04月09日
大学での初講義
今日、大学での初講義。実技カリキュラムなので学生に任せる部分も多いのだけど、ガイダンスの内容も含んでおり喋る事も多い一日だった。僕が担当するのは1年生と2年生で、美術解剖学をベースにした人体描写のクラスである。僕自身、あらためて勉強しなおさなくてはいけないことも多い。
予想外というか思っていた以上に、みな真面目だ。女子学生が多いので、男子学生が少し萎縮しておとなしいようなところがあるのかもしれないが、真剣に課題に取り組んでくれた。この緊張感を半年間持続出来れば、学生それぞれに着実な進歩が見られるだろう。いや、そうあってほしいと願っている。
僕の講座ではヌードモデルを描く事が中心になるのだけど、ヌードクロッキー、ヌードデッサン未体験の学生が多かった。事前にある程度分かっていたので、ヌードモデルを描く時の注意点をまとめたプリントを配り、ルールとマナーを徹底して守るよう学生には伝えた。
その文面は次のようなものである。
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ヌードクロッキー、デッサンについての心得 小田 隆
ヌードモデルを描ける機会というのは、とても貴重なものです。限られた時間を大切に使うようにしましょう。そして、もっとも大切なことはモデルさんに対する敬意です。常にモデルさんを気遣い、尊敬の念を忘れることのないように、心がけてください。
1.遅刻は厳禁です。もしやむをえない理由で遅刻してしまったときは、ポーズが終わるまで部屋の外で待つようにしてください。ポーズ中の部屋の出入りは原則として禁止です。(気分が悪い時は、遠慮なく申し出てください)
2.ポーズ中の私語は厳禁です。携帯電話も電源を切るか、マナーモードにしてください。
3.ポーズ前と後に、必ずモデルさんに挨拶しましょう。気持も引き締まるし、感謝の気持を表現することは大切なことです。
4.演習、実習開始時間の10分後に最初のポーズが始まります。それまでにすぐに描き出せるよう準備をしておいてください。
5.画材はモノクロの素材を中心に使用します。クロッキーブックはできるだけ大きなものを用意してください。
とにかく良く観察すること。集中すること。全身を使って表現しましょう。
目と脳と手を直結するように、画面に集中してください。
最初から描けなくても悲観することはありません。枚数を重ねることで、着実に力がついてきます。
それでは半年間、一緒に頑張っていきましょう。
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もともとクロッキーは他人に見せる事を前提にしていない。自分のための訓練という側面が強い。なので作品を並べた講評会はしないということを学生には伝えてある。アドバイスを受けたい時は、直接僕のところへ見せにきてもらうつもりだ。どうしても人と比べたくなってしまうところもあると思うが、自分の描いたもの拙さについつい悲観的になってしまうことも多い。それでやる気をなくてしてしまっては元も子もないので、それぞれが自分に課題を持って、少しでも前進出来るようサポートしていきたいと思っている。
まだ、始まったばかり。僕もたくさん失敗するかもしれない。でも、自分の作品と同様、学生たちにも真剣に向き合っていきたい。
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投稿者 corvo : 2008年04月09日 23:45
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コメント
最初にシッカリ説明することはとても大切ですね。
当たり前のことなのですが、できていないことが多いです。
掲載の『心得』は教科書に採用するべく文章だと感じます。
会社の新人教育もなってない企業が多いので、サボリーマンが増殖してしまいます。
投稿者 ミヤモト : 2008年04月12日 00:52
>ミヤモトさん
最初にしっかり説明しておいて、それが出来なければ、そのとき厳しく対応すれば良いですよね。何も説明しないで、後だしじゃんけんはだめです。伝えられることは、全て伝えておきたいと思っています。
真剣にやらないと、やっていけないですからね。
投稿者 corvo : 2008年04月15日 03:37


