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2007年9月21日

非常勤講師→『京都の呼吸力ー「尖」東京展』

金曜日は非常勤講師の日。一年生の画材がそろわず、ばたばたしてしまったが、なんとか授業を終える。でも、全体の行程が一週間遅れになってしまうのは、ちょっと痛い。
放課後は部活。最初は「キャッチボール同好会」だったものが、今では「野球部」になってきた。人数も10人を超えているので、内容を問わなければ試合が出来ない事もない。しかし、まだまだ残暑が厳しい。着替えを持っていったのは正解だった。動きも軽い。ノッカーとバッティングピッチャーもやってきた。楽しい。

今日は夕方、佐藤美術館へ『京都の呼吸力ー「尖」東京展』を観に行って来た。主に京都で活躍する、無所属の若手作家たちによるグループ展。残念ながら、会期は今日までだった。いつもぎりぎりだったり、間に合わない紹介だったりして申し訳ない。
「日本画」という極めて限定的なジャンルのグループ展でありながら、ひとつとして似た作品がない。これはメンバーのそれぞれの力量もさることながら、ある種の共通認識があるのだろう。日本画の画面には、物質としての美しさがある。様々な技法を使っているが、どの作家も素材の大切さを強く意識し、その能力を最大限に発揮出来るよう描いている。
もっと具象的なイメージの作品が多いと想像していたのだけど、意外に少なかった。「尖」というグループ名から、「描写する」、「線を引く」、ということにもっと特化しているのかと、勝手な想像をしていた。徹底的に、描ききった作品も見てみたい。油彩の細密描写とはまったく違う世界を、見てみたいものだ。それはないものねだりだろうか。

会場が千駄ヶ谷だったので、10数年ぶりに、ホープ軒でラーメンを食べた。こってりした豚骨スープに、太麺 、たっぷりの野菜。二郎に似てなくもないけど、ずっと食べやすさとさっぱり感がある。刻みニンニクと、豆板醤を入れて食べるのが、昔から好きな食べ方である。千駄ヶ谷にあった美術予備校に通っていたので、たまの贅沢にここでラーメンを食べるのが好きだった(もちろん、そんなに高いわけではないのだけど)。風邪をひいたときなどに食べると、効果覿面だった。

帰りの電車の中で、週刊バンチを読んでいる人がいたのだけど、今日僕が買ったものと裏表紙の広告が違う。よくよく見ると34号。僕がもっているのは43号。おかしい。なぜ、そんな古い号を熱心に読んでいるのか。ひょっとして過去に戻ってしまった?なんて馬鹿な事を考えながらも、ちょっとあせりつつ新聞の日付を見て安堵。携帯のカレンダーも確認。電車の吊り広告も、間違いなく今日のもの。僕があほな妄想をしただけなのだけど、正直焦りました。
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投稿者 corvo : 2007年9月21日 22:30