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2007年6月11日

F1 カナダGP

今朝(午前4時過ぎ)まで行われていたカナダGP。さすがに生中継で最後まで見る覚悟はなく、最初のセーフティカーが入ったところで寝てしまった。なので、朝起きて録画してあった続きを観戦。毎年、荒れることの多いカナダであるが、今年も大荒れに荒れたレースとなった。前回のモナコに珍しくアクシデントらしいアクシデントがなかったため、まとめてカナダで噴出したようなレース展開であった。
そんな中でも、最も衝撃的だったのは、クビサのクラッシュシーンだった。画面を通して見ても、背筋が凍るような瞬間だった。モータースポーツはスリルを求めるスポーツではないと僕は思っている。アクシデントは、競技の性格上つきものではあるのだけど、理想的には起こるべきではない。これが十数年前のF1マシンであれば、確実に命を落としていただろう。
優勝したのは、マクラーレンのルイス・ハミルトン。4回もセーフティカーが入ったにも関わらず、ミスなくレースを続けて、文句なしのポール・トゥ・フィニッシュだった。多くのライバルが脱落していったとはいえ、ハミルトン自身はまったく乱れることのない、力強い走りだった。2位のハイドフェルドも素晴らしい走りだった。フェラーリが低迷しなかったとしても、十分互角に戦える強さがあっただろう。やはりクビサのクラッシュは残念だった。2人で表彰台に上るチャンスは、あったと思う。3位のブルツは全く予想がつかなかった。19番グリッドから堅実なレースを続けた、見事な結果だった。
終盤の見所はなんといっても、アロンソをオーバテイクした、佐藤琢磨だ。タイヤのコンディションにアドバンテージがあったとはいえ、マクラーレンのアロンソを文句なしに、クリーンに追い越したシーンは圧巻だった。実に気持ちの良い、興奮した一瞬だった。
幸い、クラッシュしたクビサはほとんど無傷で大事に至らず、ほっとした。たった一瞬でそのキャリアや命を失ってしまうのがモータースポーツだけど、そんなシーンは出来る限り見たくないのである。
でも、今回のグランプリは多いに楽しむことができた。とにもかくにも、ハミルトン初優勝おめでとう!そして、琢磨の6位入賞に乾杯!
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投稿者 corvo : 2007年6月11日 23:51