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2006年12月19日

Oviraptor scene 03

昨日から始めたオヴィラプトル・シーン。背景を簡略化することで、スピードアップを計ろうという魂胆である。締め切りをクリアーするために、なりふりかまっていられない。どれだけ効率よく作業出来るかが、勝負の分かれ目である。
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エスキースを見ながらの制作。もちろん、傍らには資料も広げている。トルーライトも大活躍。
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画面を寝かせて水で湿らせてから、カラーインクで着色している。偶発的な色の染みが画面に表情をつける。
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これが昨日の段階。極められるところから、どんどん描いていく。身体の色はオーストラリアに棲むヒクイドリを参考にしているというか、ほぼ同じにした。
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頭部のディテール。羽毛が無く皺のある首周りと派手な色彩。嘴の上のとさか上の突起は、ヒクイドリ同様、角質に覆われている設定にした。ここまで制作して、眠りについた。

今日は朝から都内へ出かける。ある絵の具メーカーの講習会の講師として出席するためである。詳しい話は、後日のエントリ−に。作品を持っていくことになっていたため、車で家を出たのが午前7時45分。眠かった。酷い渋滞で、片道2時間もかかってしまった。距離にしてわずか30キロほどなのに。
無事終了後、手術を受けた友人を見舞い、ようやく夜になって帰宅。
昨日の続きを始める。
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これが現時点での段階。良いペースで進んでいるが、今日はかなり疲れがたまっているので、ここまでで終了。
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羽毛を描写。カラスの剥製を見ながら、面相筆で線を重ねていく。エスキースよりも、もう少しラフな感じの表現にする予定。卵はダチョウのように、砂漠の上に産み落とされている。これもあくまでも推測である。

昨日の話題であるが、今日になってオリコンからのコメントがアップされている(これトラックバック受け付けています。まだ少ないですが否定的な論調ばかりですね)。
当事者ではないので、分からないことだらけなのだけど、少なくともこれではオリコンは説明責任をはたしていないだろう。そもそも、いきなり起訴することは異常なことであり、出版媒体を持っているオリコンが自社誌面で徹底的に反論すれば良いだけだろう。そのほうが、はるかに効果的であり、企業イメージも保たれたと思う。
今回、自らの名誉を毀損しているのは、他ならぬオリコン自身だと思うのだけど。「偉い人にはそれが分からんのです」というオチなのでしょうか。
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まったく年末という感じがありません。応援よろしくお願いします。

投稿者 corvo : 2006年12月19日 23:08