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2006年10月15日

Argentina紀行12 2006年8月23日

すっかり間が空いてしまった。久しぶりの再開です。
フィールド4日目。昨晩、シャワーを浴びてベッドで寝ることができたので、すっきりした気持ちでキャンプ地へ向かう。コテージからは1時間ほどで着くことができる。渋滞とは無縁の世界。
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再び、キャンプ地の我が家へ戻ってきた。狭いのと腰痛が酷いので、テントの出入りをするだけがつらい。

今日も天気が良いが少し風が強い。数日前の冷たい風ではなく、あたたかな空気が混じってきた。春へと向かい、徐々にあたたかくなっていっているようだ。それでも朝晩は冷えるので、キャンプ地を出てフィールドに向かう時は上着が必要だ。
この日は平山さんが重要なボーンベッドを発見する。キノドン、ディキノドン、恐竜、アエトサウルスなど、この時代の重要な脊椎動物の化石が多数含まれているようだ。ただし、関節してつながったものではなく、ばらばらのものが多い。明日はここを重点的に発掘する予定である。
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毎日見る、ロス・コロラドスの赤い岩壁。時間よっても天候によっても、その表情は様々に変わっていく。朝から昼にかけては逆光になるためシルエットしか見えないが、午後から徐々にその複雑なディテールを見せ始める。夕方がもっとも美しく見ることができる時間帯だ。

夕方、5時頃にはキャンプ地に戻ってくるのだけど、夕飯の時間までかなりの時間を待たなくてはいけない。そこでレクリエーションに、アルゼンチン人スタッフに交じってバレーボールをするのが日課になった。最初は円陣を組んで、ただボールをトスしていただけだったのが、ある時から即席のネットとコートが出来上がり、試合をして遊ぶようになった。サーブ権なしの25ポイント先取制で、1試合にかかる時間も長く結構しんどい。砂浜のようにクッションのある軟らかい砂地なので、ダイブしながらレシーブをしても怪我をすることはない。それにしてもアルゼンチン人たちの身体能力は凄い。なまった身体ではまったく歯が立たないのである。
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夕飯はリカルド特製のパエリア。魚介類は冷凍のものや缶詰を利用していたようだけど、とても美味かった。毎日ワインを飲みながらの食事なんて、日本ではまったくやったことがなかった。外で飲むから美味いのか、アルゼンチンのワインが美味いのか、そのどちらもだったのだろうけど今までの人生で飲んだワインの量よりも、確実に多く飲んでいただろう。
ほどほどに酔いながら、11時頃には眠りにつく毎日だった。
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投稿者 corvo : 2006年10月15日 21:11