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2006年5月11日

Corythosaurus skeleton & living body 04

昨日、細部をアップできなかったので、今日あらためて画像を載せる。
一冊の本のイラストを全て制作する仕事なので、どうしても長丁場になる。そうすると後半にいくに従って、締め切りの問題もあるのだけど、どんどんスピードが上がってくる。最初にあった試行錯誤の部分が少なくなってくるので、効率よく作業することができるようになってくる。
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上が生体復元で、下が骨格復元。まったく同じポーズで描いている。モヒカンですね。
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今度は胴体部分。ハドロサウルスの仲間は、他の恐竜と違い、胴椎が大きく湾曲して関節している。全身が見つかっているミイラ化石をみてもそうなっているので、これが正しい姿勢なのだろう。竜脚類や獣脚類ではほぼまっすぐであり、ステゴサウルスは少しカーブしているだろうか。それでも、これほど極端ではない。
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前肢の指の2、3、4番目は軟組織に覆われて、ミトンの手袋のようになっている。これもミイラ化石からはっきりしたことが分かっている。後肢の形状は、二足歩行する大型の獣脚類に一見似ているが、その指は太くて短く、爪は蹄状の形をしており、比べてみると大きな違いがある。足跡の化石を見ても、まったく違う形態であることがよくわかる。
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ハドロサウルス類の特徴である、長い神経棘突起と、それを補強するように絡み合った骨化した腱である。常に尻尾はピンと伸ばした状態であっただろう。高さがあることから、セックスアピールのための派手な模様があったかもしれない。

今日はエウオプロケファルスを制作中。出来上がり次第、アップします。
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投稿者 corvo : 2006年5月11日 15:11