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2005年12月27日

Tyrannosaurusの死因

昨日、ティラノサウルスの復元をしてみて、気が付いたことがある。
ティラノサウルスに代表される獣脚類は、上半身と長い尻尾でバランスをとりながら、絶妙に姿勢を保っている。
しかし、いくら尻尾が長いと言っても、頭を含む上半身の重さはかなりのものだろう。
相当に気を付けていないと、前のめりにこけてしまうかもしれない。
そこで彼ら大型獣脚類の死因を考えてみた。
ティラノサウルス同士が、激しく争ったことがあったと想定してみよう。大きな牙と、頑強な顎という、強力な武器を持った両者がぶつかりあったとき、かなり凄惨な現場が展開したのではないだろうか。
blog05122701.jpg
でも、現実は意外にあっさりとしたものだったのである。彼らの弱点は尻尾の先にあったのだ。イラストは極端ではあるが、これほど大きく切断されれば出血もかなりのものだろうし、感染症にかかる確率も上がってしまう。それ以上に深刻だったのは、絶妙のバランスをとっていた姿勢が、完全に崩れてしまうのだ。
実際にはこれほど切断しなくても、ほんの数十センチ欠損するだけで、大きな影響が出てしまう。とてもまともに歩くことは出来なくなり、走るなどもってのほかである。
blog05122702.jpg
最後には、完全にバランスを崩し、イラストのように前のめりに突っ伏してしまい、鼻先を地面にめりこませて窒息してしまったのである。これが真実だ。
「スー」が発見されるまで、ほぼ完全に揃ったティラノサウルスの尾椎は発見されていなかった。これも合理的に説明がつく。尻尾の先をかじられて、バランスを崩しほとんどのティラノサウルスは窒息死していたのだ。「スー」のようなケースはまれであっただろう。


このblogを熱心に読んでくれている賢明な読者が、よもや信じることはないと思うが・・・・・

久しぶりの馬鹿話である。
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投稿者 corvo : 2005年12月27日 19:56