2005年12月16日
サソリ
木曜日、サソリの取材に科博分館へ。研究員の小野展嗣氏に話を聞く。
もちろんサソリのイラストを描くのだが、「国立科学博物館ニュース」という科博が出版している月刊誌のためである。毎月違った研究テーマの連載のため、その都度各研究者に取材する必要がある。今回のテーマが「サソリ」。何体か生きたものも見せてもらったのだけど、なかなか可愛い。昼間はほとんど動かず、じっとしているらしい。毒のある尻尾も鎌首のように上げず、横にだらんと寝かしている。いかにも省力化されている生物だ。
新しい分野に触れることは、本当に楽しい。いい「サソリ」がきっと描けるだろう。
これはヤフオクで入手した標本。違う種類のサソリを描く予定だが、ディテールを確認するために必要である。かっこいい。
その後、地学研究室の甲能さんのところで、次に企画している絵本のための取材。久しぶりだったので、ついつい話題がつきず雑談も含めて、2時間ほど話し込んでしまった。さらに真鍋さんともしばし雑談。科博分館を後にした。
科博分館は新宿区百人町にあるのだけど、駅からの道のりは異邦に来たようである。中国語などの外国の言葉が自然に聞こえてくる。歓楽街、住宅地、科博分館のコントラストが面白い。何度も来ているが、けっこう好きな場所かもしれない。
投稿者 corvo : 2005年12月16日 00:11