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2005年11月21日

ガンダム展

良く晴れた日曜日、友人と上野へ「ガンダム展」を見に行く。
午前中のためか、思ったほど混んでいない。もっと混雑を予想していたのでほっとする。ゆったりと見ることができた。
僕は36歳とどっぷりガンダム世代である。もっともちゃんと見ていたのは「ファースト」「Ζ」「逆襲のシャア」までかな。それまで勧善懲悪で、毎回敵ロボ敵キャラが入れ替わり立ち替わりが当たり前だったアニメのなかにあって、戦争と人間ドラマを持ち込んだ「ガンダム」に興奮したのを今でも覚えている。セリフに結構難しい言い回しが多くて、大人の言葉を学習したという効用もあったかもしれない。
そんな世代の若いアーティストが集まって企画されたのが、このグループ展である。
作品については実際に見に行っていただいて、いろいろな感想をもってもらえればと思う。入場料1300円は多少高いかなという印象があるが、充分に楽しむことが出来た。
大型の立体の作品、インスタレーションの作品に面白く良い作品が多かったと思う。一方、平面の作品、特に絵画は良くなかった。完全に空間の中で負けてしまっている。
最初はあまり乗り気ではなかったのだけど、友人に誘われて「ニュータイプテクノロジーラボ(フラナガン機関内)」に参加してみた。
この作品については、以前あるシンポジウム(僕は聞きにいっただけです)でチーム主任のカズヒコ・ハチヤ氏(八谷和彦氏)から聞いていたので、興味を持っていた。そのときに八谷氏が話していた、作品についての面白かったエピソードがあって、
「自信満々で自分はニュータイプに違いないという人が来るわけです。最初に一次試験(5枚伏せられたカードのなから、2回続けて星印のマークを見つけるというもの)で、ニュータイプの適正を選別するわけですが、その人1枚目のカードであえなく間違えてしまいました。もう気の毒なぐらい落ち込まれて帰っていかれました。」というものである。
でやってみたわけである。1枚目当たる。ここでちょっと欲が出たのがいけなかったのか、2枚目で撃沈。ちょっと落ち込む人の気持ちが分かった。2枚続けて同じ場所とは。後悔している時点で、僕は立派なオールドタイプである。
この作品の詳細については展覧会を見るか、ネットなどで調べていただければと思う。
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これは出口に展示してあった撮影してもよいオブジェ。係の人にblogへの掲載許可を求めたら、分からないということであった。なので、問題があるということでしたら、すぐに削除します。関係者の方ご連絡下さい。
後、もし第二回展がある時は、是非ご一報を。参加、出品したいです。

「ガンダム展」の後に国立科学博物館でランチを食べて、常設展を見学。仕事、プライベートも含めて何度も来ているのだけど、来るたびに発見がある。それにまだまだ見ていない展示も多い。全ての展示をちゃんと見ようとすると、一週間ぐらいはかかるかもしれない。
今回、初めて新刊の地下3階に行ったのだけど、これが面白かった。まだまだざっとしか見ていないのだけど、眼で見ることが出来ない物理の事象を分かりやすく(それでも分からないことがいっぱい)、展示している。
宇宙線を見ることができる霧箱が美しい。何時間でも見ていられるほど飽きない。
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この写真は地下2階に展示されている、有孔虫の電子顕微鏡写真。美しい。これを描くだけで充分作品になるだろう。

前日の夜のPCトラブルで少々寝不足であったのだけど、充実した展覧会日和であった。

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追伸:勢いで描いてしまいました。
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投稿者 corvo : 2005年11月21日 13:58