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2005年10月27日

来客

今日はコメントの書き込みでもおなじみのSHINZENさんが来訪。彼は香川県在住の原型師である。制作した模型の撮影のために上京したところ、我が家へ遊びに来てくれたのである。
彼の作る恐竜の復元模型は極めて精緻である。現在、作っている途中の写真やパーツの一部を見せてもらったが、ラフにではあるが筋肉や骨格を先に彫刻し、その上から体表まで復元していくことを強く意識している。
うちのスタジオに来るのも大量にある資料の閲覧が目的でもあり、図版の撮影を随分とやっていった。時間の関係で全ての資料を見てもらうことは出来ないが、時間が許す限り見ていってかまわないと思っている。
僕が持っている資料は研究者にお願いしてコピーさせてもらったものや、自分で購入したものなどであるが、少し努力すれば入手出来る物ばかりである。科学の成果として公表されている以上、秘密にするものは何もない。多少の労力がかかっているとはいえ、誰にでも開かれている情報である。それらを積極的に手に入れるかどうかは個人の問題だ。
明確な目的があるならば、資料や復元のアイデアについてディスカッションしたり、協力することは惜しまない。またそのディスカッションの中から自分にとって有益なアイデアが出てくることも多い。
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レオナルドの画集を見るSHINZENさん。

以前にお伝えした「やっつけ仕事」の番組であるが、録画してあったものを確認したところ、残念ながら僕のイラストであることを明記する表記がなかった。このことは仕事を受ける前に確認したことで、エンドロールでイラスト制作者として名前を表記してもらうことも条件の一つとなっていた。
制作会社に問い合わせをしたところ、誤りを認めてもらったのだけど(それでも返答が来るのに一日以上かかった)、取り返しのつかない状況であることに代わりはない。
僕が中心の番組ではないし、些細なことではあるのだけど、こちらも責任を持って納めた以上、責任を持って明記してほしかった。

投稿者 corvo : 2005年10月27日 23:26