« apato process 03 | メイン | 骨単、肉単、脳単 »

2005年6月25日

apato process 04

肩胛骨、上腕骨、とう骨、尺骨、大腿骨、脛骨を配置。(脛骨だけが右のものをダミーで置いている)
前肢、後肢がつくとまぎれもなく恐竜であるがわかる。
肩胛骨は胴体に関節しない骨である。そのため位置を決定することが難しい。
では、どうやって決定するか。立体で確認することができれば、肩胛骨を肋骨のカーブに合わせていって位置を探ることが出来る。しかし、今回のように平面で復元するときは、足跡の化石がヒントとなる。
車で言うとトレッドとホイールベースの記録がそこにある。
前後左右の足跡の位置から、上に向かって前肢と後肢を伸ばしていき、関節の可動範囲が無理のない位置になるよう決定していく。
これもあくまでも推定であるが、恐竜が大地に残した証拠である足跡は、極めて重要な情報源となる。
骨から復元することが基本ではあるが、それ以外のデータ、情報も常に念頭においておく必要がある。
アパトサウルスの姿がはっきりしてくると、とても楽しくなってくる。

RIMG0135.jpg

投稿者 corvo : 2005年6月25日 21:33