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2008年04月01日

国際古生物学会、色彩認定理事に就任

今日から滋賀へ移って、大学の講師としての仕事が始まる。世間というのは現金なもので、僕に肩書きがついたとたんにある権威筋から役職のオファーがあった。
以前に「恐竜の色は?」というエントリーを書いたのだけど、古生物の色彩は国際古生物学会によって毎年決められている。僕といえども勝手に描いているわけではない。
では、誰が決めているかというと、公表されていないが世界の研究者やアーティストを含むメンバーによって決定がなされているのだ。そんな中に僕も選ばれる事となった、とても光栄なことである。
ただでさえ忙しかったのに、こんな公表することの出来ない作業にまで忙殺されていた。もちろん学会であるから全ての行為はボランティアである。ありとあらゆる古生物の色彩を決定するのだから膨大な作業量だ。僕は主に中生代の脊椎動物を担当した。
そう、僕には今年1年間の古生物の色彩についてコントロールする権利があるのだ。だから、勝手に古生物の復元画など描いてはいけないのだよ。諸君。国際古生物学会の定める色彩以外を採用した場合、即座に公開をとりやめるよう学会から連絡がいくの覚悟するように。我々の情報網を甘く見ると痛い目にあうので悪しからず。

でもこんな話、賢明な読者がよもや信じることはないと思うが・・・・・・・・

今年は駆け込みで、しかも簡単なもので申し訳ない。来年はさらなる完成度を目指します。
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投稿者 corvo : 22:36 | コメント (13) | トラックバック (0)

2008年02月18日

『フレンズ・オブ・テルミン〜特別企画"and more..ライブ"』円盤にて

注>今回のエントリーには虚偽の内容がふくまれております。ご注意下さい。半分は嘘かも。

昨日の日曜日は、夕方に仕事を一段落させて都内までお出かけ。高円寺の円盤で開催された『フレンズ・オブ・テルミン〜特別企画"and more..ライブ"』を聞きにいくためだ。kikulogの管理人である菊池誠氏が東京でテルミンの演奏するということを知り、かねてからお会いしたかったこともあり、前日から予約までしてこの日に備えていたのである。
しかし、最初からハプニングが。新宿で三鷹行きの総武線に乗り換えて高円寺に向かったのだけど、駅を目前に減速を始めた車両の電源が全て落ちて急停車。しばらく真っ暗な車両に閉じ込められる。おそらくホームまでは数百mも離れていなかったと思う。阿佐ヶ谷で転落事故があり、非常停止装置が働いたらしい。救出のため、しばらく動けないというアナウンス。ライブに間に合わないかもしれない。ちょっとどきどきしたのだけど、20分後には動き出してことなきを得た。これがもっと離れた場所だったら間に合わなかっただろう。直前での停車だったのは不幸中の幸いだった。でも、実は阿佐ヶ谷で転落事故があったというのは表向きの理由で、某国の陰謀なのである。テルミンを演奏したり、それを聞きにいくのは、とても危険でアンダーグラウンドでイリーガルな行為なのだ。きっと。
妻との待ち合わせには間に合わなかったので、円盤に現地集合。見るからに怪しい雑居ビル。階段を上って2階に上がるとすでに会場は混雑していた。先の転落事故の影響で予約していたお客さんが遅れているということで、開始時間がおせおせ。陰謀、恐るべし。

ようやく始まったのは7時15分ごろだったろうか。まずは、賃貸人格&クリテツさんによる、テルミンmini(学研大人の科学)やマトリョミンを使った演奏。むむむ、コミックバンドだったとは!爆笑に包まれた会場ではあったが、暖まったのやら、ひいたのやら。
そして、いよいよand_more..の演奏に。白衣で現れるメンバーの二人。ステレオタイプな「科学者」「博士」を具現化した出で立ちに、菊池さんはつねに「たまえ」口調。「聞きたまえ」「そこもうちょっと前に来たまえ」「静かにしたまえ」。テルミンの音は予想以上にパワフル。
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どこからどう見てもマッドサイエンティストにしか見えない菊池氏。目、いっちゃってます。ライブがしばらく進んで来ると、目に見えない妙な波動とマイナスイオンが放射されて会場に充満してきた。その場では気がつかなかったのだけど、デジカメの画像はしっかり影響を受けていて、右側の写真のようになってしまった。恐ろしい。マイナスイオンは健康に良いのではなかったのか。
菊池氏、途中「たまえ」口調に疲れたのか、突然「(おかしな言葉だと思うのだけど、という注釈つきで)テルミンを弾かさせていただきます」と。「その言葉遣い、僕大嫌いなんですよ」と、しばしやりとり。最後に僕も「それでは聞かさせていただきます」。自分で使っても虫酸が走る。
テルミンは直接手を触れないで演奏するので、非常にチューニングが微妙な楽器だ。狭いライブ会場では観客にも影響を受ける。もう一人のメンバーである児嶋嬢が、客に対して「動くな(実際は動かないいでくださいとお願い)!」と。怖い怖い。テルミンでなくて、ピアニカの演奏のときもお客さん固まっていたよ。最前列でなくて良かった。
陰謀に始まり、波動とマイナスイオンに終わったライブ。大変楽しかったです。

会場を後にして、妻とエスニックを食べにいったのだけど、ここでも陰謀が。生春巻き、フォー、ナシゴレンを頼んだら、なんと全ての料理が揃うまで1時間もかかってしまったのだ。テルミンで前頭葉がほどよく破壊されて(テルミン脳)気分が良くなっていた僕は我慢出来たのだけど、普段であれば完全に切れてしまっていただろう。生春巻きよりも先にナシゴレンが出て来るなんて、初めての経験だった。

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お土産にもらった、and_more..チロルチョコ。食べてみると、僕の嫌いなホワイトチョコが中心に!これも陰謀か。

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投稿者 corvo : 18:21 | コメント (8) | トラックバック (0)

2007年04月01日

絵画は答えを知っている。

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ちょっと長いエントリーです。応援よろしくお願いします。
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昨年秋より、「ニセ科学批判」というものに関わっているのだけど、ここに来て色々と考え直し、反省しなくてはいけないのではと思う事象に出会う事が多くなって来た。

僕は絵を描くことを生業にしているのだけど、今年になってある制作方法に開眼したのである。これは画期的な描画法である。何ら出し惜しみをしないことが、このblogのポリシーの一つなので、その重要なプロセスを紹介したいと思う。
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『The Unknown Skull 07-1(部分)』
ここ数年、チャコールペンシルを使った作品を多数制作しているのだけど、その秘密はこの画材にあったのである。見ての通り、真っ黒な色材である。そう、多くの炭素を含んでいるのだ。しかもそれらは活性化しており、常に微小なエネルギーを発している事が分かって来たのである。このことはまだ画材メーカーも公式には認めていないが、私信のやりとりにおいて確認している。
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『The Unknown Skull 01-3』(最初の作品に比べて発色が違うのは2001年の制作だからである。僕もまだまだ未熟でした)
最低限、この画材の持つエネルギーを使う事は誰でも出来るのだけど、さらにそれらを効果的に発散させるためには、次のような方法が最適である。
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左上の写真は内包していたエネルギーを出してしまい、すこしくたびれてしまったチャコールペンシルである。まず、削って先端をシャープにすることによって炭素を活性化することが出来る。さらにここからが肝なのだけど、特別なペン立てを使うのである。まず透明であることが重要である。そして、ある文字を側面に貼るのである。そう勘のいい人はお分かりだろう「ありがとう」である。さらに「Thank you」「Danke」といった他の言語も試してみた。僕が使っているチャコールペンシルはアメリカ製なので、「Thank you」と貼ったペン立てが最も効果的だった。なので、今では全てのペン立てに「Thank you」の文字を貼付けている。ここで特に感謝の気持ちを込めることはない。チャコールペンシルに含まれる活性炭素が、勝手に文字の持つエネルギーを受動して判断してくれる。とても手軽な方法で、明日からあなたの絵画にも、すばらしいパワーが宿るのである。
もう一つ重要なのは、画面にチャコールペンシルで描くときの速度である。毎分111ストローク。僕は時計を確認しなくても、常にこの速度を正確に再現することができる。これには血のにじむような訓練が必要だった。このテクニックによる効果は絶大で、新たに「波動エネルギー」が画面全体を覆うことになるのである。
だから、僕の絵を家の中に飾るだけで、そこに住む人々は常に健康でいられるのである。家屋の寿命も長くなり。シロアリによる被害も皆無であることが分かっている。一つ残念なことは、僕が無名画家であるため、多くの人にまだ作品が普及していないことである。これを機会に是非お買い求めいただければ幸いである。

ここまではモノクロ絵画ばかりの話であったが、彩色したものはどうなのか?
やはり効果的な方法があるのである。ここでポイントになるのはある水の存在である。その名も「波動水」。ペットボトルに入ったものを買うことも出来るが、僕が持っている特別な装置によって、作り出す事も可能である。
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筆洗器を乗せた矢印の装置がそれである。僕自身はその仕組みを理解しているのだが、メーカーの特許情報に関わるため、ここでは詳しく述べる事はできない。どうかご了承いただきたい。効果としては、ただの「水道水」を「波動水」に変化させる事ができる優れものである。
では、その「波動水」がどれほど絵の具に影響を与えるのか、検証してみたので紹介しよう。
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左が波動水を使って描いたもの、右が水道水である。日付にある通り、昨年11月18日に塗ったものである。
絵の具はまったく同じものを使用しているのだけど、時間が経過するにつれて大きな差となって表れてきた。
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これは波動水を使ったもの。時間が経過するごとに、色彩が鮮やかになっていっている。
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こちらは水道水。その差は歴然だろう。こうも発色が落ちしてしまうのでは、今後水道水を使う事はできない。さらに上のグレードを目指すなら「ナントカ還元水」を使うべきだろう。国会でも有名になった、一本5000円のあれである。おかげで、我が工房の「水道光熱費」も非常に高額になってしまっている。さらに乾燥させるときに「ナノイーイオンドライヤー」を使うと、さらに良い波動が画面に定着することになる。このドライヤーもなかなかに高額な商品である。クライアントの皆様、どうかご理解ください。

もちろん、絵画制作時に流す音楽はモーツアルトである。これは、もう定説だろう。でも、さらに最適な曲を発見した(というか思い出した)。それがこれである。最強でしょう。江本氏は試したのかしら。

いろいろと書いてきたが、これらの作品を「波動絵画」と名付けようと思う。これほどの仕様でありながら、けっこうお買い得な価格設定である。ただし、重要なのは定期的なメンテナンスの必要性である。どうしても「波動エネルギー」は時間がたつほどに減少してしまう。そこで、毎月一回、僕が「波動エネルギー」を注入する必要がある。これを怠ってしまうと、画面が悪い波動を吸着してしまい、その家に不幸を振りまいてしまうので、ご注意を。
「波動絵画」なんて言って、悦に入っていたら「エネルギー油彩画」なんてものがあるのですね。
どちらがより本物であるかは、冷静に判断してお買い求め下さい。

まあ、長々と書いてきたのだけど、賢明な読者の皆さんが、よもやこんな与太話に騙される事はないだろう。
今年のエイプリルフールはこんな話ということで。
上の話とは関係なく、作品を買っていただけると嬉しいです。楽天

2007年4月1日   小田 隆

投稿者 corvo : 00:00 | コメント (28)

2006年04月01日

恐竜の軟組織の復元- Tyrannosaurus rex-

恐竜の復元をする上で、軟組織(筋肉、内臓、皮膚など)の復元が非常に問題になる。というのも、骨以外の部分が化石に残る確率が極めて低いからである。筋肉の復元をするときは、骨格の特徴、関節の機能、筋肉の付着痕などから推測していかなくてはいけない。非常に不確かな情報に頼るしかないのである。
しかし、この広い世の中、長大な地球史には、奇跡と言ってよいようなことがまれに起こる。軟組織が化石になった恐竜が、少ないながらも発見されているのである。もっとも有名なものは、北米で発見されたエドモントサウルスのミイラ化石であろう。原標本はドイツ・ゼンケンベルク博物館にあり、そのレプリカを福井県立恐竜博物館でも見ることが出来る。また、モスクワの古生物学博物館には、サウロロフスの胴体の片側が残ったミイラ化石があるらしい。
最近では、イタリアで発見された小型獣脚類スキピオニクスが有名だ。心臓や肝臓と思われる内臓の痕跡が見られる。そして、皮膚の印象が化石として残ったものは、比較的多く発見されている。

そこで、ティラノサウルスの軟組織の復元である。
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このティラノサウルスは、「恐竜の科学展」のポスターのために制作したものだが、自分でもかなりうまくいった復元ではないかと、自画自賛している。それには、実は重要な秘密があるのだ。
せっかくなので、ここで公表してしまおうと思う。もちろん、研究中の部分もあるため、全てを見せるわけにはいかないが、研究者と相談して出せる部分に関しては、いつも読みにきてくれる読者のために紹介したいと思う。
先に紹介したミイラ化石の多くがハドロサウルス類である。彼らは白亜紀後期に大繁栄した植物食恐竜で、鴨のようなくちばしを持ち、カモノハシ恐竜と呼ばれているグループだ。彼らは肉食恐竜の獲物にもなっていたのだが、その捕食者というのがティラノサウルスなのである。そう、両者は同時代に生息していた。ならば、ティラノサウルスのミイラ化石が発見されたとしてもおかしくないだろう。

実はただ一点、存在するのである。
これを見たときは、さすがに僕も驚いた。見事な保存状態だったのである。見せてもらった時期は、昨年10月SVPに参加するために渡米していたときだ。しかし、ひとつ残念なお知らせをしておかなくてはならない。かなりの量の写真を撮影させてもらったのだが、以前ここでも書いたハードディスクのクラッシュのおかげで、全てのデータを失ってしまったのだ。重ね重ね残念である。でも、そこは絵描き。いくつかのスケッチを、実際の標本を見ながら描いたものが残っている。
すぐに、ここで紹介しなかったのは、研究者との取り決めがあったということを、理解しておいてほしい。
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これが頭部である。見事な保存状態。まだクリーニングが終わっておらず、石膏ジャケットがついたままの状態だ。短時間であったため、ディテールまで描き込めなかったが、皮膚の状態、唇によってほとんどの歯が隠れてしまうことなど、重要な情報を観察することができる。
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こちらは、前肢と後肢。ここまですごいとは。多少、筆先が震えるほどの興奮状態だった記憶がある。
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復元画とスケッチの口の部分の比較。かなり忠実に再現できたのではないだろうか。これまでは、歯がむき出しの復元が多かったが、これを見てもほとんど歯が見えないことがよくわかる。
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眼の周りの比較。このスケッチも非常に参考になった。眼球までは観察することができないが、皮膚のたるみ、皺のより方、ウロコの大きさなど、知りたかったことが目白押しである。これほどの情報、独占する訳にはいかない。そういった想いもあって、この時期にblogで書いてみようと思ったのである。

そうそう、この情報はこっそりとふらぎさんには、流していました。
明日は、これの試験の日だ!やばい、これから一夜漬けです。
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さて、ここまで長い文章を読んでくれて、どうもありがとう。
よもや、賢明な読者である皆さんが、本気にしたということはないと思うのだけど・・・・・
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4月1日です。やられた、と思ってくれたらポチポチっとお願いします。

投稿者 corvo : 00:00 | コメント (22)

2006年01月18日

竜脚類の死因2

昨年末から、竜脚類の復元についてのアイデアを、いろいろ考えているところである。
昨年、このblogでも竜脚類の死因について書いたのだけど、今回のもののほうが合理的で、的確なアイデアではないかと思っている。
生物の身体のデザインは、厳格なコスト管理の上に成立していると言うことが出来る。食物によって得られるエネルギーと、それを獲得するための運動能力。それらを維持していくためのシステムの効率化。こういったことが密接に関係しながら、生物の身体のデザインが決定されている。
生物のデザイナーが「神」であるならば、神様も常に生物のコスト管理に頭を悩ませているのである。
勇壮に首を上げる竜脚類ー特にブラキオサウルスは、文句なくかっこいい!しかし、彼らの身体の構造では、あの姿勢を維持することは不可能だ。それもこれも神様が、コストをけちったからである。
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下の絵は現生のウマであるが、最初、デザイン担当の神様は、こんな姿勢のブラキオサウルスを夢想したのだろう。なんといってもかっこいいから。しかし、当時の恐竜たちの代謝能力は、お世辞にも高いとはいえないものであった。この姿勢を維持するには、エネルギーが足らないのだ。そこで、構造設計担当の神様に相談したところ、骨を軽量化すればよいということになったのである。
まさに徹底したコストダウンである。
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図を見てもらっても分かるとおり、隙間だけらけで、薄い骨で匠に組み合わされた構造をしている。まさに極限の軽量化である。確かにこれで、代謝能力との兼ね合いはとることができた。だが、あまりに軽量化を進めたため、勇壮に首を上げる姿勢をとることは、強度的に出来なくなってしまったのである。
しかもあろうことか、首を下げた姿勢でも、ぎりぎりの強度になってしまい、きわめて脆弱な動物になってしまったのだ。

大きく成長したブラキオサウルスが、アロサウルスから直接、襲われることはなかったが、アロサウルスはこの脆弱な動物の弱点をつく、巧妙な狩りの方法を知っていた。
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まず、ブラキオサウルスの周りを取り囲み、どたどた振動を与えながら走り回るのだ。やがて、地面と共鳴し地震のような状態がつくられる。なので、地盤の弱いところへ誘い込むのも重要な点である。そして、震度が「5」を超えたとき・・・
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あわれブラキオサウルスの首の骨は、もろくも崩れ去ってしまうのだ。労せずして(少し走り回るのにエネルギーを使うが)アロサウルスは、獲物の肉を手に入れることができるのである。

毎度のことではあるが、よもや賢明な読者が信じることはないと思うが・・・・・・
お馴染みの馬鹿話でした。
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投稿者 corvo : 00:07 | コメント (11) | トラックバック (0)

2005年12月27日

Tyrannosaurusの死因

昨日、ティラノサウルスの復元をしてみて、気が付いたことがある。
ティラノサウルスに代表される獣脚類は、上半身と長い尻尾でバランスをとりながら、絶妙に姿勢を保っている。
しかし、いくら尻尾が長いと言っても、頭を含む上半身の重さはかなりのものだろう。
相当に気を付けていないと、前のめりにこけてしまうかもしれない。
そこで彼ら大型獣脚類の死因を考えてみた。
ティラノサウルス同士が、激しく争ったことがあったと想定してみよう。大きな牙と、頑強な顎という、強力な武器を持った両者がぶつかりあったとき、かなり凄惨な現場が展開したのではないだろうか。
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でも、現実は意外にあっさりとしたものだったのである。彼らの弱点は尻尾の先にあったのだ。イラストは極端ではあるが、これほど大きく切断されれば出血もかなりのものだろうし、感染症にかかる確率も上がってしまう。それ以上に深刻だったのは、絶妙のバランスをとっていた姿勢が、完全に崩れてしまうのだ。
実際にはこれほど切断しなくても、ほんの数十センチ欠損するだけで、大きな影響が出てしまう。とてもまともに歩くことは出来なくなり、走るなどもってのほかである。
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最後には、完全にバランスを崩し、イラストのように前のめりに突っ伏してしまい、鼻先を地面にめりこませて窒息してしまったのである。これが真実だ。
「スー」が発見されるまで、ほぼ完全に揃ったティラノサウルスの尾椎は発見されていなかった。これも合理的に説明がつく。尻尾の先をかじられて、バランスを崩しほとんどのティラノサウルスは窒息死していたのだ。「スー」のようなケースはまれであっただろう。


このblogを熱心に読んでくれている賢明な読者が、よもや信じることはないと思うが・・・・・

久しぶりの馬鹿話である。
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投稿者 corvo : 19:56 | コメント (8) | トラックバック (0)

2005年08月11日

恐竜の色は?

以前から、必ずでる質問として「恐竜の色は分かるのですか?」「どうやって決めているのですか?」というものがある。
聞かれたときは、ちょっとうんざりした表情をしながらも、にこやかにはっきりと「分かりません」と答えるようにしている。
そう分からないのである、というのは表向きの解答で、実はかなりのことが判明している。
しかし、そのノウハウには企業秘密の部分がある。
これまでこのblogの読者にしてみると、企業秘密のないことがこのblogの美点であると感じていたと思う。
裏切ってしまって申し訳ない。
それというのも、これは僕だけの問題ではなく、学会における決まり事なのである。
ここに画像で紹介した「古生物の色彩決定チャート」であるが、エディションに注目してほしい。(小さくて読めないかもしれないが)15/200である。ということは、日本国内では200部しか発行されていない貴重な文献なのである。
この文献を手に入れるためには、国際古生物学会から「古生物復元アーティスト」として公認を受ける必要があり、毎年4月1日に認定試験を受けて、その資格を更新する必要がある。
これが毎年かなり厳しい。ついついその時期はナーバスなってしまう。なんといってもこの文献がなければ、仕事ができなくなってしまうからだ。

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ここで少しだけ目次の紹介をしておこう。
1.序文
2.古生代の適切な色彩
・先カンブリア時代の流行色
・カンブリア紀のボディデザインと色彩の関係
・オルドビス紀、この地味な時代をどう彩るか?
・シルル紀、攻略!海サソリにはこの色だ!
・デボン紀、魚のバリエーションを色彩で再現!
・石炭紀、石炭紀といってもモノクロの世界じゃないぜ!ビビッドな色をワンポイントに構成。
・ペルム紀、大絶滅の終末感を色彩で豊かに表現せよ!
 ・
 ・
 ・
 ・
もう、ここまで来たらお気づきだろうか。

この話、賢明な読者がよもや信じることはないと思うが・・・・・・・・

毎度、おなじみ馬鹿話である。
まちがっても自由研究の参考にしないように!


投稿者 corvo : 00:03 | コメント (13)

2005年07月14日

apato process 番外編

アパトサウルス「もうちょっとで完成記念(本当か!?)」馬鹿話である。
アパトサウルスをもとに、竜脚類の最大の死因を考えてみたい。
実はこのネタ、2年ぐらい前に友人たち(研究者含む)と盛り上がっていた内容である。
鳥と恐竜は近い関係にあることがはっきりしてきた。
恐竜も鳥のように「気嚢」を持っており、呼吸を補助していたことが分かってきた。
竜脚類の頸椎にはたくさんの穴が開いているが、構造的に強固さを保ちながら軽量化されている。
そこでこの「気嚢」に軽いガスを溜めることができたら、浮力を得ることが出来るのではと考えたのである。
では、軽いガスをどこから供給するのか?
それには「ゲップ」を利用する。さらに付け加えると、彼らは「ゲップ」の出やすい食物を選択していたはずである。
そして、ガスの量を調節して首の上下運動を助けていたのである。

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しかし、体内に軽く引火しやすいガスを留めることは危険でもある。
中生代に頻繁におこったであろう火山爆発が、多くの竜脚類を死に至らしめた。
そう、最大の死因は「爆死」である。
これで竜脚類の頭骨が発見されにくいことが説明できる。

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この話、賢明な読者がよもや信じることはないと思うが・・・・・・・・

あくまでも馬鹿話です。

投稿者 corvo : 22:36 | コメント (10)

2005年06月22日

saichania process 番外編

今回は馬鹿話をひとつ。
先日のどうしようもなく、やるせないアメリカグランプリを見て思いついたわけではないのだけど、近年のF1マシンは空力付加物が多く、とても複雑な形状をしている。
自動車の場合は地面に押しつける力(ダウンフォース)を得るためのウイング類である。
サイカニアを見ながら思った。「装甲がウイングのようだ」
しかし、重いであろうそうの体を地面に押しつけてしまっては元も子もない。
ひとつひとつの形状を見る限り、揚力が得られそうではないか。前に進むスピードが上がれば、多数の装甲が揚力を生み出し、極端に短い前肢は地面をはなれ、みごと二足走行でトップスピードに達するのである。
モンゴルではガリミムスをも凌ぐ、最速ランナーあったことは想像にかたくない。

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あくまでも馬鹿話なので、自己責任で解釈のほどを。

投稿者 corvo : 11:42 | コメント (0)