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2010年5月28日

長時間の会議は人類の敵である

大学という組織に入ってから、フリーランスとの違いを大きく感じるのは会議の多さだ。もっと大きな会社組織にいた同僚の先生によると、これでもずっと少ないらしいのだけど、ずっと一人でやってきた人間にとっては不思議でもあり、長すぎると感じることが多々ある。
もちろんフリーランスであっても打ち合わせがあり、企業クライアントと仕事をするときは会議に同席することもあった。しかし、何時間も続く会議の経験はない。長くとも1時間で切り上げて、夕方であればそれ以降は飲み会というのが自然の流れだった。

なんでこんなことを書いているかというと、学生の打ち合わせを横目に見ていてあまりの時間の長さに辟易したからである。
緊急で決定しなくてはいけない事柄があったため、ゼミの授業中に彼らは始めたのだけど、結局、終業時間までに終わることなく、結論の多くを積み残したままになってしまっていた。おかげでゼミ生一人の面談が出来ない事態に陥ってしまったのである。
7月に行われる絵画系合同ゼミのグループ展についての打ち合わせが主な内容で、展示方法であるとか、DMのデザインについてとか、そういったことを決定していく場なのだが、いつまでたっても結論がでない。ゴールを見ずに右往左往しているという印象である。
一番、不可解だったのは、疑問に思ったことをすぐに教員たちに聞いてこなかったことだ。すぐ近くにいて、グループ展、個展の経験も多く、展覧会とはどういったものであるかをよく知っている人間たちなのに。携帯電話を持っているのだから、展示規約で疑問に思うことがあればギャラリーにすぐに電話して確認することもできる。そんな簡単に出来る方策をとらずに、自分たちだけで結論を出そうとするのは愚の骨頂である。
頼むから、そのまま社会人にならないでくれ。

自分のやるべき作業や仕事のことを考えたら、そこまで時間をさけないはずなのだが、何が楽しいのか延々と話し続けていた。いっそのこと飲みに行けばいいのに。
まあ、そんなことを思った火曜日だったのである。

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投稿者 corvo : 2010年5月28日 01:36