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2009年10月15日

人体表現研究室、Hiroさんとの美術解剖学講義『体幹』

ついに後期日程でも、Hiroさんの美術解剖学講義が始まった。内容は前期と同じだが、Hiroさんとのコンビネーションは格段に良くなってきている。いわば手探り状態だった前期から、ある程度確信を持って授業を行う事が出来るようになってきた。
今回は体幹部。胸から腹にかけてをHiroさんが、背中側を僕が解説。女性モデルはキャメロンさん。男女の性差についてもくわしく説明を加えた。

キャメロンさんもかなり鍛えているので、非常に皮下脂肪が少なく、女性でありながら筋肉がよく観察できる。

骨格模型との比較。
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腕の動きに伴い収縮する大胸筋を、学生に触らせて実感してもらっているところ。こんなことができるのは、Hiroさんの講義の時だけだ。
まだまだ改善の余地はあるが、現時点ではベストの授業ができたと思う。自主的に集まった学生たちとはいえ、美術解剖学に対する関心、人体を描く事への意欲は極めて高い。観て、触って、描いて、それらを繰り返す事で、スキルを高めていくことができる。自分で授業をしながら、僕が学生の時に受けたかったと思っている。
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最初の1枚目。20分。男女ダブルはきつい。
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こちらも20分。
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講義の後に描いた10分クロッキー。

この日は朝からずっと授業だったので、丸1日描き続けだった。まさにクロッキー漬け。
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午前、10分クロッキー。
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午前、20分クロッキー。
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午後、10分クロッキー。
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午後、20分クロッキー。

次回のHiroさんの講義は11月2日に開催。「上肢」編です。

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投稿者 corvo : 2009年10月15日 22:26