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2008年7月22日

クラス展終了・合評週間・クラス展委員慰労会

週末は移動が多く、とにかく忙しかった。
金曜日の午前中に関西事務所を出て、昼過ぎに関東本部へ到着。諸々の事務処理をこなすことに忙殺される。土曜日は前々回のエントリーで紹介した通り、芸大で開催された美術解剖学会に参加。日曜日には午後1時から4年生クラス展の合評のために、京都の同時代ギャラリーへ新幹線で向かう。京都は猛暑。予定通り、午後1時から3時30分過ぎまで合評。やれやれと思いまったりしていると、いつの間にか学生が会場からいなくなっている。ギャラリーマロニエでの合評を終えて様子をのぞきにきた同僚の先生と、ぽつねんと取り残されてしまったのである。しばらくの間のことだろうと高を括っていたら、いっこうに出品している学生が戻ってくる気配がない。仕方なく1時間以上も当番することになってしまった。様々な事情から、その時間に当番を決めていなかったことは仕方がないが、僕たちが会場につめていたことに対しての礼と詫びがすぐに出てこなかったことに、怒りを覚えた。当番を決めていなかったとか、担当でなかったとか、そんな言い訳はどうでも良くて、「当番してくださってありがとうございました」その一言だけが聞ければ良かったのに。とても残念。

月曜日は祝日に関わらず合評のある日。急遽午前中に代役として入らなくてはならず、担当ではなかったのだけど合評を行ってきた。2年生のカリキュラムだったが、とても残念なことに完成していないものが多すぎた。「実習」では十分に制作できる時間の猶予は与えられている。アルバイトなどがなければ、放課後も夜10時まで制作することができる。なのに3週間かかっても、B1パネル大の絵を完成させることができない学生が多いのである。途中考えすぎたり、方針転換をしたりして、完成まで至らないケースもあるが、僕が見る限り明らかに手数が少なすぎると感じるものが多かった。
学生時代は制作に集中できる貴重な期間である。私立大学ともなれば、学費は決して安くない。設備も積極的になれば、活用することができる。もったいない。中途半端に完成していない状態で合評やコンペに臨むなど、本来なら言語道断である。しかし、授業であれば致し方ない部分もある。それでも、時間内精一杯にやった痕跡を見せてほしい。そんなこんなで、ついつい合評中はきつい言葉が多くなってしまった。

この日は放課後に、クラス展委員の慰労会が企画されていた。午後関西事務所へ急遽戻り、慰労会のための料理の準備。
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一つはダッチオーブンを使ったトマトベースのチキンシチュー。いつも作っているやつだ。もうひとつはチキンカレー。体の半分は「カレー」でできていると豪語する「加齢臭のする男」もとい「カレー臭のする男」守亜くんに送ってもらった秘伝のスパイスを使用した一品。ちょっと時間が足らなくて、タマネギを長時間いためることができなかったが、とても好評でおいしいカレーを作ることが出来た。感謝。

小品も一点仕上げたし、よく働いた一日だった。自画自賛!

成安イラストレーションクラスニュース

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投稿者 corvo : 2008年7月22日 02:37