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2007年9月18日

『インカ・マヤ・アステカ展』

少し遡って、金曜日のこと。国立科学博物館へ骨王さんたちと行ったのだけど、ちょうど開催中だった企画展「インカ・マヤ・アステカ展 」を見て来た。そんなに時間をかけずに、ざっと見た感じだったのだけど、それぞれの文化の違いや、造形物の出来不出来がよく分かって非常に面白かった。骨王さんと、話しながら見ていたのだけど、貴重な古美術品とはいえいい出来のものと悪い出来の物があるねえ、などと勝手なことを言いながら楽しんだのである。僕らの審美眼がどれほどのものか、ということは置いておいて、その当時も腕のよい職人もいれば、そうでもない職人もいたのだろう。「いい仕事しているなあ」というものがあったり、「これ、ちょっとあまいんじゃないの?」なんてものもあったり。主催者にしてみれば、あまり態度のよい客ではなかったかもしれないが、とても楽しむ事ができた。
その後、リニューアルした日本館へ。歴史ある既存の建築物を使った展示空間は、非常に抑制が効いていて見ていて気持ちが良い。詰め込み過ぎの感のある地球館よりも、僕はずっと好きだ。
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目玉展示の一つである。フタバサウルス。
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ミズダコ。ワックスなどを使って制作したものなのか、本物を樹脂で固定したものなのか、見ただけでは判別することができなかった。
骨王さんによると、日本館の展示はアメリカの博物館を比べても遜色ないということである。知りたい情報や、面白いトピックが分かりやすく展示されていて、ここに来ればたくさんのことを学んで帰ることが出来るだろう。博物館はデパートのディスプレイとは違う。ある種の美しさやかっこよさは必要だけど、本来は研究機関であり、教育機関である。その本分を忘れては、どんなに魅力的な標本も展示物も活きてこない。

閉館時間になったので、食事をするためにアメ横へ向かう。
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科博の敷地内に展示してあるD51の側に、子猫たちを見つけた。みな兄妹だろう。近づくと逃げてしまう。この間まで家にいたももちゃんと同じぐらいの年齢だろうか。野良のわりには、とても綺麗な顔と毛づやをしていた。
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アメ横でも猫発見。アメ横ならではの、ゴージャスなご飯をもらっていた。近づいて写真を撮っても、いっこうに逃げる気配はなかった。
夕飯は「昇龍」の餃子。その後、店をかえてお酒を飲む。会話も楽しく、とてもお酒のおいしいひとときでした。
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投稿者 corvo : 2007年9月18日 01:19