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2007年6月27日

SVP Memoir 8

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今朝、SVPから定期刊行物が届いた。今回はいつものJournalに加えて、論文集がついてきた。「Memoir 8 Majungasaurus crenatissimus (Theropoda : Abelisauridae) from the Late Cretaceous of Madagascar」である。これまでMajungatholus atopusと呼ばれていた大型の獣脚類は、正式にMajungasaurus crenatissimus と命名されることになった。Dinosauriaで調べてみると、Majungasaurus crenatissimus は1955年に不完全な下顎だけで記載されており、Majungatholus atopusは1979年に2体の不完全な骨格、完全な頭骨、one subadult(1体の亜生体でいいのかな?)によって記載されている。それが1955年に発見された下あごと同種であると同定されたということである(多分)。
この論文集、図版が多くて素晴らしい。驚いたのは、ほぼ全身の骨格が見つかっている事である。2005年に開催された「恐竜博2005」で組み立てられたレプリカを見たときは、どこまでが復元されたものか明記されていなかったのだけど、この論文集を見る限り発見されていないのは、前肢の肘から先、腹肋骨、恥骨、座骨、これだけである。
今一度、復元をやり直したくなった。
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これは、今年学研の図鑑のために描いたもの。このときはまだ、Majungatholus atopusと呼んでいました。
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投稿者 corvo : 2007年6月27日 21:19