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2007年2月 1日

「ともだち仕事って…」

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nijntjeさんからの以下のコメントについてエントリーを立ててみた。
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「ともだち仕事って…」
デザインやイラストの仕事をしてると友人や知り合いなどから「ちょっとやって欲しい仕事があるんだけれど」となにかと頼まれることがありませんか。いわゆる「ともだち仕事」なんですが、知ってる人から頼まれれば助けてあげたいと思うのが人情です。通常の半額くらいでやってあげようかな。赤字にならなければやってあげるか。と思っていても、提示してくるデザイン料はたいがいが非常識なほど低いのです。「1万円払うから」とか「今度飯奢るから」とか…。これってなんでなんでしょう?僕から見るととても非常識だし失礼だと思うのですが、本当に悪気はないんですよね。なぜなのかを少し自分なりに考えてみました。

●すぐに出来ると思っている
最近は特にMacなどDTPの進化で年賀状程度であれば、素人でもそれなりのものをすぐ作れるので、そんなに時間がかからないと思っているのではないか。
>とんでもありません。完成度の高いものを製作しようとするとエスキースをしっかりとして、仕上げの調整にも時間がかかります。また適切なものを製作するために事前の打ち合せはかかせません。こんなものでいいか?と作る素人年賀状とは全く違うのです。また同じであればそんな仕事に誰もお金を払いません。

>>日本人は器用な人が多いので、ちょっと絵が描けるという人もたくさんいます。そういった辺りも低い評価につながっているような気がします。しかし、デザイナーやイラストレーターが普段、仕事で要求されているレベルは全く違ったものだと考えた方が良いです。「偉い人にはそれが分からんのですよ!」と愚痴のひとつも言いたくなります。(corvo)

●経費は殆どかからないと思っている
例えばロゴを製作するのであれば、最終的に提出するものはA4のプリントアウト一枚とCD-Rだったりします。必要経費は紙代インク代(100円)?CD-R(50円)?200円もあれば取りあえず実費はまかなえるのでは?
>最終的なものがA4のプリントアウト一枚とCD-Rだとしても、それを完成するために何枚も出力し、エスキースを重ねます。それをプリントするプリンタもPCもMOドライバも電気代も通信費も家賃もただではありません。それらを分割したものもデザイン料に含まれます。またプロとしてのスキルを得るために教育や経験、資料費なども途方もない手間がかかります。それを全部デザイン料に加算する気はないですが分割して上乗せしてしかりだと思っています。

>>人間のやることなので、初めからなんの訓練も学習もなく、いきなり出来るということは決してありません。ある水準のスキルを獲得している人は、それだけの積み上げてきたものがあります。やはり、そこに対しても評価してほしいと思うのは自然だと思います。(corvo)

結局一番問題だと思うのは、プロの仕事を期待しているのに提示するギャラは素人の値段というところだと思います。

>>今は、デザイナーやイラストレーターになりたい人が多いので、「ただでもいい」「安くてもいい」という駆け出しの方が結構いるのかもしれません。経験を積むことは良いことですが、適正でない「価格破壊」をもたらしてしまう弊害を、今一度考えるべきだと思います。アメリカなどでは、フリーランスであってもユニオン(組合)がしっかりしているので、「安すぎる」仕事は受注も発注もできない仕組みがあります。この点も弱点のひとつだと思います。(corvo)

まとまりのない文章ですみません。ここはクリエイターもたくさんみているのでよかったらご意見いただけないでしょうか。またそういうことを仕事にしていない方も外からみてデザインやイラストという「仕事」がどう見えるのか教えていただけると嬉しいです。
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結構、切実な悩みでもある。実際、友達の間だけではなくて、クライアントとの関係であっても、信じ難いほど安いギャラを提示されることもしばしばである。
社会的にデザインや絵に対するプライオリティ(優先順位)の低さが問題なのだろう。そんなに払いたくなければ、デザインもせずに、イラストもなしで作れば良いのにと思うことも多々ある。
僕も友達に甘えているところもあるので、えらそうなことは言えないのだけど、きちんと払ってほしいという気持ちがあるなら、自分もしっかり払うという意識も必要だろう。
一番つらい部分をわかっている同士なのだから、そこは綺麗にいきたいものだと思う。もっと稼がないとね!

投稿者 corvo : 2007年2月 1日 23:27