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2005年7月 8日

apato process 14

今日、金曜日は非常勤講師の日。
授業を終えた後、諸々の用事をすませて帰宅。その後からの制作である。
背中の棘のような突起を中心にディテールを詰める。

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棘を全体にはやした状態。昨日の画像と比べてもらいたい。

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頭部から首への部分。よりディテールが分かる。

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さらにディテール。首の付け根は可動範囲を確保するために、皮膚のたるみを大きくとっている。(あくまでも推測)

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腹と後肢の付け根。植物食であったアパトサウルスは、大きな消化器官をもっていたと推測される。でっぷりと太った腹。

自然界は極めてバランスのとれた経済効率の上に成り立っていると思う。それは人間が儲けるために考える経済効率ではなく、それぞれの生物が生きていく上で必要不可欠なだけの食物連鎖の効率のことである。
野生生物の体もバランスの上に成立しており、ぎりぎりの食物で維持されている。人間のように余分に食べたり、過剰に蓄えることはない。
恐竜は巨大であることから、かつての陸上の覇者ようにとらえられるが、野生生物である以上ぎりぎりのバランスの上で生存していたはずだ。アパトサウルスの巨大さも過剰なのではなく、必要にして不可欠なデザインなのだと思う。
今の人間の行為ほど生命のバランスから逸脱しているものはないのではないだろうか。

投稿者 corvo : 2005年7月 8日 23:55