STUDIO D'ARTE CORVO

STUDIO D'ARTE CORVO は小田隆の公式ウェブサイトです。
update 2018.04.01

小田 隆 驚異のIllustration展 2

個人作品として制作したものが多かったにもかかわらず、個展のタイトルに「Illustration」とあるのはなぜか、と疑問に思われた方が多かったかもしれない。僕自身、プロフィールでは画家、イラストレーターと表記しているが、ここ最近、その境界はだんだん曖昧になってきている。大雑把には、依頼があったものをイラストレーション、自発的に描いたものを絵画作品と考えていたのだが、今となってはジャンルを分けることにほとんど意味がないと考えている。

チラシにも表記されていた、プロデューサーであるI氏のコメントで、このようにIllustrationを定義してもらっている。
「Illustration(イラストレーション)という言葉には「照らす」「明るくする」を意味するラテン語lustrare(英語illuminate「照らす」と同一語源)があります。
今回は、小田氏の表現する生物の痕跡に光をあてて制作してきた作品群を総称し、Illustration(イラストレーション)という言葉で表現しました。」
美術史の上でも、19世紀末までの依頼主の存在する絵画は全てIllustration(イラストレーション)ということもできるし、印象派以降にも同じ作家の中に、依頼で描いたもの、自発的に描いたものが混在する。自発的に描いたものが、商業的に使われることもあるので、本当に自分のなかでは分けることが不可能になってしまっているのである。ただ、昨今の極めて狭い意味でのイラストレーションとして見られることは避けたかったので、タイトルをIllustrationと英語表記にしてもらったという経緯があった。

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こちらはネコのシリーズ。以前はネコの肖像画を依頼を受けてよく描いていた。最大で9頭を120号で制作したこともある。

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絵本『アパトサウルス』(ポプラ社)の中から一部の原画を展示。アパトサウルスはもっとも好きな恐竜の一つで、ディプロドクスに比べてマッシブなところが好きだ。複雑な形態の頚椎も美しい。

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豊橋市自然史博物館の新生代コーナーから2点。『鯨偶蹄目の進化』と『人類の進化』。後になってがついたのが、『鯨偶蹄目の進化』に鰭脚目のアロデスムスが入っていたこと。アロデスムスは鯨の仲間ではなく、アシカやオットセイの仲間です。

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左は『情熱大陸』のCDに同封されたポスターの原画。デザイナーの佐藤卓氏から直接依頼を受けて、2008年に発売されたものである。まだ入手可能のよう。右は2009年に油彩の制作を再開した時に描いた、天使をモチーフにした1枚。

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現在、執筆中の美術解剖学本の原画も見てもらえるようにファイリングして展示した。

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これまでに出版された一部の書籍。手にとって自由に見てもらうことができた。

ちょうど個展の最終日が、系統樹マンダラのクラウドファンディングの募集最終日と重なっていたため、系統樹マンダラの原画とポスターの展示にも力をいれていた。

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原画は全点あったのだが、とても展示するスペースがなく、ほんの一部を展示するにとどまった。将来的には、どこかで全点数を展示したいと考えている。
クラウドファンディングはおかげさまで、みなさまの支援の結果、実現できることとなり、これから45点カメを描かなくてはならないのである。

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24、25日の2日間を使ってライブドローイングを行った。お題は『ケンタウロス』。画材はいつものプロッキー。

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完成画像とディテール。いつも、もう少し線と描きこみをへらせればなあと思っている。今回はきちんとスケッチを作らずに始めたので、いきあたりばったりな部分も多かったかもしれない。

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最後に原寸大のシリーズを再び掲載。これからの数年、もっとも重要なシリーズになると考えている。次に何を描くかをまだ決めていないが、大きなものだけでなく、比較的小さな動物を描いていきたいと思っている。哺乳類だけに限っているわけではなく、現生種、化石種含めて、対象になる動物は膨大だ。ただし、僕自身が骨格を理解できているもの、取材できて良質な資料が揃うもの、というのは大前提ではある。

これだけの個展を開催することは、当分の間は難しい。原画は実際に見てらもらわないことには、本当の魅力は伝わらない。絵画のひとつの役割として、展示された空間に影響を及ぼす存在であることが、重要だと僕は考えている。それは印刷物には難しい。イメージだけが情報化されたものと、物質としてそこに存在するものの差は、思っている以上に大きい。
南港という場所であったにもかかわらず、1200名を超える方にご来場いただけた。しかし、この数はまだまだ少ない。もっと多くの人にみて欲しかった。
次の展示の機会がいつになるかわからないが、今回を超えるものにしなくてはと思っている。

小田 隆 驚異のIllustration展 1

先日まで開催していた『小田 隆 驚異のIllustration』展の会場の様子を紹介したい。
今回の展示はこの10年ほどで制作した作品が中心になっており、油彩の制作を再開した時期ともほぼ重なる。また、成安造形大学の教員となってから10年ということもあり、それまでのフリーランスのときとは一線を画した制作数、制作内容となっている。フルタイムで絵を描けない苦しさもあったが、人体描写の授業を担当することで得られた美術解剖学の知識やスキルは、今ではかけがえのないものとなっている。
展示場所となった大阪デザイン振興プラザデザインギャラリーは、363㎡と巨大な空間だったが、持ち込んだ作品の一部を展示することができなかった。動物の原寸大の油彩シリーズ、ウマ、インドサイ、ライオンを展示することができたのが、この展覧会の大きな意義の一つであった。

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廊下を歩いてくると正面には、広々としたエントランスから見えるインドサイが出迎えてくれる。これを目当てに訪れたお客さんも多かったと思うので、もっとも目立つ位置に展示をした。

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制作順はウマが最初で、ライオン、インドサイの順番となる。ウマは260 x 324cm。ライオンは162 x 260cm。インドサイは194 x 390cm。すべてほぼ原寸大で描いたものである。まだ3点しかないが、将来的には10点以上揃えて並べてみたいと考えている。

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入口入って左手からは頭骨のシリーズがずらりと並ぶ。ヤギ、スミロドン、ライオン、キリン、イノシシ、カバ、ゴリラアスラ、頭骨シリーズではないが、アジアゾウの死産胎子。

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原寸大シリーズの右手には、ゴリラ、翼を持った手や八咫烏、ウマ、トラ、ヒト、ビーバー、ワニガメなどが並ぶ。手前の棚はグッズコーナーで、広々と陳列することができた。

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今回、僕が原寸大シリーズとともに目玉として展示に力をいれたのが、人体のデッサンとクロッキーを並べることだった。

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クロッキーの総数は約7000枚。10年分のスケッチブックを全て並べて、手にとって1枚ずつ見られるように展示した。

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デッサンは残念ながらほんの一部しか展示することができなかった。

展示タイトルの冠に「日本を代表する古生物復元画家」とあったのだけど、この10年はそれほど復元画の仕事はしていなかった。豊橋や丹波といった重要で大きな案件も中にはあったが、全体としては復元画の依頼は減ってきていた。

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ここで紹介している作品も2006、2007年と比較的古いものが中心である。

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こちらの壁は2008年以降と新しいが、さほど数は多くない。
まだ紹介しきれていない作品も多く、展覧会についてもあまり説明できていないので、続きをまた書こうと思う。(続く)




小田 隆 展 〜命の痕跡3〜無事終了

5月1日まで大阪イロリムラで開催していた個展が無事終了した。インドサイの油彩を現場で描くという試みも含め、大作をゆったり展示することができた。
床面積自体は広くないが、天井が高く気持ちの良い空間である。

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展示会場の入り口。

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入って正面にインドサイの油彩が鎮座する。

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ディテール。28日の公開制作ではおもに肩の部分を描き込んだ。

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30日の公開制作では、主に腹部を中心に描いた。肋骨の浮き上がりを意識しつつ、草食動物特有のでっぷりとした量感を描こうとしている。完成まで至ることはできなかった。

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昨年の展示から少し加筆したライオンの油彩と、新作であるライオンの頭骨と頚椎を描いた作品。

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小品たち。

今回でイロリムラでの展示は3回目になるが、おそらく来年も同じ時期に開催する予定である。完成したインドサイを展示し、原寸大シリーズの新作がメインの作品となるだろう。インドサイの次に何を描くかはまだ決めていない。
ご来場いただいたたくさんの皆様ありがとうございました。

小田 隆 展 〜命の痕跡3〜

ここでの告知が遅くなってしまったが、本日から『小田 隆 展 〜命の痕跡3〜』がイロリムラで始まりました。

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28日と30日には、インドサイの制作の続きをライブで描きます。F120号を3枚つなげたサイズで、縦194cm、幅399cmあります。素材はキャンバスに油彩。

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新作のライオンの頭骨と頚椎。昨年も展示したライオンの油彩だが、少し加筆をして再展示。

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スミロドンの頭骨とインドサイの油彩のためのエスキース。

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少しですが、小品も展示販売しています。

会期:2017年4月26日(水)〜5月1日(月) 12:00〜20:00(最終日18:00まで)
会場:ギャラリーイロリムラ89α
〒530-0016 大阪府大阪市北区中崎1-4-15
Tel : 06-6376-0593
地下鉄谷町線中崎町駅1番出口から徒歩1分
阪急梅田駅から徒歩約15分



個展『生命の宿りしものたち』

ギリギリの告知となってしまったが、9日11時から個展『生命の宿りしものたち』が、岐阜市のギャラリーいまじんでスタートする。8日の午後から搬入設営を終えて、無事にオープンを迎えられそうである。

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『命の宿りしものたち』


絵を描くモチーフを選ぶとき、いつも生物に行き着く。これまで仕事で多くの古生物の復元画を描いてきたこともあり、博物館や研究者と接する機会にも恵まれ、生物や骨格標本に接することが日常となっている。


子供のときから、テレビで動物番組やドキュメンタリーを見ることが好きだったが、あまり絵の対象になることはなかった。ロボット物に代表されるメカばかりを描いている子供時代だった。生物をモチーフにするきっかけとなったのは、美術解剖学に触れたことが大きかった。生物の体の仕組みを知るほどに、人間の手では作り得ない精緻な構造に魅了されていった。


美術解剖学では骨学と筋学を主に扱うが、特に骨学は化石しか証拠が残らない古生物の復元とも親和性が高い。生きた生物を見たり触れたりするときも、脊椎動物に限るが、体内にある骨格を推測し探るように見る癖がついてしまっている。その生物の骨格を見ずに、知らずに描くことは極めて難しい。骨格はプロポーションの源であり、関節の位置を理解することは、動きも含めて正確にその生物の姿を表現することの助けとなる。


例え、骨格や剥製や化石となったとしても、そこにはかつて命が宿っていたことに変わりはない。常にそのことに思いを巡らし、動かなくなってしまった標本を手に取りながら、そこに存在した命を表現したいと手を動かす。その技法は、鉛筆、チャコールペンシル、アクリル、油彩と多岐にわたる。


様々な技法で描かれた、様々な生物たちの絵画を、ご高覧いただければ幸いです。

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旧作から新作まで、幅広い年代の作品が並んだ。


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原寸大のライオンの油彩は、背景に少し手を加えての展示。


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新作の大型ネコたち。作品サイズは小ぶり。

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小品たち。10800円からとお手頃価格。

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昆虫のシリーズは今回2点しか作れなかったが、今後は数を増やしていきたい。

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入り口ではおなじみのキリン頭骨がお出迎え。正直、早く売れて欲しい。大きくて、それなりの価格なので難しいのはわかるが、作家が長く持っているのは良いことではない。

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ギャラリーからのリクエストで、珍しくDMを2パターン作ることになった。インドサイとライオンの2種類があります。

本当にこれは理想ではあるが、手元には自分の作品が残らないほうがよい。作品が手を離れてお金に変わってくれれば、それだけ次の仕事をすることができる。新作といっても、完成した途端にそれは過去のものとなるので、過去作品が並ぶギャラリーにずっといるというのは、それなりに苦痛を伴うものである。明日と最終日は会場に詰めているが、できる限り早く仕事場に戻って、様々な仕事を進めたいというのが正直なところである。
とはいえ、ご高覧いただければ幸いです。

第2回神保町ヴンダーカンマー

自然と人工物が織りなす奇跡 現代版「驚異の部屋」

2016年夏のテーマは「混沌」。自然に魅せられ、造形美を追究した作品を精力的に生み出している、いま活躍中の20組のクリエイターと研究者が神保町に集まり、コレクション・作品・グッズを並べて皆様をお迎えいたします。
自然物と人工物が織りなす、真夏のアートイベントをお楽しみください。

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昨年に引き続き、今年も開催します、第2回『神保町ヴンダーカンマー』。会場も昨年と同じく、奥野かるた店2階ギャラリー。
開催日は少し早まって、7月23日(土)から8月21日(日)まで。
休廊日:8月13日(土)、14日(日)、15日(月)
作家在廊日:7月23日(土)、24日(日)/8月20日(土)、21日(日)
時間:7月23日(土)=12:00ー20:00/7月24日ー8月21日 月ー土=12:00ー18:00 日、祝、祭=12:00ー17:00
主催:小田 隆(STUDIO D'ARTE CORVO)/株式会社キウイラボ
会場協力:奥野かるた店

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出展者
いわたまいこ(切り絵作家)
荻野慎諧(古生物学者)
小田 隆(画家、イラストレーター、STUDIO D'ARTE CORVO
科学バー(株式会社キウイラボ
かめおかとうか(イラストレーター)
黒沼真由美(美術家)
五箇公一(侵入生物専門家)
佐竹敦司(かえるの骨、とりの骨、サラリーマン)
島野智之(ダニ学者、法政大学教授)
成安造形大学マイクロアクアリウムプロジェクト
sowaca(アクセサリー作家)
traveling museum 博物倶楽部(サイエンスワークショップ)
はくラボ(認定NPO法人大阪自然史センター
ひこばえ団(成安造形大学小田ゼミ)
久 正人(漫画家)
藤田芙美(革小物hiyoco)
浜口とり(剥製製作・たまご収集家)
公益財団法人目黒寄生虫館
六甲昆虫館(昆虫標本・標本箱)
La Mahina(がまぐち作家)

昨年から大幅に出展者が増え、そのバリエーションも豊富となり、まさに「混沌」といった様相です。当日になってみないと、どんな空間になるのか予測もつきません。

ワークショップ・実演スケジュール
7月23日(土)13:00ー/24日(日)12:00ー サナダムシ編み実演(黒沼)
7月30日(土)/31日(日) 水滴顕微鏡作り(博物倶楽部)
8月6日(土)13:00ー、16:00ー アクセサリー作り(sowaca
8月20日(土)13:00ー サナダムシ編み実演(黒沼) 14:00ー 曼荼羅&ダニ缶バッジづくり(はくラボ・浜口)
8月21日(日)12:00ー サナダムシ編み実演(黒沼) 12:00ー 曼荼羅&ダニ缶バッジづくり(はくラボ・浜口)

会場にはライオンの原寸大油彩も展示予定です。
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関東での展示は初です。
皆様、真夏の神保町でお待ちしております。


小田 隆 展 〜生命の痕跡2〜

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本日から『小田 隆 展 〜生命の痕跡2〜』が大阪市北区中崎町のイロリムラで始まります。
昨年に続き2回目の開催。実は前年も今年も、急にキャンセルになった展覧会のための代打で、満足な準備期間もないままの開催となってしまった。しかし、すくなくとも1点は新作を準備したいと思い、ライオンの原寸大油彩を制作し、なんとか会期に間に合わせることができた。

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原寸大で描いた油彩は、できるだけ低い位置に展示し、その大きさを実感してもらえればと思う。

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奥の壁に貼った無地のキャンバスは、15日(日)に行うライブドローイングのためのもの。スミロドンの全身を線画で描く予定である。カットが下手で、キャンバスの上辺が傾いているのはご愛嬌。

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いくつか小品も展示。14、15日に限りグッズの販売も行う予定で考えている。

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左側はトラの頭骨をモチーフにした作品。右側は久しぶりに『アケボノゾウの群れ』を引っ張り出してきた。ライオンの油彩と画材の違いを比較していただければと思う。

15日にはライブドローイングと同時に、ワークショップも開催します。系統樹マンダラに登場する動物や鳥たちに、色鉛筆で色を塗って缶バッジを作ります。材料がなくなり次第、終了します。参加費500円。

僕の展示会場は写真撮影自由です。SNSへも気軽にアップしてください。大阪梅田から徒歩圏内にあるイロリムラへ、多くの方にご来場いただけると幸いです。(ただし、慣れないとものすごく迷います)


骨のあるアート展Ⅱ

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お知らせがギリギリになってしまったが、明日2月24日(水)〜3月1日(火)まで開催されるグループ展に参加することになった。
『骨のあるアート』展Ⅱ
会期:2016年2月24日(水)〜3月1日(火)
営業時間:10時30分〜20時(最終日は18時まで)
会場:伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリー
160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1 電話03-3352-1111大代表

今回、準備した新作は4点。相変わらず、かなりギリギリの納品となった。

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『The unknown skull 16-1』アルシュ紙にチャコールペンシル、アクリル

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六甲昆虫館の標本箱に額装した。扉を開け閉めすることができる。

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久しぶりに制作した銀筆の作品。『Cat skull 16-01』銀筆用紙に銀筆、アクリル、胡粉

こちらはデッサン作品。

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『Cat skull 16-02』紙に鉛筆。

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『Cat skull 16-03』紙に鉛筆。

他にも旧作である『Hippopotamus skull』や『Cat skull』を展示販売します。
多くの皆様にご来場いただけると幸いです。


神保町ヴンダーカンマー無事終了

8月8日から始まった神保町ヴンダーカンマーが、8月31日をもって無事終了した。特に出展者のそろった8日、9日の来場者数は多く、常に会場には活気があふれている状況だった。人数をカウントしなかったことが悔やまれる。ざっとした印象だが、おそらく4,500名ほどだったのではないだろうか。10日以降も委託販売の形をとり、一部、売り切れる商品も出るほどで、イベントとしては大成功だったと言えるだろう。

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8月30日の会場の様子。最後の日曜日ということで会場に詰めていた。落ち着いた空気の流れる良い雰囲気の1日だった。

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とりちゃんこと浜口美幸さんのヒヨコとウズラの剥製たち。良い出来でたくさんの人に注目してもらえたのだが、あまり販売に結びつかなかったことが今後の課題として残ってしまった。昨年の博物ふぇすてぃばる!では完売の実績があっただけに、今回のイベントの改善点として検討していかなくてはならない。

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大阪市立自然史博物館ミュージアムショップは、途中、追加納品するなど売り上げも好調だった。オリジナルグッズを多数開発している希有な博物館系ミュージアムショップのひとつだ。

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科学バーの新作系統樹マンダラポスターも売り上げ好調だった。来年も新作を準備する予定があり、今後数年はこのポスターの制作に関わっていくことになっている。現在、池袋のジュンク堂でも原画展とともに、マンダラポスターの販売を行っている。

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ポストカードの販売はこの什器に助けられたかもしれない。とても見やすくかっこ良く展示することができた。
一応、最初から狙っていたとはいえ、予想以上にうまくいった展示設営のひとつだった。
来年、同様のイベントを開催できるかどうかは決まっていないが、できる限り実現したいと考えている。今回も多くの反省すべき点があり、改善する点も上がってきている。僕一人の力で実現できたことでもないし、今後もそういったことはない。出展者の自主性と関係各位の協力によって成り立っているイベントである。

さて、つぎは12月のいきもにあが控えている。後期の授業も始まるし、忙しい日々はまだまだ終りそうにない。

神保町ヴンダーカンマー、8日・9日

先週末は神保町ヴンダーカンマーのオープンと会場に滞在するため、東京を往復してきた。今回は往きも帰りもドライバーが3人いて、かなり楽ではあったのだけど厳しいスケジュールの中での、搬入、展示設営、オープンだった。

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会場である奥野かるた店には什器がそろっているので、対して荷物はないだろうと思っていたらこの有様。ハイエースがほぼいっぱいになってしまった。大きな作品も何点も持っていたのと、後席を確保するために荷室がせまくなったのが原因でもある。

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会場設営はオープン前日の7日に。久君(久 正人)の描き下ろし古生物イラストレーション、とりちゃん(浜口美幸)作のひよこ剥製。

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チベタンヤギスカルの原画などと一緒に、トートバッグ、Tシャツの新作が並ぶ。

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レース編みで現代美術作品を制作する作家・黒沼真由美さんんのコーナー。手刷りで作られたシルクスクリーンのTシャツ、トートバッグが美しい。

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缶バッジも豊富に揃えました。棚の上にみえるのは荻野君(荻野慎諧)が3DCGを作り、3Dプリンター出力した骨格たち。
ティラノサウルス、トリケラトプス、ピxxxx。

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オープンに合わせて製作された、系統樹マンダラの新作。科学バーコーナー。

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全てをポストカードにすることはできなかったが、全24種を準備。一番任期はダントツでハシビロコウだった。

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大阪市立自然史博物館ミュージアムショップコーナー。初期からグッズまで様々な商品を扱う。厳選されたそのラインナップは、見ているだけでもとても楽しい。

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成安造形大学、日大芸術学部の小田ゼミ生合同によるひこばえ団コーナー。学生たちがつくったグッズたち。

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縦長の油彩や床におかれた作品は2日間限定の展示だったが、壁にかけられた『アジアゾウの死産胎子』は会期まで展示されます。

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おかげさまで2日間ともに大変にぎわった館内。昨年の博物ふぇすでは商品とお金の交換にだけ忙殺されるような状況だったが、今回はゆっくりと来場者とも話ができたことがとてもよかった。イベントをやる以上、きちんとプレゼンテーションができるかどうかは、重要なポイントである。ただ商品を売るだけなら、わざわざこんなことをする必要はない。

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たまたまなんだけど「小さな力『神保町ヴンダーカンマー』」。ポスターを貼ったときの思いつき。

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神保町駅に掲示されている奥野かるた店の看板。駅から近いです。

本当に多くの方にご来場いただき、商品もたくさん買っていただけました。いまも継続して展示と委託販売を行っており、連日たくさんの来場者があるということを聞いています。暑い中、足をお運びいただき感謝しております。
来年どういった形でできるかどうかわかりませんが、さらに充実したものにしたいと考えています。
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