STUDIO D'ARTE CORVO

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update 2020.05.10

神保町ヴンダーカンマー無事終了

8月8日から始まった神保町ヴンダーカンマーが、8月31日をもって無事終了した。特に出展者のそろった8日、9日の来場者数は多く、常に会場には活気があふれている状況だった。人数をカウントしなかったことが悔やまれる。ざっとした印象だが、おそらく4,500名ほどだったのではないだろうか。10日以降も委託販売の形をとり、一部、売り切れる商品も出るほどで、イベントとしては大成功だったと言えるだろう。

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8月30日の会場の様子。最後の日曜日ということで会場に詰めていた。落ち着いた空気の流れる良い雰囲気の1日だった。

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とりちゃんこと浜口美幸さんのヒヨコとウズラの剥製たち。良い出来でたくさんの人に注目してもらえたのだが、あまり販売に結びつかなかったことが今後の課題として残ってしまった。昨年の博物ふぇすてぃばる!では完売の実績があっただけに、今回のイベントの改善点として検討していかなくてはならない。

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大阪市立自然史博物館ミュージアムショップは、途中、追加納品するなど売り上げも好調だった。オリジナルグッズを多数開発している希有な博物館系ミュージアムショップのひとつだ。

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科学バーの新作系統樹マンダラポスターも売り上げ好調だった。来年も新作を準備する予定があり、今後数年はこのポスターの制作に関わっていくことになっている。現在、池袋のジュンク堂でも原画展とともに、マンダラポスターの販売を行っている。

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ポストカードの販売はこの什器に助けられたかもしれない。とても見やすくかっこ良く展示することができた。
一応、最初から狙っていたとはいえ、予想以上にうまくいった展示設営のひとつだった。
来年、同様のイベントを開催できるかどうかは決まっていないが、できる限り実現したいと考えている。今回も多くの反省すべき点があり、改善する点も上がってきている。僕一人の力で実現できたことでもないし、今後もそういったことはない。出展者の自主性と関係各位の協力によって成り立っているイベントである。

さて、つぎは12月のいきもにあが控えている。後期の授業も始まるし、忙しい日々はまだまだ終りそうにない。

神保町ヴンダーカンマー、8日・9日

先週末は神保町ヴンダーカンマーのオープンと会場に滞在するため、東京を往復してきた。今回は往きも帰りもドライバーが3人いて、かなり楽ではあったのだけど厳しいスケジュールの中での、搬入、展示設営、オープンだった。

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会場である奥野かるた店には什器がそろっているので、対して荷物はないだろうと思っていたらこの有様。ハイエースがほぼいっぱいになってしまった。大きな作品も何点も持っていたのと、後席を確保するために荷室がせまくなったのが原因でもある。

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会場設営はオープン前日の7日に。久君(久 正人)の描き下ろし古生物イラストレーション、とりちゃん(浜口美幸)作のひよこ剥製。

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チベタンヤギスカルの原画などと一緒に、トートバッグ、Tシャツの新作が並ぶ。

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レース編みで現代美術作品を制作する作家・黒沼真由美さんんのコーナー。手刷りで作られたシルクスクリーンのTシャツ、トートバッグが美しい。

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缶バッジも豊富に揃えました。棚の上にみえるのは荻野君(荻野慎諧)が3DCGを作り、3Dプリンター出力した骨格たち。
ティラノサウルス、トリケラトプス、ピxxxx。

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オープンに合わせて製作された、系統樹マンダラの新作。科学バーコーナー。

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全てをポストカードにすることはできなかったが、全24種を準備。一番任期はダントツでハシビロコウだった。

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大阪市立自然史博物館ミュージアムショップコーナー。初期からグッズまで様々な商品を扱う。厳選されたそのラインナップは、見ているだけでもとても楽しい。

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成安造形大学、日大芸術学部の小田ゼミ生合同によるひこばえ団コーナー。学生たちがつくったグッズたち。

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縦長の油彩や床におかれた作品は2日間限定の展示だったが、壁にかけられた『アジアゾウの死産胎子』は会期まで展示されます。

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おかげさまで2日間ともに大変にぎわった館内。昨年の博物ふぇすでは商品とお金の交換にだけ忙殺されるような状況だったが、今回はゆっくりと来場者とも話ができたことがとてもよかった。イベントをやる以上、きちんとプレゼンテーションができるかどうかは、重要なポイントである。ただ商品を売るだけなら、わざわざこんなことをする必要はない。

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たまたまなんだけど「小さな力『神保町ヴンダーカンマー』」。ポスターを貼ったときの思いつき。

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神保町駅に掲示されている奥野かるた店の看板。駅から近いです。

本当に多くの方にご来場いただき、商品もたくさん買っていただけました。いまも継続して展示と委託販売を行っており、連日たくさんの来場者があるということを聞いています。暑い中、足をお運びいただき感謝しております。
来年どういった形でできるかどうかわかりませんが、さらに充実したものにしたいと考えています。

神保町ヴンダーカンマー

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博物館ができる前、貴族や文人、学者などが、自分の興味のままに珍しい自然物や人工物、模造、捏造された架空の動物の一部などの珍品を集めた部屋が数多く作られました
博物学が発展する前の、極めて個人的に作られた、系統だっていないコレクションではありましたが、人間の持つ純粋な興味、収集欲を満たし、かつ美しく陳列された空間は今でも十分に魅力的です。そんなヴンダーカンマーに現代の私たちがどれだけ近づけるか?
そして、蒐集という形ではなく、グッズ制作、様々な表現などをとおしてどれだけ楽しい空間を作ることが出来るか
歴史ある「奥野かるた店」という会場を使って「驚異の部屋」と呼べるような空間を実現できるか?博物学として整理される以前の、ただ美しいから、ただ珍しいから、ただ面白いから、そんな人間の興味だけを反映したコレクション、グッズ、表現物、そして、今だから出来る学術的なアプローチが混在する雑多なイベントにすることを目指します。

                                     2015年8月 小田 隆

会期:8月8日(土)〜8月31日(月)*15、16日休業
時間:8日/11:00~20:00 9日/12:00~17:00
10日〜31日/月~土 11:00~18:00 日・祝・祭 12:00~17:00
会場:奥野かるた店2階ギャラリー
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-26  
TEL:03-3264-8031 FAX:03-3230-1512
     ●東京メトロ・都営地下鉄「神保町」A4出口より左折して白山通り沿いを徒歩3分
     ●JR中央・総武線「水道橋」東口より、右折して白山通り沿いを徒歩7分

【出展者】
小田 隆(画家・イラストレーター、STUDIO D'ARTE CORVO)
科学バー(株式会社キウイラボ)
大阪市立自然史博物館ミュージアムショップ
ひこばえ団(小田ゼミ成安造形大学、日大芸術学部)
横山 隼(シルバーアクセサリー、RC GEAR
黒沼 真由美(美術家)
浜口 美幸(なにわホネホネ団
久 正人(漫画家)
島野 智之(ダニマニア、法政大学教授)
野中 健一(地理学者、立教大学教授)

【主催】
小田 隆(STUDIO D'ARTE CORVO
株式会社キウイラボ
【会場協力】
奥野かるた店


グッズ制作

神保町ヴンダーカンマーに向けてグッズ制作をようやく始めた。今回もシルクスクリーンを中心にトートバッグ、Tシャツへと展開していく予定。

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チベタンヤギスカル。

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オオカミとウマ。ロゴも少し新しくした(ほんのちょっと変えただけだけど)。

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ウマトートバッグ、スカイグレイとオーガニックブラウンの2色展開。オーガニックブラウンは生産中止ということで、今回が最後かもしれない。

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オオカミトートバッグ。こちらもスカイグレイとオーガニックブラウン。どちらもLサイズで3000円。

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チベタンヤギスカルジップトートバッグ。布の厚みが14.3ozあり、織もざっくりしているので刷るのがかなり難しい。5個限定。

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土曜日に完成した全て。これだけでへとへとになってしまった。さらにティラノサウルスも加えて、Tシャツも作っていく予定。週末にしか作業ができず、その週末にも多く予定が入っているので、綱渡りのようなスケジュールだ。

神保町ヴンダーカンマー(仮称)

2015年8月、予定していた博物ふぇすてぃばる!に出展出来なくなったため、新たな場所を求めて小さいイベントを企画しました。まだ詳細を詰めなくてはいけないですが、現状、決まっていることをお知らせします。

イベントタイトル『神保町ヴンダーカンマー』(仮称)

日時 2015年8月8日(土) 11:00〜20:00
                    8月9日(日) 12:00〜17:00

場所 奥野かるた店 2階ギャラリー 101-0051 東京都千代田区神田神保町2-26

出展責任者 小田 隆(STUDIO D'ARTE CORVO
      畠山泰英(株式会社キウイラボ

Wikipediaには『驚異の部屋(きょういのへや)は、15世紀から18世紀にかけてヨーロッパで作られていた、様々な珍品を集めた博物陳列室である。』とあります。博物館が出来る前、貴族や文人、学者などが、自分の興味のままに珍しい自然物や人工物、模造された架空の動物の一部などの珍品を集めた部屋が数多く作られました。博物学が発展する前の、ごく個人的に作られた、系統だっていないコレクションではありましたが、人間の持つ純粋な興味、収集欲を満たし、かつ美しく陳列された空間は今でも十分に魅力的です。
そんなヴンダーカンマーに現代の私たちがどれだけ近づけるか?そして、収集という形ではなく、グッズ製作、表現などをとおしてどれだけ楽しい空間を作ることが出来るか?歴史ある「奥野かるた店」という会場を使って「驚異の部屋」と呼べるような空間を実現できるか?
博物学として整理される以前の、ただ美しいから、ただ珍しいから、ただ面白いから、そんな人間の興味だけを反映したコレクション、グッズ、表現物、そして、今だから出来る学術的なアプローチが混在する雑多なイベントにすることを目指します。また、参加者の秘蔵コレクションの展示、制作物の展示及び販売を通して、
神保町から新たなヴンダーカンマーの提案を始める、第一歩としたいと考えています。

カッコウの修正

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昨日アップしたカッコウの原画。友人から脚の角度がおかしいという指摘を受けた。改めて見てみると確かにおかしい。鳥は踵を下げることで指が曲がり、がっちっりと枝などをつかむ事が出来る構造になっている。しかし、この絵では中足骨の角度が立っていて、踵があがっている状態である。これでは木にとまっている姿勢としては不自然だ。やはり質の悪い剥製を資料にしたことと、僕の不注意が原因である。

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修正したカッコウはこちら。腹部のラインもふくらませて尾羽も少し伸ばした。こういった指摘をしてくれる友人がいるというのは、とてもありがたいことである。

系統樹マンダラポスター『鳥編』原画制作中

ここのところ毎日コンスタントに制作を続けている鳥のペン画。現在、14種が完成している。制作時間は60分から120分。この企画の監修者である長谷川政美先生が撮影した写真を資料に描いている。

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制作途中のカッショクペリカン。あたりの線はおおよそこんな感じで、鉛筆での作業はおよそ5分ほど。その後、丸ペンでペン入れを進めていく。この写真の段階で、あたりからペン入れまで30分ほど。

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完成したカッショクペリカン。制作時間120分。実際に使用されるサイズはあまり大きくないので、それほど細密には描いていないが、種の特徴の描き分けはきちんとしなくてはいけない。
残りは30種ほど。理想的には今月中に全てを描き上げたいが、授業が始まるとペースが一気に落ちるので、なんとか今週末までにまとまった数を描いておきたい。


系統樹マンダラポスター『鳥編』制作スタート

ようやく重い腰を上げて、というかもうあまり日にちがないので、昨年の系統樹マンダラポスター『真獣類編』に続き、『鳥編』のスタートを切った。鳥ということで恐竜も含む壮大なないようだが、描く種は50種ほどである。美しさと実用性を兼ね備えたポスターを目指す。版元はキウイラボ。今回もB5サイズのイラストレーションボードに丸ペンでの制作となる。大体、2枚描くと丸ペンがだめになるので、それなりにコストがかかる。修正ペンはほとんど使わない。

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手始めに描きやすいものから、ハシブトガラス。資料とする写真は、監修者である長谷川政美先生が全て撮影したものだ。
8月8、9日の神保町のイベントはこの『鳥編』の完成記念発表の場でもあるのだ。締め切りを破るわけにはいかない重要なプロジェクトである。

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