STUDIO D'ARTE CORVO

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update 2020.05.10

フェバリットコレクションの商品開発

9月3日から6日まで中国にいっていた。フェバリットコレクションで開発中の、スケルトンモデルの造形監修をするためである。
今回のモデルはプテラノドン。約1/20の縮尺なのだが、それぞれの骨格は極めて細い。中国人造型士の器用さなくしては実現できない。僕は修正するたびに、どこかを壊してしまった。

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直接、手で触るともろく変形するので、ツールを使って支えながら繊細に修正を加えていく。

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出来上がったパーツを組み上げたところ。翼開長は約45cmほど。とにかく細い。
まだ解決しなくてはいけないことが多く、商品化に時期はまだ決まっていないのだが、近々にその辺りの情報も教らせできると思います。

約1年ぶりの中国だったが、町には電動のスクーターが数多く走っていた。

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おそらくダウンチューブの部分にバッテリーが積まれているのだろう。電動アシストではなく、モーターで走る原動機付き自転車のよう。免許が必要かどうかなのかも定かではない。誰もヘルメットをかぶらずに公道を走っている。いまだに中国の交通の流れは読めない。ギリギリまで何をしようとしてくるか分からないし、幹線道路の中央分離帯付近に歩行者がいたりするし、スクーターも平気で逆走してくる。
結果として交通の流れは遅い。誰も信頼できないから、怖くて飛ばすこともできないだろう。ただ、クラクションはそこかしこで鳴っている。

今回はスムーズに監修が進んだので、3日目から香港に移動。

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ホテルの窓から。ガラスが奇麗なことに、中国本土との違いがよく分かる。香港はこのままの香港であってほしい。