2010年08月30日
東京COMITIA93 東京ビッグサイト 当日
報告が遅れましたが、29日の東京COMITIA93、無事終了しました。ご来場いただいた皆様、お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました。
日曜日、この日も朝から暑かった。

5月以来の東京ビッグサイト。

会場外でいまだ準備に余念のない学生たち。夜行バスでの移動で、体力的にもけっこうきついはず。

ブースの準備。「よ05〜08」まで8ブースが成安造形大学関連で、長屋のように並んだ。なかなか壮観。

技芸チームも準備中。等身大popと出来上がったばかりの制服もブース内に展示。本当はブースの前に置きたかったのだけど、通行の邪魔になるということでNG。

こちらはトイロブース。最新の8号、9号は初お目見え。僕はトートバッグを中心に販売。

技芸ブースはこんな感じ。売り上げはちょっと苦戦。でも、注目度は高かったよう。

終盤、トイロも順調に売り上げを伸ばし、トートバッグも在庫切れになるものも出てきた。小刻みにpopを追加しながら、積極的にお客さんに声をかけていったのが良かったのかも。

浜松町で飲み会ということだったので、水上バスで移動することに。

ビッグサイトのすぐそば。

船酔いはしなかったけど、降りるとちょっとふわふわした感じがのこる。久しぶりの船は快適で楽しかった。

打ち上げは浜松町の韓国料理屋で。ブーターまん。かわいくて美味しかったです。
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2010年08月29日
東京COMITIA93 東京ビッグサイト
*東京COMITIA93終了まで、このエントリーがトップに来ます。
今週末の日曜日、東京ビッグサイト西2ホールにて東京COMITIA93が開催されます。
時間は午前11時から午後3時30分まで。
今回、成安造形大学イラストレーション領域関係で8ブースが長屋のように並びます。出展するのは、トイロ・ト・トイロ、成安漫画部、漫画ゼミ(まつむらゼミ)、MONゼミ(冊子や紙もの雑貨)、成安技芸制服再現プロジェクト、MONMON BOOKSブースです。ブースナンバーは「よ05〜08」です。
開催中は、ほぼブースに詰めていると思うので、気軽に声をかけてください。
当日暑くなると思いますが、ご来場の皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

メカトイロ。
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2010年08月18日
コミティアブース準備
コミティアのブースは事務用の長机がならぶだけである。なので、出展者は出展物が良く見えるように工夫しなくてはいけない。
そこで今回、ポストカード用の折り畳み式展示台を作ってみた。木を使ったらえらく贅沢な作りになってしまったのはご愛嬌。丈夫なので繰り返し使えるし、個展などでも活躍してくれるだろう。

幅が約45cm、奥行きは約35cmというコンパクトなもの。

折り畳むとこんな感じ。

ポストカードを展示してみたところ。塗装までしてしまった。
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2010年08月17日
トイロ・ト・トイロ9号
今月の東京コミティアでは、トイロ・ト・トイロが8号、9号と同時に発刊されるため、殺人的な暑さの中、鬼の編集長のプレッシャーに耐えながら、なんとか本日入稿することができた。ちょっと奇跡的かも。
テーマは「メカ」。

ちょっとだけ僕のページの内容をリークするとこんな感じ。相も変わらず頭骨ネタです。
後は本が出来てくるのを待つばかり。イベントが当日が、楽しみ楽しみ。
さて、後1点コミティア用にイラストを仕上げなくては。
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2010年08月11日
トイロ・ト・トイロ8号
トイロ・ト・トイロは滋賀県の美大、成安造形大学になんらかのかかわりを持ってしまった有志による、コミック&イラスト&エッセイ誌です。(公式サイトから引用)
1号からほぼ毎号参加している、大学主催の同人誌。編集長が鬼なので、締め切り間際までぐずぐず言っていても、結局描かされるはめになるのである(半分本当で、半分嘘)。
今回の8号のお題は「ペット」。8月29日(日)に東京ビッグサイトで開催されるコミティアで発売予定なので、現在急ピッチで制作中。なんとか今日、原稿を送ることが出来た。
一部を紹介するとこんな感じ。A6サイズと、とても小さな本に仕上がる予定。

ちょび。

ポー。
夜中に1点、10分から15分ぐらいで制作。イラストボードにミリペン。
とりあえず一段落。
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2010年08月01日
オープンキャンパス2日目
日曜日。オープンキャンパスも2日目。今日もじめじめと暑い一日だった。

イラストレーション領域の建物は、オープンキャンパスの受付から一番奥にあるため、今回は誘導のサインを工夫。といっても僕は何もしていないのだけど。


学生の優秀作を展示して、来校者に対してカリキュラムの解説を丁寧にしていく。僕は人体表現研究室でのクロッキー教室があるため、こちらの案内は今回もまったくやっていない。

イラコン1。数日前まで最新だったiMacが、一クラスの学生数分完備されている。もちろん、全てのパソコンにAdobeのアプリケーションが入っています。2階のイラコン2にはウィンドウズ。
今日の人体表現研究室は午後から40名を超える参加があり、熱気に包まれたクロッキー会になった。自分でも描いているということもあるのだけど、大勢を相手にすると大きなエネルギーが必要になる。
卒業生が遊びに来てくれて、クロッキー会に参加してくれた。こういったことは、とても嬉しい。仕事上の苦労も悩みも多いみたいだけど、少しでも母校でリラックスしてもらえれば嬉しいです。
その卒業生と、久しぶりにキャッチボール。肩は問題ないのだけど、上腕の筋肉が落ちていて、ボールをリリースする時に痛みが走る。結局、全力で投げることは出来なかったけど、久しぶりに気持ちのよい汗をかいた。
夜は失ったエネルギーを補充するために、卒業生とともに焼き肉へ。
二人でお腹いっぱい食べて、身も心も充実した1日だったのでした。
2010年07月31日
今日と明日はオープンキャンパス
いまだ夏休みに入れず、大学業務のまっただ中である。
週末だというのに、オープンキャンパス。
デジカメを大学に置いてきてしまったので、写真のアップはまた後日に。
今回もヌードクロッキーの体験授業開催しています。男性ヌードです。
2010年07月30日
4年絵画系ゼミ展 8分の7~いちになったら さよならだ~ 2nd
今日は朝から教授会。予定を大幅に超えて、長い長い会議だった。
朝、食事をとらずに行ってしまったため、昼過ぎまで何も口にすることができなかったのは辛かった。
午後からすこしトートバッグの在庫を制作。
夕方からは京都まで絵画系ゼミ展後期を見に行ってきた。今週はいくぶん涼しくなったとはいえ、京都は夕方になってもかなり蒸し暑い。

会場はこんな感じ。
ちょうど同時に開催していた、他のゼミの雑貨模擬店も見てきた。

こちらは柳小路。
2010年07月29日
合評週間 2
昨日に続いて合評。

今日の合評風景。授業を受けている学生が24名いるので、6名ずつ4つのグループに分かれて進めていった。
今回もまず学生にコメントしてもらい、僕、同僚の先生の順番。昨日に負けず劣らず力作の揃った合評だった。やはり途中で投げやりになったり、諦めたりしてしまった作品がなかったことが大きい。
夜、学生と少し立ち話をしたのだけど、僕の合評が優しかったことが学生の間で話題になっていたらしい。教室がざわついたとも。そんないつも怒っているわけではないです。良い作品が並べば、おのずと嬉しくもなる。
DVDを購入をしたのがきっかけで、最近ガンダムUCを読み始めているのだけど、物語の舞台である宇宙世紀に携帯電話が普及していない理由に眼から鱗だった。その理由とは、ミノフスキー粒子の散布によって電波が通りづらいから。そりゃそうだ。
いや、合評とはまったく関係ない話題でした。
2010年07月28日
合評週間 1
先週からいくつかの合評は始まっているが、本格的な合評週間は今週から。課題の追い込みに学生たちは追われている。

合評風景。学生に最初にコメントしてもらい、身振り手振りをまじえながら進めていく。

成安造形大学に赴任してから今年で3年目になる。手前みそではあるが、確実にカリキュラムの内容は良くなってきている。初年度の学生には申し訳ないほど。でも、これは仕方がない。
明日も同じ内容の授業の別クラスの合評を行うが、学生の作品の質も高くなってきていると感じている。一番、感心したのは、途中で投げやりになってしまったり、あきらめてしまったようなデッサンがひとつもなかったことだ。技術や表現に差があっても、最後まで手を抜かずに画面に立ち向かっている姿勢が感じられる。昨年までは、ごく少数ではあるが、中途半端なものが見受けられた。さらにカリキュラムをブラッシュアップしながら、より良い内容にしていきたい。
今日、ゼミ生のひとりから報告があって、希望の就職先に内定がきまったという。本人は今までに見たことがないほどの笑顔だったのだけど、僕自身もこれほど嬉しいものとは思わなかった。指導教官としてほとんど何もしてないのだけどね。これで卒展まで制作に集中できる環境が整った。
夜、同僚の先生が作業している版画工房へ遊びに行ったら、初めて会う洋画の学生に「先生のトートバッグ買いました。ありがとうございました」と声をかけられた。僕のヤタガラストートバッグを購入してくれたらしい。なのにお礼を言われるとは。お礼を言わなくてはいけないのは僕の方なので、とても恐縮してしまった。
ここ数日の中ではいくぶん涼しい1日だった。夜になって雨も降り、少し過ごしやすくなってきた。このまま少し落ち着いてくれれば。
2010年07月26日
また集中管理に
今日は合評も授業もない日だったので、昼過ぎに大学へ。研究室に入って空調をつけると、なぜか温度設定ができない。ふたたび集中管理に戻ってしまった。運転切換えもできないので、ドライにすることもできない。
ああ、短いユートピアだった。
集中管理が外れたときに同僚の先生が言った、「成安に来てこんなに嬉しかったことはない。」という言葉が忘れられない。
この猛暑、生き延びることができるか!?
2010年07月22日
『トトコレ!』展、本日無事終了
シルクスクリーンでオリジナルカットをプリントしたトートバッグ展が、本日無事終了した。総計72点が売れて、学内の企画としては上々の結果だった。といっても僕は企画者でも発案者でもないけど。
企画した同僚の先生に誘われて、よく分からないままに参加したような展示だったのだけど、僕としても面白い経験ができて有意義だった。シルクスクリーンも初めて、商品としてのトートバッグを作ったのも初めて、とりあえず売れるかどうかも分からずに、自分が作りたいもの、欲しいものを並べてみた。特にSkullなんて、僕の趣味全開の一品である。
売り上げは次の通り。
ヤタガラストートバッグ 1000円×5個=5000円
スカルトートバッグ 700円×2個=1400円
B級品(刷りミス等) 300円×9個=2700円
合計 9100円
やはりスカルの売り上げは低かったか。
でも、予想以上に売れて嬉しい結果だった。
これからはさらにバリエーションを増やして、東京などのイベントでも販売していきます。
琵琶湖ビュー大学ビアガーデン
猛暑が続く琵琶湖湖畔。先日の合評終了後、早く終わったらビールを飲もうと同僚の先生と話をしていたのに、すっかり時間がなくなってしまって実現できず。そのリベンジのために、昨日急きょ大学内にビアガーデンをオープン!といってもわずかなスペースで勝手に飲んでいただけ。
もちろん比叡山からほどではないが、高台に立つ成安造形大学からも琵琶湖の一部が美しく眺望できるポイントがある。それが大階段。
写真を撮るのをすっかり忘れてしまった。ビールを楽しめればいいや、ぐらいに思っていたら学生が次々集まってきて、結局お酒作りに追われることに。七輪も出動して、魚のみりん干し、子持ちシシャモ、鳥肉、フランクフルトなど、ちょっとした居酒屋のような様相だった。
夜になってもほとんど気温は下がらず、汗をかきながらの即席ビアガーデンだったけど、十分楽しむことができました。
余談。まったく関係のない話なのだけど、ガンダムUCを読んでいて「ラプラス」の文字を見るたびに「ラブプラス」と読んでしまって困っています。
2010年07月21日
今期、初合評
Hiroさんにも協力いただいて進めてきた、火曜日(Hiroさんの特別講義は月曜日)の夜のイラストレーション特別演習Cが、昨日の合評をもって無事終了した。

こちらは合評の様子(終了直前で半分以上の学生は帰路についた後)。総勢45名の大所帯だったため、1点だけのクロッキーで合評という少し乱暴なことになってしまったのだけど、ほとんど休憩することなく3時間半という長時間になってしまった。担当教員が3人いたというのも長引いた原因である。
1点だけということで、学生たちは悩んだようだ。全体に長い時間をかけて描き込んだタイプのものが多かったが、外部からの観察と、内部からの美術解剖学の知識がリンクしているクロッキーはまだまだ少ない。
本当なら1年通して、さらに何年も履修できるカリキュラムがあればいいのだけど、現状ではこれが精いっぱい。
Hiroさんも、僕も身体ひとつなので無理です。長期的には、モデル、指導者の育成まで考えていかないと、理想的な教育体制は作れないだろう。最低でも10年先ぐらいを見ていかないと。
できれば今の学生のなかから、指導的立場に立つ人間が出てきてほしいなあ。
2010年07月19日
成安造形大学イラストレーション領域4回生ゼミ展スタート!
うだるような暑さの海の日。いよいよ『4年絵画系ゼミ展 8分の7~いちになったら さよならだ~』がスタート。この夏、京都でゼミ展が続きます。
昨日は搬入、展示とばたばただったので、今日あらためてゆっくりと観賞してきた(実は採点も含む)。

同時代ギャラリーのエントランス。ここでは一度、個展を開催したいと思っている。

短い廊下をくぐり抜けるとギャラリーへ。




奥の小部屋に。

アートボックスを展示。一律5250円で前期展、後期展を通して販売中。

気に入った作品があれば、購入後すぐにお持ち帰りできます。
中間チェックで完成が予想出来なかった画面たちが、見事に作品として成立していた。欲を言えば、1点だけでなくいくつかの作品の中から同じぐらいの質のものを選んで出品する余裕が欲しかったが、この数日間、彼らなりに必死に手を動かしたことは想像に難くない。
この集中力を長く発揮できれば、卒業制作でも活かすことができるだろう。
ほっとしすぎることなく、上手く息抜きもして次につなげて欲しい。
2010年07月18日
関東本部から長距離移動→ゼミ展搬入
日曜日、朝から関東本部を出て、一路、関西事務所へ向かう。しかし、連休中日を甘く見ていた。首都高まではどこもがらがらだったのだけど、下りの高速道路から一気に渋滞が始まっていた。特に中央高速の渋滞が酷く、湾岸経由で東名高速で行くことにしたのだけど、東名に合流するまでに時間がかかってしまった。東名に入ってからもしばらく渋滞があって、結局わずか80kmほどの移動に3時間もかかってしまった。

ようやく一息つけた富士川SAから見た富士山。だけど、残念ながら雲の向こう。
予定では関西事務所に寄ってから、ゼミ展搬入会場に向かうことにしていたのだけど、時間がなくなってしまったので、安全策で同時代ギャラリーへ直行。
無事、余裕を持って到着することが出来たが、9時間近い運転はさすがに堪えた。搬入前からくたくたである。

搬入に集まった出品メンバーたち。

学生たちの手際があまり良くないとはいえ、2時間だけで20名を超えるグループ展の展示を行うのは無理があるかもしれない。結局、終了したのは予定を1時間超えた、午後10時。
7月19日(月)からいよいよオープン。
時間のある方、気の向いた方、ご高覧いただければ幸いです。学生に代わり、よろしくお願いいたします。
余談だけど、来る途中見た痛車。

これ、BMW M3の改造車。勇気あるなあ。
2010年07月14日
怒りに満ちた一日
火曜日はゼミ授業の日。終日、怒りに満ちた日だった。
以前にお知らせした通り、最初のゼミ展が19日(月)から始まる。搬入は18日日曜日の夜7時から。そう、もう日がないのである。実質、制作に割けられる日数は4日だ。
ほとんどの作品は出来ていて最後の仕上げを残すのみ、というのが理想的な段階である。
僕自身も月末にグループ展を控えているので、学生たちのゼミ展のスケジュールに合わせて、新作の制作をしてきた。それがこれまでもたびたび制作プロセスを紹介してきた、次の2点である。


ゾウの胎児のほうは11日に額装が完成するように、少々無理を言ってお願いし、頭骨のほうは月曜日の授業のない時間に完成させた。13日のゼミ授業に間に合わせるためだ。
授業の冒頭に、僕から学生に次のような言葉を送った。
「僕は今月末にグループ展を控えているので、ちょうど良い機会と思い、君たちのゼミ展のスケジュールに合わせて新作を制作してきました。普段は授業や会議もあり、フリーの請負仕事の締め切りにも追われ、十分に制作に時間を取ることが出来ません。それでも、少しずつ空いた時間を見つけて、制作を進めてきた結果、なんとか完成させることが出来ました。今、ここに持ってきた作品がそうです。
君たちは、僕以上に制作時間があったはずです。バイトがあると言っても、僕の大学業務の拘束時間に比べれば短いでしょう。集中して制作できる環境もそろっています。
この前期は結構多くの学生と遊んできました。朝までカラオケに付き合ったり、お酒や料理を作ってふるまったり、一緒に遊んだ学生も多いと思います。
がちがちにこもって、業務以外の時間を制作に当てていたわけではないです。
僕は単身赴任なので、遠い自宅に帰ることもあるし、東京での打ち合わせもありました。
さて、これから君たちの作品を拝見するわけですが、当然、僕よりも密度の高い制作が出来ていることでしょう。上手い、下手の問題ではありません。どれだけ時間と情熱と持てる技術を、自分の制作物に投入することができたか?そこが重要です。
さあ、見せてもらいましょうか!」
結果は最低、最悪。完成した作品を見ることはおろか、全行程の一割にも満たないようなものまで存在した。何を考えているのか。
学外で展覧会をするということは、大学の授業の延長ではない。好むと好まざるとに関わらず一人の作家として見られることを意味する。そこが決定的に意識出来ていないので、どういった展示にするのか、額装はどうするのか、具体的なイメージも出来ないのである。
これから4日で好転するとも思えないが、散々プレッシャーはかけてきたので、死ぬ気で制作してもらわないと。
夕方はある研究生に面談、というか説教。先週の木曜日、デザインフェスタの出展申込書の記入のため、聞きたいことがあったので電話をかけたところ大学の側にいるのですぐに行きます、という返答。トートバッグを作っていた時だったので、版画工房で待っている旨を伝えて電話を切ったのだけど、待てど暮せど来ない。夜10時、施錠の時間になってしまったので、しかたなくその日は帰宅した。次の日になっても連絡はなく。日曜日もそのまま。月曜日の夕方にこちらも堪忍袋の緒が切れて、メールで呼び出すことに。
ということで火曜日夕方に、研究室まで来てもらったわけであるが、結論から言うと「忘れてました」。いいね、それで済むんだ。
ゼミ授業と相まって、怒りが増幅。
その後、出かける用事にしていたのだけど、少し時間があったのでふらっと4年生の実習室を覗きに行くと、あれほど僕からプレッシャーをかけられたのに一部の学生がカードゲーム(トランプのようなもの)で遊んでいる。見た瞬間、完全に沸点を振り切り、「お前ら、ええ根性しとるのお、遊んでる余裕あるんか!」と一喝。さらに怒りが増幅。
とまあ、そんな状態で同僚の先生と映画を観に行ったのだけど、そちらはとても楽しくまた別のエントリーででも。
最後、湖西線の終電が大雨で遅れている路線の到着を待つことになって、約25分遅れでの出発になってしまった。普通ならとっくに家に着いている時間だ。最後の最後で、憤懣やる方ない一日の締めになってしまったのである。
本当に怒りに満ちた一日だった。
でも、実はいまだにその怒りはおさまっていないのである(終電の件ではないですよ)。
2010年07月13日
Hiroさんの美術解剖学特別講義2010 第三回 下肢帯編 前期最終回
昨日の夕方からの授業「美術解剖学特別講義」も前期最終回。今期ももちろんHiroさんに登場願ったが、回数を重ねるごとに効率的になっているので、昨日は下肢だけでなく重心と姿勢の変化、歩くとはどういうことか、といったところまで少しではあるが踏み込むことが出来た。

この写真は、背中の筋肉と下肢帯の筋肉のレリーフの姿勢による変化を実演してもらっているところ。背中側なので、僕が側について簡単な解説を加えた。学生たちはほぼかぶり付きで見ることができる。
しかし、どれだけ回数を重ねてきても、人体の構造を全て理解するまでには、まだまだ長い道のりがある。僕も勉強中の身。学生に教えながら学び続ける、そんな繰り返しである。
後期でも同じ授業を設定しているが、希望者全てに受けてもらうことが出来ないことが、今から予測できる。おそらく前期よりも倍率は高くなるだろう。
アンケートをとると、「授業数を増やして欲しい」とか、「もっと多くの学生が受けられるようにして欲しい」とか、逆に「少ない人数でじっくりやって欲しい」とか、でも、それは無理難題です。
僕もHiroさんも、一人ずつしかいない現状で、受け入れられる学生数は限られている。
将来的には指導者の育成も含めて、息の長い計画をたてていかないと、本当に美術解剖学が美術教育の中に根ざすことはないだろう。
後期に向けて、より良いサービスが提供できるように準備していかねば。
高校生、受験生、絵を学びたいと思っている皆さん。人体をきちんと描けるようになりたいと思ったら、成安造形大学が一番の選択肢ですよ。
2010年07月09日
『トトコレ!』展
『トトコレ!』展が今日からスタート。

ポスターも学生たちの手作り。企画から一週間で実現した展覧会。

完成した展示空間。昨年の卒業制作選抜作品を背景に、トートバッグがぶら下がっている。

出品数29点。価格は300円〜1000円まで。トートバッグの原価が、リネン220円、コットン180円なので、300円の値付けは安すぎるのだけど、あくまでも大学直販価格ということで。
僕のトートバッグは、スカルトートバッグが700円。ヤタガラストートバッグが1000円です。

今日、僕が購入したのはこの2点。向かって右側が『トトコレ!』展オリジナルデザインで、左側は学生のもの。ちなみに左側の作者のblogはこちら「脳内ぽろり」。冗談で「脳みそぽろり」と言ったら怒られた。
トートバッグ 3
明日から始まる(正確には今日から)トートバッグ即売会に出品するため、追加のプリントを制作。
商品として充実させるため、急きょ、朝のちょっとした時間に15分ほどでタグも作ってしまった。

15分でやったのは、パソコン上でデータを作るまでのことで、切り抜いてタグとして機能するまでには、もっと時間がかかっている。

こんな感じ。



ちょっと分かりにくいのだけど、色違いを制作。右側がそれで、染料を混色してセピアっぽい色を作ってみた。いや、これはセピアだと言い張ってしまおう。黒で刷るよりも柔らかい雰囲気になって、怖さが半減したような気がする(僕自身はもともと怖いとは思っていないが)。

展示準備中を撮影。
トートバッグコレクション=『トトコレ』展
期間:7月9日(金)〜22日(木)
*商品の販売時間は、教務員さんが詰めている10時30分から18時30分まで。土日はお休みかな。
会場:成安造形大学内・C102ギャラリー
2010年07月07日
"Illustrations 2010 summer" 4年生ゼミ展・イベント
美術大学の4年生は卒業制作が一番重要な課題なのだけど、成安造形大学イラストレーション領域では、その前哨戦として前期はゼミ展を開催することになっている。各ゼミに分かれて展覧会、模擬店、イベント出展などを行う。前期ということで、その発表が夏に集中することから、"Illustrations 2010 summer" と題してすべてのゼミの活動が一望できるフライヤーを学生と協力して製作した。

A4の紙を4つに巻き折りしたコンパクトな仕様。ポケットに気軽に入れて、京都の街を散策してもらえれば(ものすごく暑い季節だけど)と思います。


『7/8展(八分の七展)』1st 永江・小田・岸田ゼミ
会期:2010年7月19日(月)〜7月25日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00まで)
場所:同時代ギャラリー・コラージュ
『7/8展(八分の七展)』2nd 宝永ゼミ
会期:2010年7月27日(火)〜8月1日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00まで)
場所:同時代ギャラリー
『789 - オリジナル手作り雑貨ショップ』 田中ゼミ
会期:2010年7月28日(水)〜8月8日(日)*ただし月曜、火曜はお休み
時間:13:00〜19:00
場所:柳小路ワークスペース ku-kan
『INACAL』 まつむらゼミ
会期:2010年8月3日(火)〜8月8日(日)
時間:12:00〜19:00(最終日は18:00まで)
場所:同時代コラージュ
MONゼミイベント
8/29(日)東京コミティア(東京ビッグサイト)、10/9(土)10(日)響心祭(成安造形大学)、10/17(日)関西コミティア(大阪OMMビル)、11/6(土)7(日)デザインフェスタ(東京ビッグサイト)、11/14(日)東京コミティア(東京ビッグサイト)
学生たちの作品展、イベントです。ご高覧いただければ幸いです。
2010年07月06日
アトリエ路樹絵・渡辺先生の特別授業最終回
ついに最終回、といっても3回目ではあるが、これまでの特別授業の集大成。これまではクロッキーを中心に、手を動かすことに重点を置いてきたが、今回は20分 × 6ポーズのラフデッサン。比較的じっくりと描くことができる課題だ。

渡邊先生の熱のこもった講評会の様子。スケジュールが押せ押せで短時間しか出来なかったのが残念なほどの充実した内容だった。描いている最中にも、学生個々に丁寧な指導がはいるので、学生たちも迷うことなく修正していける。
今後、渡邊先生の授業をレギュラー化していけると、人体表現研究室の内容にも厚みが出てくる。
僕とはまったくちがった切り口の指導なので、非常に勉強になった。
僕はいつも通り描くことにほぼ専念させてもらって、学生と一緒にデッサン。

木炭紙大の黒画用紙。パステルで描いている。それほど細部を描くことができない画材なので、ポーズの大きな流れと、量感を表現することに集中した。

背中の大きな動きが表現出来ているかどうかが、今回のポーズでは重要。

脚の表情も左右で大きく違っている。
時々、学生の指導に回ったりもしていたが、授業運営を渡邊先生のに任せきりにしていたので、いつもよりずっと集中して描くことができた。描くことに没頭できるのは楽しい。
眼鏡も忘れてしまったので、ちょっと乱視で見ていたのも、今回の画材に合っていたのかもしれない。背中側からで良かった。
特別授業終了後、渡邊先生とデモンストレーターの方と楽しく会食。といってもオッサンばっか。
そんな中、携帯電話に友人から訃報が届く。若すぎる死。学生時代の思い出が走馬灯のように蘇った。
2010年07月02日
トートバッグ 2
先週に引き続き、トートバッグにシルクスクリーンでプリント。ヤタガラスを完成させ、あらたにスカルトートバッグを量産した。

こうやって並ぶと、そこはかとないおかしさがある。

スキージの使い方にも、なかなか習熟してきてクオリティも上がっている。売るほど(といっても大した数ではないが)出来ました。

スカルもより繊細に描線が表現されている。

ヤタガラスは両面プリント。

なかなか壮観。完全に乾燥させた後、アイロンで定着して完成です。
版画工房の使用が8時30分までだったので、同僚の先生と焼き肉に。

なんだか愚痴トークで盛り上がって食べ過ぎた。もちろん建設的で楽しい話もたくさんしています。
2010年06月25日
トートバッグ
昨日というか今朝は夜中まで仕事をして、そのままワールッドカップ・日本対デンマーク戦を観戦。すっかり明るくなった空を見ながら、2時間ほど仮眠をとって大学へ。今日は朝から教授会だった。
午後、昨日、刷り上げたトートバッグを版画工房から回収してきた。まだアイロンをかけていないので完全には定着していない。


ヤタガラストートバッグ。裏面に翼を刷るので、まだ完成していない。
左がコットンで右がリネン。縦38 x 横32cmでマチのないタイプ。


スカルトートバッグ。こちらもコットンとリネン。もちろんどちらのスカルイメージも同じ大きさ。
手軽に作れることが分かったので、いろいろバリエーションを増やして遊んでみようと思う。
トートバッグワークショップ
木曜日午後の授業を終えた後、夜7時から開催されたトートバッグにシルクスクリーンを刷るワークショップに参加。考えてみると、この年になるまでシルクスクリーン未体験。原理はよく分かっているし、プリントゴッコもシルクスクリーンの一種である。でも、いままで感光乳剤を塗ったこともなければ、スキージを使って刷り上げたこともなかった。


ヤタガラストートバッグを作ろうと、いつもよりも細かくならないように、ペン画を描いていったのだけど、これでも細かすぎると言われて、急きょ新作を描くことに。

それがこれ。サインペンを使って、ワークショップが始まってからも必死で制作。所要時間30分ほど。

折角、描いたヤタガラス。駄目元で製版することに。

紙に刷る場合なら、もっと細い線も出すことが出来るが、今回は布なのでつぶれてしまう可能性がたかいのではということだった。

出来た版を刷り台にセット。
すっかりヤタガラスを撮影するのを忘れていたのだけど、結果的には非常に綺麗に刷ることができた。
そして、スカルトートバッグもうまくいった。

少し線が太くなって、それがいい味になっている。

時間ぎりぎりまで手伝ってくれた学生に、1枚進呈。このスカルトートバッグを気に入ってくれて、「怖い」という声多数の中、「可愛い」と言ってくれた。どんどん使ってね。
夕方、とても夕焼けが美しかった。


比叡山の向こうに広がる、赤く染まった空。
トートバッグは、販売する予定です。ただ、まだ全然在庫がなく、今は試作の段階です。
2010年06月22日
アトリエイーゼルの組立
朝から大きな荷物が次々と届く。写真を撮りわすれたのが惜しいのだけど、さながらドラキュラ城の土を入れた棺桶のようだった、というのは言い過ぎでれっきとした大学用に購入した商品である。
今日、届いたのはクレサンジャパンのトリガー式 アトリエイーゼル。一個ずつ木箱にはいったものが10個届いたので、最初に書いたような様相だったのである。
午後のゼミでは数名の学生を使って、これら全てを組み立てたら、手のひらに豆を作ってしまった。

矢印の先にぽっこりと出来ている。ドライバーを使って何本もネジを締めていたので、出来てしまったようだ。手に豆が出来るなんて、何年ぶりだろう。ちょうどステアリングを握るときに当たるので、運転にはほんの少し支障がある。ちょっと痛いだけなんだけど。
これまでイラストレーションの実習室にはデッサン用のイーゼルしかなかったので、大画面を描く学生は苦労していた。デッサン用では画面の移動もままならないし、上下させるために、いちいち絵を下ろさなくてはいけない。その点、トリガー式イーゼルはキャスターで楽に移動できるし、画面の上下も絵をのせたまま可能だ。作業効率が圧倒的に違うはずなので、これで一気に制作を進めて欲しい。
試験的に10台を導入したが、学生からの要望があれば追加での購入も検討している。

同僚の先生に教えてもらった、妙に可愛いお菓子のパッケージ。
2010年06月21日
研究室の空調が快適に!
これまで研究室のある棟は、なぜだか空調が集中管理されていて、温度設定も運転切り替えも出来ない状態だった。
ところが今日になって急にその集中管理が外れて、各部屋ごとに設定を変更することが可能になったのである。これは快適。とてもうれしい。
これからは虫が大量に入ってくるのを我慢しながら、窓を開ける必要もない。
3年目にしてようやく念願がかなった、記念すべき日なのでした。
2010年06月20日
今日はオープンキャンパスでした

(ペーパーランチョンマット、制作:てらいまき)
本来なら開催前に告知しないと意味がないのだけど、今日は成安造形大学のオープンキャンパスだった。僕は恒例のヌードクロッキー会の講師として、ほとんどの時間を人体表現研究室に詰めていた。
昼休みも食事をした後、少しイラストレーション領域の展示場で高校生の面談をしていたら、ほとんど休憩時間もなく午後のクロッキー会に戻ることになってしまった。だんだと僕の人体の授業も学外に知られるようになってきて、高校や画塾からのリクエストがあり、ヌードクロッキーのワークショップを定期的に行うことになってきている。嬉しいことなのだけど、オープンキャンパスの他のプログラムとのかねあいも考えると、毎回やるべきなのか判断が難しい。
短い時間で来場者全員に全てのプログラムをこなしてもらうことは不可能なので、ちょっとでも興味を持ってくれた人は是非入学してください、というところかな。
イラストレーションな日々にすでに速報の記事が上がっています。
2010年06月11日
柳小路ワークスペース【ku-kan】
今日は昼間、久しぶりに京都市内へ出かけてきた。成安造形大学空間領域が主催する、柳小路ワークスペース【ku-kan】の展示を見に行くためだ。今週はイラストレーションの学生が雑貨ショップ『Pool Side』を開店しており、また今年、何度かここでの企画展を準備しているので視察もかねてである。

まさに小路。すれ違うのがやっとの狭さ。京都でもおしゃれなエリアにあるが、さすがに分かりづらい。

ギャラリー外観。

非常にコンパクトなスペース。

この階段は工夫次第で、とても面白い展示ができるだろう。

これだけ狭いとお客さんが長時間滞在するのも難しいし、パーティーを開くこともできない。でも、居心地の良い空間になれば、おのずと滞在時間は長くなるもの。どうすればいいかな。

近くのイタリア料理店で遅めのランチ。この店がなかなか雰囲気が良く、パーティーに使うのには最適かも。

パンとサラダ。

ナスのボロネーゼスパゲティ。

デザート。これにドリンクがついて980円。十分満足。
でも、とにかく暑い1日だった。
2010年06月10日
企画書作成中
あまり企画書を書くのは得意ではないのだが、成安技芸制服再現プロジェクトの予算を確保するべく作成中。
今年度の大学予算は確定しており、後付けでなんとか引き出そうとするのは困難が伴うが、すでに企画は走り出しており学生の負担も大きくなっているのでどうにかしたい。

紙にペン、インク。ちょっと息抜き。
2010年06月07日
タテコン(という名の新入生歓迎会)
ちょっと遅れてレポート。すでにイラストレーションな日々でも「イラストのタテコン!」のエントリーが上がっています。
この日はちょっと汗ばむような陽気だったが、幸い雨も降らず屋外でイベントをするには絶好の天気。イベント広場はちょうど琵琶湖へ風が抜ける場所にあるので、夕方になると涼しく過ごしやすい。
その一角を使って店開き。とはいえいつものボランティア「モヒートしか出さないカクテル屋」である。まずは学生に袋いっぱいのミントを採取してくるように指示。綺麗に洗われたミントの葉っぱがボールいっぱいに用意された(写真がないのが残念、誰か撮ってないかな)。
今日はいつもの反省を生かして、まずは自分用に作りさっさと飲み始める。さらによなよなエール(Flashが鬱陶しいのでクリック注意)とちゃんぽん。
しかし、自分が楽しむという野望は早々に崩れ去り、後はただひたすらにモヒートを作り続けることに。炭酸抜きとか面倒くさいオーダーもこなす。作り方は簡単なのだけど、何人かの学生にやってもらったがなかなかうまく作れない。たっぷりのミントと一片のライムとガムシロップいれて、すりこ木棒使ってグラスの底でつぶしてエキスを抽出し、そこへホワイトラムを適量(入れすぎると不味くなる)。氷を入れて炭酸水を注ぎ、最後にライムを搾って終了。
山盛りあったミントを全て使い切るほどの量を作ったが、いったい何杯だったかは不明。

暗くなったところでメイドさん出没。ちなみにこのメイドさんたち何もしてくれません。
そのうちジェダイやシスたちも。

メイドさんは二次会のカラオケでもメイドさんでした。
2010年05月28日
長時間の会議は人類の敵である
大学という組織に入ってから、フリーランスとの違いを大きく感じるのは会議の多さだ。もっと大きな会社組織にいた同僚の先生によると、これでもずっと少ないらしいのだけど、ずっと一人でやってきた人間にとっては不思議でもあり、長すぎると感じることが多々ある。
もちろんフリーランスであっても打ち合わせがあり、企業クライアントと仕事をするときは会議に同席することもあった。しかし、何時間も続く会議の経験はない。長くとも1時間で切り上げて、夕方であればそれ以降は飲み会というのが自然の流れだった。
なんでこんなことを書いているかというと、学生の打ち合わせを横目に見ていてあまりの時間の長さに辟易したからである。
緊急で決定しなくてはいけない事柄があったため、ゼミの授業中に彼らは始めたのだけど、結局、終業時間までに終わることなく、結論の多くを積み残したままになってしまっていた。おかげでゼミ生一人の面談が出来ない事態に陥ってしまったのである。
7月に行われる絵画系合同ゼミのグループ展についての打ち合わせが主な内容で、展示方法であるとか、DMのデザインについてとか、そういったことを決定していく場なのだが、いつまでたっても結論がでない。ゴールを見ずに右往左往しているという印象である。
一番、不可解だったのは、疑問に思ったことをすぐに教員たちに聞いてこなかったことだ。すぐ近くにいて、グループ展、個展の経験も多く、展覧会とはどういったものであるかをよく知っている人間たちなのに。携帯電話を持っているのだから、展示規約で疑問に思うことがあればギャラリーにすぐに電話して確認することもできる。そんな簡単に出来る方策をとらずに、自分たちだけで結論を出そうとするのは愚の骨頂である。
頼むから、そのまま社会人にならないでくれ。
自分のやるべき作業や仕事のことを考えたら、そこまで時間をさけないはずなのだが、何が楽しいのか延々と話し続けていた。いっそのこと飲みに行けばいいのに。
まあ、そんなことを思った火曜日だったのである。
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イラストレーションな日々
2010年05月25日
バイタライト
今年度から研究室の場所が変わり、以前の部屋と比べると自然光が入りにくくなってしまった。光が太陽の向きに左右されないのは良いのだけど、蛍光灯の照明だけでは目につらいため、事務にかけあってバイタライトを設置してもらった。直管タイプのトルーライトを関東本部で使用しており、研究室にすぐに導入してもらえたのはありがたい。

ねじれが特徴だが、本当の価値は太陽光とほぼ同じ色温度であることだ。

夜の研究室で撮影したところ、昼間撮影したような色合いで写っている。

近々の締め切り仕事を無事納めることができたので、久しぶりに自分の作品作りにとりかかってみた。六甲昆虫館の箱にいれるためのThe unknown skullシリーズ。今回はチャコールペンシルでなく、セピアインクと付けペン、そしてコーヒーを使って描いてみた。出来上がりがどんなふうになるか。午前中までに作ってしまって、午後のゼミで学生たちに見せる予定。
なんだかんだで結局、大学の授業を意識した制作になってしまっている。
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イラストレーションな日々
2010年05月24日
週末は大学業務と打ち合わせ
土曜日は午後から大学の業務で、京都市内の美術予備校へ出張授業に。今月だけですでに3回目。明らかに多すぎる。全て「人体表現研究室」絡みのオーダーなので僕が行くしかないのだけど、これが入学者数の増加につながれば良いのだが。
1時間ほどの簡単なレクチャーと、2時間のクロッキー会の後、予備校の先生方と食事とお酒を楽しんできた。なんだか連日の飲みである。少々飲みすぎたのか、帰りの電車では何度も意識を失った。奇跡的に降車駅で気がつき事無きを得たのだけど、夜はぐっと本数が少なくなるだけに、乗り過ごしてしまうと非常に危険だ。
日曜日は大阪府岸和田市のきしわだ自然資料館で、秋から開催される特別展のための打ち合わせ。


展示空間のチェックと、先週16日に大学で行った打ち合わせの報告会もかねていた。
まだ公にすることが出来ないのだけど、とても画期的な展覧会になる可能性が高い。時期が来たらどんどん情報公開して、そのプロセスを見せていく予定だ。
岸和田には久しぶりに行ったのだけど、さすがに大津からだとかなりの遠方である。何度も電車を乗り継がなくてはいけない。
乗り換えて新たな路線に乗るたびに睡魔に襲われた。なんとか南海電鉄まではスムーズに行けたのだけど、ついに岸和田で意識が戻らず泉佐野まで乗り過ごしてしまった。しばらく何が起こったか分からなかったが、あわてて反対側のホームに移動して岸和田駅に戻ることが出来た。
早めに家を出ていたので、打ち合わせに遅刻することはなかったが、寝て乗り過ごしたのは久しぶりである。

親子連れが熱心に取り組んでいるワークショップ会場で落書き。
最後の方ではこのホワイトボードを囲んでの撮影会になっていた。
この日も打ち合わせ後、飲み会だったのだけど、半分は意識がなかった。
楽しかったけど、眠くてしょうがない一日だったのである。
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イラストレーションな日々
2010年05月23日
SEIAN PUSH イラストレーション領域展
火曜日からスタートしているSEIAN PUSH イラストレーション領域展。搬入、展示を少し手伝ったのにも関わらず、紹介がこんなタイミングになってしまった。




内容について書いている時間がないので、ざっくり写真だけを掲載。
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イラストレーションな日々
2010年05月21日
シェフとバーテン
ここ数日、授業終わりにイベントが多く、ずっと料理をしたりお酒を作ったりしていた。料理といってもパスタをゆでるぐらいで大したことはしていないが、2日で30皿分(麺3キロ)をゆでるとさすがに疲れる。しかも自分ではほとんど食べれていない。昨日はぎょうざパーティー。家業が餃子屋さんという学生がいて、全ての準備をしてきてくれたのである。しかもその場で皮をのばし包むという贅沢なもの。美味しかったのだけど、飢えた学生たちに負けて、少ししか口にすることができなかった。

満足に餃子を食べられなかったのは、カクテルモヒートを作りまくっていたのも原因である。皆に驚くほど好評で、後でカウントしてみたら3時間あまりにの間に30杯以上が出ていた。炭酸抜きとかわがままなリクエストもあるし、ずっとてんてこ舞いだった。次からは学生に教えて作ってもらおう。
とことん飲むぞ!と意気込んでいたのに、結局「飲ませる」ことに終始してしまった。
楽しいことを全力でやる。美味しいものでもてなすこと、そんなことを学生にも知ってもらいたいと思いながらの宴会でした。
学内のミント畑。
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イラストレーションな日々
2010年05月19日
『イラストレーションな日々』スタート
成安造形大学イラストレーション領域がお届けする、『イラストレーションな日々』がスタートしました。学内の日常のひとこまが毎日更新されていきます。
最初のエントリーのご挨拶から。
「みなさん、こんにちはー!
このたび、成安造形大学イラストレーション領域の日々を綴るブログをはじめることになりました。 日々、キャンパスでみかけるこんなこと、あんなこと、先生の知られざる一面、ハプニング、イベントなどをレポートしていきますよ。 在学生にも、卒業生にも、成安造形大学にちょこっとでも興味のあるどなたにも楽しめるブログにしたいと思います。 質問など、コメント欄より、いつでもどうぞ。 どうぞよろしくおねがいしますー!
by mon」
ということで、ここからもリンクを貼っていきますので、毎日こっそりのぞいていただければ幸いです。
2010年05月15日
仰木棚田写生会2010 2
天気の良さに誘われて、今週も棚田へ写生に行ってきた。

先週以上にクリアな視界。空気が澄んでいる。

背景の棚田を中心に進めて行く。

山の側なので虫が多い。このクモ、筆の柄に乗ったままずいぶんと長い間休んでいた。

今回は画材をコンパクトにできた。

完成とはいかなかったが、背景の棚田はほぼ出来上がった。ペン入れをせずに透明水彩と筆だけで描いた。

複雑で一つとして同じ形がない田んぼ。

この部分、茶色に染まってしまったのには訳があって、手に持っていたセピアインクをこぼしてしまったのである。なんだか肘のあたりが痒いなと思って、左腕を動かしていたらぼたぼたと大量のセピアインクが画面に。まるで、よつばとのコーヒー。
ここのところパソコンに向かって絵を描く作業が多かったので、良い気分転換になった。
2010年05月10日
アトリエ路樹絵・渡辺先生の特別授業
月曜日は朝から高大連携の出張だったので、京都の高校で出前授業を1本こなし大学へ出勤。夕方からの特別授業の準備に追われた。
特別授業の内容はかねてから打ち合わせを重ねていた、アトリエ路樹絵の渡辺先生による「人体クロッキー」である。僕と同じじゃないかと思われるかもしれないが、渡辺先生は「描けない」「自身が持てない」といった苦手意識を持った人を、「描ける」ようにする達人である。このノウハウは僕にはないものだ。

熱弁をふるいながら、どんどん学生たちを乗せていく。ポーズ数、時間も普段の授業とはかなり違うが、とても理にかなったものである。
僕もそのアドバイスを聞きながら、初心に戻った気持ちでクロッキーに参加した。アドバイスはすべて基本に忠実なものばかり。これぞ絵画の神髄といった基礎中の基礎である。

床に並べられた最後のクロッキーは一目で分かるほどに一変していた。
この特別授業、6月、7月と後2回続きます。
今回の特別授業は人体を描くことに自身が持てない学生を対象にしていて、自己申告による募集をかけたのだけど、定員を上回る応募があった。ただし、問題だったのが返信のメールの書き方が、あまりに酷い物が多かったことである。まず、宛名がない。季節の挨拶はいらないが内容の文章がない。もっとも多かったのは「件名なし、学年、氏名」だけといったもの。これではなんのメールか分からない。残念ながら、こういったメールを送ってきた学生は全て落とした。
これらの酷いメールを送ってきた学生の中に、渡辺先生の特別授業を受けて欲しい人間が数多く含まれていたのだけど、ダメな物はダメである。メールの不備をちゃんと指摘をしたメールを全員に送ったけど、それに対する謝罪もほとんどなかった。まったく嘆かわしいことである。
2010年05月08日
仰木棚田写生会2010
今日は成安造形大学に赴任して初めて、仰木棚田の写生会に参加した。4年前、特別授業の翌日、井上先生に案内していただいたことがあったのだけど、腰を落ち着けて絵を描くのは初めての経験である。

そこかしこに美しい棚田の風景が広がる。ちょうど田植えの時期なので作業の邪魔にならないよう、制作しなくてはならない。

参加者は募集した一般の方々(常連さん多数)と学生たち。そして講師としてイラストレーション領域から二人の先生。僕は自由参加なので業務ではなく、自主制作だ。常連の皆さんは場所とりもスムーズで、制作もどんどん進めて行く。

今日の道具はこんな感じ。勝手の分からない現場なのでついつい画材を大目に持って行ってしまう。

僕が選んだ場所はここ。奥まっったところにあるので、人通りもなく落ち着いて描けた。

時間が足りなくて全然終わらなかった。紙のサイズも少し大きすぎたかも。56 x 76 cm。セピアインクに透明水彩。立ち木の間から覗く棚田を描きたかったのだけど、計画倒れに終わってしまった。写真を何枚も撮ってきたので、それを利用して完成させる予定。

ディテール。

ディテール。

ディテール。
風景を描くのはあまり得意とは言えないが、とても楽しい写生会だった。明日も開催されるが、月曜日締め切りの仕事をこなさなくてはいけないので、日曜日は家で缶詰めである。夜のスペインGPを楽しみに手を動かそう。
2010年05月02日
4月29日はオープンキャンパスでした
先週の木曜日祝日、今年度最初のオープンキャンパス。
前日の夜の間に降っていた雨も上がり、奇跡的に快晴となった穏やかな日。

琵琶湖への眺望が美しい。この景色を毎日見られるだけでも、この大学の価値は大きいと思う。

カフェテリア結では成案技芸制服再現プロジェクトの紹介展示を行った。外には先日行ったライブペインティングのキャンバスを展示。サイズは1m45cm x 10m。前日に展示は終わっていたのに、朝になって強風ではがれ落ちるという残念なことになっていたのだけど、朝から学生たちががんばってくれてしっかりと固定することができた。

レジ横で等身大ポップがお出迎え。高校生たちの受けも良かった。

店内にも。
9月5日のオープンキャンパスでは、20着ほどの再現された制服がそろうので、ちょっとしたイベントを考えている。乞うご期待!

こちらはイラストレーション領域の展示風景の一部。

アニメーションなどの映像作品の展示。普段は授業で使われているコンピュータールーム。授業では一人1台行き渡るようになっている。すべてのパソコンにAdobeの主要ソフトもインストール済み。
例年に比べて高校生の出足も良く、無事終了。僕の方は朝からヌードクロッキーの模擬授業をしていたので、ほとんど他の企画にはタッチすることができなかった。次回は6月20日日曜日の開催です。
2010年04月27日
成安技芸制服イラストレーション 1
成安技芸制服再現プロジェクトのイラストレーションを、デジタルの練習をかねて描いている。そんな時間があるなら仕事をしろと各所から怒られそうだが、ちょっとした息抜きでもあるので大目に見て欲しい。

先日描いたクロッキーをもとに。

レイヤーをつかってデジタルで描いていく。

さらにレイヤーを増やして制服を描写。どちらもまだまだ途中。

モデルなして描く顔は難しい。
2010年04月21日
今日の拘束時間は13時間
月曜日は暖かな春らしい日だったのに、火曜日は一転冷たい雨。しばらく前から同僚の先生は、「わたしは認めませんよ、これが四月だなんて。」と言い出す始末。
今年はほんとに、1月、2月、3月、3月、5月なのではないだろうかという日々。
そんな雨の中、朝の1限から授業。人間学講座「美術理論」でお願いされていた、これまでの仕事に関することについて講演会形式で授業を行ってきた。

僕の近しい人は良く知っているのだけど、僕は本当に朝が弱い。実技の授業は早くても2限からなので、1限の時間に大学にいるということ自体、驚異的なことである。最初、機材のセッティングなどでばたばたしてしまったが、ほぼ1時間をしゃべりっぱなしで無事終了。主な内容は「古生物の復元について」と「成安で行っている美術解剖学の研究と授業内容について」。質疑応答の時間が10分ほどしかなかったので、十分に質問に答えることは出来なかったが、学生たちは皆熱心で非常にやりやすかった。
2限、3限は空いていたので、少し一息をつくことができたが、あれこれと雑事もありゆっくり休むわけにはいかない。4限から6限までは卒業制作ゼミの授業。今日は学生にプレゼンしてもらい、これまでどんな作品を作ってきたか、これから1年どうやって制作していくか、卒業制作はどういったことをしたいと思っているかを、一人15分ほどで語ってもらった。来週は卒業制作のプランを、思いつく限り理想も含めて、個人面談形式で見せてもらう予定だ。
午後6時30分からは、お待ちかねの「火曜クロッキー」。今日は一押しのモデルさんで気合いが入る。

20分+20分、計40分ポーズ。アクリル絵の具で下地を作った紙に、パステル、インク、ペン、チャコールペンシルで描写。久しぶりに見せるクロッキーを意識して制作した。

ディテール。欲を言えば、後20分欲しかった。60分固定にすれば良かったと今更後悔。
昼間、ほとんど手を動かす時間がもてなかったので、暖まるまでに時間がかかってしまった。まだまだ修業が足りない。
2010年04月13日
新年度の授業がスタート
今日から、僕の新年度の授業がスタート。今年から4年生の卒業制作ゼミも担当することになって、僕の研究室を希望してくれた学生たちとの顔合わせ。実は僕のゼミ、一番の不人気で人数が少ない。そのため一人一人とじっくりと話が出来るので、密度の高いゼミにすることが出来そうだ。
夕方18時30分からは、昨年度、非公式だった「火曜クロッキー」が正式授業に昇格し、その第一回の授業が行われた。シラバスにも掲載され、全クラスの3年生と4年生が対象となったため、受講希望者は103名にもなってしまった。もちろん全ての学生を受け入れるわけにはいかない。設備にも人材にも限界がある。そこで断腸の思いで45名までメンバーを絞り、スタートすることになった。

さて、最後まで何人が生き残れるか。でも、僕自身は脱落者はほとんど出ないと思っている。
今日描いたクロッキーが、7月の合評の段階でどれだけ向上しているか。とても楽しみである。
2010年04月10日
成安技芸制服展、のこり1日
ほぼ二週間渡って展示をしてきた成安技芸制服展も、残すところ後1日。会期中、どんどん展示が充実してきて、学生主導で良い展覧会だったと思う。基本的に教員はほとんど手を出していない。

6日に行ったライブペイント作品を、道路側に展示。

映り込みが激しいが、蛇腹折りの展示壁にうまく合っている。



誰でも描ける参加型展示スペースもどんどん絵が増えていった。

最終日は大学に行けないが、無事終わりますように。
もし、機会があれば気軽に覗いてみてください。
成安技芸制服展blog
ringoで林檎ジャム
成安技芸制服再現プロジェクト
2010年04月07日
健康診断
友人のblogでも話題になっていた健康診断。今でこそ勤務先の大学で無料で受診することができるが、フリーランス一本の時はついついおっくうになっていた。自費で人間ドックを一度受けたけど、それもずいぶん以前のこと。
初年度はまだ39歳だったので回避できたのだけど、昨年から40歳ということでバリウムを飲まなくてはいけなくなってしまった。発泡剤で胃を膨らませて、どろりとしたバリウムを飲み干し、言われるがままに無理な体制をとりつつ、ぐるぐると回されるつらさ。でも、バリウムにはだいぶ慣れたかも。人間ドックを受けたときには、全くげっぷが我慢できなくて何度もやり直した記憶がある。
義務とはいえ、大学で受けられるのはありがたい。
2010年04月06日
制服でライブペイント
4月1日のライブペイントの日から一転、今日はとても天気の良い日だった。作品の出来も、前回のどうしようもない絵の具の集積から、きちんと形のあるものになってとりあえず一安心。

描き始め。前回の絵を下地に絵の具で潰してから描いている。

展覧会終盤に向けて、展示空間も充実してきている。

ギャラリー内の落書きコーナー。僕もちょっと描いてます。


完成に近づいてきたところ。

日差しは暖かくというよりも、暑いぐらいだった。なので学生たちにアイスクリームを差し入れ。今日は新入生にたいして学内を案内するツアーが組まれていたので、多くの新1年生がこの企画を観ていってくれたはずである。これからたくさん参加してくれるといいのだけど。

くわしくはこちらでも。
2010年03月12日
関西事務所・卒業式
昨日の夜中に無事か、関西事務所へ到着。今回は雪に降られることはなかった。
これから、成安造形大学の卒業式。
詳しくは後ほどアップします。
2010年03月06日
研究室の引っ越し 3
金曜日は朝から臨時教授会。お昼ご飯をすませた後から、研究室の片付けにとりかかった。ここが落ち着かないと、格段に作業効率が落ちてしまうので切実である。


以前の部屋に比べると窓は小さいが、壁が多く僕にとっては都合が良い。光も安定しているので作業しやすいだろう。これでようやくすっきり。短期間で片付けられて良かった。
2010年03月05日
鳥羽水族館、おかげ横町、伊勢神宮(内宮)2
2時間ほど水族館に滞在した後、伊勢神宮へ移動。鳥羽から五十鈴川駅への移動は、特急を使えば次の駅。今回使った「まわりゃんせ」という周遊券には、水族館の入場券と松坂、賢島間で使える特急券引換券も5枚ついている。鳥羽水族館以外にも、多くの施設を利用出来る入場券がセットになっていて、泊まりがけで伊勢志摩を観光する人にはかなりお得だろう。なんといっても近鉄は特急料金が高い。そのうえ、ダイヤの中心は特急が占めている。

参拝する前に、まずは腹ごしらえ。かねてからリクエストのあった、僕以外だれも食べたことのなかった伊勢うどんをおかげ横町で食べる。おいしかったのだけど、以前に比べて甘辛い強烈な印象が薄くなったような気がする。観光客相手に食べやすい味に改良してきているのだろうか。

店構え。

ほとんど間をおかず、これもリクエストのあった赤福本店で赤福を堪能。

赤福本店の店構え。
おなかが充実したところで、ようやく伊勢神宮に参拝。

五十鈴川にかかる橋から、檜の良い香りが漂ってくる。雨で足下が滑りやすくなっていた。

少し増水して流れの速くなっていた五十鈴川。普段なら手を洗ったりもできるのだが、どうにもそんな雰囲気の状況ではなかった。

参道に鬱蒼と生い茂る巨木。これも内宮の魅力の一つだろう。皆、感嘆の声を上げていた。

ここの階段は年越し参りや、初詣の時になると、大ラッシュで身動き出来ないほどになる。平日のなんでもない日なので、やはり空いている。

何度来ても、何とも言えない心地よさがある。

顔を突き合わせて何の相談か。賢者のような佇まいの鶏たち。
1時間ほどで参拝を終えて、ふたたび食べ物。これではまるで食通ツアーのよう。

てこね寿司。おいしかったのだけど、これも三重県出身者としては少し残念だった。写真を見てもわかるように、これではただの鉄火丼のようにしか見えない。本来、てこね寿司とは鰹の漬けを細かく切り、すし飯に手でまぜて(これがてこねの語源)出す料理である。それが上にのっているだけでは、てこねとは言えないだろう。店で確認したら、ご飯とまぜてしまうと鰹が変色してしまうので、それを避けるためにこういった形に変化してきたという説明だった。僕は変色してもいいから、まぜて出してほしい。自分でまぜて食べるのでは意味がない。
これも観光客相手に、しかたなくやっていることなのだろうか。できれば本来の味、形を貫き通してほしいなあ。次はまぜて出してくれと、リクエストしよう。
とこんな感じで、午後11時過ぎに無事帰宅。楽しく充実した1日だった。
鳥羽水族館、おかげ横町、伊勢神宮(内宮)1
今日は同僚の先生2人と研究生5人とで、大人の遠足に出かけてきた。京都駅から近鉄特急を利用しての旅。少し残念だったのは、朝から生憎の雨だったこと。出発前、不穏な空気の中、雨男、雨女探しが始まった、というのは嘘。

なんだかんだ言って人気者、せんと君に見送られて出発。

晴れていたときはなんとも思わなかったが、雨の中、鳥羽駅から鳥羽水族館までのアクセスはかなり悪い。決して遠い訳ではないが、海風を遮るものがなく、それほど強い降りではなかったのに傘がひっくり返るほどの強風には辟易した。駅から直結した遊歩道を作るなどしたら、来場者にもっと喜ばれるだろう。今日のような状況だと、着くまでにかなりめげてしまう。子ども連れだったりすると、もっと大変だろうな。車で来ることを前提にしか考えられていない。駅からの道案内も不親切だ。

着いた直後に、ちょうどトドの朝ご飯タイムに遭遇。人間と比べるとその大きさと、異様なフォルムが際立つ。

カブトガニ。盛んに足をばたつかせて動いていた。こんなに積極的に動くカブトガニを見たのは初めてかも。

今回のお目当てのひとつはピラルク。これでこの水族館に来た半分以上の目的は果たせたも同然。特に大きな意味があるわけでなく、ただ好きなだけ。

高く競り上がった水槽のおかげで、かなり近くから泳ぐペンギンの姿を観察することができる。大規模なものではないが、よく工夫されている。

飼育員の手から一匹ずつ魚をもらい、どんどんたいらげていくカワウソの子ども。かなりの大食漢。驚くほどよく食べるのと、その仕草のかわいさから見入ってしまった。

ガチャガチャに興じる人たち。僕は二回目で目的のピラルクをゲット。
ミュージアムショップものぞいたのだけど、ちょっと残念だった。アイテムがどうにも貧弱で、鳥羽水族館の独自性が乏しい。あれだけの施設と生き物がいるのだから、もっと面白いことが出来るだろうに。
グッズ作りの実験を、来年度のゼミでやってみようかな。
写真が多いので、2に続きます。
2010年03月04日
研究室の引っ越し 2
なんとか終わった。

部屋の仕様が変わるので、レイアウトをまったく考えていなかった。ほとんどの荷物の移動は、日通の引っ越し屋さんがやってくれるので、こちらは指示を出すだけ。ただし、玉突きのように研究室が移動していくので、時簡に追われながらの作業。
重い棚の設置だけ業者さんにお願いして、夕方にはレイアウトもほぼ決まった。でも、完全に稼働する状態になるにはもうしばらくかかる。できれば金曜日の教授会の後に、一気に片付けてしまいたい。
2010年03月02日
研究室の引っ越し
忙しいときは、何かと重なるものである。

新年度からの学科再編に伴い、学内の研究室の配置が大幅に変更になることになった。僕のいるイラストレーションクラスは同じフロアから動かなくても良いのだけど、他のクラスの先生方は民族大移動で大変なことになっている。

僕は同じフロア内での、数メートルの移動。とはいえ部屋の機能をまるまるひとつ動かすので、それなりに大変なことになっている。明日が本番。
話変わって。
ごくたまにだけど、エクセルに画像を貼付けたものを送ってくる人がいて、不思議に思っていたら、こんなことも出来るのですね。やる気にはならないけど。でも凄い。
Drawing in Microsoft Exel
2010年02月16日
成安造形大学・平成21年度3年生進級制作展搬入
今日は朝から、進級制作展の搬入の手伝いに大津市歴史博物館までいってきた。4月から4年生になる彼らの学生数は、90名を超える。これは成安のイラストレーションクラスにとっても初めてのこと。昨年から比較すると、一気に20名近く増えている。始まる前はその人数の多さに教員たちは戦々恐々としていたのだけど、時間をオーバーすることもなくスムーズに展示作業を終えることができた。

さすがに人が多い。

でも、人数の多さに関わらず1点1点の作品に小さいものが多かったので、展示空間の密度がそれほど高くならなかったのは残念。
成安造形大学 平成21年度 3年生 進級制作展のご案内
■ 滋賀県立近代美術館ギャラリー
2010年2月9日(火)~2月14日(日)
9:30~17:00
■ 大津市歴史博物館・大津市立市民文化会館
2010年2月17日(水)~2月21日(日)
10:00~17:00(最終日は16:00まで)
写真/グラフィックデザイン/映像・放送/CG・アニメーション/メディア造形/
イラストレーション/住環境デザイン/プロダクトデザイン/ファッションデザイン/構想表現/
* ファッションショー
2010年2月21日(日)
開場:13:30 開演:14:00
会場:大津市歴史博物館 講堂
大津市歴史博物館の近くには三井寺もあり、観光スポットのひとつです。ただ、ちょっと行きづらい場所にあるので、三井寺観光のついでにでもよってもらえればと思います。
帰りに教員、研究生とともに、甘いものでちょっとお茶をしてきました。

今年度中の大きな大学の行事はこれで一段落。しばし、ほっと一息。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
2010年02月13日
にゃんばら先生
猫づくしということで。
今年の成安造形大学卒業制作展でイラストレーションクラスの学生の制作した、『にゃんばら先生』がyoutubeにアップされた。現在、3話のみ(全13話)。
フラッシュを使って作られたアニメーション作品。にゃんばら先生の声以外は、全て作者の手によるもの。
これまで何度か見ているが、「にゃんにゃんにゃにゃにゃん、にゃんばらせんせい」のフレーズが頭から離れなくなってしまう。イラストレーションクラス優秀賞のうちの一つです。

1月の成安造形大学卒業制作展での展示風景。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
2010年01月25日
成安造形大学教育後援会・講演会と卒展搬出
昨日の日曜日は、大学の業務として教育後援会式典の場で講演。場所は京都の全日空ホテル。式典と言ってもそれほどかしこまったものではなく、学生の保護者と教員が交流するのが主な目的である。講演は僕だけだったので、その他の先生方は保護者との個別面談を別室で行うというスケジュールだった。
講演の内容は、昨年末大学の公開講座で話をした、アケボノゾウ復元画プロジェクトについてである。スライドショーも若干修正を加えて、約1時間ほど話をした。久しぶりに複数での講演ではなかったので、ゆっくりとしゃべることができた。どうしても他に演者のいる発表だと、すこし焦って早口になってしまう傾向があるので、意識して遅いスピードで話すことを心がけた。
普段、復元について話をするときは、対象の年齢層が広く、子どもから大人まで聞いてもらえる内容にする必要がある。でも、この日は全て大人の方だったので、それほど言葉を選ばずにしゃべることができたのはやりやすかった。長い時間にも関わらず、最後まで熱心に聞いてくださったのもありがたかった。
いくつかの質疑応答に答えて、無事終了。講演会後はホテルの別室で立食パーティー。さすがにいろいろな保護者の方から声をかけられて、あまりゆっくりと食事をすることができなかった。講演の後で、皆さんに顔を覚えられているのでいたしかないが。しかし、世間は狭いもので、こんなところでも共通の知人のいる方がいたりと不思議なものである。
教育後援会終了後は、京都市美術館へ移動して卒展を観覧。搬入の後会場に行くことが出来ず、僕も全体を見たのはこれが初めて。きちんと展示の終わっている会場は気持ちがよい。今年の4年生は制作の進捗が遅く心配していたが、卒展にはなんとか帳尻を合わせてきていた。
午後4時から展示撤去。5時までしか作業ができないので、大作は次の日に搬出という段取り。

終了後、美術館玄関前に集合。やっぱり多いなあ。イラストレーションクラス。
大学として質の高い教育をするとなると、これが限界の人数だと思う。
何はともあれ無事終了。2月には3年生の進級制作展が控えている。春休みと言っても、大学の業務は多いです。
2010年01月19日
成安造形大学卒業制作展搬入
昨日は朝から卒業制作展のお手伝い。

晴れ渡る空に、搬入のために大学がチャーターしたクレーン車。これで一気に作品を搬入!というのは真っ赤な嘘で、トラックから人海戦術で展示室まで運び込んだ。でも、イラストレーションクラスは人数が多いので、短時間で全ての作品を搬入することができた。

まずは打ち合わせ。今年はゼミごとに部屋が分かれていて、ほぼ作品の展示場所も決まっていた。微調整をする程度だったので、とてもスムーズに進んでいく。僕は4年生を担当していないので、初めて見る作品も多く新鮮だった。ただ、イラストレーションクラスの学生は展示の経験が少ないので、特に大型の作品展示は率先して手伝うことになる。

担当した部屋はこんな感じ。

新聞紙にくるまって寒さをしのぎ、毎晩見張り当番をするらしいです(嘘)。
明日から開催です。お近くの方、ご覧いただけると幸いです。
『第14回 成安造形大学 卒業制作展』
会期:2010年1月20日(水)~1月24日(日)
時間:9:00~17:00(最終日は16:00まで)
会場:京都市美術館(本館・別館)
京都市左京区岡崎円勝寺町
Tel:075-771-4107
市バス「京都会館美術館前」下車すぐ
地下鉄東西線「東山駅」下車徒歩10分
ファッションショー(ファッションデザインクラス)
日時:◎2010年1月23日(土)
18:30開場 19:00開演
◎2010年1月24日(日)*2回公演
14:30開場 15:00開演
17:30開場 18:00開演
会場:1928ビル「アートコンプレックス1928」
京都市中京区三条通御幸町東南角 1928ビル3階
Tel:075-254-6520
市バス「河原町三条」下車 西へ徒歩3分
地下鉄東西線「京都市役所前駅」下車 南へ徒歩5分
〈出品クラス〉
写真クラス、グラフィックデザインクラス、映像メディアクラス(ビデオ・放送)、
映像メディアクラス(CG・アニメーション)、映像メディアクラス(ゲーム・ハイパーメディア)、 イラストレーションクラス、プロダクトデザインクラス、ファッションデザインクラス、 日本画クラス、洋画クラス、テキスタイルアートクラス、彫刻クラス、構想表現クラス
2009年12月21日
Hiroさんの特別講義・今年度最終回
今日もまだ体調が優れないままに、1日が始まった。薬がきれてしまったので、朝から病院に行ってきた。これだけしつこい風邪は何年ぶりだろう。咳は集中力を奪うのでつらい。
夕方からHiroさんの特別講義もあるので、なんとか体調を整えて大学へ向かった、調子の悪そうな顔をしていたら、Hiroさんにもキャメロンさんにも、ずいぶん心配されてしまった。でも、最後の講義、手を抜くわけにはいかない。スイッチを切り替えて、まずはクロッキーに集中。男女ダブルで10分2ポーズ。


モデルを前にすると、すぐに集中できた。相変わらず挑戦的なポーズである。徐々にエンジンがかかってきた。声はガラガラのままだが、授業を進めることが出来た。
クロッキーの後は、これまでの解剖学講義のおさらい。Hiroさんが中心になっての解説。予定の30分を大きくオーバーして1時間ほどかかってしまった。どうしてもやっている間に、あれもこれもと欲張りになってしまう。その後は、今回の主題である「下肢編」。お尻から脚までを丁寧に講義してもらった。でも、時間はいつも足らない。本当にすべてをきちんとやろうと思ったら、毎週、同じだけの時間をかける必要があるだろう。ただ、そうなると学生もどこまでついてこられるか分からないし、今のタイムスケジュールがちょうどバランスがとれているのかもしれない。
まだまだ僕も勉強不足。来年度に向けて、さらに研究していかなくては。
2009年12月17日
風邪っぴき
ここのところ、本当に寒さが厳しくなってきて、ようやく冬らしくなってきたのだけど、風邪をひいてしまった。熱は37度台までしかあがらないのと、解熱剤が覿面に効くので、インフルエンザではなく風邪ということ。
インフルエンザで休む学生が少なからずいるので、大学というところはリスクの高い職場だろう。でも、小学校や中学校に比べればそうでもないかな。
昨日今日の授業中は、少し頭がぼおっとしてけっこうつらかった。喉の痛み、咳、鼻水。なのであまり自分では描かず、いつもより学生のデッサンやクロッキーを見て回っていた。
ここ数ヶ月、クロッキーの枚数を重ねてきているはずなのだけど、なかなか人体の形がとれない。とにかく手の遅さが目立つ。必死に対象に食らいつくことが出来ず、自分の手の内だけで描こうとしてしまう。今描いているものがどれぐらいモデルと違っているのか、人体としておかしくないのか、少しでも違和感を感じたら躊躇せず直していってほしいのだけど、線を重ねることができない。消しゴムを使ってしまうのも良くなくて、自分がどのように間違った線を引いてしまったのかを、後で検証することが出来なくなってしまっている。
来年度からのカリキュラムは、さらなる工夫が必要かもしれない。
大学に入る前に、絵を描いてなさすぎなのも問題だが、これは私立の美術大学としては仕方のない部分もある。でも、プロになったら、もっと枚数をこなせなくてはいけないし、手を速く動かさなくてはいけない。若いうちにそのスピードを身につけておかないと、年齢を重ねると肉体的には遅くなる一方である。
とにかく、手を動かせ!常に言い続けないと駄目かも。
でも、美術大学でそんなことを声にださなくてはいけないのは、ちょっと情けない。
2009年12月13日
アートのちから!2009 -研究成果発表- 無事終了
昨日、成安造形大学にて行われたアートのちから!2009 -研究成果発表-が、無事終了した。雨のぱらつく冷たい1日だったが、多くの方にご来場いただくことができた。
恐竜がテーマでもなく、地味な内容の発表だったと思うのだけど、僕からは制作に関することを中心に、共同研究者の小西さんからは科学的知見から、これら両面から復元についてプレゼンテーション出来た事は画期的だったと思う。公演していた側なので、残念ながら当日の写真はない。
いつになるかはっきりしないが、成安造形大学のサイト内にあるseian.tvにて、当日の講座の様子が公開される予定になっている。
この日は僕らの前にも発表があったのだけど、これが実に興味深く面白い内容だった。実はあまりに素晴らしく、僕自身の発表が少々やりにくいと感じるほどだった。
タイトルは「障がい児福祉に関わるデザイン教育の在り方」。
内容については、詳しく紹介することはしないが、「障がい」に関する考え方について、眼から鱗が落ちるような話しがたくさんあった。そして、美術大学という存在が、「障がい」を肯定的にとらえ、多くの面で社会貢献していける機能をもっているのではないかということを考える事ができたのは、大きな収穫だった。
島先先生、ありがとうございました。
全てのプログラムが終わったところで、人体表現研究室を見学してもらい、その後、アートサイトでギャラリートークを行った。研究発表会場ではひとつも質問が出なかったが、ギャラリートークでは活発な質疑応答が繰り返された。できれば会場で活発に質問してほしかったのだけど、シャイな人が多いのかな。島先先生の発表の後も、最初に質問したのは僕だったし。
とにもかくにも、無事に終わって何より。ひとつ重要な案件が片付いて、少しほっとしている。
2009年12月08日
古生物復元の世界ーアケボノゾウが復元されるまで

『古生物復元の世界
アケボノゾウが復元されるまで』
会期:2009.12.8(火)〜12.19(土) 12:00〜18:00(最終日は16:00まで。日曜休廊)
会場:成安造形大学 I棟1階 ギャラリーアートサイト
成安造形大学付属芸術文化交流センター主催 公開講座2009後期
アートの力!2009 -研究成果発表-
2009.12.12(土)13:00〜15:30
申し込み方法など、くわしくはこちらへ。
2009年10月08日
今日は休講
やはり台風の影響で今日は休講。前期に続いて、またスケジュールを組み直さねばならず、学生にも負担がかかってしまう。
午前7時の警報解除は無理だと思っていたので午前中の授業は諦めていたが、午前10時の警報解除もわずか1分差で午後の授業が休講になってしまった。雨も上がり始めていて晴れ間も見えていたため、できれば開講したかった。
思いがけず出来てしまった時間を、これから有効に使おう。
2009年10月05日
人体表現研究室、後期日程始動
SVPから戻って、あっという間に一週間がたっているが、先週は帰国直後から人体表現研究室の課外授業に、平常授業にとフル回転だった。SVP関連エントリーも、まだ少し残っているので、数日のうちに完結させたい。
29日火曜日は、人体表現研究室後期日程の第1回だった。女性モデル。

20分。木炭紙大のクロッキーブックにペンとインク。

10分。鉛筆。

こちらは9月中旬に高大連携授業で制作したもの。夏休み中は大学が休みなため、しばらくクロッキーが出来ないでいた。この時、およそ一ヶ月ぶり。
何枚描いても、毎回毎回うまくいくわけではない。常に課題が見つかり、それを修正していく、そんな繰り返しだ。
後期日程の参加者は、前期よりもさらにやる気にあふれている。こちらもどこまでその熱意に応えられるか。しっかり描いていってほしいと思う。
後期日程にも3回、スペシャルゲストとしてHiroさんが登場します。
2009年09月16日
後期人体表現研究室始動
授業が始まると一気に忙しさが増してくる。
15日火曜日、午後6時30分から人体表現研究室課外授業の後期ガンダンスを行った。受講出来る学生が限られているので、希望者が多い場合は抽選などで選抜する必要がある。
前期は90名を超える希望者が集まってしまったため、今回は積極的に募集のアナウンスをせず、出来るだけ目立たないデザインにしたチラシを、後期履修登録会場にひっそりと置いてもらった。
ある意味、不親切な募集であったためあまり多くないかなと思っていたら、なんと74名もの学生が集まってきた。イラストレーションクラス以外にも洋画、日本画、CGアニメーションからの参加があり、前期以上にバリエーションのある集まりになった。
ただ、74名全てに受講してもらうことは不可能なので、やむを得ず抽選となった。ごくごくシンプルな方法で、折り畳んだ紙で作ったクジを引いてもらった。その場を盛り上げるために、皆で一斉に開封したのだけど、悲喜こもごも。こればかりはどうしようもない。後期はちょっと多めで49名でスタート。
でも、無事に後期のメンバーも決まり、スケジュールも決定して、充実した内容目指していよいよ始動である。
2009年09月14日
高大連携の出張授業 2
今日はあさから先週と同じ高校へ、高大連携の出張授業に行ってきた。

地下鉄の駅から高校まで行く途中にある川。

朝からカラスが水遊びをしていた。おそらくハシボソガラス。山が近いせいだろうか、町中で見るのは珍しい。

今日はモデルさんに来てもらって、クロッキーの授業。20分1ポーズ、1分ポーズ(10分間)、2分ポーズ(10分間)、10分2ポーズ、最後に1分ポーズで締め。それほど長くない授業時間だったが、充実したポーズ数が描けたと思う。いつものように僕も全てのポーズを描いた。高校生たちも力作ぞろい。
これでひとまず出張が一段落。今週から通常授業が始まります。
2009年09月07日
高大連携の出張授業
今日は朝から京都市内の高校へ、高大連携の出張授業に行ってきた。大学の営業活動の一環で、普段行っている授業の一部を、高校生にも体験してもらうというものだ。今回、訪問したのは美術科高校だったので、良く手が動くし、課題に対する理解も早かったと思う。
2時間続きのスケジュールのなかで、最初に僕の復元の仕事の紹介や、大学内での授業の様子などを説明し、後半ではHiroさんの写真(背中)にトレーシングペーパーを重ねて、筋肉図を描く実習をやってもらった。


黒板に簡単に図示をして、背中のおおまかな筋肉について解説。
最低限の資料しか配っていなかったが、勘がよく完成度の高い筋肉図が多かったと思う。
来週もまた同じ高校で、今度はヌードモデルを使ったクロッキーの授業である。
2009年09月05日
代理出品
大学のマンガ部に頼まれて、こんなものを代理出品。
お好きな方、入札してやってください。
2009年08月10日
昨日は新潟で出張授業
日曜日は新潟美術学園での出張授業のため、午前中に新潟へ移動。関東本部を出る頃はそれほど天気は悪くなかったが、新潟に着くと生憎の雨天だった。湿度が高く非常に蒸し暑い。
午後1時に無事到着。1時30分に授業スタート。最初に講師の先生をモデルに5分間クロッキー。その後20分ほど美術解剖学会で発表した内容をアレンジしたスライドショーを見てもらい、Hiroさんの写真にトレーシングペーパーをかぶせて筋肉図を作成する実習をやってもらった。少ない資料で、説明も最低限しかしていないので、高校生たちはかなり苦戦していた。質問をしてくる積極的な生徒も少ない、というかほとんどいなかったのは、少し残念。最後に5分間クロッキーを再びやって、約2時間に渡る模擬授業を終了した。
10分休憩の後、簡単な講評と、入試課職員による大学案内の説明。授業内容は学園の先生方にも好評で、ほっと一安心。
この日が最終日の個展会場。

図面を見て予想していたよりも、ゆったりしていた。アケボノゾウを学外に展示したのは、これが初めてのこと。今月、22、23日にはホネホネサミットでも展示予定。

この日は新潟市の花火大会ということで、園長先生の住むマンションの屋上から、花火を楽しむことに。

ときおり小雨の降る天気だったが、ビールを飲みながら、久しぶりの花火を堪能することができた。

地震と大雨で遅れが出ているかと心配したが、問題なく上越新幹線の終電で帰り着くことが出来た。
とりあえず、この夏のイベントは一段落。後半にはホネホネサミットが控えているが、ちょっとゆっくりしたいところだが、ようやく自分の絵が描ける期間でもある。
展覧会の後片付けも終わっていないので、それほど休むことは出来なさそうだ。
2009年07月15日
人体表現研究室、火曜クロッキー無事終了
約4ヶ月間にわたって毎週火曜日に行ってきた、人体表現研究室での課外授業が無事終了した。今回はエバ風ちらしの画像でもお知らせした通り、Hiroさんによる『下肢編』。

20分1ポーズの男女ダブルを2枚描いた後、Hiroさんによる解説。今回はすべてをHiroさんにお任せしてしまった。

男女の性差もしっかり観察。
かなり駆け足ではあったが、合計3回で全身の筋肉をおおよそ網羅することができた。さらに時間があればより充実した内容になるのだが、これからの課題である。アンケートを参加者にとったところ、大好評といってよい回答が多かった。
後期も希望者が殺到するだろう。どういった選抜をするか、今から頭が痛い。

おまけ。これはなんでしょう?
2009年06月27日
頭骨デッサン 2
ようやくここまで進んだ。

デジカメのホワイトバランスをオートのままで撮影したので、黄色っぽく写っているが極端に黄なりの紙ではない。サイズは38 x 56 cm。

正面向きはほぼ完成している。写真をもとにトレースしているので、実際より少し左右に広がったフォルムになってしまっている。

ディテール。

ディテール。それほど細かく描き込んでいるわけではない。

時間通りにやれと学生にうるさいことを言いながら、授業内に完成することが出来なかった。他の業務もあるので仕方がないのだけど。
合評週間までには完成させなくては。
2009年06月25日
頭骨デッサン 1
学生と同じ課題をこなそうと頭骨デッサンを同じ時間帯に描いていている。とはいえ、他の業務もあるためなかなか進まない。モチーフの頭骨はレプリカではなく、本物を使っている。(学生はレプリカ使用)

この画像はしばらく前のもので、ここまで2時間ほどの作業。今はもう少し進んでいる。アルシュに鉛筆(ステッドラーF〜2B)。
完成したらアップの予定。
2009年06月22日
オープンンキャンパス無事終了。でもクタクタ
昨日の日曜日。朝から生憎の天気で雨。午後から晴れ間が見えてきたけど、今度は蒸し暑くなってきて不快指数が一気に上昇する。
僕の持ち場は人体表現研究室で、1日中缶詰。昼食の弁当もTAさんに取ってきてもらって、研究室内ですませるようなありさま。でも、午前、午後と入ってもらっていたモデルさんのほうがきつかっただろう。
この日は午前中はフリーの見学生を受け入れつつヌードクロッキー会。午後は画塾60名を2クラスに分けて、80分ずつの模擬授業を行った。
内容としては詰め込めるだけ詰め込んだ。最初に20分1ポーズ。5分休憩を挟んで、簡単な美術解剖学講義。その後1分ポーズ(20分間)5分休憩の後、5分1ポーズといったスケジュールだった。休憩は基本的にモデルさんのためのものである。来てくれたが画塾生たちは皆熱心に聞いてくれて、おもしろがってくれたようだ。
他の美術大学では決して受けることの出来ない内容であることは、しっかりアピールしておいた。(でも、他にやっているというところがあったら教えてほしい。)
クロッキー会には、卒業生の現役?(ぴよぴよ)ゲームデザイナーや、かつての高校の教え子で某有名ゲーム会社(京都にある)のデザイナーとその同僚などが参加してくれて、終了後、学生たちに現場の話しや就職の話しなどをしてくれた。感謝である。高校で非常勤講師をしていたときは、まさかそんなつながりの人間が出来るとは思っていなかったが、縁とは不思議なものである。
夕方、片付けを終えて、卒業生たちと約束していたキャッチボール。涼しくなったとはいえ、蒸し風呂のような湿度。汗だくになる。着替えとタオルを持ってきていて正解。その後、山科へ行って飲み会。

名物の出し巻き卵。特大です。
クタクタになったけど、楽しく充実した1日だった。
2009年06月20日
明日はオープンキャンパス 2
直前になってしまったが、明日は成安造形大学の今年度2回目のオープンキャンパス。

木曜日にはすでにほぼ準備が終わっており、メイン会場はこんな感じ。

SIGN EXPOが19日までだっため、タイミング良く特大プリントを借り受けることが出来た。図書館の前に設置。

窓に映る姿が、まるで群れのよう。

樋があるため、どうしても皺が出来てしまったが、なかなかの迫力です。
オープンキャンパス中、僕は人体表現研究室に丸一日缶詰の予定です。
2009年06月09日
Hiroさんとの美術解剖学講義『上肢』(画像追加)
今日の火曜クロッキーは、Hiroさんとの美術解剖学講義の2回目。部位は『上肢』。上肢とは肩、腕、手のこと。人間の手は極めて繊細で複雑な動きが出来るため、その構造も複雑である。肩から手に行くに従って、筋肉と骨の数も増え、これらを覚えるだけでも一苦労である。今日は、僕も直前まで予習に余念がなかった。
最初は肩ならしに、20分1ポーズと10分2ポーズのクロッキー。この日も男女ダブルポーズだったので、描ききることは難しかったが、気持ちよく描くことができた。直前まで解剖図のスケッチをしていたのが良かったのかも。
休憩の後、講義をスタート。まず僕が簡単な図説で大まかな筋肉、骨格の名称と形態を説明。その後、Hiroさんにバトンタッチして動きをともなった筋肉の形態の変化を、いつもどおり自らの体を使って解説してもらった。

大きく、肩を動かしてもらっているところ。

男女で同じポーズをとってもらい、性差の違いを再現してもらった。筋肉の構成は同じだが、それぞれのバランスの違いが、これだけ大きな差を生み出している。
火曜クロッキーもおよそ半分のスケジュールを消化してきたが、少し学生の意欲が下がってきているように感じる。特に今日は男女ダブルポーズが描けて、Hiroさんの体を張った解説を聞ける特別な日である。僕も予習をし、大量の配布用プリントをTAさんに準備してもらい講義に臨んでいる。当たり前にヌードモデルが描けて、美術解剖学の講義が受けられると思ってもらっては困るのだよな。
次からは、もっと緊張感のある内容になるよう進めて行きたい。

20分。木炭紙大のクロッキーブックにチャコールペンシル。

10分。水性ボールペン。

10分。水性ボールペン。
ダブルポーズは、やはり時間的に難しい。
2009年06月05日
Hiroさんと打ち合せ
金曜日は授業のない日。家で雑事を済ませ、大学に少し顔をだして、ちょっと遅めの午後に京都駅でHiroさんと、来週の人体表現研究室の講義について打ち合せ。人間の身体のなかでも非常に複雑な機能を持っている「上肢」についてなので、今回はHiroさんが中心になっての講義になる予定だ。問題は小さく複雑な筋が多いため、大勢の学生に伝えるには、相当の工夫が必要なことだ。今回はそれほど大掛かりなことは出来ないが、将来的にはモニターやカメラを使った講義が実現出来ればと思っている。

打ち合せ中、Hiroさんに簡単なレクチャーを受けているところ。
火曜日までに、僕も解剖図のスケッチを描いて準備していく予定である。打ち合せの雑談のなかで、様々な面白いアイデアが飛び出した。どれもが大変なエネルギーと労力が必要だが、実現可能で、非常に大きな意義のあるものばかりだ。
どれだけ多くの人を巻き込めるかも重要な要素だろう。
現在の「人体表現研究室」はささやかではあるが、大きな目標に向かって一歩を踏み出していると思う。
実現出来ると信じて、進めて行きます。
明日は、久しぶりに新宿ミネラルフェアに顔を出す予定。今週末は関東本部です。
2009年06月01日
銅版画で異臭騒ぎ
今日は昼過ぎまで家で仕事をしてから、大学へ。

新たに注文した銅板にプレートマークをつけて磨き、そしてグランドを引くところまで一気にやってしまった。前回頼んだ銅板に比べると、ほぼ倍の大きさである。これほど大きい銅版画をつくるのは実は初めてである。
大きさはそれぞれ、410 x 660 mm と500 x 660 mm。本職の人にしてみたらそれほど大きなサイズではないだろう。
月曜日の版画工房は授業があるため、作業はずっと自分の研究室で行ったのだが、液体グランドも溶剤であるリグロイン(ベンジン)も結構臭いが強いため、僕の研究室にはその臭気が充満してしまっていた。絵の具や溶剤などの臭いはもともと好きな方なので、なにも気にせず作業を続けていると、同僚の先生が業務のことで訪ねてきて、研究室のドアを開けたまましばし立ち話。当然ではあるが、部屋に充満していた臭気が廊下へ漏れだし、他の研究室にも流れていくことに。イラストレーションクラスの先生は、僕が銅版画を作ったり、油彩を描くことを知っているので、特に気にしないのだけど、映像系の先生方の間で何事かと大騒ぎになってしまったらしい(というのもその直後、版画工房にいたため)。
貧弱な換気システムのせいもあるが、次からはもうちょっと気を使おう。
明日から、刻み始めます。
2009年05月31日
公開講座無事終了

土曜日の一般向け公開講座は無事終了。学生以外に講義をしたのは、ほとんど初めての経験だった。内容としては、いつもの授業とほぼ同じだったが、途中30分使って簡単な美術解剖学の講義を行った。
最初に断ったのは、この講座に参加してもらっても、すぐに人体の絵が描けるようになるわけではないですよ、ということ。これは本当のことで、いきなり人体の構造を意識して描きましょうといっても、目の前にいるモデルの肉体が透けて見えるわけではない。
途中、質疑応答の時間をとったのだけど、それほど活発に質問は出なかった。戸惑いの方が大きいと言うのが、正直なところだったかもしれない。
それでもクロッキー自体は楽しんでもらえたようで良かった。
ただ、自分自身振り返ってみると、こういった講座は気を使うことが多くて、もうひとつ集中できない。いつも通り、僕も全てのポーズを描いたのだけど、モデルとのびりびりするような緊張感を保つことが出来なかった。
今年は何回か個人でモデルさんに来てもらって、描く機会を持とうと思っている。
自分の作品を作るため、もう一度自分を追い込む必要があると感じている。生活も規則正しいものにしなくては。
2009年05月29日
芸文センター公開講座
明日は成安造形大学付属芸術文化交流センター主催の公開講座の日である。僕が担当になっていて、一般の参加者相手に『美術解剖学を応用したヌードクロッキー』を行うことになっている。
基本的には通常の授業の内容とほぼ同じことをする予定だ。ヌードクロッキーということで、ヌードを描いたことのある経験者を参加条件にしているのだけど、内容的にはそれほどやさしいものではないと思う。
楽しんでもらえれば良いが、頭を悩ませてもらうことも意図している。
僕もいつもと違った雰囲気を味わえると思うので楽しみだ。

2009年05月28日
授業再開
昨日27日から、授業再開。欠席者もほとんどなく、体調を崩している学生は見当たらなかった。
一週間ぶりのクロッキーではあるが、待ち遠しかった。
そして、人体表現研究室にニューカマーがやってきた。

女性の全身骨格模型。非常に背が高い。

組み立て前の頭蓋骨。
これまであった男性骨格模型が小柄なタイプだったので長身が際立つ。
これで骨格の性差についても解説することができる。ちゃくちゃくと資料が充実してきている。これかの人体表現研究室がますます楽しみだ。
2009年05月22日
休講中
今日は休講中に教授会。教職員は休みではないので、粛々と日常業務は行われている。でも、授業がないとリズムがとりにくいというか、平日に学生がいないとゴーストタウンのようだ。
普段、学生たちと接することでエネルギーをもらっているのだろう。時間ができて自分の制作や仕事に専念することはできるが、声や音の少ない学内は異様な雰囲気である。
夕方、楽しみにしていた特別授業があったのだけど、それも延期になってしまった。
これ以上、事態が悪くならなければ良いが。来週水曜日から、平素の状態にもどる予定である。
2009年05月20日
成安造形大学も休講
今朝、滋賀県大津市内で新型インフルエンザの感染者を確認の報道があり、どうなることかと思いながら授業をしていたのだけど、夕方ついに一週間休講ということになった。
来週火曜日まで学生は登校禁止、外出自粛である。木曜日の授業も一週ずれてしまうので、急遽モデル事務所へ連絡。モデルの手配もやり直してもらっている。26日の人体表現研究室の火曜クロッキーは中止になってしまった。夏休みが短縮するなどの影響も出てきそうだ。
ネットショップでも、近くの薬局でも、マスクは入手出来ない状況が続いている。
教職員は通常の業務があるので休みではない。個人的に大学の研究室を使えなくなるのは困るので、授業のない時間は自分の制作に専念できる。これを機会に一気に進めてしまおう。
人体表現研究室、火曜クロッキー第四回
無事、四回目も終了。今回は男性モデルで、ポースのセットと講義の仕切りは同僚の先生。
先週の成果が上手く反映されれば良いのだけど、学生にはまだすこし難しいようだ。しっかりと予習復習をしてほしいところ。筋肉と骨格の名前や位置がほとんど頭にはいっていないようだ。次回の解剖学の講義までには、基本的な部分だけでも分かっておいてほしい。そうでないと説明自体が非常に難しくなってしまう。
僕自身も勉強中であり、学生と同じ教材でトレーニングをしている。

先週のHiroさんの写真を使って、筋肉図の作成。教材として使用するためのものだ。ここからどんどんブラッシュアップさせて、より精度の高いものにしていかなくては。
将来的には、美術解剖学の教科書や参考書の出版に繋げていきたいと思っている。
2009年05月18日
あまりに残念
人体表現研究室は僕が責任を持って管理しているが、他クラスが使用することもある。
16日の土曜日は他クラスが、夕方までクロッキーの授業で使うことになっていた。以前にも書いたと思うが、僕の授業ではイーゼル等の片付けを徹底している。皆で使う場所だからこそ、常に綺麗に保ち、気持ちよく制作できる環境を整えることが必須である。
何が「あまりに残念」だったかというと、土曜日に博物館の帰りに研究室に寄ったところ、イーゼルの片付けがひどい状態だったのである。

がたがた。なぜ、こんなに簡単なことがまともにできないのか。担当教官もきちんと指導しないのか。
イーゼルもきちんと並べられないようでは、丁寧で質の高い制作など望むべくもない。
まさか、トラテープからはみ出すようなことになるとは、思ってもいなかった。
2009年05月15日
人体表現研究室、通常授業
水曜と木曜は通常の授業。午前中が1年生、午後が2年生で、計4クラス100名近くを相手に、毎週授業を行っている。午前中はモデルを描く以外にほとんど時間がとれないので、美術解剖学に関する講義はほとんど出来ないが、午後の授業では2時間ほどかけて骨格と筋肉について、部位を絞って実習を行っている。
今週は背中の筋。火曜日に撮影させてもらったHiroさんの写真を使い、トレーシングペーパーを重ねて、そこに推測される筋肉図を描き込んでいく。

腕を下げた通常の状態と、腕を大きく上げた状態で、どれだけ筋肉の状態が変わるかを説明。肩甲骨の動きに伴って、その表情は一変する。
参考資料としているのは、次の二冊。
amazonだとどちらも今入手しにくそう。
検索していてみつけたこれを、早速注文。
学生にはかなり難しいことを要求している。でも、授業をしていて一番勉強になっているのは僕かもしれない。

大階段から望む琵琶湖。この景色の良さも成安造形大学の魅力のひとつだ。最近は定期的にキャッチボールをしているので、かなり肩も出来上がってきました。
2009年05月13日
人体表現研究室、火曜クロッキー第三回
前回のエントリーで予告した通り、モデルのHiroさんにも加わってもらって、筋肉の機能を中心に美術解剖学講義を行った。火曜クロッキー三回目にしてのスペシャルナイト。僕が人体表現研究室を作った大きな目的は、実技を伴った美術解剖学講義の実践である。ただ知識を詰め込むだけでなく、手で描くこと、考えること、そして実際に人間の体で観察することができること、それが合わさって初めて実践的なスキルを身につけることができると考えている。
今、それらの要素を揃えて講義を行うことができるのは、美術大学の中でも成安造形大学だけだろう。(他にこのような講義をしている大学があったら教えてください。少なくとも僕が学生のとき東京芸大では行われていませんでした。)
この日のモデルは先述したHiroさんと咲生さんの男女ダブル。講義の前にウォーミングアップにダブルポーズ8分を3本行った。


僕の位置からだと、重なり合う部分が多くてほとんど女性モデルしか描けなかった。でもダブルは難しい。


こちらは逆にほとんど男性モデルしか見えなかった。なので女性モデルを描くことは諦めて、男性モデルに集中して描いた。
クロッキーの後、休憩を挟んでメインの講義に。今回は、胸部、腹部、肩、背中といった体幹部分について。

写真用の照明でライティングし、より筋肉のレリーフが分かるようにしている。Hiroさんに1分ほどポーズをとってもらい、背中の部分をスケッチしているところ。
背中は腕の動きや姿勢によって、様々にその表情を変える難しい部分のひとつである。

徐々に腕を上げていってもらい、それに伴う背中のレリーフの変化を見せてもらっているところ。それぞれのポーズで1分ずつ静止してもらい、学生はそのひとつひとつのポーズを描いていく。
肩甲棘の部分に線のような痕があるのは、肩甲骨の動きがよく分かるように、僕がチョークで印をつけたため。
腕の位置により、その角度が変化していくことがよく分かる。

男女の違いもわかるように、同じポースをとってもらっているところ。

Hiroさんが大きく息を吸い込んで腹部を限界まで引っ込めたところ。この状態を30秒保持することを繰り返すことで、腹横筋を鍛えることができる。お腹を引っ込めるには、腹筋運動をするよりもはるかに効果的らしい(ですよ、ニヤゾフさん)。
体脂肪率9%。無駄な贅肉がまったくない。脇腹の前鋸筋もはっきりと観察することができる。
僕の知識は、まだまだHiroさんには遠くおよばないが、もっと勉強してスムーズな講義を行えるようになっていきたい。


講義の後の5分ポーズ。5分でダブルはほんとうにきつい。

10分ポーズ。
Hiroさん、咲生さん、協力のもとなんとか無事に終えることが出来た。まだまだ進行もスムーズでないし、僕の知識も中途半端だ。次回の講義に向けて精進あるのみである。
2009年05月12日
人体表現研究室、予習
明日の火曜日は連休明け初めての「人体表現研究室、火曜クロッキー」の日である。今回はクロッキーだけでなく、モデルのHiroさんにも加わってもらって、美術解剖学的にも突っ込んだ内容を講義することになっている。そのためにも予習が重要。連休中から時間があれば解剖学書のページを開いてイメージトレーニングを続けていた。
そこで今日は、ぼおっとした頭ながらスケッチでさらに予習をしてみた。

Hiroさんの写真をさっとクロッキーして筋肉図を描いてみた。

20分ほどで制作(多分)。トレースしたわけではないので、ずれているところもあると思うが、これをやっておくだけで自分自身の理解が全く違ってくる。

次は背中。

背中はポーズによってどんどんその表情を変化させるので、非常に描くのが難しい部位のひとつだと思う。
まだまだ勉強しなくてはいけないことがたくさんある。学生に教えることで一番勉強になっているのは僕自身だろう。
いくつになっても、知ることは楽しい。
2009年04月29日
研究室の模様替えと大掃除
もろもろの事情から、今年度は研究室を一人で使えることになっている。別に人体表現研究室の管理もあるので、かなりのスペースをコントロールすることができる。研究生を3人抱えているので、彼らにも有効なスペースとして運営していくつもりである。
先週末のオープンキャンパスまで息つく暇もない日々だったので、研究室の整理と片付けができず、酷い状態になっていた。そこで、今週に入ってから思い切って模様替えと大掃除を行ったわけである。

とても気持ちのよい空間になった。

机をひとつ窓に向かって置いてみた。明るい。これで戦闘態勢が整った。GW明けたら、がんがん制作していこう。並行していくつも手がける予定である。
人体表現研究室、火曜クロッキー第二回
昨日は二回目の火曜クロッキー。今回は僕の担当ではないので、ポーズのセットを決めたのは同僚の先生だ。時々、学生にアドバイスする以外は、描く事に専念させてもらった。色々気を使わなくてもよいというのは、やはり気が楽で集中出来る。

この日も大盛況。学生の並び方など、まだ工夫の余地がある。初心者の他クラス学生に対して、どういった指導していくかも、これからの課題。せっかく参加しているのだから、何らかの成果を持ち帰ってほしい。もちろん、イラストレーションクラスの学生には、授業では伝えきれなかったものを得ていってほしい。
学生以上に、僕の方が学ぶ事が多いと実感する講座だ。まだまだ勉強不足である。
2009年04月27日
オープンキャンパスは雨
今年度、第一回のオープンキャンパスは無事終了。
土曜日にかなりはげしく雨が降っていたので、日曜日はからっと晴れると思っていたのだけど、時折晴れ間が見えるもののほとんど雨天だった。風も強く、来場者には厳しい一日だったかも。
大きく引き延ばされたアケボノゾウの展示も好評だった。画面の大きさと、ゾウというモチーフが相まって、多くの人がその迫力に驚いてくれた。
午後からのクロッキー会も、通常の授業とほとんど変わらない進行で終えることが出来た。ヌードを描くのが初めてという高校生にも、楽しんでもらえたようだ。皆、マナー良く熱心に描いてくれていったので、非常に雰囲気のよいクロッキー会にすることができた。
とはいえ、まだまだ学校全体としての来場者数は少ない。次回もクロッキー会、開催です。アケボノゾウも、何らかの形で展示出来ればと思っています。
受験生だけでなく、一般の方の来場も大歓迎です。
次のオープンキャンパスは6月21日です。
2009年04月25日
明日はオープンキャンパス
明日は今年度最初のオープンキャンパス。今日もその準備のために大学に行ってきた。
今回は人体表現研究室、アケボノゾウ復元画プロジェクトと二つの企画の担当なので、かなり大変なことになっている。

人体表現研究室では午後からクロッキー会を行うが、午前中は僕の授業の優秀作品の展示会場として使う事になっていいる。こちらはイーゼルに作品をセットするだけで、すぐに終えることが出来た。
一方、アケボノゾウ復元画プロジェクトの展示は準備するものが多く、夜遅くまでかかってしまった。しかし、そのかいあって非常に良い展示にすることができた。

この壁は原画を中心に、制作プロセスも見せる展示になっている。

向かい合う壁面は、大型出力プリント。

それほど広い会場ではないので、充分な引きがとれないのが惜しいところ。照明も蛍光灯しかなく理想的とは言えない。

使用した資料、文献、僕の関係した書籍、ポートフォリオなどを紹介しているコーナー。

今日、急遽外に置くための看板を描いた。サイズはB2なので、それほど大きくはない。上のアケボノゾウはもちろん、文字も手描きである(文字はトレース)。
明日は天気が回復する事を願って。
2009年04月24日
OC準備-アケボノゾウ復元画プロジェクト展示
今日は朝から定例の教授会、学科会議だった。その後、4月26日(日)に開催される成安造形大学オープンキャンパスの準備を行った。今回はアケボノゾウ復元画プロジェクト展示と、人体表現研究室を担当しているので、作業量がけっこうある。その分、クラス展示の準備は免除してもらっている。

ニューリーから送ってもらったデータをもとに約2.7倍に拡大して、5枚に分割して出力した。どうしても縁取りが出来てしまうので、絵をつなぐために両サイドの縁を研究生にお願いして切り取ってもらった。
写真は、作業のしやすい人体表現研究室の床に広げてみたところ。寝かせていても、その巨大さに驚く。

処理の終わったプリントを展示場所に運んでもらい、壁に貼っていく。固定の仕方は至って簡単で、上下を押しピンで止めているだけだ。ロール紙には強い巻き癖もなく、自重でほぼまっすぐに伸びてくれる。画面の右側から順番に固定していった。

作業は脚立を使って4人掛かり。

手伝ってくれた研究生たちとともに記念撮影。画面の大きさがよく分かると思う。通りがかった学生も、次々と足を止めて見ていく。会場がそれほど広くないので、引きがとれないのが少し残念だが、プロジェクトとしても、展示としても成功と言ってよいだろう。
オープンキャンパスにたくさん訪れてくれると良いのだけど。近くの方で興味のある方は是非。
僕は終日大学に詰めています。
人体表現研究室でのクロッキー会のスケジュールは以下の通り。
10時00分〜13時00分 フリータイム、研究室公開
13時10分〜13時30分(5分4ポーズ)
20分休憩、フリータイム、研究室公開
13時50分〜14時10分(1分20ポーズ)
20分休憩、フリータイム、研究室公開
14時30分〜14時50分(10分2ポーズ)
20分休憩、フリータイム、研究室公開
15時10分〜15時30分(5分4ポーズ)
10分休憩、フリータイム、研究室公開
15時40分〜16時00分(20分1ポーズ)
まだ準備が残っているので、明日も大学へ行かなくては。
2009年04月21日
人体表現研究室、火曜クロッキー第一回
すでに人体表現研究室は稼働しているのだけど、火曜日夜のクロッキー会がいよいよスタートした。課外授業であるが、通常の授業以上に充実した内容である。参加は有志であり、教員もボランティアによるのだけど、今期の参加倍率は約2倍だった。今後定着してくれば、さらに倍率は上がるだろう。嬉しい悲鳴だが、解決しなくてはならないことも多い。

通常、25名で授業を行っている部屋に教員、TAも含めて50名近い人数が集まった。全員がイーゼルを使う事を避け、床に座って描く学生も多くいたので、思ったよりも快適に描く事ができた。
明日には低いタイプのイーゼルが届くし、風呂椅子のような高さのスタッキングスツールが木曜日にはやってくる。工夫次第で、まだ学生を受け入れられそうだ。といっても、前期の登録はすでに締め切っている。
成安造形大学人体表現研究室を人体表現の殿堂とするべく、微力ながら歩んでいきたい。
今週末26日(日)に今年度最初のオープンキャンパスが開催されます。人体表現研究室の対外的な初お披露目の日でもあります。興味のある方、近くの方は、是非お立寄りいただければと思います。
2009年04月18日
人体表現研究室、さらに改装
今週は授業をしながら、時間が空いたときに人体表現研究室の整備を進めていた。
人体表現研究室へ多くの荷物を移した事で不要になった、僕の研究室のキャビネットを移動して、一気に収納量が上がった。

余っていたパーティションも活用する事が出来て、空間を有効に使う事ができた。

パーティションの幅が広がったので、ガラスキャビネットを追加したくなってきた。でも、予算もないので今は我慢。作品やポスターを展示するなどして工夫しよう。パーティションの色がいかにも事務的で気に入らない。

研究室に入ると、正面にアケボノゾウが出迎えてくれる。
使いながら、工夫していこう。次の課題はライティングかな。
2009年04月16日
授業本格スタート
水曜日から授業が本格的にスタート。
僕自身、ヌードモデルを描くのは3ヶ月ぶり。飢えた渇きを癒すように描きまくった。
午前中は、5分4ポーズ、1分20ポーズの2セット。午後は1分20ポーズ、5分4ポーズ、1分20ポーズ、10分2ポーズの4セット。1日70枚、2日で140枚。さすがにくたくたになる。
授業のある水曜、木曜は、ほかのことはほとんどできなくなってしまう。
人体表現研究室の準備ともあいまって、かなり疲労がたまっている。どこかでリフレッシュしないと。
2009年04月15日
人体表現研究室、ガイダンス
人体表現研究室、ついに始動。まだ完全ではないが、什器の設置、標本の搬入等はほぼ終わった。

鍵付きキャビネット、作業スペース、本棚。

本物の骨格標本をディスプレイしているので、鍵は必須である。

もう一つのディスプレイスペース。こちらのキャビネットは鍵がかからないので、主に骨格レプリカを展示している。ただし、レプリカといっても、安いものではない。充分に注意して管理する必要がある。

左のキャビネットには、人種別に男女の頭骨。上から、アジア人、アフリカ系アメリカ人、ヨーロッパ人。右はゴリラ、オランウータン、チンパンジー、そしてフィギュア。
夕方までに、これらの設置、掃除を終えて、午後6時30分からいよいよガイダンス。
イラストレーションクラス79名、他クラスから13名という、大人数が集まった。学内でもっとも広い部類に入るアトリエだが、すし詰め状態である。
まず、最初に集まった全員が、火曜日夜の課外授業に参加出来ない事を説明。この人数では、とてもではないがモデルを囲んでクロッキーすることはできない。イラストレーションクラスにはメールで事前にアンケートをとっており、その回答をもとにメンバーを決めることにしていた。ガイダンスの前半で、登録メンバーを発表。ただ、その中の4名ほどがガイダンスを無断欠席したので、それらの学生は容赦なく登録拒否。もったいない。事前に連絡を受けていれば対応のしようはあったのに、無断で休まれてはどうすることもできない。
全12回を予定しているが、全てに休まず参加することが条件の一つだ。あくまでも課外授業であり単位にはならないが、ただ自由に描くだけのクロッキー会なら大学でなくても出来る(お金はかかるけど)。大学である以上、高度な教育的内容を含んでいる必要がある。僕にとっても時間外でありボランティアだが、手を抜く事なく本気でやるつもりだ。
他クラスの学生は、その場で意思を聞いたところ、全員が強い意欲を示したので13名全員を受け入れることにした。総勢43名。これまで経験した事のない人数だ。
現在、強い意欲を持っていても、欠席が多くなってしまっては元も子もない。その場合は、次回からの登録は出来なくなる旨を伝えた。多くの学生が集まってくれて嬉しい悲鳴ではあるが、非常に競争率の高い課外授業になってしまった。
来年度からは、全学的な動きになる事を目指しており、予算もきちんとつけてもらう方向で考えている。学内だけとはいえ、これだけのニーズがあるのだ。
一つ、残念だったのは、洋画、日本画、彫刻などの造形美術科からの参加希望がひとりもいなかったことだ。うまく教員から伝わっていなかったのか、学生に興味をもってもらえなかったのか。
これからの課題だ。
とはいえ走り出した。試行錯誤しながら、ベストの方法を探っていこう。
2009年04月14日
人体表現研究室、IKEAで空間作り
月曜日は什器設置の続き。

ガラスものが多いので、研究生と協力して慎重に組み立てていった。このガラスで出来たキャビネット、一つ7000円もしない激安もの。組み立ててみると、とてもしっかりしており機能的にも充分。

中に入れるコレクションは、火曜日に研究室から運び込む予定。ほとんどが僕の個人コレクション。

こちらのキャビネットは、鍵がかかるさらにしっかりしたもの。頭骨の標本を入れてみた。

本棚。となりのイーゼルの位置はまだ未確定。

まだ片付いていないが、全体はこんな感じ。

2ヶ月後ぐらいに、女性の全身骨格も届く予定。さらに標本も充実させていきたい。図書資料もまだまだだ。
2009年04月13日
IKEAへ買い出し
日曜日は朝から大阪鶴橋のIKEAまで買い出し。自分の車ではとても運べない量なので、トヨレンでハイエースを借り、研究生2人とともに出かけた。

日曜日で朝早かったこともあり、道も空いていてスムーズに行くことが出来た。しかし、大阪の道は複雑で分かりづらい。カーナビがなければ、たどり着けたかどうかも怪しい。

前の写真とともにダイナミックな風景。なみはや大橋は船の航路を確保するため大きく空へ迂回している。運転しているとジェットコースターに乗っているような気分になってくる。ちなみにジェットコースターは怖くて駄目です。
買い出しの目的は、人体表現研究室の家具や什器を揃えるためである。そのため、買ったアイテムはかなりの量になってしまった。でも全て予算内におさめることができた。IKEAで買い物をしていると、他と比べれば充分に安いものでも、高く感じてしまう事が多々ある。店にとっていい事なのか悪い事なのか。一方、再び訪れる事がなかなか難しいので、ついつい多めに買ってしまう。

途中のPAで出会ったルノー5GTT。かつての愛車である。懐かしくて見入ってしまった。暖かい季節になると、ボンネットを開けて冷却する必要が出てくることがある。エンジンルームを覗くと、よくオリジナルが保たれている。ホイールも純正のままだ。バンパーに割れや欠けもなく、非常に状態の良いGTTだと思う。車齢は20年近いだろう。

5時すぎに、無事予定通り大学に到着。早速荷下ろしをし、組み立ての簡単なものから開梱して組み立てていく。レンタカーを帰す時間が近づいてきたので、作業を途中で終えてこの日はおしまい。月曜日は授業で使う予定がないので、片付けもそこそこに大学を後にした。
これは余談だが、作業中ずっと気になっていたのが、イーゼルの片付け方。

土曜日は僕が担当しない他クラスの授業があったのだけど、イーゼルの片付け方が汚い。向きもばらばら、角度もまちまち。わずか30台ほどのイーゼルを、どうしてきちんと片付けられないのか。こういったことが気にならないようでは、神経の行き届いた絵を描くことは出来ない。僕の授業では、片付けをもっと徹底していこう。
自戒もこめて、人体表現研究室の整理整頓を心がけねば。心地よく、そして緊張感のある、そんな空間を目指したい。
2009年04月11日
人体表現研究室、アケボノゾウ(プリント)を展示
ニューリーからアケボノゾウのスキャンデータと、ほぼ原画サイズに出力されたプリントが届いた。
さすがにすごい。ちょっと離れると、原画と区別がつかない。表面にテクスチャーがないことが不思議なほどの再現性だ。

殺風景だったパーテーションに貼ってみた。掲示板の色も中途半端で気に入らない。なんとかしたいなあ。

次は何を貼ろうかな。
2009年04月10日
人体表現研究室、モデル控え室
昨日は授業終了後、研究生に手伝ってもらいながら、パーテーションの位置を動かしてモデル控え室をさらに改良した。もともとパーテーションで控え室が作ってあったのだが、扉もなくこころもとないものだったので、この機会にきちんとした部屋をつくった。といっても、余っていたパーテーションの部材を使って作り替えただけである。説明書はなく、パズルのような作業だった。

前日より壁も長く延長している。

収納がまったくない状態なので荷物が整理されていないが、引き戸もついてしっかりした控え室を作ることが出来た。
着々と整備されてきている。これからが楽しみだ。
2009年04月09日
TEM RAY MECHA(USB HUB)
水曜日からいよいよ新年度の授業がスタート。ガイダンスが中心だったので、本格的な授業は来週から。
春休みもほとんど休まずに大学に来ていたが、急に学生が増えてにぎやかになってきた。
そんな暖かな春の日、テム・レイから、もとい学生から時代遅れの素敵なメカをもらった。
それがこれ。

そうあれだ。けっして「よいもの」ではないので、キシリア様には届けなくてもよい。サイド6で、「こんなもの」と投げられるのがおちだ。
と思っていたら。

わざわざこんな記載が。よほど気にしていたらしい。

確かに拡張性は上がるか、いまどき珍しいUSB 1.1。

れっきとしたUSB HUBである。しかし無駄にでかい。中身すっかすかだろうなあ。
ちゃんと使う予定だ。ザクには勝てるはず。
2009年04月07日
人体表現研究室、はじめの一歩
今年度から、成安造形大学人体表現研究室(準備室)がスタートする。準備室としたのは、まだ正式に大学から予算がついたわけではないからだ。今年度はイラストレーションクラスが中心になって運営していくことになっている。どういったことをする研究室かというと、美術解剖学をベースに人体表現の研究をすることを目的にしている。解剖学関係図書の資料、骨格標本、模型等を収蔵し、学生は閲覧できるようにする。また、毎週火曜日の夜間にヌードモデルを呼んで、クロッキーやデッサンを課外授業として行う。そのうち何回かは、スペシャル講座として、Hiroさんとタッグを組んだ講義も予定している。なんとも欲張りでサービス満点な課外授業である。
とはいえ、今のところ週1回しか開催出来ないので、将来的には増やしていきたいと考えている。
といったことからスタートしたのだけど、まだ準備が全然できていなかった。そこで今日は使うことになっているデッサン室の清掃と汚く汚れていた壁の塗装を行った。おそらくここ数年、まったく大掃除をしてなかったであろう空間である。昨年使用しながら気になっていた汚れを、一気に落としてやった。
作業は僕と研究生の3人で行った。

この壁がどうしようもなく汚かった。テープをべたべたと貼ったままになっていて、接着剤が変質してかぴかぴになったまま放置してあるところが多数。それらをスクレイパーで剥がし、時にはシール剥がし、リムーバーを駆使して下地を作っていく。ペンキが飛んでもよいようにきちんと養生をしてから、ローラーを使って白ペンキを塗装していった。

こちらの壁もテープ剥がし。研究生たちの活躍で綺麗に生まれ変わった。

モデルさんが着替えをするスペースも移動して作り直した。より快適なスペースが作れたと思う。実際、使い心地を聞いてみて、改良していこう。


まだ、収納家具や作業スペースが設置出来ていないが、とても綺麗にすることができた。
「美」を追究する場所なのだから、その空間も「美しく」あってほしい。成安造形大学内で、もっとも美しい空間になることを目指している。
僕が撮影したので、僕自身は写っていないが、きちんと一緒に作業していたのである。決して写真ばかり撮っていたわけではないですよ。
新年度、授業の準備
入学式も終わって新年度はスタートしているのだけど、今週から授業が始まる。最初はガイダンスなので、本格的に始まるのは来週からだが、半年分のスケジュールをきちんと決めておかなくてはならない。モデルの手配は済んでいるので、ポーズの流れや回数などを授業をイメージしながら考えていた。
月曜日は朝から健康診断だった。今年から40歳になるということで、バリウムを飲んで胃のレントゲンの撮影もあったが、以前に飲んだ時ほど不快ではなかった。検査結果は後日。
今年度はいろいろと仕掛けていることがあるので、多くの準備をしなくてはならない。
僕が主導で、新しい研究室を立ち上げることになっている。詳細については、近々お知らせ出来ると思います。
2009年04月03日
搬入、アケボノゾウ
来尿日、もとい、金曜日。朝から教授会と学科会議。新理事長、新学長が就任。
会議が長引いて、学内で待ち合わせをしていた小西さんを少し待たせてしまった。
まずは、アケボノゾウ復元画の仕上がりをチェックしてもらう。幸いな事に、とても良い評価をいただいた。ただ、僕自身が気になる部分があったので、直前まで修正を加えた。

完成画像。キャンバス(クレサン社)にアクリル(ゴールデン社)。112 x 194 cm(P120号サイズ)。
以前にもここで紹介したニューリー株式会社へ、出来上がった作品を小西さんとともに運搬。大津から京都府久御山まで車で1時間ほどの行程。

大型スキャナーにセットされた状態。ちょっと多めにつけたテクスチャーが喜ばれる。

なぜか記念撮影。

雑談しているうちに、これもなぜだか某テレビ局の取材を受ける事に。ほぼユニクロの普段着に無精髭、サングラスでカメラの前でしゃべってきた。内容は、どうしてこの会社にスキャンを依頼したのか?どういった利点があるのか?技術的にどこに関心があるのか?デジカメの複写とは何が違うのか?といったこと等々。特に緊張はしなかった。上手く大学の宣伝にもなるとよいのだけど。ひょっとしたらアケボノゾウの画像も番組で流れるかも。詳細が決まり次第お知らせします。
大学に戻ってからは、新入生歓迎の懇親会。

学内のカフェテリア結にて。今年も多い。97名。

アケボノゾウ復元画プロジェクトは2枚目の画面。こちらはちょっと楽な気持ちで進める予定である。
2009年03月31日
番外、アケプロ
3月31日まで、トップに固定します。

うちの研究生が作ってくれました。
こういったことでも楽しまないとね。
2009年03月23日
高大連携出張授業
今日は朝から高大連携の出張授業のため、長野県塩尻市へ。

全く初めての土地。大津を出る時から寒かったが、よりいっそうの肌寒さを感じる。

目的の高校の目の前にあった民家。なんと鉄塔が庭に建っている。ここしかなかったのだろうな。でも、すごい。
高大連携授業は、いろいろとアクシデントもあったが、無事終了。最初は引っ込み思案な生徒たちだったが、終盤にはいろいろと質問もでて、活発な雰囲気だった。
3月末に向かって、いろいろなことが大詰めです。
2009年03月14日
卒業式
相変わらず、更新が遅れがち。12日木曜日は成安造形大学の卒業式だった。

午後から大津プリンスホテルでの開催だったので、午前中に大津税務署で確定申告を済ませてきた。

さすがにイラストレーションクラスは人数が多い。階段の耐加重は大丈夫か?なんて話しをしながら撮影。
クラス別懇談会、謝恩会、二次会と参加して、この日は午前様にならない時間に家に戻ってきた。

帰りがけに京都市内で見つけたラーメン屋。「こっさり」ってなんだ?
入ったわけではないので、いまだに謎である。
2009年03月02日
今日の研究室
今日は昨日とは打って変わって、冷たい空気の寒い一日だった。

骨、増えてます。来年度の研究室運営に欠かせないもの。
六甲昆虫館の標本箱、まこちゃんの表紙に惹かれて買ったブルータスも見える。
2009年02月26日
春休みも関西事務所
昨日の午後、関西事務所へ戻ってきた。アケボノゾウのプロジェクトがあるため、春休みも関西事務所での生活が多くなる。

駅弁を楽しみながら、新幹線で戻ってきた。ゆったりと快適ではあるのだけど、うっかり寝過ごさないように少々緊張しなくてはならない。椅子の質がもうすこしよくなると、もっと良いのだけどなあ。ルノーのシートを見習ってほしい。

おごと温泉駅のホームは高架上にあるので、琵琶湖が一望出来る。
この日は、関西事務所に到着後、すぐに大学へ向かってプロジェクトの準備を行った。
2009年02月12日
成安造形大学進級制作展
昨日は朝から進級制作展の搬入と展示を手伝ってきた。深夜に関西事務所へ到着したばかりだったので、眠かった。会場は大津市歴史博物館である。

会場のある2階のロビーから見えるパノラマはなかなかのもの。

滋賀県は琵琶湖があるため、空が広い。高層建築もなく、気持ちよく開けた空間だ。

学生主体に展示場所を決めていったが、驚くほどスムーズに短時間で展示することができた。僕はほんのお手伝い程度。
『成安造形大学進級制作展』
平成21年2月13日(金)〜2月18日(水)(16日(月)は休館日)
午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)
大津市歴史博物館
〒520-0037 滋賀県大津市御陵町2-3 077-521-2100
3年生の展覧会です。ご高覧いただければ幸いです。
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アカデミアプラトニカ
2009年01月24日
3年生クロッキー対策
今週はすでに合評も終わり、全ての授業のスケジュールは終わっているのだけど、3年生向けにクロッキー対策の特別授業を行った。大学で人体を描く授業が増えたのは僕が赴任した今年度からで、現在の3年生はそれほど多くの枚数を描いていない。そこで、就職活動前に重点的に人体を描く授業を行う事になった。
アニメーションやゲーム制作会社へ就職するためには、ポートフォリオの提出が必須である。また、人体が描ける事が重視されるので、人体クロッキーやデッサンを必ず掲載する必要がある。
21日と22日の午後1時から4時までのスケジュールで、21日は美術解剖学モデルHiroさんにご登場いただき、来年度を見据えた授業を行った。まずは男女によるダブルポースのクロッキー。普段は一人のモデルを描く事がほとんどなので、学生にとっては初めての経験だった。かくいう僕も二度目。10分3ポーズののち、離れて立ってもらい1ポーズ、合計4ポーズを行った。
休憩の後、この日のメインでもある、モデルの身体を使って解説する美術解剖学講座を開いた。僕の得意分野はどちらかというと骨格なので、筋肉については予習をして、Hiroさんに補足してもらいながらの授業になった。
わずか1時間ほどで体幹部分(胸、肩、腹、背中、腰等)をざっと解説。学生たちにとっては初めての事で、大いに刺激になったようだ。その後に行ったダブルポーズのクロッキーでは、より多くの情報をモデルから読み取れるようになったように感じた。僕もまだまだ勉強しなくてはならないが、こういった内容の授業は継続して行っていきたい。

これはHiroさんの写真を使って、僕が勉強のために筋組織を描き込んだもの。フォトショップでレイヤーを作りタブレットで描いてみた。20分ほどで描いたので完璧と言える内容ではないが、これからどんどん枚数を重ねていきたい。
Hiroさんもblogで書かれているが、僕は常にヌードモデルを描ける環境を大学に作りたいと思っている。
まだ、詳しい事は書けないが、実現すれば日本の美術大学で唯一の存在になるはずだ。
現在、少しずつ草の根的に準備しているところである。
ロシアの年間10000枚には及ばなくても、せめて年間1000枚は描けるようにしたい。
2009年01月21日
成安造形大学卒業制作展
火曜日は朝から、卒業制作展の展示のお手伝い。僕は卒業制作の担当にはあたっていないので、1日目は免除してもらって2日目からの参加である。

ところどころ老朽化は目立つが、雰囲気があって趣のある建物。展示室は少し狭く感じるが、天井が高くトップライトが降り注ぐ明るい空間である。写真は2階ロビー。

2日という短い時間のなかで、80名にもなる学生の展示をしていくのは並大抵のことではない。
イラストレーションクラスは表現形態もばらばらで、ただ絵を描けるようにというわけにはいかない。いろいろと苦労が絶えないのも事実である。

僕も持っているTシャツの作者の展示。とても気持ちの良い空間に出来上がっている。

午後5時に全ての作業が終了。解散前に集合したところ。あらためて、凄い人数である。
夕方、研究室に戻って少し制作したが、ほとんど出ずっぱりの1日だった。
本日21日から始まる卒業制作展の日程は下記の通りです。お近くの方、是非お出かけください。
***********
第13回 成安造形大学 卒業制作展
会期:2009年1月21日(水)〜1月25日(日)
時間:9:00〜17:00(最終日は16:00まで)
入場は閉館30分まで
会場:京都市美術館 本館・別館
京都市左京区岡崎円勝寺町124
***********
2009年01月14日
朝から採点、午後から合評
昨日の午後は合評の副担当としてお手伝いだったのだけど、今日は自分の担当授業の採点と合評だった。
午前中は1年生の提出作品を受け取り、その後すぐに採点。午後からは2年生の授業の合評と採点を行った。合評は午後2時から6時までの長丁場。途中2回の休憩をいれたが、ほぼ立ちっ放しでしゃべるため体力的には結構きつい。まず、学生が自作品についてコメント、それを受けて副担当の先生がコメント、そして最後に僕が締めるという段取りだった。
時間をオーバーする事なく、スムーズに終了。明日も同じスケジュールで進めていくことになる。2日間で約100人を採点、そのうち半分の学生は合評もかねるというハードなスケジュールである。
今日はとても嬉しい出来事があった。
先日伺った六甲昆虫館の館長さんから電話があって、このblogの読者の方が店を訪ねてきてくださって、とても盛り上がって楽しかったのですよ、というお礼の内容だった。
そういったきっかけにこのblogが役立ってくれると、続けて来てよかったと思える。
ますます、六甲昆虫館スペシャル(勝手に命名)の作品作りに気合いが入る。
--
マーブル(真ん中の子)里親様が決まりました。おめでとう!

2009年01月08日
長あああああああああああい会議
7日、日中は長い会議だった。
午後1時30分過ぎから始まって、休憩があったとはいえ終わったのは午後7時30分。長い。
おかげで、こんな時間まで仕事をしなくてはならなくなっている。
自分の作品が作れていないとストレスがたまる。復元画の仕事はフラストレーションを感じるばかりで、健康的ではない。
ああ、早く個展のための作品に着手したい。
2008年12月10日
朝からバタバタ
今朝は朝からばたばた。大阪で大きな公共交通機関の乱れがあり、午前中の授業で予定していたモデルさんが来られない事に。先週からの続きで固定ポーズのため、臨時で入ってもらったモデルさんでデッサンを続けるわけにもいかず、急遽クロッキーをすることになった。これも仕方のないこと。
デッサンの続きのモデルさんは、来週の授業の予備日に入ってもらうことになったので、学生もヌードを描く機会が増えて結果オーライかな。
しかし、何とも言えない疲れがどっときてしまった。
自分の作品を作る時間は、ほとんど全くとれない1日だった。
2008年12月07日
美術モデルHiroさん
昨日は、ネットのやりとりがきっかけで知り合った美術モデルのHiroさんが、僕の勤める成安造形大学に遊びにきてくれた。Hiroさんは日本で唯一、おそらく世界的にも珍しい、美術解剖学に精通した美術モデルだ。筋肉の動き、仕組みについては、間違いなく僕よりも詳しい。また、彼はヨーロッパで美術モデルを始めた経験があり、海外の美術教育の状況についても興味深い話しを聞くことが出来た。
やはりヨーロッパでは現在でも人体を描く事は盛んに行われているらしい。もっとも驚いたのはロシアなのだけど、1年間のクロッキーのノルマが10000枚なのである。千ではなく、万である。250日間、大学に通うとすると1日あたり40枚の計算になる。毎日、ヌードモデルが待機して描けるような環境をつくらないと、実現はできないだろう。
昨今、経費削減のあおりを受けて、多くの美術大学でヌードモデルを描く機会が減っていると聞く。これは由々しき問題だ。僕たちは人間だ。人間に興味を持って、人間を描く事は、ごく自然な事だ。その自然な行為が、美術大学から失われていく事に、大きな危機感を感じる。幸い、成安造形大学のイラストレーションクラスでは、人体を描く事の重要性が共通認識としてあり、「もっと充実させたい」という希望も持っている。
Hiroさんのエントリー「成安造形大学 − 再発見しました」のコメント欄の「中部地方の美術モデルです」さんの 書き込みにも驚いた。モデルなんて必要ない、と発言する美術大学の教員がいるとは。
現代アートの中心はいまでも欧米である。その欧米で、盛んに人体を描く事を今でもやっているのである。現代アートだからといって、人体を描いたり作ったりすることを否定していたのでは、彼らと闘っていく事は全く不可能だろう。
最初から負けにいくようなものだ。かつての大戦のように。
僕にとっても、とても良い刺激になった一日だった。Hiroさん、ありがとうございました。
2008年10月27日
週末ー面接、京都画材まつり
土曜日は面接だった。僕のではなく、入学希望者の面接である。もちろん詳しいことは書けないが、希望を持って真剣に話す彼らと対話することは、緊張感のある心地よい時間だった。初めての経験で、僕の方が緊張していたかもしれない。
僕は大学入試で面接を経験したことがない。実技の一発勝負という、実にギャンブル要素の高い入試方法だった。面接をしてみて思ったが、予想以上に良い方法なのかもしれない。持ち込まれた作品を観て、実際に受験生と対話する。短い時間ではあるが、多くのことを知ることができる。
日曜日はあいにくの天気。朝から出かける予定だったがすっかり寝坊してしまった。待ち合わせていた友人からのメールで起きる。幸いなことに、その友人からも遅れる旨のメールだった。向かったのは京都市内にあるみやこめっせ。京都画材まつりに行ってきた。お世話になっている画材メーカーに挨拶をしたり、待ち合わせていた友人にも無事に会うことが出来、様々な方を紹介してもらうことができた。
その後、市内のギャラリーで学生の個展を拝見。帰路についていたところ、急遽電話がかかってきて京都でディナーをすることに。重い荷物を抱えていたのと、待ち合わせの時間までに間があったので、いったん大津の関西事務所へ戻ってから出直すことに。
向かった先は先斗町。何度か散策をしたことはあったが、店に入って食事をするのは初めてである。
会食の相手は、来日していたゴールデン社の会長、マーク・ゴールデン氏とPhillip M. Garrett氏。そして代理店の社員の方と。以前お会いしたのは昨年のことだと思っていたのだけど、blogのエントリーを確認したら2年前のことだった。もうそんなに経つのだなあ。

数々の料理に舌鼓。特別、高いお店というわけではありません。雰囲気のよい日本家屋で、窓から鴨川を一望することができる場所にありました。

マークさんと。

僕以外の3人はお酒が強くて、ついついつられて飲んでしまったため、かなり酔った状態で帰ったのだった。夜の鴨川。なかなか良い雰囲気の写真が撮れた。
週末といっても、ゆっくりするというわけにはいかない、相変わらずの慌ただしい二日間だった。
2008年10月10日
頭骨の復元
大学の助成金を取って、夏前からあるプロジェクトを進めているのだけど、僕の忙しさもあってなかなか思うにまかせない状況である。そんな中、その一環として学生のトレーニングのために、博物館から借りてきた小型のほ乳類(テン)の骨格復元を行っている。このテンは交通事故によって、頭をくだかれてしまっており、頭骨がバラバラになってしまっている。それ以外の部分はきれいなのだが、頭は全くと言ってよいほど原型をとどめていない状態だった。

先週までは、まだほとんどばらばらである。参考にしているのは、猫の頭骨。

これが今週。全貌が見えてきた。


頭骨の全体の形が判別できるところまでは復元できてきた。
粉々になってしまっている骨片も多いので、完全な形にすることはきわめて難しいだろう。古生物でここまで発見されていれば、ほぼ完全と見なされるだろう。
学生たちにも良いトレーニングになっていると思う。でも、うちはイラストレーションクラスなんだよな。ただ、形態に関する感覚を磨くのには、とても良い訓練だと思う。かなり楽しめているようだ。
こんなことやってみたかったら、成安造形大学に是非!とたまには宣伝をしておこうかな。
2008年09月30日
骨格模型をクロッキー
モデルさんが入るのは今週からなので、それまでは学生が持ち回りで着衣モデルをしたり、骨格模型をクロッキーしたりしていた。そのときに描いた骨格模型クロッキーを紹介。クロッキーといっても、相手は動かない骨格模型なので、ポーズ時間も長めである。

それぞれ20分ずつ。

こちらはもう少し長めだったかな。セピアインクとつけペン。このモデル、ちょっと内股なのです。

これは120分かけて、じっくり描いたもの。

こちらはおまけ。使い道は内緒。マトリョーシカスケルトン。アルシュにミリペンと透明水彩。
2008年09月28日
第15回動物を描こう写生大会〜成安造形大学〜
今日は、朝(といっても午前11時)から大学で開催された「第15回動物を描こう写生大会」に参加してきた。
移動動物園が学内にやってきて、近所の子供たち対象に写生大会をするというものだ。

全景はこんな感じ。閑散とした印象に見えるかもしれないが、ピーク時はかなりにぎわっていた。

最初に描いたのがこれ。なんて種か確認してこなかったけど、寝姿がかわいい。ずっとこの姿勢で寝ていた。

早く終わってくれと願っているのか、無関心を決めているのか、ユーモラスな姿でじっとしていた。鉛筆。

コンゴウインコ。じっとしている時もあるのだけど、時折せわしくなく動き回っていた。

左はセピアインクとつけペン。右はパステルとチャコールペンシル。

つがいのコウモリ。描いている最中に気がついたのだけど、母親の方が赤ん坊を抱えていた。

あまり動くとはないので、じっくりと描けた。途中、手の膜の手入れをしたりするのだけど、また元の姿勢に戻ってくれる。鉛筆。

これはポニーかな。ちゃんとチェックしてこなかった。

蹄がひどく伸びている。

パステルとチャコールペンシル。

テグートカゲ。

大きく頭だけ描いてみた。チャコールペンシル。

アンキロサウルス類も驚きの、妊娠したヤギのお腹。時々、中の胎児が動くのが分かった。
天気は曇りでちょっと肌寒かったけど、楽しく描くことが出来た。人間と全く違ったフォルムを持つ動物たちの姿は面白く、そして美しい。子供たちの描いている絵を見るのも楽しかった。ただ、気になったのは、親が一所懸命になるあまり、事細かに子供たちに指示をする姿だった。「あそこは、この色でしょ」とか、パレットにどんどん勝手に色を出していったりとか、「画面いっぱいに入れなさい」とか、普段絵も描いていないだろう人たちが、えらく具体的なことを子供に言っている。子供は言いなりに描くのだけど、楽しくも面白くもないだろう。僕自身はそんな経験をしたことはない。
よく美術教育批判をする人がいるが、こういった親たちによって美術嫌いになっている子供たちも多いのではないだろうか。もちろん、その場では何も言わなかったけど、暗澹たる気分なってしまったのである。
2008年09月18日
後期授業始まる
水曜日から後期授業が始まった。
前期と同じ時間割で、水曜、木曜ともに、午前中が1年生の演習、午後が2年生の実習だ。最初にモデルさんが入るのは10月1日から。なので今日はガイダンスと人体骨格の解剖学的な解説を簡単に行った。この2日間しゃべりっぱなしだったので、けっこう疲れた。普段、ほとんどしゃべらないですむ仕事をしていたので、なれない筋肉とエネルギーを使わなくてはならない。これからは授業をする体力もつけていかないと。
余った時間に、学生に持ち回りで着衣モデルをしてもらって、5分クロッキーを2日合わせて数十枚描いた。
こちらも久しぶりだったので、疲労困憊。夏休みにクロッキーをやらなかったぶん、腕が落ちていた。もっとがんばらないと。
週末もオープンキャンパスなどがあり、しばらく更新が不定期になってしまうかもしれません。
でも、書きたいことはたくさんあるのです。
2008年07月22日
クラス展終了・合評週間・クラス展委員慰労会
週末は移動が多く、とにかく忙しかった。
金曜日の午前中に関西事務所を出て、昼過ぎに関東本部へ到着。諸々の事務処理をこなすことに忙殺される。土曜日は前々回のエントリーで紹介した通り、芸大で開催された美術解剖学会に参加。日曜日には午後1時から4年生クラス展の合評のために、京都の同時代ギャラリーへ新幹線で向かう。京都は猛暑。予定通り、午後1時から3時30分過ぎまで合評。やれやれと思いまったりしていると、いつの間にか学生が会場からいなくなっている。ギャラリーマロニエでの合評を終えて様子をのぞきにきた同僚の先生と、ぽつねんと取り残されてしまったのである。しばらくの間のことだろうと高を括っていたら、いっこうに出品している学生が戻ってくる気配がない。仕方なく1時間以上も当番することになってしまった。様々な事情から、その時間に当番を決めていなかったことは仕方がないが、僕たちが会場につめていたことに対しての礼と詫びがすぐに出てこなかったことに、怒りを覚えた。当番を決めていなかったとか、担当でなかったとか、そんな言い訳はどうでも良くて、「当番してくださってありがとうございました」その一言だけが聞ければ良かったのに。とても残念。
月曜日は祝日に関わらず合評のある日。急遽午前中に代役として入らなくてはならず、担当ではなかったのだけど合評を行ってきた。2年生のカリキュラムだったが、とても残念なことに完成していないものが多すぎた。「実習」では十分に制作できる時間の猶予は与えられている。アルバイトなどがなければ、放課後も夜10時まで制作することができる。なのに3週間かかっても、B1パネル大の絵を完成させることができない学生が多いのである。途中考えすぎたり、方針転換をしたりして、完成まで至らないケースもあるが、僕が見る限り明らかに手数が少なすぎると感じるものが多かった。
学生時代は制作に集中できる貴重な期間である。私立大学ともなれば、学費は決して安くない。設備も積極的になれば、活用することができる。もったいない。中途半端に完成していない状態で合評やコンペに臨むなど、本来なら言語道断である。しかし、授業であれば致し方ない部分もある。それでも、時間内精一杯にやった痕跡を見せてほしい。そんなこんなで、ついつい合評中はきつい言葉が多くなってしまった。
この日は放課後に、クラス展委員の慰労会が企画されていた。午後関西事務所へ急遽戻り、慰労会のための料理の準備。

一つはダッチオーブンを使ったトマトベースのチキンシチュー。いつも作っているやつだ。もうひとつはチキンカレー。体の半分は「カレー」でできていると豪語する「加齢臭のする男」もとい「カレー臭のする男」守亜くんに送ってもらった秘伝のスパイスを使用した一品。ちょっと時間が足らなくて、タマネギを長時間いためることができなかったが、とても好評でおいしいカレーを作ることが出来た。感謝。
小品も一点仕上げたし、よく働いた一日だった。自画自賛!
2008年07月11日
前期の授業が終了
終了といっても正確には合評週間が残っているのでまだなのだけど、合評のない1年生には作品を提出してもらい、成績もつけてしまった。また、現在開催している4年生のクラス展も採点しなくてはならないので、水曜日は会議の後、京都の会場を回ってきたのである。
僕自身、前期授業では学生にまじって、かなりの枚数を描いた。結果的にクロッキーブックは10冊を超えることになった。これはいい勉強だった。そして、まだまだ未熟な部分が多いことにも気づかされた。毎回必死の思いで、集中して描いていた。どれだけ枚数を重ねたところで、簡単に描けるようなものではない。
授業の最後に固定ポーズで描いたデッサンを紹介しよう。

2週間、4ポーズ固定(1ポーズは20分)。76 x 56cm。向かって左側のお尻と太ももの関係がおかしく、極端に足が長くなってしまっている。大きなミスのある1枚。

これも2週間、4ポーズ固定(1ポーズは20分)。76 x 56cm。柔らかなとても女性らしいシルエットのモデルさんだった。背中の微妙に移り変わる起伏を描くことに苦心した。時間も足りず、満足できる結果とは言えない。

3週間、11ポーズ固定。103 x 73cm。男性ヌードモデルと全身骨格模型を同一の画面に構成する課題。モデルさんのポーズ中は、学生と同じように描いていたのだけど、それ以外の時間は雑務やほかの仕事に追われることも多く、目一杯時間をかけて描くことができなかった。そのため未完成である(と言い訳ばかり)。

3週間、11ポーズ固定。76 x 56cm。時間切れを恐れて、学生よりもサイズの小さな紙に人物を入れる構図にした。それでも十分とは言えない描き込みに終始してしまった。
まだまだ修行が足らない。さらに研鑽を積まなければ。
今回、初めて大学生と接したのだけど、小中高での美術体験の少なさを実感するような出来事も多かった。美術大学でありながら、高校までにヌードクロッキーを経験したことのない学生が大多数であり、クロッキーすらも未体験という学生も少なからずいた。でも、皆真剣に集中して描いていたと思う。
ただ、こちらが当然だと思って使っている言葉が通じないのには困ってしまった。「来週からは固定ポーズです。合計4ポーズやりますから、B2のパネルに画用紙を水張りしてきてください。デッサンを描きます。」と伝えてあったのだけど、いざその週になって授業を始めようとすると「4枚描くのですか?」「画面を4つにきって、4ポーズ描くのですか?」といった、とんちんかんな質問が次々に出てきたので、大声で怒ったことがあった。説明したときにすぐ質問があれば、丁寧に説明し直して答えるが、一週間もたってからそういった発言が多かったので、これには頭にきてしまった。これは専門的なことを理解しているかどうかというよりも、単純に話を聞いていたか、真っ当な国語力があるか、といったたぐいの問題であるがほとほとあきれてしまったのである。
構内の売店に「絵の描けるペンをください」と言ってくる学生もいるらしく、こちらの予想を大きく超えて斜め後ろからやってくるような珍問答に苦慮することも多い。
後期では誤解のないよう、さらに説明を工夫することが必要だろう。そんなことに気を使うことがなければ良いいのだけど、そうも言っていられない。まだまだあらゆる点で修行が足りないのである。
2008年07月07日
成安造形大学イラストレーションクラス4年生展2008・搬入と展示
昨日の日曜日は、夕方から成安造形大学イラストレーションクラス4年生展2008の展示と搬入。昼間は研究室で、前日の続きの制作を行った。夕方になっても京都市内は、うだるような暑さで搬入を待つ学生たちの顔には既に疲労の色が見え隠れしていた。前日まで制作におわれていただろうから、それも無理はない。商店街の一角にあるギャラリーは、外観もとてもおしゃれで良い場所にあるが、搬入を待つ集団は異様な雰囲気をかもしだしていた。

搬入前に、VWバスのクレープ屋さんで、少し腹ごしらえ。前の展覧会の搬出があるため、結局搬入が始められたのは、7時前になってから。集合時間が早すぎた。そんなこんなで、いざ展示に入ってみると学生の動きも、心なしか鈍い。展覧会に不慣れな学生も多く、ただ額を壁に掛けるだけ四苦八苦している。ひもの付け方もバラバラ。何度か教えるが飲み込みが悪い。

古い建物を改装しているため、中央近くに柱があったりと、展示の難しい空間である。展示場所を学生同士が話し合って決めてきてはいたが、実際に作品を置いてみてみないと、本当にベストな場所はわからない。手際の悪さ、こちらの指導力不足も相まって、大幅に時間をオーバーしてしまった。
でも、皆怪我もなく無事に終わってほっとしている。なかなか良い展示になったと思います。お近くにお住まいの方はぜひ。
会期中は2期入れ替え制で、2会場で展示しています。
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前期:2008年7月8日(火)〜13日(日)
後期:2008年7月15日(火)〜20日(日)
会場:ギャラリーマロニエ / 同時代ギャラリー
同時代ギャラリー&コラージュ
地下鉄東西線市役所前下車徒歩6分
京都市中京区三条御幸町南東角1928ビル1階 同時代ギャラリー
Tel 075-256-6155
12:00〜19:00(日曜日は18:00まで)
ギャラリーマロニエ
阪急京都線四条河原町下車徒歩5分
京都市中京区河原町通四条上る塩屋町332
TEL 075-221-0117
12:00〜20:00(日曜日は18:00まで)
2008年06月23日
オープンキャンパス、無事終了
昨日は朝から雨が降ったりやんだりとどんよりした天気。にもかかわらず朝から来場者が多く、終日忙しい一日だった。
4月のオープンキャンパスでは強風のため中止になったバルーンプロジェクトも、雨の合間を縫って奇跡的に成功。

安全のため、ロープをつないで5mほどの上昇だったのだけど、空中を動く様は迫力があった。

建物の間からのぞく気球。
オープンキャンパス終了後に、関西事務所で打ち上げ。すし詰め状態で、おいしいお酒を楽しんだのでした。
2008年06月21日
明日はオープンキャンパス。イラストレーションクラス教員展も開催!
昨日は朝から、日曜日に開催されるオープンキャンパスのための準備と会議に忙殺された。
今回はイラストレーションクラスの教員展も併催するので、その準備にも追われた。この教員展、手前味噌ながら見応えがあります。
出品作家
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田中 真一郎
永江 弘之
まつむら まきお
岸田 保
宝永 たかこ
廣中 薫
MON
小田 隆
(順不同)




僕の展示スペースはこんな感じ。たった数時間の公開ですが、お近くの方はぜひ。

やっと大学の名刺が出来てきた。遅すぎる。




